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【高評価】いつのまにか◯だくさん!?・・・17(体験希望者)(1/2ページ目)

投稿:2025-04-23 11:59:32

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IT社畜◆IBeJZ3k(北海道/20代)
最初の話

私は宮崎といいます。地方国立大卒、地方のIT企業の技術職、社会人3年目の25歳です。学生時代はラグビーをしていて、身長も180センチと体の大きさと頑丈さが取り柄です。大学時代にはじめて彼女ができて、有頂天になっていたら、ラグビーの合宿で離れている間に、彼女の寂しさの相談に乗るフリをして近寄った後…

前回の話

「あ、千葉さんから電話だ!里美になんかあったのかな?」#ピンクそう言いながら電話に出ます。もちろんスピーカーモード。「もしもし?理子です。千葉さん?なにかあったの?」#ピンク「理子さん、すみません。実は、里美さん、急に帝王切開することになりまして。」「え、どうしたの?赤ちゃん、なにか…

翌日は、女性チームの赤ちゃん訪問です。少し遅めの朝食後、電話をすると面会オッケーとのことで、私は3人を乗せて病院まで行き、そのまま車の中で待機していました。

1時間弱で戻ってきた3人は、口をそろえて「おおきかったね・・・」と言いました。

理子さんは双子出産だったし、あみさんも華奢なので、比較的長身でグラマラスな里美さんとはそもそも母体のサイズが違う時点でしかたない感じもありますが、さすが里美さん、という気がします。

彩ちゃんはスレンダーで背はあり、これからどんなスタイルになるか、楽しみです。

「あ、そろそろ彩ちゃん、加奈ちゃんとの待ち合わせ時間?」と聞くと、

「ほんとだ!家に戻ったら急いで荷物持ってくるから、車で待ってて!」というので、帰宅後、またもや車待機です。

降りた理子さんが、一度戻ってきて運転席の窓を叩くので開けてみると、こう言いました。

「加奈ちゃんって子、もしかしたら彩に、初体験の話を聞かされて、私も、って思ってるかもしれないと思うの。でも、引き受けちゃダメよ?」

「あ~、俺ももしかしたら、って思ってたよ。そういうのって、キリがなくなる可能性もあるからね。昨日里美さんの初めての時の話をして、あらためて思ったけど、トラップになりかねない話でもあると思うんだよ。だから、理子さん経由で来た場合以外、絶対受けないから。」

「うん、ゆうくんがそう思ってくれてるならよかった。私経由の話なんてあるわけないとは思うけど、まぁ、先のことはわかんないしね。それこそ、あみさんみたいに、夫婦了解済みで子供が欲しい場合だってあるかもだし。」

「まぁ、これ以上、外には子供増やしたくないけどねぇ。理子さんとだったらまだまだ欲しいけどさ。笑」

「あはは、それも、お手柔らかにお願いします・・・汗。じゃあいってらっしゃい。」

話が終わるのとほぼ同時に彩ちゃんが戻ってきたので、そのまま乗せて、駅前に向かいました。駐車場に停めて、待ち合わせ場所だという改札前まで行こうとすると、彩ちゃんが私の腕に抱き着いてきました。え?友達と会うのに、いいの?

改札に着くと、待ち合わせ時間の10分前でした。よかった、余裕です。

「あ、いた!加奈ちゃん!」

「あ~!彩ちゃん!ひさしぶり~!!」

加奈ちゃんは、話に聞いていた通り、小柄で童顔で、かわいい女の子、という感じでした。

彩ちゃんが腕に抱きついているのでびっくりしているようです。

「こんにちは、はじめまして、宮崎です。彩ちゃんの義理の兄、ということになりますね。よろしくね。」

そう言うと、加奈ちゃんは私の前に立って、「は、はじめまして、彩ちゃんと中学、高校で一緒だった、会津加奈です。彩ちゃんからは、かっこいいお兄さんができた、って聞いてたんですけど、想像以上に素敵なお兄さんで、びっくりしました。よろしくお願いします。」と言って、ペコリ、とお辞儀をしてくれました。

「こちらこそよろしく。それで、今日はどうするの?お店に行ってごはんでもする?それとも、ドライブのほうがいいかな?俺は2時くらいまでしか一緒にいられないけど、今からなら、海岸とか、峠の展望台とかなら行けるかな?時間の範囲でできることだったら、可能なことならなんでもつきあうよ?」

彩ちゃんと加奈ちゃんが、顔を見合わせてます。彩ちゃんが頷いて、加奈ちゃんがこっちを見ました。

「じゃあ・・・ドライブでもいいですか?砂浜の海とか、行けるでしょうか。」

「海ね。うん、大丈夫だよ?ただ、今からだとお店でお昼を食べる時間がなくなっちゃうから、もしよかったら、そこのサンドイッチやさんで好きなサンドイッチを買っていって、海を見ながら食べようか。」

「はい!それでいいです!」

ということで、駅前のサンドイッチ屋さんに寄って、サンドイッチと飲み物を買ってから、車に向かいました。

「加奈ちゃん、助手席でいいよ。」「ありがとう。おにいさん、失礼します。」

丁寧にそう挨拶して乗ってきました。彩ちゃんは後部座席です。

「チャイルドシートが3つもあるんですね。」

「うん、うちの子、先日生まれたばかりなんだけど、双子でね。あと、妻のお姉さんの子も生まれたばっかりで、旦那さんがいない人だから、俺たちと一緒にいるんだよ。いま、里帰りで妻と彩ちゃんの実家にいてさ、俺も一緒に過ごさせてもらってるんだよ。」

「赤ちゃんかぁ。かわいいでしょうね。」

「うん、ちっちゃい体で、一生懸命ミルク飲んでさ、めいっぱい泣いてさ、オムツ替えたり、お風呂入れたり、ミルク飲ませたり、すべてが愛おしくなるよ。」

「加奈ちゃんは、何人兄弟姉妹なの?」

「私は一人っ子です。だから、兄弟や姉妹が多い人ってうらやましくて。彩ちゃんは3人姉妹でしょう?お姉さんが2人もいるなんて、うらやましかったです。」

「まぁ、人それぞれ事情があるからね。彩ちゃんだって俺の妻の理子さんとは11歳も離れてるから、たぶん小学校低学年のうちに家を離れてるはずだよね?そういう意味ではすぐ上のお姉ちゃんと2人姉妹みたいな感覚だったんじゃないかな。」

「そうそう。だって、幼稚園の頃に、高校生だもん、親と一緒な感覚だったよ。ケンカする対象にもならなかったし。でも、すぐ上のおねえちゃんも、すぐ上っていっても7つ上だから、面倒を見てくれるおねえちゃん、って感じだったよ。姉妹でケンカとか、ありえないよね。」

「そうだよなぁ。俺は妹が1人いるけど、5つ離れてたから面倒はみるけど、やっぱりケンカはしなかったなぁ。女の子だしね。それに両親共忙しかったから、俺が家事したりしてたしね。ごはん作って食べさせたりとかしたよ?」

「ってことはあれか、この3人は、兄弟げんかしたことないチームだな。立場はそれぞれ違うけど。」

「なにそれ、おかしい!笑」

「加奈ちゃんは、大学生?」

「はい、というか、女子短大ですけど。」

「そうなんだ、どんな方向に進むの?」

「一応、栄養士になりたいと思って、食物栄養科に入ったんですけど。できれば、その先、管理栄養士を目指したいと思ってます。それにはもっと別のところで勉強するか、実務経験が必要なんですけど。」

「そうなんだ。卒業後に進みたい道を考えて進学先を考えててすごいな。そういえば、彩ちゃんって、なんの大学だったっけ?」

「私は△女子大学の人間生活学科っていうところなんだけど、できたら司書さんになりたいと思ってるの。」

「そうなんだぁ。彩ちゃんもちゃんと考えてて、すごいね。俺なんか考えてなかったよ。得意だったってだけで、物理のほうに進んじゃったけどさ。」

「短大だと、結構授業が忙しいんじゃない?特にそういう資格とる感じの学部学科だと。」

「1年の後期になると、忙しくなるって聞いてます。2年の後半は就活ですしね。でも職種が限られるのと、学校の推薦みたいなのが多くて、いろいろ難しいみたいです。」

「じゃあ、彼氏を作ったりするのも1年目の前半が勝負、みたいな?」

「あはは、そうかもしれないですね~。逆に、短大だから、就職してから、って人も多いかもです。」

「まぁ、慌ててもしかたないしね。あ、そろそろだよ、そこの駐車場に入れるから。」

そう言って駐車場に車を入れました。お天気も良くて、風もそれほど強くなく、海を眺めるにもいい天気です。

「うわぁ!きれい!」彩ちゃんが叫びました。

車に積んであったレジャー用椅子やテーブルも持って、海に向かって歩きました。真夏と違って、砂浜も足跡がほとんどありません。人もまばらです。

「ここでいいかな。彩ちゃんと加奈ちゃんは椅子並べて。」

「は~い」

私はテーブルを拭いたり、買ったサンドイッチや飲み物の準備をします。

「じゃあ、海を見ながら、食べようか。」「はい!頂きま~す♪」「いただきます!」

サンドイッチがおいしい。おしゃれなBGMがあるのもいいけど、波の音を聞きながら、っていうのもいいものです。サンドイッチもいい感じで減り、そろそろ食べ終わり、飲み物をのんびり飲んでると、加奈ちゃんが言いました。

「ここ、今日はほとんど人がいないけど、夏だったら海水浴客で混むんでしょうね。」

「そうかもしれないね。子どもが歩けるようになったら、今度子連れで来ようかな。」

「彩ちゃんは、彼氏とか、いないの?」

「いないよ?高校の頃もいなかったけど、そのまんまだよ。」

「大学だと先輩とかも結構いるんでしょ?仲良くなる男の人とか、いないの?」

「う~ん、近寄ってくる、って感じの人はいるんだけど、仲良くなるって感じじゃないんだよね~。授業で移動する時も女の子同だし。」

「サークルの飲み会とかでさ、やたら飲ませたがる人とか、いるんだよね。こっちは二十歳未満で飲んじゃいけないから素面なんだけど、向こうは酔っててさ、お酒を飲ませようとしてきたりね。」

「それでも一次会はいいんだけど、二次会とかに行くと、露骨な人がいてさ、ちょっとうっとうしい時があるんだよね。今のところは女の先輩がガードしてくれてるけど、いつもいるとは限らないしね・・・」

「じゃあさ・・・彩ちゃん、まだ男の人と・・・お付き合いしたことってないの?」

「う、うん・・・おにいちゃんみたいにかっこいい人がいればいいんだけどな~。ってか、もしかして、加奈ちゃんも?」

「うん・・・。いままで、惹かれるような人もいなかったし・・・。女子短だから、教職員には男性いるけど、先輩とかも女ばっかりだからあんまり機会もないしね。そもそも男の人とお付き合いって、どうすればいいのかもわかんないし・・・。」

「加奈ちゃんかわいいのにね、どうして男子どもは放っておくんだろ。」

「それは彩ちゃんでしょ・・・。女の子らしいし・・・。私は子供っぽいから・・・高校までも寄ってくる人もいなかったし、誰も見向きしてくれないよ?」

「でもさ、加奈ちゃん、出るとこは出てるし、すごいじゃん!私なんか、貧乳だし・・・お尻もあんまりないし・・・」

加奈ちゃん、もしかして、ロリ巨乳的な?!ギャップ萌えな人も含めて、そういう需要もありそうですが。

彩ちゃんも、そういうのはスレンダー、っていいましょう。天使っぽい体型で素敵ですよ?

「体型なんて、男の人に見せる機会なんてないでしょ?それに、それを見せたら寄ってくる人って、それこそヤバいんじゃない?」

「でも、もうちょいおっぱいとか、大きくなってくれるといいのに・・・。あとちょっとでCカップって感じだけど、なかなかね~。お母さんもお姉ちゃんたちもそれなりにあるんだけどなぁ。すぐ上のおねえちゃんなんて、すごいし。」

「私、こんな見た目だけどEなんだけどさ、大きいと重いよ?それに走ると揺れて走りにくいしさ、普段大きくていいことなんかないよ?」

加奈ちゃん、Eカップなんですか・・・それはすごい・・・確かに顔立ちからのギャップはものすごいかも・・・。トランジスタ・グラマー、ってやつでしょうか。

「こういうトコ来るとさ、夏に海水浴とかいいな、って思うけど、水着を着ると思うと、躊躇しちゃうのよね。見せたいわけじゃないけどさ、注目もされそうにないサイズっていうのも逆に恥ずかしいのよ・・・」

いや、じろじろ見られないだけで、男どもはぜったい彩ちゃんを見てると思います・・・。

「私、顔が童顔でこの胸だから、いちいち見返されることが多くて、逆にイヤだよ?だから体型が目立ちにくい服装とか、選んでるし・・・。」

顔は関係なく、それなりに胸がある水着姿の若い女性が通ったら、男はつい見ちゃうと思います・・・。男の習性ですから。むしろ、童顔で小柄なのにグラマーって、二度見しちゃうんじゃないでしょうか。

・・・ってか、だんだん、なんか私がここにいてもいいのか?っていう話題になってきました。聞こえないふり聞こえないふり・・・。

「これで、そんな体型がいい、っていう彼氏でもいれば、少しは気が紛れるのかもしれないけど、そんなアテもないし、せめて早く初体験くらいしたいけど、そんな機会もないしね~。ね、彩ちゃん。」

「え、そ、そうだね・・・」

彩ちゃん!そこは合わせないとダメでしょ!!

「え、彩ちゃん?なにその鈍い反応・・・。もしかして・・・もう・・・したことあるの?!」

「う、うん・・・。いちおう・・・。」

「えええ!!!仲間だと思ってたのにぃぃぃ!!いつ?!相手の人、どんな人?!どうだったの?!やっぱり痛かったの?!」

「う、そ、それは・・・」

加奈ちゃん、急にテンションが上がってます・・・そして彩ちゃん、答えに窮しています・・・。こっち見て黙り込むのやめて~!!!

さすがの加奈ちゃんも、その視線に気づきました。あああ・・・。そして彩ちゃんと私を交互に見ながら、言いました。

「も、もしかして・・・おにいさんと・・・?」

彩ちゃん、黙ったまま、こくり、と頷きます。ひ~!バラしちゃダメでしょ!

「お、おにいさん・・・彩ちゃんと、しちゃったんですか?!ホントなんですか?!」

彩ちゃんが実質肯定しているようなものなので、否定するわけにもいかず、正直に答えることにしました。

「そう。俺が彩ちゃんのはじめて、もらったよ。」

「そんな・・・彩ちゃん・・・仲間だと思ってたのに・・・。」

加奈ちゃん、呆然としています。彩ちゃんが知らないうちに大人の階段を上っていたことが、かなりショックなようです。

「彩ちゃん・・・それで、おにいさんとのはじめて、どうだったの・・・?」

「そりゃあ・・痛かったよ・・・?おにいちゃんの、大きかったし・・・。でも、痛かったけど・・・気持ちよかった・・・」

「えええ!はじめてでも気持ちよくしてくれたの?!」

「うん・・・はじめてなのに、イッちゃったもん・・・。」

「ふつう、はじめてって痛いだけって聞くけど・・・そうじゃなかったの?!」

「うん、おにいちゃんが優しくしてくれてね・・・すごかったの・・・。私、失神しちゃったもん・・・。」

・・・この青い空の下、青い海の前、白い砂浜の上で、さわやかな風を受けながらする会話ではない気がします・・・汗。

「じゃあ・・・じゃあ・・・」

なんか急にじゃあじゃあしてますが・・・なんでしょう?と加奈ちゃんのほうを見ると、

「お、おにいさん!私のはじめても貰ってください!!!」

とんでもないことを言い出しました。いや、そういえば理子さんにすでにこういうケースについて、釘を刺されていたんだった。断ろうと思ったら、先に彩ちゃんが反応しました。

「え!ダメだよ!加奈ちゃん!」

「どうして?!彩ちゃんのはじめて、もらってくれたんでしょ?だったら、私のだってもらてくれてもいいじゃない!」

「彩ちゃんは、私がおにいさんとするのイヤなんでしょ?!だから・・・」

「そうじゃないってば、でも、ダメだって!」

「いいもん、おにいさんにお願いしてるんだから!おにいさん、お願い!私のはじめて、もらってください!お願いします!」

加奈ちゃんがそう言って、私のところに来て抱き着きました。

むにっとした胸が当たります。たしかにこれはEはありそう・・・ボリューム感のあるやわらかくていい感触です・・・って違う違う!

「こめんね加奈ちゃん、加奈ちゃんみたいなかわいい子にそう言われるのは男としてうれしいけどさ、それはできないよ?」

「どうしてですか!?」

「だって、それって、俺にとっては不倫だよ?俺は奥さんも子供もいるんだから。」

「でも、でも、彩ちゃんとはしたんですよね?!それだって不倫じゃないですか!」

「それは違うから。」

「なんで違うんですか!よりによって、彩ちゃん、奥さんの妹ですよね?それはいいんですか?」

「じゃあ、いいです!奥さんに言いますよ!おにいさんが彩ちゃんとしたってこと!」

「加奈ちゃん・・・落ち着いてよ。」

「奥さんに言われたくないですよね?だったら私としてください!そしたら言いませんから!」

「加奈ちゃんさ、俺は、言われても大丈夫なんだよ?」

後ろで、彩ちゃんがうんうん、と頷いてます。こら。こんなことになった張本人がギャラリーのふりするんじゃない!

ふう、と一息ついて、背筋を伸ばして、加奈ちゃんを見ました。

加奈ちゃんは、何を言われるのか、ちょっとビクビクしているようですが、眼は強気です。

「加奈ちゃん、俺が彩ちゃんとしたことは、うちの奥さんも、もう知ってるよ?」

「え!・・・なんで・・・」予想外の答えだったのか、驚いた顔をしています。

「あのね、彩ちゃんのはじめてをもらったたのは、まだ奥さんと結婚する前なんだよ。つき合ってもいなかったよ?だからまず、不倫じゃないんだ。」

ここ数日もしてるので、そっちは奥さん公認の不倫ですけどね・・・。

「その頃の俺は、彩ちゃんのもう一人のお姉さんと仲が良くてね。正式につき合ってたわけではないんだけど、彼氏彼女、に近い付き合いをしてたんだよ。」

「一緒に温泉に行った話は聞いてると思うけど、その時にね、彩ちゃんがそのお姉さんに早く経験したい、ってお願いしたら、そのお姉さんの提案で、俺に頼んできたんだよ。で、その時、いまの奥さんも一緒にいたんだよ。」

「その時は、お姉さんに頼まれただけじゃなくて、彩ちゃんのお母さんも一緒にいて、みんなに納得してもらったうえで、したんだよ。だから、お姉さんに隠れてする必要もなかったし、むしろ、お姉さんは、彩ちゃんのはじめてのとき、一緒にいてくれたんだよ?、」

「俺は、女の子には、いいエッチ、幸せだと思えるエッチをしてもらいたいんだ。誰かが不幸になるようなエッチはしたくないんだよ。」

「今の俺はさ、その上のお姉さんと結婚してる身だよ?その時仲が良かったお姉さんでもないし、奥さんに内緒でしてしまったら、一生隠していかなきゃいけないことにもなるし、知られたら、奥さんが悲しむことになる。それは俺が望んでるエッチじゃないんだ。」

「じゃあじゃあ・・・奥さんにお願いしてください!!!」

「加奈ちゃん、さっき、俺になんて言ったか覚えてる?」

「え・・・なんですか・・・?」

「彩ちゃんとエッチしたこと、奥さんに言われなくなかったら、してください、って言ったよね。してくれなかったら、奥さんに言いますよ、って、言ったよね。」

「う・・・それは・・・言葉のあやで・・・」

「加奈ちゃんはかわいいし、普通に考えたら、加奈ちゃんとエッチできるってなったら、きっと舞い上がる男性がほとんどだと思うよ?だけどね、そういうことを言われてするエッチって、幸せなエッチでもないし、俺自身にとって、うれしくもないんだよ。」

「ううう・・・でも・・・」

「実はさ、奥さんから、家を出る前に、もしそういうことを頼まれることがあっても、しないでね、って言われてきてるんだよ。俺と奥さんは、当然そうだよね、って思ってることでも、言葉にして確認することにしてるんだ。」

「その中での確認事項でね。奥さんとの間では、すでに出てくることを想定していた話で、答えも決まってたんだ。だから、奥さんの意思としても、できない、っていう返事を、俺からできるんだよ。」

「そんな、彩ちゃん!彩ちゃんからもお願いしてよ!」

「ごめん、加奈ちゃん、お兄ちゃんたち、こうと決めたら、そうなの。決めた内容は、必ずしも世間の常識と一致するとはかぎらないけど、理子ねぇとおにいちゃんの意思、いつも一致してるよ?言い争いとか、見たことないもの。」

「そんな・・・」

「加奈ちゃん、それよりさ、俺、さっきから気になってるんだけど、なんか、初体験することを急いでるというか、必死な感じに見えるんだけど、もしかして、なにか理由があるの?」

「・・・おにいちゃん・・・?」

「彩ちゃん、加奈ちゃんの友達の彩ちゃんから見て、そう見えなかった?俺としては、むしろそっちを心配してるんだけど。」

「言われてみれば、確かに私もそう思う・・・。加奈ちゃん・・・。なにかあるの?私たちにも言えないこと?」

「ううう、ここで話しても・・・どうせ・・・」

「加奈ちゃん。解決できるとは言わないよ。でもさ、自分一人の中に溜め込んでると、同じ嫌な思いをするにしても、もっとふさぎ込むことになることが多いと思うんだ。ダメ元、というか、言葉に出すだけでほぐれるものもあるハズだから、ちょっと話してみないかい?」

「・・・そうかもしれないですね・・・。おにいさん・・・さっきはあんなこと言ってごめんなさい・・・。あの、ちょっと長くなるかもだけど・・・話していいですか・・・?」

「うん、聞かせてくれるかな。」

「加奈ちゃん、私も一緒に聞いていいの?」

「うん、彩ちゃんもお願い、一緒に聞いて。」

「わかった、誰にも言わないから、一緒に聞かせて。」

「あの、短大でのことなんですけど・・・。栄養士になるのに、とらないといけない必修の単位の授業が後期にあって、その授業をする教授に、先日、呼ばれたんです。」

「わからない事があって先生のところに聞きに行くとかはあるので、教授室に行くことは慣れてるんですけど、行ったら、数枚の写真を見せられて・・・」

「飲み会の写真なんですけど、私が、酎ハイの缶を持って飲む写真でした。」

「それ、私も記憶があって、私はまだ未成年なのでノンアル酎ハイを飲んでたんですけど、ちょっとよそ見したスキに、向かいにいた助手の先生がわざと似た缶のアルコール入りのとすりかえて、間違えて飲んじゃったヤツなんです。」

「その時は、ドッキリ~、とか言って、やめてくださいよ~、って笑って済ませて、終わったつもりだったんですけど。」

「教授から、栄養士になるのに、未成年で飲酒をするようなヤツに単位を出すことはできない、って言われたんです。誤解だ、って言ったんですけど、聞いてくれなくて。」

「それで、その時の助手の先生も呼んでもらってたんです。証言してもらおうと思って。そしたら、あ、それ、加奈ちゃんからそっちが呑みたいって言われて俺のと交換させられた時のヤツだよね、って・・・」

「助手の先生と一緒に、もうひとり来たんですけど、事務の若い人で、そうそう、おいしそうに飲んでたよね、お酒ぐらい普通だよねって言って飲んでたから、それで俺撮ったんだもん、って。」

「で、教授から、言われたんです。単位が欲しかったら、この授業がある間、授業が終わったらここに来て、相手をしろ、って・・・」

「ハメられたのか・・・」

「そんなのひどい・・・ひどすぎるよ・・・」

「助手の先生とか事務の人も、俺達も来ていいんですよね、って・・・」

「みんなグルか・・・」

「後期から、その授業が始まるんです・・・。そしたら・・・私・・・」

「だから、せめて、せめて初めてだけでも、いい思い出にしたくて・・・」

「でも、お願いしたつもりが、かえってイヤな思いさせちゃいました・・・ごめんなさい・・・彩ちゃんも、ホントにごめん・・・」

「そんなことだったなんて・・・加奈ちゃんにしては、なんかおかしいとと思ったもん・・・」

「加奈ちゃん、どこの短大?」

「△△女子短大です。」

△△女子短大・・・あれ?どこかで聞いた記憶があります。

「教授の名前は?」

「太田です」

「・・・ちょっと待って。電話させて。」

そう言って、電話をかけました。しばらく呼び出し音が鳴った後、出てくれました。

「もしもし?聡美さん?宮崎です。お久しぶりです。」

「あら!宮崎さんじゃない!おひさしぶり!宮崎さんから電話くれるなんてうれしいわ!」

「ごぶさたしちゃってすみません。こちらもバタバタしちゃってて。あの、お子さん、そろそろだったかなと思いまして。」

「うれしい!そうなの!生まれたわよ!女の子!3000gで生まれて、いま一ヶ月よ。宮崎さんの悠の字をもらって、ゆうたろう、って名付けたの。ごめんなさいね、勝手に字を使わせてもらっちゃったわ。」

「ゆうたろうくんですか!かっこいい名前ですね!今度、理子と2人で見に行ってもいいですか?あ、ウチも生まれたんです。男の子と女の子の双子です。さとしとゆり、って名前にしました。そうそう、峠で会った福島里美さんにも、昨日子どもが生まれましたよ。」

「宮崎さんのまわり、出産ラッシュね!おめでたいわぁ♪」

「そんなこんなでバタバタしていたもので、お手伝いどころか、ぜんぜん連絡もできなくて申し訳なかったです。亜美ちゃんも元気ですか?お二人で暮らしてるんですよね?妊婦さんだったり出産後だったり、大変だったんじゃないですか?」

「亜美も元気よ。家のことは家政婦さん2人に来てもらってるから、ぜんぜん大丈夫なの。1人はお子さんが中学生になって手が離れて時間ができたっていう方でね、料理が上手で、家事はほとんどみんなやってもらってるの。」

「もう1人は、30歳くらいの若い人で、助産師さんの資格も持ってる人だから、赤ちゃんの扱いも慣れてるし、すごく助かってるわ。だから、遊びに来てもらっても大丈夫よ。」

「そうだったんですね。よかったです。すごく安心しました。」

ふとまわりを見ると、彩ちゃんと加奈ちゃん、何の話をしてるんだ、って顔をしています。

いかんいかん。でも、前段階として、ここは避けて通れないんだよ。ここから、本題に入りますからね。

「あの、そんな大変なときに申し訳ないんですけど、ちょっと、聡美さんにご相談がありまして。」

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(2020年05月28日)

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