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【高評価】仕事仲間でお姉さんで・・・1(お持ち帰りした美人は筋肉フェチ)(1/2ページ目)

投稿:2025-02-16 01:29:07

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IT社畜◆IBeJZ3k(北海道/20代)
最初の話

私は宮崎といいます。地方国立大卒、地方のIT企業の技術職、社会人3年目の25歳です。学生時代はラグビーをしていて、身長も180センチと体の大きさと頑丈さが取り柄です。大学時代にはじめて彼女ができて、有頂天になっていたら、ラグビーの合宿で離れている間に、彼女の寂しさの相談に乗るフリをして近寄った後…

前回の話

「お客様!お客様!!」遠くでそんな声が聞こえた気がしました。なにかあったのかな、と思いながら、しばらくぼぉ~っとまどろんでいると、バタバタと足音が聞こえました。「お客様!!大丈夫ですか!!」肩をゆすぶられ、うっすらと目を開けると、旅館の女将さんです。「あ・・・おはようございます・…

私は宮崎といいます。地方国立大卒、地方のIT企業の技術職、社会人3年目の25歳です。学生時代はラグビーをしていて、身長も180センチと体の大きさと頑丈さが取り柄です。

大学時代にはじめて彼女ができて、有頂天になっていたら、ラグビーの合宿でたった2週間離れている間に、彼女の寂しさの相談に乗るフリをして近寄った後輩に奪われて、合宿のお土産を持参した日にフラレました(涙)。それ以来、女性不信気味になってしまい、就職後も彼女がいないまま今日に至ります。

就職してからはほぼ社内や客先での残業に追われて、女生徒のお付き合いやスポーツをする時間はありませんが、筋トレだけは習慣で今も続けています。

これから書くのは、職場の藤原課長との、依頼された托卵の信じられない日々(「依頼された相手はまさかの。」参照)のあと、出張先でのさやかさん、山口家の母娘とのできごと(「異動先は天国な地獄」参照)のあとのことになります。これまでと共通する人も出てきますが、メインの流れが変わりますので、別タイトルとさせていただきました。

日曜に出張先から戻った翌日の月曜から、新たな部署での仕事です。

とはいえ、ほんの1週間前まで仕事した場所でもあり、メンバーも全員とは言わないまでもある程度知っているし、仕事の内容も知っているので、馴染むまでの期間的なものは必要ありませんでした。

基本的にはハードウェアを扱う部署なのですが、そこに組み込むソフトウェアや、外部のソフトウェアとのインターフェースになるソフトウェアなど、ハードウェアに寄り添う発想でソフトウェアの製作や調整したりする、ちょっと特殊な分野です。

前回の出張も、私が担当したのがそこに食い込む部分で、ハードウェアの不具合に伴う外注先企業の担当者も含めた調整が主な仕事でした。今回の配属後の仕事は、前回と同じ外注先とのやり取りが多くなりそうです。

とりあえず仕事に関わる製品の資料などを集めたり、外注さんとやりとりしながら作業をすすめること一か月。仕様がほぼ固まってきた段階で、外注さんが金曜の夕方に来社されて、打ち合わせをすることになりました。

課長から「宮崎君、外注さんが来たみたいだから、打合せ、一緒に出てくれるかい?」と声をかけられました。

「わかりました。大丈夫です。」そう答えて、一緒に会議室に向かいました。

会議室には、すでに先方の企業の人が3人、来ていました。挨拶をして名刺交換をすると、いつもメールでやりとりしている方々でした。

1人は営業担当の女性で福井文子課長、30代後半くらいでしょうか。前回の仕事のときにも、面識だけはありました。3人のお子さんがいるお母さんでありながらバリバリ働いているキャリアウーマンらしいです。

もう1人は山縣理子係長、見た感じ30前後くらいの小柄でスリムでメガネをかけた女性で、ちょっと気が弱そうというか線が細そうな雰囲気の人です。もう1人は永野君、入社2年目だそうで、ちょっと軽い感じの男性です。山縣係長と永野君は、今回初対面でした。

打ち合わせをしていると、山縣係長が取りまとめて永野君を使って製作していく形になっているようでした。福井課長も営業担当とはいえ技術上がりのようで技術に詳しく頼もしい感じです。

山縣係長はちょっと押しが弱そうですが、知識も豊富で質問にもいつも明快に答えてくれて安心できます。永野君は、ちょっと思い込みが激しい感じで、ちょっと女性の下で働くことにも不満があるのかも?という印象でした。それでも福井課長がうまく話を整理してくれて、製作仕様を確定し、今後の仕事上のやり取りのメイン経路は、私と山縣係長になることが決まりました。

福井課長から、「このあと、まだお仕事ありますか?もしキリがよいようでしたら、皆さんで食事にでも行きませんか。」とお誘いがありました。

「私は大丈夫ですが、課長は?」と聞くと、「悪い、俺はちょっと別のヤツのフォローで残業なんだ。宮崎くん、俺の分も頼むよ。」というので、「私だけでよければ、お付き合いさせていただきます」

「山縣さんと永野君は?」「大丈夫です。」「あ~、俺はちょっと用事あるんで~」ということで、会社から徒歩数分の個室系居酒屋を予約して、3人で行くことになりました。出がけに課長から、「とりあえず少し渡しておくから、領収書もらっておいて」とお金を渡されました。接待扱いということのようです。

居酒屋には私が先導して向かい、個室では2人を奥に誘導しました。奥の席に福井課長、手前に山縣係長が座りました。私が入り口側に座ったので、山縣係長が向かいになりました。

飲み物の注文をとりまとめ、好き嫌いを聞いたうえで食べ物をいくつかさくっと頼んでいると、先に頼んだ飲み物がきたので、乾杯します。

ひとしきりたわいもない雑談などしたあと。

「宮崎さん、若いのに、接客マナーとか、きちんとしてるのね。永野君に見習わせたいわ」と溜息をつきながら、福井課長が言いました。

「あ~、私は高校、大学と体育会系だったんで、接客マナーというより、上下関係、叩き込まれたのがクセになってつい出ちゃってるのかもしれないです。」というと

「山縣さんも、あんまり外の人と仕事したことなかったでしょ?今回の宮崎さんとの仕事、いい経験になると思うわよ」

「はい、よろしくお願いします。」

「福井課長、おだててもダメですって。」

「前回ね、助っ人って形で来てた宮崎さんと少しやりとりさせてもらったけど、困ったときにすぐ相談してくれるのよ。」

「そもそも前回の仕事、こちらの不具合だったのに、それを見つけてくれたのも宮崎さんでね、別の現場だったのに来てくれていろいろ提案してくれて、すごく助かったわ。」

「福井課長、それはたまたまですよ。私は全体が回ってくれないと自分の仕事が進まないので気になったところに声をかけてただけで。」

「そういうのもスポーツのチームプレイの感覚なの?最近の若い人、自分の仕事がそうでないかの切り分けがはっきりしてて、全体で問題解決するのが難しいことが時々あるのよ」

「そうなんですか?私は単純に自分が先々楽になることを考えてただけのつもりなんですけど」

「山縣さんもね、すごく気が付くし力もあるんだけど、遠慮して言えない時があるみたいでね。もったいないから、今回宮崎さんと一緒に仕事して、その辺、動けるようになってほしいなと思ってるの。」

「私、自分のほうに問題がありそうな気がして、どうしてもそっちに目が向いちゃうんです・・・もう少し早めに動けるように、今回はがんばります。」

「あの、私はまだ入社3年目で、まだまだペイペイなので、むしろどんどん言ってもらえるとありがたいです。よろしくお願いします」

「え?!宮崎さんって3年目なの?もっと上かと思ってたわ。」と福井課長。

「ガタイがでかくておっさんくさいからですかね。笑」

「そうじゃなくて!すごくテキパキしてるし。山縣さんと同じくらいかと思ってたわ」

「といわれても・・・というか、山縣係長って、私とそれほど変わらないか、ちょっと上くらいですよね?それで係長ってすごいなって思ってました」

「あ、あの、私、大卒7年目です・・・宮崎さんより4つも上です・・・。すみません・・・」恥ずかしそうに山縣主任が言いました。

「いえいえ、そういう意味じゃなくて、女性の技術者って、ヘンな言い方ですけど、男性顔負けでバリバリ働くイメージがあって、以前の職場で上司だった課長もそうでしたし、福井課長もそんなイメージで、尊敬してるんですけど」

「そんな中で、山縣係長って、なんというか、ふわっとしたなでしこ的な?勝手なイメージなんですけど、でもバリバリ仕事できるから係長さんなんだろうなと思って、違う意味ですごいなと思ってたトコなんです。」と言うと

「あら、宮崎さんって、女性を褒めるのうまいのね。もっと堅物なイメージだったのに。」と福井課長が笑いながら言いました。

「前の上司さんって、藤原課長よね。私もよく知ってるわ、前に一緒に仕事したことあるのよ?彼女、小柄でカワイイのに、バリバリだったわよね。少し前に辞められたんでしたっけ?もったいないわぁ。」

「そうですね・・・。いなくなってしまって・・・残念でした。たぶん、今は海外だと思います。」自分で話題に出しておいてナンですが、別な部署にきてからも、しかも取引先の人から藤原課長を思い出させられるとは思っていませんでした。

彼女が有能だったということでもあると思うけど、なかなか忘れさせてもらえないようです。

「あらら、なんかさびしそうね。もしかして宮崎さん、藤原課長のファンだったの?彼女だったら、社内にファンが多かったでしょうね〜。」

「それが、結構厳しい上司で、指摘も正しいし、本人自身はそれをちゃんと実行するしで、苦手な男性社員が多かったみたいなんですよ。私はそれこそ体育会系なので、そういうのは平気で、むしろ早くダメ出し食らわないようになりたいと、必死だったんですけど。」

これはホントです。あんなきっかけさえなければ、藤原課長はただのできる上司のままで、ひとりの女性として意識することもなかっただろうと思います。

「ところで、福井課長は、お子さん3人いらっしゃるんですよね?もう大きいんですか?」藤原課長を思い出させられるのは辛いので、無理やり話題を変えてみました。

「ウチは中学生と小学校高学年と、保育園児の3人よ。」子供が上2人だけのうちは、技術職でがんばってたんだけど、3人目で育休とったあと、さすがに新しい技術についていける自信も勉強する時間もなくて、技術営業、って形に変えてもらったの。」#パープル

「上2人が女の子で、いろいろ手伝ってくれるから、ありがたいんだけど。」

「お子さんが3人もいるようには見えないです!でも、営業の人が技術をわかってくれるのはありがたいですよ。ちゃんと伝わる安心感がありますし。前に、伝言ゲームかいっ!と思うくらい、営業さんに伝えたことが技術者に伝わってなかったことがあったけど、福井課長だとそういう心配がなくて。」

「そういうのはこの業界全般の問題かもね。」

「そういう宮崎さんは、まだ独身よね?彼女さんとか、いるの?」

「いや、全然いないですよ。大学時代に振られてから、ちょっと女性不信気味で。」

「あらあら、そうだったのね。でもその割には、女性と話すの、上手よね。」

「あ〜、ここ最近、というか数か月ですけど、女性と話す機会が多かったからかもしれないですね。」

「そういえば山縣係長はどうなんですか?あまりこういうの聞いちゃいけない世の中なんでしょうけど。」と言うと、福井課長がちらっと山縣係長のほうを気遣うような目で見ました。あ、やっぱり聞いちゃいけなかったのか?!

「私・・・も、独身です。・・・実は、バツイチなんです。半年前、離婚したばっかりで。」山縣係長は、福井課長のほうをちらっと見て軽くうなずいたあと、そう言いました。

「・・・あ、ごめんなさい、ヘンな話、振って言わせてしまって。」

「ううん、大丈夫です。結局、性格の不一致、ってことで別れたんですけど。」

「私、昔から男性とお付き合いしたことなかったから、友人に紹介された人に付き合おうって言われて、よくわからないままお付き合いを始めて。男女ってこんなものなのかな、と思って、なんとなく結婚しちゃったんですけど。」

「私、こんなだから、主人には物足りなかったんじゃないかなって。」

「好きな人ができたから別れてくれ、って言われて。主人が子供はいらない、っていうから、子供もいなかったし、多くもない財産を半分にして、おしまい。あっけなく終わった結婚生活でした」淡々と話す山縣係長ですが、聞いているほうが切ないです。

「すみません・・・辛い話を思い出させてしまって。」

「ううん、大丈夫です。秘密にしてるわけじゃないし、会社の人は結構知ってることですから。」

「私と別れた後、主人、もう元主人だけど、まもなく別の人と結婚したらしいから、もう完全に他人ですね。なんか、風のうわさで、子供もできたとかって。もしかしたら離婚前から浮気されてたのかもしれないですね。」山縣係長は顔を上げて笑いましたが、笑顔が切なすぎます。

なんと言葉をかけていいのか、と思っていたところに、店の店員がやってきて「そろそろお時間となりますので・・」と、伝えてきたので、出ることにしました。トイレに行くふりをして先に会計を済ませ、席に2人を迎えに行くと、ちょうど出る準備ができたところでした。

福井課長が会計をしようとしたので、すでに済んでいると話すと、「こちらがお誘いしたのに、ごちそうになっちゃってごめんなさい」と言い、「じゃあ、もう1軒行きましょう!次は私のおごりね!!」と言うので、お言葉に甘えることにして、福井課長の行きつけというバーに行きました。

「こんばんは」「いらっしゃい、あ、福井さん、いつもどうも。」

福井課長、バーのマスターとも顔なじみのようです。ちょっと薄暗い中でジャズがかかっていて、いい雰囲気です。こんなところで出会った女性を口説いて、ワンナイト、みたいなストーリーは、男のロマンかもしれません。

それぞれカクテルを頼んで、あらためて、3人で乾杯します。福井課長は居酒屋の最初から焼酎をグビグビ行っていたので酒豪確定ですが、山縣係長も、意外といい飲みっぷりです。

3杯めを注文して、出てきたタイミングで、福井課長の携帯が鳴りました。

「私、え、どうしたの?ええ?!熱?39℃って、すごいじゃない!夜間急病センター連れて行ってよ!えええ!急に夜勤が入ったって、そんな、じゃあ、私も病院に向かうから、そこでバトンタッチでいい?うん、仕方ないわね。保険証と家の鍵かけるの、忘れないでね。私飲んでるから、タクシーで行ってね」

お子さんが緊急事態のようです。「お子さん、発熱ですか?」と聞くと、「そうみたい。旦那も急な夜勤が入ってOKしたとこだったみたいで。普段なら子供たちで留守番もできるんだけど。」

「も~、今日は旦那が家にいるから羽を伸ばせると思ったのに~。」

残念そうですが、単に福井課長が外で飲んだくれたかっただけかもしれません。

福井課長は、マスターにちょっと小声で話したあと、「そんなわけで、ごめんなさい、先に失礼するわね。約束通り、ここは私持ちにしてもらうから、好きなだけ飲んでいってね」

そう言って、ドアを開けて、帰っていきました。

カランカラン、とドアの音が止むと、音楽が鳴っているのに、急に静かになったように感じました。まさかの、山縣係長とのツーショット飲みになりました。

「ふう。」#山縣係長が、息を吐きました。「ごめんなさい。こんなバツイチおばさんと2人飲みになってしまって。」そう言いながら、山縣係長はメガネを外して拭きはじめました。

その姿を見ていると、さっきまで地味な感じに見えていたのが、今はとても年上とは思えない、清楚なお嬢さんに見えます。お酒のせいかほんのり赤く染まった頬から顎のラインが、美しいです。

「どうしました?私の顔になにかついてます?」と小首をかしげてこちらを見る姿に、やられました。

「そんなことないです。山縣係長、見惚れちゃってました。おばさんなんて、とんでもない。メガネで美貌を隠すなんて、ずるいです」つい本音が出てしまいました。

「宮崎さん、ほんとに女性の扱いがお上手なんですね。私、生まれてこのかた、そんなこと言われたことないですよ。」と言います。

「え、元旦那さんには、口説かれたりしなかったんですか?お付き合い始まったころとか?」と聞くと

「ううん、さっきは友達の紹介って言いましたけど、グループ飲みみたいなのに誘われて、私以外は合コン気分だったらしくて、数合わせで呼ばれたみたいなの。」

「みんなカップルになっていって残ったのが私と元旦那だったんです。それで、残り物同士だけど、流れでカップルにならないとヘンみたいな感じで・・・。」

「だからプロポーズみたいなのもなかったし、それまでも男性にモテたこともなかったから、そういうものかな、と思ってたんですけど」

そう言いながら、カクテルをぐいっと飲みました。そして、「福井課長のも、飲んじゃお!」そう言って、福井課長が頼んで飲まずに帰ったカクテルを、くいっ!とあおります。え?!それ、たしかギムレットですよ?!強いですけど、大丈夫ですか?!

「これ、おいしいですっ!マスター、福井課長が飲んでたやつ、もう1ついただけますか?」追加で頼んだりしてます。

「こんなおしゃれなバーで、かっこいい若い男性と2人っきりで飲むなんて、ウソみたいです。でも、宮崎さんは、大丈夫なんですか・・・?こんなバツイチおばさんと一緒にいても。彼女さんはいないっておっしゃってましたけど、もし、いいなと思ってる女性がいるんだったら、かえってご迷惑だったりしませんか・・・?」

山縣係長、結構酔ってきている気がしますが、年下の私に、まだ敬語です。

「山縣係長、私のほうが年下なのに、敬語じゃなくても大丈夫ですよ。あと、私の呼び方も、さんじゃなくて、くん付けでいいです。」

「だって、宮崎さんが、山縣係長、って役職で呼ぶから、会社間のお付き合いの延長気分が抜けないじゃないですか・・・。せめて役職名をはずして呼んでもらえたら、もうちょっと砕けられる気がするんですけど・・・。」というので

「じゃあ、山縣さん、でいいですか?私もそのほうが呼びやすいですし。」

「はい、それでお願いします。ううん、それでお願い・・・ね、宮崎・・・くん。ちょっとオフな感じが出てきた・・・かな?」

山縣係長、いや、山縣さん、妙に楽しそうです。

「私ね、なんか人との距離感がわからなくて、ずうずうしくならないように、身内以外の人には、普段から上下に関わらず敬語を使うのがクセになってるんだけど、逆に冷たい感じとか、いろいろ言われて、時々、どうしたらいいのか、わかんなくなっちゃうの・・・。」

「あ~、そういうのありますね。私も、体育会系ですけど、上に関しては体育会系で問題ないんですけど、下に対して、そういうのしていいか、悩みますね。」

「最近の若い子って、そういう上下の関係って経験してない人が多いみたいだから、ちょっと厳しくすると部活でも辞めちゃったりする話も聞きますし。」

「あ~、そうかもしれないね~。ウチの会社でも、ため口で上司に話してくる新人とかもいるし。」

「いますね~。ヘタをすると、こっちが敬語で、新人がため口だったりとか、どっちが上なんだか、もうわけがわかんなくなりますよね」

「そうそう!特に新入社員あるあるね!」

「ウチの後輩も、宮崎くんみたいな、ちゃんと話が分かる子ばっかりなら楽なのにな~♪」と言いながらケラケラ笑います。

会議中の物静かな感じからは想像もできなかった、山縣さんの笑い顔、かわいいです。

「さっきの話だけど、彼女いないって言ってましたよね。でも宮崎くん、モテるんじゃないですか?仕事はできるしかっこいいし」

「いや、それが、彼女は大学以来何年もいないし、それも数週間合宿で離れてる間に後輩に奪われちゃったし、最近は、いいなと思う女性にかぎって、そこそこ仲良くなったと思うと、急に誰かのモノになってフラれちゃう、っていうのばっかりなんですよ。俺が優柔不断なせいなのかもしれないけど。」

「そっか~、宮崎くんも辛いのね・・・。最近って、ことは、じゃあ、まだ吹っ切れてないの?」

「相手にどうこう、っていうことはないけど、喪失感みたいなの?はあるかなぁ。なんか、心の中で大きな部分を占めいてたものが、ぽっかりなくなっちゃった、みたいな。」

「あ、それわかる気がする・・・。私も、今更元旦那に未練があるわけじゃないけど、2人の暮らしが当たり前だったのが1人暮らしになるとね、相手のために使ってた時間や作業がなくなって、なんかぽっかり心の中からなくなったものがある感じがするの・・・。」

「なにか熱中できる趣味でもあったらよかったんでしょうけど、私、あまり趣味らしい趣味ってなくて、読書とか、料理とか、そんなレベルだったから・・・。そういえば、宮崎くんは?趣味でなにかしてることとか、あるの?」山縣さんが聞きます。

「最近、先輩に勧められて少し前から一眼カメラを買ってはじめたんだけど、忙しくてあんまり使えてないですね。」

「もともと学生時代はラグビーしてたというか、ラグビー三昧だったんで、ほかのことをする余裕もなかったんですけど、それも働き出してからはしてないですねぇ。筋トレだけは続ける続けるようにしてますけど。」

「え!ラグビー?!すごいじゃない!ラグビーって、半分格闘技みたいなものよね?!じゃあ腹筋、割れちゃったりしてるの?!」

「え、学生の頃はありましたよ。今も筋トレしてるから、う~ん、なんとか、ありますかねぇ」

「そうなの?!見たいですっ!私、女子高女子大だったし、姉妹だけだったから、筋肉質な男性ってそばにいたことがなくて・・・!!」

「いやいや、山縣さん、お店でじゃ無理ですって。」

「そっか~、残念~!じゃあじゃあ、せめておなか、さわってもいい・・・?」

「え、い、いいですけど・・・」

「やったぁ!」

山縣さん、なんか急にグイグイ来ます。もしかして酔って性格が変わったんでしょうか。勢いに押されて、スーツの前を開けて、ワイシャツのおなか部分のボタンを1つはずしました。

山縣さんが、恐る恐る指を出してきました。

「つんつん」

山縣さん、そこは声に出さなくてもいいところだと思います。

「ホントだ・・・堅いね!私と全然ちがう!!」

そう言いながら、ブラウスの上から自分のおなかをつんつんしてます。私もしてみたい!

「今日の打ち合わせね・・・、福井課長、最初はオンラインでしようかって言ってたの。」

急に話題が変わって、どうしたんだろう、と思っていると、山縣さんが続けてくれました。

「直前になって、福井課長、やっぱり客先に行くわよ!って言ってきて。私、そうじゃなくても知らない人と話すの苦手だし、離婚してまだ復活できてないし、正直、ええ~?と思ったんだけど、きっと、私のこと、心配して連れ出してくれたんじゃないかと思うの。」

「離婚してから最近まで、ほぼ家にこもってるか会社とを往復するか、だけだったし、職場の中でも連絡はほとんどメールで済むし、腫物扱いみたいにされてる気もするし、そもそも男性と話をすることなんて、ほとんどないから。」

「飲み会もね、永野君が断るのは見込んでたんじゃないかな。あの子はほんとに最近の子、って感じで、会社の飲み会でもほとんど出てこないし、逆に、それも含めて、宮崎くんの人柄を知ってたから、いろいろフォローしてくれると思ったんじゃないかなと思うの。」

「なんか、さっき敬語やめて、宮崎くん、ってくん付けで呼んだりしてたせいか、会社モードがはがれてきてて。素の状態で身内以外の他の人と話をするのって、ひさしぶり。」

「しかもお酒もおいしいし。お店の雰囲気はいいし、宮崎くんはかっこいいし、話すのも楽しいし。今日は来れてよかったぁ。」

なんか、山縣さん、ほんとに楽しそうです。でも、頭がゆらゆらして、だいぶ眠そうにも見えますし、会話も締めっぽい感じになってきたから、そろそろお開きにしたほうがいいかな、と思いました。

「ちょっとお手洗いに行ってきます」と言って用を済ませたあと、マスターに「あの、お会計は?」と聞くと「福井さんに頂くことになってますので、大丈夫です。」と言われました。福井課長、かっこいい。私も、バーでそんなことができるようになりたい。

そんなことを思いつつ、席に戻ると、山縣さんが、カウンターに突っ伏しています。近くで山縣さんの足をチラチラ見ている男もいて、ちょっと気分悪いです。これは連れ帰らないと。とはいえ、ドコへ?

「山縣さん、帰りましょうか。」

「んっ、帰る~」

「ドコに帰ればいいですか?」

「家に~。むにゃ・・」

「山縣さ~ん!」

・・・だめです。まともに会話できません。

かといって、見ず知らずの酔っぱらいならともかく、これから仕事でお付き合いの続く女性のバッグを勝手に開けて住所を調べるわけにもいかないし、困りました。

マスターにお願いしてタクシーを呼んでもらい、とりあえず私の自宅に向かいます。いわゆる、お持ち帰りです。

タクシーを降りて、山縣さんをオンブして部屋に入ります。

とりあえずベッドに横になってもらいましたが、声をかけても、相変わらず目を覚まさないので、あきらめて、コートは脱がせて、靴も脱がせて、スーツも・・・上は脱がせても大丈夫でしょう。

下はやめておきます。シワになるとしても、自分の潔白を証明するには、スカートがあったほうがいいと思います。

スーツの上を脱がせたら、ブラウスを思いのほか押し上げている胸が目に入り、靴を脱がそうと足元にいくと、少し捲れ上がったスカートからのびるストッキングに包まれたきれいな足と、その奥、見えそうで見えない場所が、私を誘惑してきます。

ぶるぶるぶる、と頭を振り、山縣さんにシーツをかけたあと、私はシャワーを浴び、夏用パジャマを、上は羽織るだけにして、ソファで寝ることにしました。

翌朝、目が覚めると、体が痛い。よく見ると、ソファから落ちて床で寝ていました。

そういえば昨日、山縣さんをお持ち帰りしたんだった、と思い出し、ベッドに行ってみると、気持ちよさそうに寝ています。

時々、ふふっ、と笑うような表情をするのは、なにかいい夢をみているんでしょうか。「みや・・・」とか言ってますが、猫になった夢でしょうか。かわいくて、つい横に座って覗き込んでいると、ふっと目が開きました。

しばらくそのまま2人で固まっていましたが、「ひ・・・ぁぁぁ!!」

山縣さんが、声をあげて後ずさりしたので、びっくりして私もうしろにひっくりかえりました。

「山縣さん、だ、大丈夫?」

山縣さんは、シーツを胸に掻き抱くようにして、泣きそうな顔でこっちを見ています。

「あ、あの、俺は何もしてないですからね?!山縣さん、ちゃんと服、着てますよね?!スーツとコートはしわになるから脱がせましたけど、スカートはそのままですから!!その下、下着とかも昨日のままですよね?!!なんだったらトイレかお風呂で確認してきてください!!」

そこまで一気に言うと、山縣さん、恐る恐る胸に当てたシーツをめくって・・ブラウスとか、スカートとか、確認しているようです。

「ご希望ならシャワー浴びてもらってもいいですけど、着替え、私の服しかがないので、無理ですかね・・」そう言うと「おトイレ・・・貸してください・・・」消えそうな声で言うので、「ど、どうぞ、そこです、玄関の横のドアです」と伝えると、よろよろと立ち上がって、トイレに消えていきました。

その間に、お湯を沸かして、コーヒーを淹れました。

山口家にもらってきたお菓子もあったので、ソファのテーブルにコーヒーと一緒に準備して、山縣さんが出てくるのを待ちました。

かちゃ、と鍵が開く音がして、山縣さんがトイレから出てきました。

「山縣さん、あらためて、おはようございます」と声をかけると、おずおずと私の前のソファに座り、「お、おはようございます・・・。あ、あの、疑ってごめんなさい・・・」と消え入りそうな声でいいました。

「いや、家に連れてくるなんてどうかと思ったんですけど、家に送ろうにも山縣さんのお住まいもわからないですし、住所を調べるのに荷物を漁るわけにもいかないし、申し訳ないと思いつつ、ウチに来ていただいたんですけど、寝られました?服のままだったから、寝にくかったかもしれませんが、ソコは勘弁してください。」

「大丈夫です・・かえって、ご迷惑おかけしちゃって・・。しかもよく寝ました。ベッドを譲ってくださってありがとうございました。宮崎さんは、もしかしてソファで・・・?」

「最初はそうだったんですけど、目覚めたらソファから落ちて床で寝てました笑」

「まぁ、学生時代はよく友人宅で飲んで床で雑魚寝とかしてたんで、大丈夫ですよ!」というと、クスッと笑ってくれました。よかった。

「とりあえず、食べるもの、あんまりないんですけど、ちょうど出張先でいただいたお菓子があったので、食べませんか?コーヒーもいま淹れたところです」

「ありがとう・・・。いただきます・・・」そういって、お菓子を口にすると、目をみはりました。「おいしい!!これ!おいしいですね!」お菓子で元気が出てきたようです。

「あ、よかった。私もよく知らないんですけど、出張先で知り合った親子に頂いたんですよ」といいながら、お菓子の箱を持ってくると、

「これ・・・有名なお菓子屋さんじゃないですか!!」と言ったあと、

「宮崎さん・・・、普通、出張先で親子と知り合ったりしませんよ。しかも、お菓子を持たせてくれるなんて、どういう知り合い方なんですか。きっと、親子って、おかあさんと娘さん、なんでしょう?」と上目勝ちに睨むように見てきます。

「え?普通の知り合いですよ!ちょっと御縁があって、娘さんに数学教えたり、お話したり、お母さんと3人で温泉行ったりしただけです。」そう言ったのですが、

「だから、なんで出張先で数学教えるんですか。ましてや温泉なんて・・・え、温泉?!まさか、泊まりで温泉旅行・・?」

「いや、数学は、たまたま、あの、温泉も、まぁ、そんな感じで・・・」

しどろもどろになっていると、山縣さん、あきれたようにこちらを見てきます。

「彼女がいない、って言ってましたけど・・優柔不断、とも言ってましたよね・・・。それって、1人に絞らずあっちにもこっちにも、彼女じゃない女性がいる、ってことですか・・・もしかしてとんでもない女ったらしだったり・・・」

なんか、最後が独り言のようになっています。

「あぶない・・・私もその中のひとりに加えられちゃうところだったのかも・・・」ブツブツ言っています。

「あ、あの、山縣さん?」

「でも、それはそれで・・・いいのかも・・・いまは独身だし・・・でも・・だったらなんで手を出さずに・・・やっぱり私なんか・・・」

「山縣さ~ん?!」あらためて声をかけると、ビクッとしたように、こちらを見たあと、背筋を伸ばして、あらたまって言いました。

「あ、あの、宮崎さん?1つ、聞いてもいいですか?」

「は、はい、なんでしょう?」

「昨夜、私、正体がないくらい酔ってたんですよね?」

「そう・・・ですね。」

「家に連れられてくるのも、部屋で服を脱がされるのも、されるがままだったんですよね?」

「そのとおり・・・です」

「じゃあ、なんで・・・なんで襲わなかったんですか?!」

「えっ!?」

「普通、自分の部屋に無防備な女がいたら、普通の男性なら襲いますよね?」

「いや、ちょ、ちょっと待って・・・」

「私って、襲う気にもならなかった、ってことなんですか?!」

「ち、違いますよ!!」

「なにが違うんですか!!」

なんか、山縣さんの男性認識、ちょっとヘンです。というか、それだけじゃないかも?

「山縣さん、落ち着いて聞いてもらってもいいですか?」

「落ち着いてます!」

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