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【高評価】いつのまにか◯だくさん!?・・・12(あみさんの素性)(1/3ページ目)

投稿:2025-04-08 21:50:07

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本文(1/3ページ目)

IT社畜◆IBeJZ3k(北海道/20代)
最初の話

私は宮崎といいます。地方国立大卒、地方のIT企業の技術職、社会人3年目の25歳です。学生時代はラグビーをしていて、身長も180センチと体の大きさと頑丈さが取り柄です。大学時代にはじめて彼女ができて、有頂天になっていたら、ラグビーの合宿で離れている間に、彼女の寂しさの相談に乗るフリをして近寄った後…

前回の話

お父さんと愛美さんとのお手伝いをしてからまたしばらく経ち、理子さんのおなかもぱんぱんです。だいぶ前から、産休にも入っています。双子って、一般的に、胎児2人の成長バランスが違ったり、そもそも成長が遅かったり、いろいろ問題が出やすいそうですが、理子さんは幸いあまり問題になることもなく、ここまで乗り切…

翌朝目が覚めると、隣に理子さんがいませんでした。6時半過ぎ。起きてキッチンに行ってもいません。客間に行ってみると、理子さんがいて、ゆうとにミルクをあげているところでした。

「おはよう!ゆうと泣いたの?ぜんぜん気づかなかったよ!負けた!」

「ゆうくんおはよ。うん、泣いたよ。もうミルクも終わるトコ。今回は私の勝ちね♪」

勝ち負けじゃないですが、楽しいです。

そこへあみさんも戻ってきました。

「あ、ゆうくん、おはよ~。今朝は理子さんが来てくれたわ。私、こんな楽していいのかしら。」

「理子さんがいるのは今日までですからね、楽なのも今日までですよ。笑」

「ゆうくんにも、期待してるわ。でも、ほんとにありがとね。でも、無理はしなくていいからね。」

あみさん、昨日会った時に比べると、表情がすごく明るくなっていて、くつろいでくれている気がします。よかった。

3人で朝食を摂り、ゆうとのオムツ替え・授乳タイムも済ませてから、福島家に向かいます。

さすがにあみさんは緊張しているようです。実は私も緊張しています。妻の実家に、私が過去に関係した女性と、その間にできた子どもを連れて行くんですから、普通に考えたらヤバい状況です。

そんなことを考えているとあっという間に福島家に到着。理子さん、私、あみさん+ゆうとの順番で、家に入ります。

「ただいま~!」「おはようございます!」「お、おじゃまします・・・。」

「おはよう、いらっしゃい。そちらが紹介してくださるお客さんね・・・って赤ちゃん?!かわいい!さ、とりあえず入って入って!」

愛美さん、ゆうとを見てテンション上がってます。

リビングに行くと、お父さんがいました。

「おはよう、2人とも元気だったかい?愛美から、紹介したい人を連れてくるって聞いたん・・・えっ!!君は!?」

お父さん、なぜか、固まっています。

「あさみ・・・?く、くらたさん・・・?」

え?お父さん?あみさんと初対面じゃないんですか?

「は、はじめまして、倉田あみといいます。」

「あ、あみさん、なのか・・・。そうか、あさみさん、なわけないよな・・・そうだよな・・・。」

なんか途中から独り言モードになってますが・・・お父さん・・・あさみさんって誰ですか???

「あの、私の母はあさみですけど・・・もしかして、ご存知なんですか?」

「!!あさみさんの娘さんなのか・・・?!失礼だが、あみさん、おいくつですか?あさみさんはいま、どうしてるんですか?!」お父さん、座っていた椅子から立ち上がりそうな勢いです。

「私は36になります。母は、私が大学を出た年に、病気で亡くなりました。」

お父さん、それを聞いて、再びどん、と椅子に座り、黙りこくってしまいました。みんなも、話が見えなくて先に進めません。しかし、そういうわけにもいかないので、お父さんをうながすことにしました。

「お父さん・・・、もし、あみさんのことで、なにかあるんでしたら、話してみていただけませんか?それともこちらの話を先にしてもいいでしょうか?」

「その前に、お父さん、お客さんを立たせたままってどうなの?ゆうくんたちも、倉田さん、でしたっけ、椅子にかけて?赤ちゃんはソファでいいかしら?」

愛美さんが気づいてくれて、私達はテーブルの椅子に腰掛け、ゆうとをソファのクッションの上に寝かせました。その間に愛美さんがバスタオルを持ってきて掛けてくれました。

お父さんは、その間も黙ってなにかなにか悩んでいたようですが、あみさんのほうを向いて、口を開きました。

「あみさん、あみさんのお父さんは?」

「母から、父は、私が生まれる前に亡くなったと聞かされました。母は、父が忘れられなくて、再婚を断ってたと祖母から聞いてます。私は九州の母の実家で、母と、祖父母と一緒に暮らしていました。父は、卓也、という名前だった、と聞いています。もしかして、父のこともご存知なんですか?!」

「福岡・・・やっぱりそうか・・・ああ・・知っているよ。あみさんのお母さんのことも、お父さんのことも。」

「あみさんのお父さんは、たぶん、間違いなく俺だ。俺は、福島卓也、というんだよ。」

えええ~~~~!!!

「お、お父さん?それはどういう・・・」

と聞きましたが、お父さんはそれには答えず、あみさんに質問をしました。

「あみさん、九州は福岡かい?お母さんの名前のあさみ、は布の麻に美しい、で合ってるかい?」

「そうです。福岡出身で、母は、麻布の麻に美しいです。」

お父さんは、一呼吸置いてから、再び話し始めました。

「みんなごめんな、全部説明するよ。」

「そもそも、俺が愛美と知り合ったのは、就職してからなんだ。いわゆる職場結婚でな。」

「実は、俺には、その前、学生時代に付き合っていた女性がいたんだよ。倉田麻美さん、っていう名前の、大学にパンを売りに来ていたパン屋で働いていた人でな。今のあみさんとそっくりな、清楚な感じの美人だったよ。」

「麻美さんは俺より10歳上で、俺が学生の時、すでに30ちょいだったんだ。よく残り物が安くなったのを狙って買いに行ってたのを覚えてくれて、その笑顔に惹かれて。俺から声をかけて、よくデートしたり、食事したり、一緒に過ごしたりしてたんだよ・・・」

「大学3年の終わり頃、麻美さんが妊娠してることがわかったんだ・・・避妊もそれなりにしてるつもりだったんだけどな。」

「俺は麻美さんが大好きだったから、当然、責任をとって結婚するつもりだったんだ。大学を辞めて、働こうと思ったよ。だけど、周囲に大反対されてな。両親にも、教授にも。就職の内定をもらった会社からも、大学を卒業しないならなかったことにさせてもらう、と言われたしな。」

「なにより、麻美さんに反対されたよ。こんなことで、今までの努力を無駄にするのか、って。あなたの今までの努力は、その程度のものだったのか、ってな。」

「それでも麻美さんを守りたい気持ちで悩んでたんだが、2日後、麻美さんが、消えたんだよ。仕事も辞めてて、住んでいた場所も、空っぽになっていたんだ。」

「そして、その時、俺は麻美さんのことを何も知らなかったことに気づいたんだよ。福岡出身、っていうことしかね。実家の住所も、電話も、親の名前も、知らなかったんだ。」

「わかる範囲で、必死で探したよ。荷物を持った麻美さんを駅で見た、って言う人がいたんだが、そこから先はわからなかった。その数日後、麻美さんからの手紙が届いたんだ。」

「別れてください、地元の名士とお見合いをして結婚してもらえることになりました。子どもも堕ろします、いままでありがとう、さよなら。と書いてあったよ。」

「それ以上探しに行こうにも行き先もわからないし、名士と結婚できるというなら、むしろ学生の俺なんて邪魔だろうしな。子どもを堕ろしてしまうんだったら、俺が慌てて大学を辞めても、なんの役にも立たない。周りからそう説得されて、自分でもそう思い込むことにしたんだよ。」

「俺は振られたんだな、って思ったよ。まだ見合いも多かった時代だし、たかが大学生の若造は、安定した生活を提供できる、金のある大人にはかなわないんだ、と思ったよ。麻美さんにとっても、その人のほうが、きっと幸せにできるんだろう、と思ったよ。というか、思い込もうとしたんだな。」

「そこから麻美さんのことを忘れるべく勉強も仕事も頑張ったし、数年たってやっと忘れられるようになったころに、愛美に会えたんだ。」

「愛美は職場の後輩だったんだが、入ってきたとき、天使が入ってきたと思ったよ。運よく機会があって付き合うことができて、こんどこそ逃がさないように、そう思ってがんばってきたんだ。」

「それが・・・まさか今になって、麻美さんの娘さんに会えるとは・・・というか、年齢的に、あの時できた、俺の子のはずだ。だから、あみさんは俺の娘だと思うし、理子、お前の姉のはずだ。」

「えええ~~~~!!!」「そんなことがあるなんて・・・」

「卓也さん、それって・・ホントなんですね?」

「ホントだ。愛美、愛美には申し訳ないが、愛美と会う前のことだから、許してほしい。」

「許すもなにもないですけど・・・。もう一人娘がいたなんて・・・じゃあ4人姉妹じゃないですか。若草物語ですか!」

あみさん、さっきから口を開けたまま、固まっています。思考が停止しているようです。

「あの、すみません、ちょっと話を戻していいですか?あみさんが、お父さんの子で、理子さんのお姉さんだ、ということはわかりました。話を聞く限り、ホントなんだろうと思います。せっかくの親子の対面シーンに申し訳ないですが、私の話も、聞いてもらっていいですか?」

「あ、ああ、ごめんな。そもそも宮崎くんたちが、報告があるって言ってたんだったもんな。うちにあみさんを連れてきた理由もあるんだろう?」

「そ、そういえばそうだったわね、私も急に娘ができたなんて、ちょっと気が動転しちゃって・・・忘れちゃってたわ。」

「ありがとうございます。ええと、まず、理子さんの話からしますね。昨日、理子さんと妊婦検診で病院に行ったんですが、子宮頸管が短いので管理入院しましょう、と言われました。今日の午後から、入院することになっています。」

「え、そうなの?大丈夫なの?」

「大丈夫にするための管理入院だから、大丈夫よ。」

「まずはそのご報告と、それを踏まえたうえで次の話なんですけど。」

「次はあみさんと、この赤ちゃんの話です。あみさんは、実は私の元上司なんです。まだ理子さんと会う前の頃です。あみさんは、当時は結婚されていて、私の部署の課長で、里美さんも同じ会社なので知っています。」

「実は、当時のあみさんご夫婦は子供がいなくて、旦那さん側に問題があったので、顔がわからない状態で子供を作ってくれる人を探していて、たまたま白羽の矢が立ったのが俺だったんです。」

「1度だけ旦那さん立会いの状態で、目隠しをした奥さんとエッチしたんですが、その直後に、その相手が課長だと気づいて話をして、確実に妊娠してもらえるように、そのあとも何度かエッチしたんですけど、そのときにできた子が、この子です。」

「その後、課長は元の旦那さんの浮気で離婚して、そのあと妊娠を受け入れてくれた別の方と結婚して海外に行ってたんですけど、今度はその方と死別されたそうなんです。」

「あみさんは、おなかの子を抱えて帰国して、理子さんが出産予定の病院で、出産したそうです。」

「昨日、理子さんと検診に行ったときに、一か月検診だったあみさんと、ばったり会いまして、今はこの子と2人暮らしだっていうので、とりあえず我が家に来てもらっています。」

「あみさん・・・大変だったんだな・・・。っていうことは・・・この子は、ウチの孫なのか・・・?」

え?またそっちに行くんですか?いや間違ってないですけど。

「はい、あみさんが、お父さんの子なら、その通りです。」

「宮崎くんだって、もううちの息子みたいなもんだと思ってるよ。その子供だったら、二重の意味で孫じゃないか。」

「やだ、急におばあちゃんになっちゃったわ!どうしましょう?!」

え、そんな心配?しかも、愛美さんとは血がつながってませんが・・・汗。

「愛美、あみさんは、俺の子だが、いいのか?」

「卓也さんの子なら、私の子に決まってるじゃない!!!あみさん!会えてうれしいわ!」

「お、お父さん?お母さん?ちょっと、ゆうくんの話、もうちょっと聞いてもらっていい?まだ続きがあるんだけど・・・。」

理子さんが、すぐ暴走しかける両親にブレーキをかけてくれました。

「おお!すまんな!ちょっとうれしすぎてな・・・もう一人の娘が、こんな近くにいただなんて。しかも孫まで・・・」

お父さん、なかなか戻ってこられないようなので、放置して、話を続けます。愛美さんは、ちゃんと聞いて下さいね?

「ええと、それでなんですけど、今日の午後から理子さんが入院するんですけど、一方であみさんは、この子、ゆうと、って言うんですが、ウチの近くでゆうとと2人暮らしをしていると聞いたんです。それなら、理子さんがいない間、我が家で暮らしてもらおう、という話になりました。」

「それはいい考えだな。理子のお姉さんとその子どもだし、母方には里帰りができないから、お姉さんが来てくれた、って感じになるんだろう?」

「もちろんウチに里帰りしてもらってもいいが、さすがにいきなり知らない家じゃあみさんのほうが落ち着かないだろうし、宮崎くんの元上司だったなら、宮崎くんのことも遠慮せず使いやすいだろうから、いいんじゃないか?」

「そうね、理子のお姉さんが一緒なら、ゆうくんが、ヨソの女の人を連れ込む心配もなくなるし。安心ね。」

あれ?なんか急に私の扱いが下がっている気がします・・・。おかしいな・・・。

「理子さんは、今32週なので、36~7週で帝王切開で出産となると4~5週間、入院が1週間として、5~6週間、それ前後くらいの間は、あみさんと一緒にいます。そのあと、私と理子さんは里帰りでこちらにお邪魔することになっているんですが・・・」

「え、あみさんはうちに連れてこないのか?その時あみさんも一緒に来ればいいじゃないか。一緒に里帰りするならいいだろう?」

「そうよね。いま1か月なんでしょう?だとしたら2か月ちょいになるのかな。楽しみね。あみさん、ダメかしら?」

「あ、あの・・・ほ、ほんとに・・・お父さん・・・なんですか?・・・」

「ああ、間違いないと思う。なんだったら、DNA鑑定してもいいぞ。でも、あみさんはあの当時の麻美さんそっくりだし、理子ともかなり雰囲気が似てると思うぞ。」

「じゃあ・・・お、お父さん・・・って呼ばせてもらっても・・・?」

「そう呼んでくれるなら、望外の喜びだ。あみさん、いや、娘なら、あみでいいかな。あみ、ありがとう。」

「お、お父さん・・・!ずっと会いたいと思ってた・・・!」

あみさんは、立ち上がってお父さんのそばに行き、顔をぐしゃぐしゃにして、お父さんに抱き着いて泣き出しました。

「わ、私はお母さんだからね!!」愛美さん、そこ、張り合うとこじゃないです。が、

「はい!お母さんっ!」

あみさん、期待に添うように?にっこり笑って隣にいた愛美さんにも抱き着きました。

「はぁ・・・あみさんが、他人じゃないような気がしてたのって、ホントだったのね・・・。他人じゃないどころか、ホントのお姉さんだったなんて・・・。」

「あ、あの、そういうわけで、今日の報告は、理子さんが入院することと、あみさんが、我が家で同居する、ってことと、この子は、俺の子だ、ってことなんです。それをお伝えしておきたくて。」

「いつのまにか初孫がいたなんてな、なんて今日はいい日なんだ。あみ、知らない家に行くなんて、躊躇しただろうに、我が家に来てくれてほんとにありがとう。」

「宮崎くんも、理子も、あみを連れてきてくれてありがとう。双子が生まれることも、大人数の里帰りでてんやわんやすることも、楽しみにしてるよ。」

お父さんが、うまく〆てくれました。

「あみさん、平日の日中はゆうくんは家にいないでしょうし、連絡もとりにくいと思うから、何か困ったら私たちに連絡してね。困らなくても、ゆうとと2人で遊びに来てくれてもいいのよ。」

「あみ、もしイヤじゃなかったら、戸籍上も認知したいんだが、考えておいてくれないか。」

「ありがとうございます。母方の親戚もいませんし、今はもう天涯孤独だったのが、こんなに身内がたくさんいることがわかってすごくうれしいです。」

「ただ、昨日今日と、一度にいろいろありすぎて、私もちょっとパニック状態なので、お孫さんラッシュが一段落したころにでも、あらためてご相談させてください。里美さんももうすぐですもんね。」

「ああ、急ぐ必要はないよ。先に俺の気持ちを伝えておきたかっただけだから。」

「はい。お父さん。お母さんも、ありがとうございます。昼間、よかったら遊びに来てください。」

・・・昨日の夜、多少波乱があると思っていたのが、予想外の結果になったけど、あみさんが福島家に考えてた以上に受け入れられて、というか、みんなあっさり受け入れちゃってます・・・。ホントによかったですが。

そこへ、インターフォンが鳴りました。誰かが来たみたいです。

「は~い。」「あら、里美、どうしたの?」玄関で声が聞こえます。

「近くに用事があって来たから、寄ってみたの。あれ、靴がいっぱいあるけど、お客さん?」

「理子たちが来てるのよ。」

「そうなんだ。ただいま~。理子ねぇ、ゆうくん、昨日ぶり~。あれ?あみさんもいる?!どうしたんですか?!」

「おお、ちょうどよかった。紹介しておくよ。里美や理子のお姉さんの、あみさんだ。」

「え、お姉さんって、え?お父さん、隠し子?!お母さん!どうするの?!」

「里美さん、落ち着いて。隠し子じゃないし、お父さんも悪さもしてないから。」

そしてお父さんから里美さんにも最初から説明があり、あみさんもうなずいていました。

「ひょえ~、そんなことがあったなんて、しかもそれが、あみさんだったなんて!昨日、お姉さんみたい、って言ったばっかりなのに、ホントにお姉さんだったなんて!」

「だからな、この子、ゆうとがウチの初孫ってことだ。心の準備をするまえに、おじいちゃんになっちゃったよ。」と、お父さん、うれしそうです。よかった。

「それじゃ、俺たち、そろそろ帰ります。午後の入院の準備もあるので。あみさんはどうします?一緒に帰ってもいいし、ここにいてもらってあとで迎えに来てもいいですよ。」

「もっといろいろお話聞きたいですけど、ゆうとのおむつとかミルクとかあまり持ってきてないから、一緒に帰ります。お父さん、お母さん、またゆっくり来ますね。私とゆうとを受け入れてくださって、ほんとにありがとうございます。」

「ああ、いつでも遊びに来てくれよ。ゆうとも、楽しみにしてるよ。今日は来てくれてほんとにありがとう。会えてよかった。」

「そうだ、連絡先、教えてもらっていいかな?」

「はい!お父さん、これでいいですか?」

「私にも教えてもらえる?」

「もちろんです!お母さんも、ありがとうございます!」

電話番号と、メッセ-ジアプリの連絡先を交換したようでした。

「それじゃ、帰るね〜。里美、またね。」

「理子ねぇ、午後から入院だよね。がんばってね~!」

「あはは、がんばらなくてもいいように入院するんだよ?もう、食っちゃ寝、の生活になりそうで、ちょっとヤバいかなぁ。あ、本とかも持って行かなくちゃ。」

「あみさん、ゆうくんをよろしくね。ゆうくん、あみさんのフォロー、ちゃんとするのよ?大変だったら、いつでも頼ってね。いろいろ、してあげるから。」

「愛美、いろいろってなんだ・・・」

「んふふ、ひみつ~♪」

愛美さん・・・あやしすぎます・・・。あみさんが、不思議そうに見ています。

「じゃあ、宮崎くんも気をつけてな。あみとゆうとを頼むよ。」

みんなに見送られながら、家に戻りました。

「理子さん、ゆうくん、今日は連れて行ってくれてありがとう。まさかお父さんに会えるなんて・・・。お父さんもお母さんも、いい人たちでよかった・・・。」

「あみさんがホントにお姉さんだったなんて、そうだったらいいのに、と昨日思ってたのが、現実になっちゃってびっくりね。」

「ホントだね。お父さん、ツライ思いをしてたんだね。そういうのを乗り越えて今がある、って感じなんだろうなぁ。お父さんの家族を大事にする感じ、すごいと思ってたけど、もしかしたら関係あるのかもしれないね。」

「うん、そうかもね。でも、今日のお父さんとお母さんの反応、うれしかった。」

「ほんとだよね。揉めてもおかしくない場面だけど、お母さんのキャパ、すごいと思ったよ。」

「でも、ゆうくんもすごいね。理子さんのご両親と、ほんとに仲良しで。お母さんもゆうくんって呼んでるのね。びっくり。」

「あはは、それは、いろいろあってさ・・・汗。さ、さて、お昼にしよっか。ホットケーキでいい?」

「うん!ありがとう!」

「いいの?なんか手伝う?」

「大丈夫だよ。大した作業はないからさ。」

軽くサラダを用意しておいて、ホットプレートでホットケーキを焼きながら食べてお昼を済ませ、ゆうとの授乳タイムが終わった後、あみさんに留守番をお願いして、理子さんと病院に向かいました。

そのまま病室に案内されて、荷物を置いたら、私はお役御免です。面会時間はあまりとれないようでした。次の面会からは、事前予約が必要です。幸い個室なので、ビデオ通話ができるのがありがたいです。病院のWi-Fiがあるので、そのための薄型PCも置いてきました。

家に戻ると、あみさんが出迎えてくれました。思わず玄関であみさんを抱きしめてしまいました。あの頃を思い出します。

夕食は私が作り、あみさんと一緒に食べました。お風呂は昨日と同じく、あみさんが自分の体を洗い終わったところで呼んでもらいゆうとを裸に剥いて渡し、また呼ばれたらゆうとを受け取り、体を拭いてクリームやあせもの薬などを塗り、オムツをして服を着せました。

まだ首も座っていないのでくにゃくにゃですが、これでも新生児の頃よりずっとしっかりしてきたのだそうです。

あみさんと入れ替わりで、私が入浴します。

私が上がったときには、ゆうとの授乳も済んでいました。あみさんの授乳シーンを見逃しました。惜しい。

私はビールで、あみさんはノンアルビールを飲みながらリビングでくつろいでいると、ゆうとがふにゃぁ、と声を上げました。めずらしく目を覚ましているのに泣くわけでもなくキョロキョロしています。

「ゆうと、いい子にしてた?お父さんだよ~。」おもわずそう言ってしまいます。ほっぺたをつつくと、にっ、と笑ったようなひきつったような表情をして、かわいいです。

すると、あみさんから、「ゆうくん、その呼び方、いいの?ちゃんと理子さんと相談してよ?」

「そっか、そうだよね。理子さんが帰ってきたら、この先どう暮らしていくかも相談したいし。俺としてはあみさんも一緒に暮らしていけたらうれしいけど。そういえば、お父さんの認知の話、どうするの?」

「うん、理子さんたち姉妹が、みんな受け入れてくれるなら、受けようかな、って思ってる。母方のほうはもう知ってる親戚もいないから、他に相談すべき人も、なにか口をはさむ人もいないしね。」

「そうなんだ。理子さんも里美さんも、今日の雰囲気だったら問題なさそうだね。あとは彩ちゃんかな。」

「一番下の妹さんだっけ?いまはどうしてるの?」

「大学に入ったばっかりだよ。この春まで高校生で、家にいたんだけどね。素直で元気ですごくかわいい女の子だよ?」

「そうなんだ。ゆうくん、かわいいからって、手を出しちゃダメよ?福島家、美人ぞろいだもんね。お母さんも美人で色っぽいし、里美さんも理子さんも、違う雰囲気だけどそれぞれ美人だし。」

「う・・・、そ、そうですね・・・」

「・・・ゆうくん?」

「は、はい・・・」

「まさかと思うけど・・・忠告はもう手遅れ?!」

「あの、そのまさかで・・・あ、あの!でも、ご家族の女性陣公認というか、頼まれたんですからね?!」

「頼まれたって・・・どういうこと?どうしてそうなっちゃうの?そもそも、里美さんじゃなくて、お姉さんの理子さんと結婚したのもよくわかんないし・・・」

「実はですね・・・」

あみさんにも隠し事はできない、と思い、全部説明することにしました。

・里美さんとのそもそもの関係、あみさんとの頃の里美さんとの間にあったこと

・理子さんとのきっかけと、お父さんの代わりに温泉に行ったこと

・温泉で、彩ちゃんの初体験を依頼されたこと

・お父さんとのストレスをかかえた愛美さんと関係したこと

・それがきかけで里美さんとケンカ状態になったのを察して心配した理子さんが来てくれてたこと

・それから急接近して結婚を決めたこと

・お父さんから愛美さんとのことで依頼されたこと

などを話しました。

「はぁぁ。じゃあさ、私も含めたら、姉妹4人とも、ゆうくんとエッチしてるってこと?」

「そ、そうなります・・・。」

「姉妹丼、って言葉聞いたことあるけど、特大盛ね・・・。」

「そのうえ、愛美さんともしてますしね・・・」

「うわぁ・・・それ、全部私とのことがあったあとよね?ゆうくん、あれから4人もエッチしてたってことなのね・・・」

「福島家は、そうですね。」

「え、福島家は、って・・・もしかして、他にもいるの?!」

「ええ、まぁ・・・」

「ちょっと、それ、理子さんは知ってるの?」

「もちろんです。理子さんには、付き合う前に全部伝えてあります。」

「はぁ・・・それを受け入れる理子さんもすごいわね・・・」

「私もそう思います・・・。理子さんは、それはぜんぶ私が知り合う前のことだから、って言ってくれました。」

「でも、どんな人か、モヤモヤしたりしてるんじゃない?」

「あの、そのうち2人は、理子さんと一緒に会いました。」

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(2020年05月28日)

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