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タイトル(約 14 分で読了)

バイト先の先輩の娘さんとの、波乱万丈な恋物語⑦ 恋はみずいろ(1/2ページ目)

投稿:2020-03-02 00:29:54
更新:2020-03-02 00:29:54

この話のシリーズ一覧

本文(1/2ページ目)

ボトムズヲタクさん◆Egl2ZBU
前回の話

前回のエッチな体験談第六弾に、またもや多数の続編希望のお声を頂き、読者の皆様には何時もながら大変感謝致しております。m(__)mペコリ

マー坊とせっちゃんのちょっぴりエッチな恋の行く末は、果たしてどうなるのか?読者の皆様、もう暫くの間お付き合い下さいませ。

登場人物スペック

誠人(マー坊)→レストランでアルバイトをしている高校三年生。ちっぱい好きで仮性包茎、早漏、且つ童貞。

節子(せっちゃん)→中学二年生の二次元アニメ顔美少女。ちっぱいにコンプレックスを抱く、誠人命の処女。

鉄さん→誠人のバイト先の先輩にして、節子の父親。厳つい強面で、仕事には滅茶苦茶厳しいが、根はいい人。

・・・

「なぁ…誠人」

「どうした…?慎也」

「お前…恋って、何色だと思う?」

此処は、修学旅行の帰路の新幹線の車内。

五泊六日の、普段の学校生活では絶対に経験出来ない様々な出来事を体験してきたクラスメートの大半は、眠りの世界に落ちている。

「恋は、何色、か…俺の経験だと、❝恋はまだら色❞だな」

「まだら色…で、その心は…?」

「何時も明るくて元気なせっちゃん…他の女の子に嫉妬するおっかねーせっちゃん…おっぱいがちっちゃい事にコンプレックスを抱く繊細なせっちゃん…ちょっぴり(実際はとっても)エッチな事に興味津々なせっちゃん…その全てが、❝本当のせっちゃん❞なんだ」

「なるほど…」

「俺の拙い表現力じゃあ、コレが精一杯だ。スマンな、慎也」

「いや、いいさ…」

俺は腕組みして眠りの世界へと落ちていった…と思った次の瞬間。

まぶた越しにでも分かる眩いフラッシュライトで、浅い眠りは断ち切られた。

「へへへー…誠人クンのマヌケな寝顔、ゲーット!」

「ち…千夏!誰の了解とって、俺の面ァ撮影してんだコラ!」

「もう遅いよーん…ハイ、せっちゃんの携帯に送信完了!」

「は!?千夏、お前何時からせっちゃんとメル友なってたんだぁ!?」

「結構前から…だけど?」

と、俺の携帯にメール着信のランプ。

見てみるとせっちゃんからただ一言。

「誠人さんの寝顔可愛い♡」

すると、千夏が俺の携帯を取り上げ。

「やーん、♡ついてるー。相変わらずラブラブで良ござんすねー(笑)」

「放っといてくれ!」

「放っとける訳無いじゃーん、こんないじり甲斐の有るバカップル、そうそう居ないよー。ねー」

「ねー」

と、忽ちクラスの女子達からも多数の賛同の声が上がる。

「あー、もう!好きにしろ!」

「おっ、開き直ったね?なら、一つ質問。もし、アタシがせっちゃんと知り合う前の誠人クンを好きになってたら…どうなってたのかな…」

「…わからねぇな、コレばっかりは」

「…そう、だよね…」

「どうしたんだ、千夏?最近、なんか様子が変だぜ?」

と、慎也が横合いから俺達の会話に割り込む。

「う、ううん…何でも無いよ!」

「・・・?」

すると、車内放送が流れ出す。

「次は東京、東京、終点です」

俺はボストンバッグとお土産が詰まった紙袋を頭上の網棚から下ろして抱きかかえる。

「凄ぇ量のお土産だなぁ…」

「殆どはバイト先の先輩方へのお土産だけどな」

「それじゃ、せっちゃんへのお土産は?」

「お前らにだけ、特別に見せてやるぜ。…ホレ」

と言って俺は紙袋から、❝ご当地キティちゃん❞の根付けを取り出した。

「うわー、可愛い!ねーねーもしかして、せっちゃんってキティラー?」

「みたいだな」

「みたいだな、って…」

「だって俺、まだせっちゃんの自宅にお邪魔した事ねーもん」

「お前ら、何処までプラトニックなんだよ」

「そう?そう見えるか?」

「じゃあ本番、まだなの?」

「まだまだ。その代わり…っと、もうホームかよ。随分早えな」

「その代わり…って随分気になる引きなんですけどー」

「悪いけどそこから先は、自分の頭で妄想してくれよな」

と言うと俺は、紙袋とボストンバッグを持ってホームへ降り立った。

・・・

「ハイせっちゃん、お土産のご当地キティちゃん」

「うわぁー、とっても可愛い♡誠人さん、本当に有難う!」

「後コレが、瑠璃子ちゃんにお願いされたお土産ね。ハイどうぞ」

「誠人さん、有難う御座いました!」

「どういたしまして。それじゃせっちゃんに瑠璃ちゃん、俺は厨房戻るから」

とガールズトークに花を咲かせる二人に言い残し、俺は厨房へと戻って行った。

「おうマー坊、お土産有難うな!」

「いえ、どういたしまして」

「しかし…このビミョーにダサいセンスがマー坊らしいっちゃマー坊らしいよなぁ」

「は、はぁ…」

「まぁ何にせよ、本当に有難うよ」

「はいっ!」

と答えると、俺は愛用の三徳包丁にこびり付いた脂を洗剤とスポンジでこそぎ落とす。

すると。

「おいマー坊、お客さんだぞ」

「客…ですか?」

「あぁ、ボインボインの可愛子ちゃんだぜ」

(…千夏?何の用だ…)

と考えながら、俺は厨房から顔を出す。

「あ、誠人クン。忙しいところゴメンね…ちょっとだけ、良い?」

やっぱり千夏だった。

「ちょっとだけだぞ。すいませーん、ちょっと外出ます!」

と俺は厨房に声を掛け、駐車場へ千夏を連れ出す。

「で、要件は?」

「…単刀直入に言うね。アタシ…アタシ、し、慎也クンの事を好きに…なっちゃったみたい…」

「…それで?」

「あのさ…慎也クンがアタシの事をどう思っているか、それとなく聞いてみてくれないかな?」

「…まだるっこしい」

「え?」

「お前らしくもねーな、❝どう思っているか聞いてみてくれ❞?本人に直接告白すりゃあ良いじゃねーか。それとも何か?そんなに振られるのが怖いのか?」

「…正直に言えば…怖い。アタシ、ちょっと調子に乗ってたんだと思う。❝この胸さえ有れば、男はみんな思いのまま❞とかって、思い上がってたのかもしれない…そんな時、誠人クンとせっちゃんを見て…羨ましいと思ったんだ…せっちゃんが…」

「せっちゃんが?」

「…うん。おっぱいちっちゃいせっちゃんが、誠人クンとラブラブなところ見てたら、❝誠人クンはおっぱいよりもせっちゃんの内面を好きになってるんだ、良いなぁ❞って…」

「あぁ、俺は明るくて元気でヤキモチ焼きで、おっぱいがちっちゃい事にコンプレックスを抱いてて、そして、ちょっぴりエッチで…それ等を全部引っ括めて、せっちゃんが好きだぜ。それに、せっちゃんのちっちゃいおっぱいもな」

「アタシ、この大きい胸を武器にして男の子達にチヤホヤされてきたけど…せっちゃんと誠人クンを見てたら、❝もしかしたら、アタシに言い寄って来る男の子って、アタシの胸しか見ていないんじゃないの?❞って、急に不安になってきたの…」

「やっと、自分の本性に気付いたか?」

「…かも、しれない」

「ま、確かにお前は少々性格ブスなところは有るけどな、それさえ改善されりゃあ充分いい女だぜ。後はお前が本当に慎也をどう思っているか、胸に手ぇ当てて一晩考えてみろ」

「…誠人クン。有難う」

「別に。礼なんざいらねーよ、じゃあ俺は厨房に戻るぜ」

「誠人クン、じゃあね」

「…それじゃな」

と別れの挨拶を交わすと、俺は店内に戻って行った。

「…誠人さん。千夏さんと、何お話ししてたの?」

と店内に戻るなり、せっちゃんが立ちふさがる。

表情こそ穏やかだが、その目は全然笑っていない。

「恋愛相談。アイツ、片思いしてるらしいんだ…」

「…そうなんだ」

「…ああ」

「おいマー坊、いつまで立ち話してんだコラァ!さっさと厨房戻ってこい!」

と、鉄さんの怒号が俺達バカップルに浴びせられる。

「それじゃ誠人さん、ごちそうさまでした!」

「じゃあね、せっちゃん!」

とバカップルは暫しの別れを告げ、俺は改めて手を洗ってアルコールを塗布し、厨房の業務に戻った。

「マー坊、そこの鶏肉に香辛料馴染ませてくれ」

「ハイ、分かりました。後、胡椒は黒で良いですか?」

「ああ、黒胡椒で頼む」

「了解…っと鉄さん、岩塩がもう底尽きそうなんですが?」

「え?もう終わりか?…本当だ、そこの戸棚に岩塩入ってなかったか見てくれ」

「あー、有りましたけど…この一袋で終わりですね」

「なら経理のオバさんに注文してもらえ」

「了解!」

・・・

そして、午後九時前。

「マー坊…」

「鉄さん、何でしょう?」

「修学旅行は楽しかったか?」

「ハイ、お陰様で。クラスメートがやらかしてその場で即停学処分、自宅へ強制送還されるハプニングは有りましたが」

「何やらかしたんだ?」

「女湯へ突撃…とだけ聞きましたが」

「サイテーだな、そいつ…女湯ってのはな、❝好きな女の子の裸❞をバレねぇ様に覗く事にこそ、情緒が有るんじゃねぇか。違うか、マー坊?」

「は、ハイ…」

「そうそう、修学旅行と言えばな、やっぱり❝デカさ比べ❞は外せねぇよなぁ」

「…デカさ比べ?」

「すっとぼけるんじゃねーよ、❝アレ❞のデカさだよ。風呂場で産まれたまんまの姿になりゃあ、嫌でも目に入るだろうが、他人様の❝アレ❞がよ」

「あ…❝我が愚息❞の事ですか…」

「そうそう!大人しそうな奴が意外とデカかったり、逆に体育会系の奴が皮被りだったりすると、結構盛り上がったもんだ、ガッハッハ!」

「あ…その辺は、今も昔も変わらないんですね…」

「マー坊、オメェはどうだった?他人様の❝イチモツ❞と比較してよ!」

「自分から見れば普通だと思いますが…ただ、皮被ってるのは相当からかわれましたね。❝そんなのでせっちゃんと出来るのか?❞とか、❝挿れたら直ぐに発射しそう❞とか…(赤面)」

「安心しろ、俺も未だに皮被りだぞ。だけどな、夫婦の営みはきちんと出来てるし、節と言う可愛い娘も授かった。前にも言ったが、セックスってのは❝男と女の共同作業❞だ。❝互いを思い合う心❞が有って初めて、❝愛の有るセックス❞ってのは成立するんだ。そこんところは絶対忘れるなよ!」

「分かってます!」

「分かれば宜しい!おっ、ボチボチ時間だな、今日はもう上がれや」

「それじゃすいません、失礼します!」

・・・

「千夏が…俺を?」

翌日の昼休み。

中庭の芝生の上で特大の弁当箱を空にしながら、千夏の想いを俺から伝えられた慎也は、明らかに戸惑っていた。

無理もない。

クラス一の高嶺の花の美少女から突然、「アナタが好き」と言われたら、大概の男子は「コレは夢か?はたまた現実か?」と心の整理に時間を要する。

まして表現は少々失礼だが、「不細工」と言って差し支えない、冴えない風貌の男だったら、「なんで俺が?」となるのは至極当然の成り行き。

「あぁ…」

遠回しな表現が苦手な俺は、千夏の想いをハッキリと、慎也に伝えた。

「なんで俺なんだ?誠人…」

「昔からラガーマンには、❝強くて頼りになる男❞ってイメージが有るからな…老若男女問わず。千夏はそこに、惚れたんじゃないかな」

「…まぁ俺も、千夏に憧れは抱いてた。もっとハッキリ言えば、俺も千夏が好きだ。しかし、いざ交際となると…怖えんだ。❝俺みたいな男で、本当に千夏と釣り合うのか?❞ってよ…」

「何だ…蓋を開けてみれば両想いだった、って事か。だったらやる事は一つだろ!」

「やる事…?何だ?」

「愛の告白!大丈夫、千夏も自分に不安を抱いてたんだ。それを支えてやるのが、真に頼れる男だろ?」

「頼れる男、か…」

と、そこへ。

千夏が、クラスメートの女子達とキャッキャウフフしながら中庭に出て来たではないか。

「都合のいい偶然って、本当に起こるもんだな、慎也…」

「え…」

「あ…誠人クンに慎也クン…」

「おう、千夏。慎也が、お前に話したい事が有るそうだぜ」

「・・・」

「…じ、実はアタシも、し、慎也クンに伝えたい事が有るの…こ、此処じゃアレだから、放課後、屋上に来てくれない?」

「いや…今此処で伝えないと、一生後悔する気がするから、ハッキリ言っちまうぜ。千夏…俺は千夏が好きだ!」

突然の愛の告白劇に、俺を始めとする、中庭に居合わせた生徒達は皆、一様にキョトン。

そして。

「アタシも…アタシも、慎也クンの事が好きなの!こんなアタシで良ければ…お付き合いしてくれますか?」

「クラスのマドンナのお願い、断れる訳無いだろ。俺こそ、宜しく頼むぜ」

そして。

その場に居合わせた生徒達から、温かい拍手が誰からともなく起こっていた。

「誠人…勇気を出して良かったよ」

「誠人クン…本当に有難うね」

「終わってみれば両想い同士が結ばれてめでたしめでたし、だな。それじゃ慎也に千夏。学校終わったら、早速デートと洒落込もうか!慎也、今日はラグビー部は休養日だろ?」

「あぁ、そうだけど…」

「俺も今日はバイト休みだしさ。せっちゃんとダブルデートしようぜ!」

そして放課後。

「あの…誠人さん…コレって…一体?」

「あぁ…慎也と千夏は今日から恋人同士。恋愛の先輩として二人をアドバイスしてあげてね、せっちゃん!」

「あ…せっちゃん…あ、アタシ、男の人と真剣なお付き合いするの初めてなんだ…。あ、あの…よ、宜しくね、せっちゃん…」

「あー、誠人…。宜しく、頼むぜ」

「あ、あぁ…それじゃせっちゃん、先ずはオーソドックスにカラオケで良いかな?」

「えーと、カラオケも悪くないですけど…取り敢えず、ピザ屋さんでおやつ、食べませんか?」

…と言う訳で。

俺達は、駅前のピザ屋に仲良く入店。

ピザ屋の店員さん達からは「また来たか、このバカップルが…(怒)」と一瞬、冷たい視線を浴びせられたが、そんな冷たい視線に怯んでいてはバカップルなんざやっていられない。

「ハイ、ご注文の品物、お待たせ致しました!それでは、ごゆっくりどうぞ!」

の店員さんの言葉と共に、注文したピザが三枚、四人がけのテーブルに並べられる。

「それじゃ、頂きます」

「いっただきま~す♡」

と言いながら、ピザに手を伸ばすと。

「誠人さん、ハイ、ア~ンして♡」

と、バカップル恒例の儀式が始まる。

「ハイ、ア~ン」

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(2020年05月28日)

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