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【高評価】いつのまにか◯だくさん!?・・・15(彩ちゃんが帰ってきた)(1/2ページ目)

投稿:2025-04-18 21:14:01

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IT社畜◆IBeJZ3k(北海道/20代)
最初の話

私は宮崎といいます。地方国立大卒、地方のIT企業の技術職、社会人3年目の25歳です。学生時代はラグビーをしていて、身長も180センチと体の大きさと頑丈さが取り柄です。大学時代にはじめて彼女ができて、有頂天になっていたら、ラグビーの合宿で離れている間に、彼女の寂しさの相談に乗るフリをして近寄った後…

前回の話

愛美さんは、その後もちょくちょく家に来てくれて、食事や洗濯を手伝ってくれたり、ゆうとの世話をしてくれたり、私の世話をしてくれたりしました。あみさんも、すっかり愛美さんに慣れたようで、もう昔からの母娘のように接しています。そしてそのたびに私は搾り取られています・・・汗。なんか、愛美さん、ウチに来る…

※今回はエロ少な目、すみません・・・。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

その週末、今日は彩ちゃんが帰ってくる日になりました。昼少し前に駅に着いて改札で待っていると、見慣れたかわいい女の子が、私に向かって手を振ってきました。彩ちゃんです。

「おにいちゃん!お迎えありがとう!!」

「彩ちゃんお帰り。元気そうだね。よかった。荷物持つよ。」

「ありがとう!」

彩ちゃんが荷物を私に渡して手ぶらになると、私に正面から抱き着いて頬をスリスリしてきました・・・汗。

「おにいちゃんの匂いだ・・・会いたかった~!」

通行人が、こんなとこでなにイチャついてるんだ、という目で見て避けていきます。

理子さんがいたら、たぶん彩ちゃん、怒られてる場面です・・・。

「あ、彩ちゃん、美人が抱きついてくれるのはすごくうれしいんだけど、ここだと改札の前でちょっと通行人の迷惑になるから、とりあえず車に行こうか。汗」

「あ、ごめんなさい。ありがとう!おにいちゃんに美人って言われちゃった!」

そう言って、今度は腕を絡ませてきて、大きくはないですが弾力のある胸が押し付けられます。ちょっと歩きにくいけど、お迎えの役得と考えてヨシとします・・・汗。

車に着いて、荷物を後部座席のチャイルドシートがないほうの席に置き、彩ちゃんには助手席に乗ってもらいます。

「車、変わったんだね。前の車のほうがかっこよかったのに~。」

「さすがに、子供も増えるからね。ご両親を乗せることもあるだろうし。」

「そっか。あれ?でもチャイルドシートが3つ?そっか、おねえちゃんのトコももうすぐ生まれるからかぁ。今回は間に合わなくて残念~。」

「あはは、家に行ったら、いろいろ説明するよ。」

「うん!この車も前の車より背が高いから微妙に見晴らしいいね。」

「そうだね。大きいから狭い道とか車庫入れとか駐車場は慣れるまで気を使うけど、広い道とか、楽だよ。」

「そうなんだぁ。車に乗せてもらうのもひさしぶり~。」

「彼氏とかに乗せてもらったりしないの?」

「彼氏なんかいないよ?なんかさ、大学に行っても、まわりの男子、おにいちゃんより下なんだもん。」

「あはは、さすがにトシは俺のほうがだいぶ上だよな。」

「そうじゃなくて、レベルがぜんぜん下でさ〜!大学に行ったら、もう少し大人っぽい人もいるかと思ったのに。高校の延長みたい。」

「まぁ、そればっかりは年相応、っていうのあるからなあ。みんな去年まで高校生だったんだからさ。サークルとかしてないの?先輩とかいたらさ、かっこいい人いるかもよ?」

「サークルはやってるよ。大学で仲良くなった友達にさそわれて、天文サークルに入ってみたの。」

「へぇぇ。天文か、すごいね。星見に行ったりするの?」

「まだ、大学の屋上とかで見せてもらうのと、例会とかに出ただけかな。それに、先輩も全然。」

「あらら・・・そっか。それは残念だな。あとは他校との交流とか、他のサークルとの交流とか、かなぁ、あるのかどうか、わかんないけど。」

「どうなんだろ。飲み会だけは多いけど、1年は基本的に飲めないからね〜。なのに、自分たちが酔っ払ったからって、酔ってない1年に絡んでくる先輩とか、少しだけどいてさ、ちょっとうざかったりするの。今は他の女子の先輩が排除してくれてるけど。」

「そっかぁ、俺の時でもマネージャーの子とか、結構ちょっかい出されてたみたいだからなぁ。」

そんな話をしていると、家に着きました。

「ただいまぁ!」

「彩、おかえり。」

「彩、無事に着いたか。時間通りだったのか?」

「うん、出発も到着も定刻だった~。」

「理子はいま授乳中よ。そろそろ終わるんじゃないかな。」

愛美さんがそう話していたので、私も客間に行くと、ちょうどゲップさせているところでした。私が1人受け取って、私、理子さんとあみさんの順で、子供たちを抱っこしてリビングに戻りました。

「おかえり、彩。」

「理子ねぇ、ただいま!うわぁ!あかちゃん・・・が3人?!」

「はじめまして、彩ちゃん。」

「は、はじめまして・・・って、あの、どちらさま・・・?」

「彩のお姉さんのあみだ。」

「倉田あみです。よろしくね。」

「あみさん、って言うんですね。彩です。あみさん、おねえさんだったんだぁ!って、なんで?!」

「みんな、立ってないで座ろうよ。彩も、説明するからさ。お父さんが。」

「え、俺が説明するのか?」

「だって、いろんな意味で、全部知ってるの、お父さんだからね。責任者だよね?途中から、ゆうくんにバトンタッチね。彩も、とりあえず最後まで聞いてね。」

「わ、わかりました・・・。」

「よくわかんないけど・・・はい。」

そして、例によって、お父さんから、昔のできごととあみさんについての説明です。

そして、そのあとを引き継いで、私から、あみさんとの関係と別れ、再会と、姉妹であることがわかって一緒に暮らすことにしたこと、などを説明しました。

「手紙で堕ろすと言われてた子どもがちゃんと生まれてて、こんなに立派な大人になって、俺の前に現れてくれたんだ。俺はもう、感激でな。」

「だからね、お母さんも、あっという間に孫が3人になっちゃったのよ?娘も4人で、若草物語よ?」

「え・・・で、でも、お母さんは、血がつながってないんだよね?」

「お父さんの子なんだから、私の子に決まってるじゃない。何言ってるの。」

「そ、そうなのね・・・。」

「それに、ゆうとはゆうくんの子なのよ?ゆうくんはウチの息子なんだから、やっぱりウチの孫じゃない。ねぇ?」

「彩ちゃん、きっとこんな急に、姉です、って言われても受け入れられないくらいびっくりだと思うの。当の本人の私自身、ホントにびっくりして、お父さんからの話を聞いた最初は、あんぐり口を空けたままだったくらいだったの。」

「亡くなった母からは、父は私が生まれる前に死んだって聞いてたのに、まさか生きてるだけじゃなくて、会うことができるなんて、思ってもみなかったから。」

「しかも、お母さんまで、こんなに受け入れてくれて。私、母方のほうにはもう1人も身内がいなくて、この子と2人だけで生きていくつもりだったのに、みんなが来いって言ってくれて、いま、理子さんと一緒に出産後の里帰り状態をさせてもらってるの。」

「里美は職場で前から知り合いだったみたいだし、あみがはじめて家に来てくれたときにもちょうど来たから会って説明できたんだが、彩には、知らせようにも、こんな話、ちゃんと会って話さないと信じられないと思ってな、帰って来る機会を待ってたんだよ。ごめんな、教えるのが遅くなって。」

「ふぇぇぇ!びっくり!びっくりすぎだよ!!お姉ちゃんが2人だと思ってたら、3人だったなんて!しかも、こんな美人のおねえさんがいたなんて!!」

「それでこのコは、ゆうとくん、だっけ?おにいちゃんの子なのね?!おにいちゃん、こんな美人さんとエッチして子ども作ってたなんて、理子ねえ、大丈夫なの?!」

「あはは、そのヘンはね、あみさんに会う前にゆうくんからちゃんと聞いてたから大丈夫よ。結婚前に、ゆうくんの過去の話、あみさんのことも含めて全部聞いてるから。あみさんとも、その時にどんな気持ちでお付き合いしてたかも含めて、ちゃんと聞いてたよ。誰も悪くないんだよ。」

「そのうえでね、私、病院で初めてあみさんに会ったときから、他人な気がしなかったの。ゆうくんと病院のカフェでのんびりお茶してたらさ、いきなりゆうくんが立ち上がってどっか行ったと思ったら、知らない女の人連れてきてさ。おかしいよね、普通。」

「でも、ちゃんと話を聞かないと、ってすごく思ったの、直観的に。それで、家に連れてきて話をきくことにしたのよ。」

「理子さん、俺が弱ったときもそうだけど、人の心の中を推し量る力がすごいと思うよ。」

「今はね、私もあみさんも出産後だからエッチもできないしさ、2人でゆうくんを満足させてるよ。そのくらい、あみさんとは心が繋がってる気がしてるの。」

「理子さんってば・・・明るい昼間にそんなこと言われると、なんか恥ずかしい・・・」

「宮崎くん、2人同時にしてもらっ・・・」「卓也さん、なにか言った?」

「い、いや、なんでもない、なんでもないよ!」

「そ、それより、そういうわけでな、急に聞かされて彩も戸惑ってると思うんだが、彩にも、受け入れて欲しいんだ。」

「びっくりすぎだけど、こんなきれいなで優しそうなお姉さんができて、嫌なわけないじゃない!理子ねぇもお母さんもすっかり仲が良さそうだし、私が反対する理由なんてどこにもないよ?理子ねぇと雰囲気も似てるから、血がつながってるのも、信じられるよ?」

「彩ちゃん、ありがとう。まだあんまりお互い知らないから、いろいろ彩ちゃんのこと、教えてね。私のことも、なんでも聞いていいから。」

「じゃあじゃあ、あみさん、あみねぇって呼んでいいですか?」

「もちろんいいわよ!私、一人っ子だったから、すごくうれしいわ!彩ちゃんありがとう!」

「ゆうともかわいいね!美人の彩おばちゃんだよ~!あ、双子ちゃんは?ごめん、名前なんだったっけ?」

「さとしとゆりだよ。理科の理につかさでさとし、悠々自適のゆうに理科の理でゆり。2人の名前の組み合わせだよ。」

「さとし~!ゆり~!はじめまして~!美人の彩おばちゃんだよ~!」

「かわいいなぁ・・・。この子たち、みんなおにいちゃんの子なんだもんね?私もおにいちゃんの子、欲しくなっちゃうなぁ・・・」

そう言いながら、上目遣いで私を見てきます。彩ちゃん、お父さんの前なので、やめてください。

「それでね、もう一つ、彩にお願いしたいことがあるの。ゆうとなんだけど、説明するうえで行きがかり上、ゆうくんの子だってこと、家族みんな知ってるんだけど、彩、これは今後ヒミツだからね。ゆうとにも、ゆうくんはおじさんだってことにするから。だから彩も、そのつもりでいてね。」

「これから一緒に暮らしていくことにしたから、ゆうくんをお父さんって呼んでたら、世間的におかしいことになっちゃうでしょ?だから、彩、ゆうとがおおきくなってからも、ゆうとに言っちゃダメだからね。戸籍上も、おじさんなわけだから。」

「ホントのことをを誰がゆうとに伝えるか、今仮に決めちゃいましょうか。あみさんでいいかな?」

「あみさんしかいないでしょ。」「その通りだな。」「そうよね。」

「ありがとう。成人になったとき、今だと高校卒業時がいいのかな?伝える時には、ゆうくんには先に言うからね。いきなりお父さん扱いされても困るだろうから。」

「あはは、そうだね。まぁ、たぶん困ることもないだろうけど。あ、里美さんにも、誰か伝えておいてね。理子さん、お願いできる?」

「うん、わかった。里美がいちばんポロっと言っちゃいそうだからね。クギ刺しておかないと。」

「あはは、確かに・・・」

「そうだ、ついでなんだが、宮崎くんたちが、あみとゆうとも一緒に暮らすから、広いところに引っ越す話をしててな。いま、お父さんたちから、二世帯住宅的な同居の提案をしてるとこなんだ。まだなにも決まってないけどな。」

「ただ、もしそうなったらこっち家にも手をいれるかもしれないから、彩の実家でもあるしな、決めるのは宮崎くんと、理子と、あみだから、気になることがあったら、3人の誰かに言っておいてくれ」

お、お父さん、丸投げしましたね・・・汗。

「わかった~。」

「俺たちから彩に伝えておきたいのは、そんなところかな。彩は、今回なにか予定はあるのか?」

「さとしとゆりに会いたいのが一番だったけど、いる間に、おむつ替えとか、ミルク授乳とか、ちょっとだけ経験させてもらってもいい?ゆうとにもしたいな。あやねぇ、いいかなぁ?」

「人手が増えるのはありがたいわ。それにこういうの、知ってれば難しくはないんだけど、知らないとできないしね。こんな、首も座ってないふにゃふにゃの時期って短いからさ、楽しんでいって。」

「彩ちゃんありがとう。いっぱい遊んであげて。」

「あとは、せっかく新しいお姉さんができたから、あみねぇともいっぱい話したいな。おにいちゃんとのことも、いろいろ聞きたいし。」

「あはは・・・なんでも聞いてね、なんでも話すから、話せる範囲で。笑」

「そこは俺もちょっと聞きたいトコだな・・・ボソボソ・・・」

「卓也さん。あとでちょっと、お話があります。」

「え、愛美、なんか聞こえた?!え、ちょっと、ごめん!愛美ってば!」

「世の中には知らなくてもいい事があるんです。いいですね。」

「ご、ごめん、冗談だってば、すみません!」

・・・お父さん、先日の二世帯住宅の話のときとか、普段はすごくしっかりして威厳があるのに・・・最近、それがちょっと崩れかけてる気がします・・・ドンマイ。

「彩、チビたちの世話をしてみたいのはわかったけど、あとは予定はないの?」

「明日のお昼は、高校時代に仲がよかった加奈ちゃんと会う予定なの。それを除けば、あとは、おにいちゃん成分を補給したいくらいかなぁ。おにいちゃんに、成分注入してほしいなぁ。」

「彩ちゃん・・・・」

「彩ってば・・・」

「せ、成分注入ってなんだ?!み、宮崎くん、まさか・・・彩まで・・」

「また!卓也さん、暴走しないの!前に結婚の許可を得に来てくれた時も、彩、ゆうくんにくっついて甘えてたでしょ?そういうことよ。」

「そ、そうか、ああ、そういえばそうだったな・・・。あの時もおにいちゃんおにいちゃんって、ずいぶん甘えてたもんな。」

「そうそう、そんなヤツ~。姉妹ばっかりだから、おっきいおにいちゃんに甘えるって夢だったんだもん!おにいちゃん、すごくおっきいし・・・。ってかお父さん、いったい何を想像してたの?」

「おっきいって・・・たしかに、いや、な、なんでもない。」

「卓也さん?」

愛美さん、フォローありがとうございます。お父さん・・・たぶんお父さんの想像のほうが当たってる気がします・・・彩ちゃん、さっきもだけど、言葉に気をつけようね・・・汗。

「と、ところで、今日の晩ごはん、どうしましょうか?彩ちゃんも来たし、せっかくだから里美さんたちにも声かけますか?」

「そうね!用事があるかもだけど、連絡してみましょうか。」

「じゃあ私連絡するよ。」

と、理子さんが、アプリで電話をかけました。

「あ、里美、理子だけど、あれ?千葉さん?え?病院?!あ、陣痛来たの?ちょっとまって、みんなで聞くから。」

スピーカーモードにしてくれました。

「千葉さん、いま実家にいて、みんなで聞くから、もう一回話してもらっていい?」

「はい、こんにちは、千葉です。実はさっき、里美さんが陣痛っぽいのがはじまりまして、病院に連れてきたところだったんです。ちょうどお母さんに電話しようとスマホを持ったところで里美さんのスマホに理子さんから電話が来まして。」

「里美は大丈夫なのね?」

「お母さん、はい、大丈夫だと思います。」

「どんな状況なの?」

「ええと、10分くらいの間隔で、張りと痛みが繰り返すようになったので、病院連絡したら、初産だからまだ少し早いかもしれないけど、ベッドにも空きがあるから、来れるなら来てもいいですよ、と言われたので、来たところです。」

「里美さんが移動途中でお母さんに電話をしようとしたんですが、ちょうど痛みが来て電話できなくて、病院に着いてから、じゃあ俺から電話しておくね、って言って、いま連絡しようとしてたところでした。」

「病院では、なんて?」

「まだ大丈夫、すぐには生まれないでしょう、って言われました。半日くらいかかるかも、とも言われました。でもはじめてなので、余裕を持って動きたいと思いまして。」

「そうね。初産だから、思ったより時間がかかるかもだけど、人によっては早い場合もあるらしいし、そこは個人差だから、自分たちが安心できるようにするのが一番だから。千葉さん、早く動いてくれてありがとうね。」

「千葉さん、あのね、今電話したのは、妹の彩が来てるからなの。週末を利用して、ウチの双子を見に来てくれてね。」

「そうだったんですね。里美さんも行きたかったでしょうけど、どちらにしても、今回は無理でしたね。」

「そうね。あと、千葉さん、里美から、お姉ちゃんが増えた話、聞いてる?」

「はい、お父さんの昔の彼女さんとの間のお嬢さんと再会できた、と聞いています。どんな方かまでは、まだ詳しくは聞いてないんですけど。もし可能だったら、お会いしに行きたいと思ってました。」

「そっか、まだ詳しくは聞いてないのね。じゃあ、せっかくだから直接会ったほうがいいと思うの。どっちにしても、生まれたら3~4日で退院だろうから、2人で来るでしょ?その時に会えるから。」

「そうなんですね。身内が増えるって、うれしいですね。私はあんまり親戚付き合いとかがない家庭で育ったので、福島家の身内のまとまり感とか近い距離感とか、すごく羨ましくて、私ももっと混ざりたいので、よろしくお願いします。」

「大丈夫よ、気負わなくても、里美と一緒に行動してたら、気づいたらそうなってると思うわよ?」

「千葉さんだって、お父さんと釣りの話で盛り上がってるじゃない。そのうち、みんなで泊りがけで釣りとか温泉とかに行くっていうのも楽しいかもしれないね。そんなこととか、楽しいこと、考えればいいのよ。」

「そっか、そういうことなんですね。理子さん、ありがとうございます。」

「それじゃ、もし里美の状態が変わったら、私でもいいし、お母さんでもゆうくんでも誰でもいいから、一報入れてくれる?こっちはたぶんいつも一緒にいるから。」

「わかりました。連絡しますね。逆に、私はそれ以外することはないですし。」

「じゃあ、千葉さんも、寝不足にならないように、体に気をつけてね。いい連絡まってま~す」

「はい。それじゃ。」

電話が切れました。

「里美も、いよいよか。4人目の孫かぁ。」

「どんな子かしらね。」

「楽しみ~♪」

「ね。俺も楽しみだよ。」

「会社で会ってたあの里美さんが赤ちゃんのお世話って・・・なんか不思議だわぁ。」

「そういうあみさんだって・・・あの敏腕バリバリの藤原課長が、赤ちゃんにおっぱいあげてる姿とか、同僚が見たら、ひっくりかえるかもしれないですよ?」

「やだ、昔の同僚には絶対言わないでね?!あっそうだ!里美さんにも念押ししておかなくちゃ!」

「藤原課長が俺の子を生んでおっぱいあげてる姿がステキだ、って自慢したい・・・。笑」

「ダメだからね!ゆうくん、そんなことしたら、わかってるわよね?」

「りょ、了解ですっ!どうなるのかは全然わからないけど、ヤバイことだけは伝わってきました・・・。汗」

「あみねぇ、強い・・・」

「んふふ、これでもゆうくんの元上司ですからね。」

「そう、仕事ができて、自分にも他人にも厳しい、若くして課長になった、すごい上司だったんだよ。お客さんからも信頼されてたし。」

「え~!そうなの?こんなに美人で優しそうなのに・・・じゃあ、おにいちゃんが、なにかやらかしてたんじゃないの?」

「そ、そんなことは、、、いや、たしかに、提案書類とか、毎回ダメ出し食らってたんだよ。その指摘もさ、全部、的確でわかりやすくて、ぐうの音も出ないうえに、その指摘を見れば、なぜ、どうだめだったのか、どうすればいいか、わかるんだよ。」

「俺は必死でそれを自分の力にしようと思って頑張ったよ。その甲斐あってか、ダメ出し喰らわずに済んだのは、最後の資料作成のときが初めてでしたよね。」

「あの時、課長に褒められて、飲みに連れて行ってもらえたのはホントにうれしかったんですよ。それに、その時に飲みに連れて行って頂いたおかげで、あの時の人が課長だって気付いたんですから。」

「ゆうくん、あみさんに敬語になっちゃってるよ・・・。笑」

「う・・・だってさ、いま、あのときの藤原課長が目の前に現れた気がしたんだもん・・・。いきなり昔に引き戻された気がしたよ・・・。でも、懐かしいな。」

「そうなんだ・・・おにいちゃん、そんなすごい人がおにいちゃんの子ども、作ってくれたなんて、おにいちゃんもすごいね!」

「そ、そうなのかな、でもね、ほんとに密度の濃い時間だったことは間違いないよ。そして、それがなかったら、俺はいま理子さんとココにいないわけだしね。巡り巡って、俺のすべての今の幸せは、あみさんのおかげなんだよ?」

「そっかぁ。なんか不思議だね。」

「ほんとだな。あみが俺の娘なのがわかったのも、元を正せばそこが起点だしな。彩、ちゃんと前向いて、できる範囲でいいからがんばって暮らしてたら、たとえ途中で辛いことがあっても、最後にはきっといいことに繋がる、って、俺は思ってるよ。」

「そっかぁ。私も、ちょっとずつ、頑張ってみようかな。」

「頑張るのに遅いことなんてないしね。気負いすぎなくてもいいけど、いつもよりほんのちょっと、前に出るところから始めればいいと思うわよ?私も、ゆうくんと出会う前までの反省も含めて、最近はそう思ってるから。」

「私はがむしゃらに頑張って、頑張った結果、掴んだと思ったものが崩れて、途方に暮れてたけど、そんなときに、忘れようとしてた、昔頑張ってたときの残滓が、逆に私を救ってくれた気がするの。」

「あみねえ、それって、おにいちゃんのこと?」

「そうね、だって、ほんっとに忘れようと思ってたんだもん。でも、結局忘れられなかったんだけどね。忘れられなくてよかった、って今は思ってるけど。」

「うわ~、なんかみんな、大人な会話してる~!」

「辛い経験も、頑張ってたんだったら、無駄にはならない、ってことよね。私も、離婚されたけど、今になって思えば、だらだら前の結婚が続かなくてよかった、って心の底から思ってるよ?」

「理子ねぇはさ、最初の結婚の前から離婚してしばらくの時期と、おにいちゃんと知り合ってからと、別人ですか?ってくらい、明るくなったもんね。他の人もそう感じてると思うよ?でも、私、理子ねぇが変わってくれて、すごくうれしいの。」

「え、そうなの?」

「今の理子ねぇにだったら、なんでも相談できそうだもん。ちゃんと、前を向いて生きてる感じがすごくするよ。前はさ、今から思えば、眼の前のことから、ちょっと目を逸らしてるように見えてたよ。自分の決断に自信が持てない、みたいな。」

「そ、そうなんだ・・・彩にまでそう思われてたなんて、ちょっとショックだけど、でも実際、そうだったよね・・・。ほんとに、ゆうくんのおかげなの。だからね!ゆうくん大好き!」

そう言って、理子さんが抱き着いてきました。

「あはは、ありがとう。俺も理子さん、大好きだよ。」と抱きしめ返すと、

「あ~!理子ねぇとおにいちゃんが急にイチャイチャしだした!!私もおにいちゃん大好きなんだからねっ!!」彩ちゃんもそう言って、私に抱き着いてきたので、頭をポンポンしました。「うん、彩ちゃんもありがとう。大好きだよ。」

「わ、私だってゆうくん、好きなんだからね!」と愛美さんも抱き着いてきました。

「ま、愛美?!」そう言われて、愛美さん、お父さんの腕にも抱き着き、

「あら、ごめんなさい、卓也さん、卓也さんも好きよ?ほんとよ?ウソじゃないわよ?」といいながらいたずらっぽく笑っています。愛美さん!そのダメ押しはかえってウソっぽく聞こえるヤツですっ!

「ゆうくん・・・モテモテね・・・。」あみさんが、あきれた顔でこちらを見ています。

「す、すみません、なんか、なりゆきでこんなことに・・・。汗」

「普通、嫁の実家に行った娘婿って、お父さんと話せないと居場所がない、って聞くけど、ゆうくんは、むしろ女性たちから引く手あまたじゃない・・・。私も、くっつこ!」

あみさんまでそう言って、私の膝の間に頭を乗せてスリスリしてきました。うっ、あみさんっ!そこはっ!こすれて、ヤバイです!

みんながいる場面なので余計にまずいと思う気持ちが興奮を呼び起こして反応してしまい、ムクっと起き上がってしまいました。

「あっ!・・・ゆ、ゆうくん・・・ごめん・・・。だ、だいじょうぶ?おさまる・・・?」

「さ、さすがに、すぐには・・・汗」

「え?どうしたの?おにいちゃん、なんかあったの?なにがおさまらないの?」

「え?!な、なんでもないよ?!」

「あみさんってば・・・向こうで、ゆうくん、おさめてもらってきていいですか?」

「理子さんごめんっ!」

「理子さんごめんね、じゃ、ゆうくん、来て。」

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