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タイトル(約 24 分で読了)

バイト先の先輩の娘さんとの、波乱万丈な恋物語⑨ 翼をください(1/3ページ目)

投稿:2020-03-14 08:35:33
更新:2020-03-14 08:35:33

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本文(1/3ページ目)

ボトムズヲタクさん◆Egl2ZBU
前回の話

前回の我ながら胸糞悪い体験談に多数の続編希望のお声を頂き、読者の皆様にはいつもながら大変感謝致しております。m(__)mペコリ

果たして、マー坊はせっちゃん共々、絶望の縁から這い上がれるのか?

後、今回の体験談は話の内容上、エロ要素薄めです。御了承下さい。

登場人物スペック

誠人(マー坊)→レストランでバイトをしている高校三年生。前回のお話で、DQN達に怪我を負わされる。

節子(せっちゃん)→中学二年生の二次元アニメ顔美少女。前回のお話で、DQN達に処女を奪われてしまう。

鉄さん→誠人のバイト先の先輩にして、節子の父親。厳つい強面で、仕事には滅茶苦茶厳しいが、根はいい人。

・・・

「ちょっと、誠人クン!その怪我、一体どうしたの!?」

九月一日の二学期初日。

左腕を三角巾で吊り、顎には手術の縫合跡が残る、痛々しい格好で登校してきた俺を見れば、千夏でなくてもそう言いたくなるだろう。

「・・・」

「誠人クン。何が有ったの?」

「・・・」

「ちょっと、誠人クン!」

「千夏、おはよー…って誠人!何なんだよ、その包帯!」

「…慎也、おはよう」

「一体、どうしたんだ!?おいっ!」

「…此処では、話せない。慎也、何処か三人きりで話せる場所を知らないか?」

「うーん、中庭か屋上、後は進路指導室くらいしか思い浮かばねぇなぁ…」

「なら昼休み、飯を食ったら進路指導室に来てくれ。そこで、全てを話す」

「…コレだけ聞いていい?もしかして、せっちゃんにも関わりが有るの?」

俺は無言でコックリと頷く。

「やっぱり…」

「せっちゃんって、一体…」

「夏休みの中盤くらいから、急にせっちゃんの携帯にメール送れなくなっちゃったのよ。もしかしたら、と思ったんだけど…」

「誠人…」

「・・・」

俺達三人は重苦しい空気を漂わせながら、教室へと向かって行った。

・・・

「許せない…」

「千夏…」

「何で…何であんないい娘が、こんな理不尽な目に合わなきゃいけないのよっ!冗談じゃないわっ!!!」

市民公園での一件を洗いざらい告白した俺に対し、千夏は思わず、せっちゃんを犯したDQNへの怒りをぶちまけていた。

無理もない。

同じ女性として、望まない形での処女喪失が如何に屈辱的、かつ絶望的なのかが容易に想像出来るからだろう。

「それで…それで犯人達はどうなったんだ?」

「その後…腹癒せに、ネット上にその時の動画や写真を拡散させようとしたらしいんだが…投稿したアカウントから警察に足が付いて、ソコから芋づる式に御用になったらしい。無論、そん時の動画や写真も、削除されたそうだ」

「良かった…コレで犯人が捕まらねぇ、とかなったら全く救いがねぇもんな」

「それで…せっちゃんは?まさか、妊娠とかは…」

「…膣内洗浄してからピルを投与した、って言ってたから…可能性は限りなく低い、と思うけど…コレばかりは時間が経たないと、分からない…」

「…そう、なんだ…」

「にしても、誠人。よくお巡りさんに見付けてもらったな」

「あぁ…俺との通話が途中で途切れたのを不審に思った鉄さんが、公園近くの交番に駆け込んで、お巡りさんを粘り強く説得してくれたらしい。あの防犯ブザーが無かったら…俺達は今頃、この世に居なかったかもしれないな…」

「誠人クン…」

「誠人…」

「・・・」

と、三人はしばし黙り込む。

「…誠人クン。辛いと思うけど、せっちゃんを、支えてあげて」

「あぁ。でも、支えてあげるって、何をしたら良いんだ…?」

「女の子はね、好きな男の子が側に居てくれるだけで、結構安心するの。まずは、せっちゃんに寄り添ってあげて…」

「寄り添ってあげて、か…」

「誠人クンはいつだって、せっちゃんの味方でしょ?大丈夫、誠人クンなら出来るって!」

「…すまねえ、千夏」

とそこで、ドアがノックされる。

「もしもーし、誰か部屋にいるのかー?今からこの部屋使うから、悪いけど出てってくれないかー?」

と、先生が呼び掛ける。

「すいません、今出まーす!」

との千夏の返答を合図に、俺達三人は進路指導室から退室する。

「おいっ、誠人。怪我は大丈夫か?」

「…大丈夫、と言いたいですけど…」

「何にしても、あまり無理はするなよ」

「分かってます…」

と言うと、俺達は教室へ戻って行った。

・・・

「で…誠人。バイトは、大丈夫なのか?」

「店長が見舞いに来た時、穴埋めに一人雇う、って言ってた。だからお店の方は問題無い、と思うけど…」

「後はお前の怪我の回復次第、と言う訳か…」

「…まぁな」

「…にしても、誠人。顎を骨折したって言ってたけど、その間食事はどうしてたんだ?」

「骨が完全にくっつくまでは全部流動食。もう二度と御免だぜ、あんな味気も素っ気も無い代物」

「あはは…それじゃ俺は練習に行くわ。じゃあな、誠人」

「それじゃな、慎也」

そして俺は怪我をして初めて、バイト先のレストランへと顔を出した。

「いらっしゃい…って、マー坊!怪我は大丈夫なのか?」

「先輩…この度はご迷惑をお掛けしました。どうもすいませんでした」

「何、気にするな。それより怪我はどうなんだ?」

「後二週間位すれば、肩の骨も完全にくっつくと言ってました。顎はまだ違和感は有りますが…普通に食事をする分には問題無いですね」

「そうか…それじゃマー坊、店長に顔出してこいよ」

「そうですね…分かりました」

と言うと俺は、レストランの事務所に向かった。

「すいません、誠人です…店長、いらっしゃいますか?」

「開いてますからお入りなさい」

「はい…失礼します」

俺は促されるままに事務所に入り、まるで❝スラムダンクの安西先生❞の白髪をロマンスグレーにした様な、小太りの店長が座っているデスクの前に歩み寄る。

「店長…この度はご迷惑をお掛けして、どうもすいませんでした」

と俺は、深々と頭を下げる。

「気にしないで下さい…君は愛しい彼女を守る為に、最善の行動をしたのです。気に病む事は有りません」

と店長は、穏やかな口調で俺に語り掛ける。

この様に一見、紳士的で穏やかな店長にあの鉄さんが何故、頭が上がらないのかは俺達従業員にとって❝このレストラン最大の謎❞である。

閑話休題。

「でも俺は…せっちゃんの処女を守れませんでした…」

「一対五で逃げなかっただけでも、大したものですよ…それに、誠人くんは何も悪く有りません…悪いのは、数の暴力で節子ちゃんを犯した奴等です…」

「店長…」

俺は何時の間にか、大粒の涙を流していた。

「誠人くん…男の子が泣くのは、決して恥ずかしい事では有りません…泣きたければ、泣きたいだけ、泣いて良いのですよ…」

「…店長!」

俺は右手で顔を押さえながら、ひたすら涙を流し続けた。

「せっちゃん…せっちゃん…」

「・・・」

「ぐすっ…すいません、店長…」

「誠人くん…泣いて、すっきりしましたか…?」

「ええ、はい…」

とそこで、ドアがノックされる。

「すいやせん、店長宜しいですか?」

「鉄さんですね…どうぞ」

と、鉄さんが事務所に入ってくる。

「マー坊…大丈夫なのか?」

「鉄さん…本当に、ご迷惑をお掛けしました。本当に…すいませんでした!」

「何、気にするな!オメェはやるべき事をやったんだ、何時までもクヨクヨするな!」

と言いながら、鉄さんは俺の背中を引っ叩く。

「…痛っ!」

「すっ、すまねえマー坊!大丈夫か!?」

「は、はい…」

「おうそうだ!オメェの穴埋めに雇った奴を紹介しなきゃあな!おーいノブノブ!こっち来い、こっち!」

と呼ばれたのは、ジャニーズ事務所に入所しても充分やっていけると思える程の、❝可愛い系❞の美青年。

「どうも始めまして!俺、信彦と言います。先輩、宜しくお願いします!」

「あ、どうも始めまして…誠人です。俺の穴を埋めてくれて、どうも有難う御座います!」

「いえいえ…俺なんて、まだまだっすよ。先輩、早く戻って来て下さいね!」

「鉄さんのシゴキはキツイと思うけど…俺が戻るまでの間、宜しく頼みます!」

「いやいや…大学の演劇研究会の稽古に比べりゃあ、鉄さんのシゴキなんか苦にならないっすよ!」

「え!?だ…大学生なんだ!?」

「え、えぇ、…あ、誠人さん、例え年下でもこの店では誠人さんが先輩ですから、俺の事は呼び捨てにして構いませんよ?」

「そ、それじゃあノブノブ…俺が戻るまで、宜しく頼むよ!」

「任せて下さい!そうだ誠人さん、何かご注文は有りますか?」

「あ、あぁそうだな…それじゃ、オムライスをお願いします!」

「オムライスですね?了解しました!」

と言うと、信彦は厨房に戻って行った。

「あの野郎、軟弱そうな顔に似合わず、中々根性の有る野郎でな…お前の穴埋めってのが勿体無い位だ…」

「いやいや…あんまり、せっちゃんに会わせたく無いっすね…」

「バーカ、節があの程度のイケメンに心揺れる様な尻軽だと思ってんのか?」

「いえ…そう言う意味で言ったんじゃ…」

「ホッホッホ…まぁ何にしても…この店にまた一人、強力な仲間が加わった、と言う訳ですね…そうだ、誠人くん。今回の一件で、必要な事が有れば、ウチの顧問弁護士さんを頼りなさい。必ず、誠人くんの力になってくれる筈です」

「店長…有難う御座います!」

「誠人さーん!オムライス、上がりましたーっ!」

「それじゃ店長に鉄さん、すいません。俺はコレで…」

と言うと俺は、カウンター席に出されたオムライスをパクつく。

…と。

アンダーリムフレームの可愛い黒縁眼鏡をかけた瑠璃子ちゃんが入店してきた。

「あ…誠人さん!え…どうされたんですか、その左手!」

「あ…その…コレは、ちょっと…」

「あの…節が急に学校早退しちゃって…」

「そ、早退?」

「このお店に来てないかな、と思って、来てみたんですけど…」

「おう、何だ瑠璃子ちゃん!どうした、何か食ってくか?」

「あ…お父さん!節が急に学校を早退しちゃって…このお店に…来てませんか?」

「そ…早退!?いや…店には来てねぇが…ちょっと待て、今家に電話入れてみる」

と言い残すと鉄さんは厨房へと戻って行った。

「誠人さん。節…夏休みに、何か有ったんですか?」

「うん…でも、今、此処では言えない。何処か、別の場所で…」

と言うと、鉄さんが戻って来た。

「マー坊に瑠璃ちゃん!節の奴、家に帰って来てたぞ。様子を見に行ってやってくれ!」

「分かりました!」

「それじゃすいません、失礼します!」

と言うと俺は瑠璃子ちゃんを駐車場へと連れ出し、市民公園での一件を告白した。

「そんな…」

瑠璃子ちゃんにはいささか衝撃度が強過ぎたのか、顔面蒼白になっている。

「瑠璃子ちゃん。この事は、絶対誰にも口外しないって、約束してくれる?」

「…勿論です」

「それじゃ、せっちゃんのお家に行ってみよう」

「…そうですね」

俺達二人は連れ立って、せっちゃんの家の呼び鈴を鳴らす。

玄関前まで送った事は何回も有るが、お邪魔するのは意外にも、コレが初めてだ。

「はい、お待たせしました。あら、瑠璃子ちゃんに、そちらの方は…誠人さん?」

と、ちょっと神経質そうだが目鼻立ちの整った、まだまだ奇麗なおば様が顔を出す。

「あ…どうも始めまして。自分はせっちゃんの…彼氏の、誠人と言います」

「こちらこそ始めまして。ささ、こんな所で立ち話も何ですし、どうぞお上がり下さい」

「それではすいません、お邪魔します」

と俺はせっちゃんのお母様に促されるままにリビングへと案内される。

その一角には大きな仏壇と…お地蔵様を安置した、小さな仏壇。

俺は思わず、小さな仏壇に右手で祈りを捧げていた。

(季美子さん、御無沙汰しています…この度は、せっちゃんをあんな目に合わせてしまい…本当に申し訳有りませんでした)

「あの…お地蔵様は…?」

「あ…瑠璃子ちゃんは御存知無かったかしら。実は…節は双子でね、そのお姉ちゃんが、あのお地蔵様なの」

「って事は…」

「察しはつくと思うけど…節のお姉ちゃん、季美子はお地蔵様と一緒に、私達を見守っているのよ」

「そう、だったんですか…」

瑠璃子ちゃんはそれっきり、すっかり黙り込んでしまった。

無理もない。

友人は出生時に、双子の姉と永遠の別れを経験し、そして夏休み中に輪姦されて処女を奪われた…。

中学生にはどちらか一つだけでも重過ぎる話なのに、二つを同じ日に聞かされたら、頭がどうかなっても仕方が無いだろう。

「それで…せっちゃんは?」

「あ…二階の自室よ。今、案内しますから…」

と俺達は二階へと案内された。

木製のドアには「節子のお部屋」と書かれた、可愛らしい表札が下がっている。

俺は深呼吸すると、意を決してドアをノックする、が。

返事が無い。

更にもう一度ノックしてみるが…。

やはり、返事は無い。

「…せっちゃん?誠人です。入って…良いかな?」

と呼び掛けてもやはり、返事は無かった。

「すいません…お邪魔します」

と、俺は恐る恐るドアを開け、瑠璃子ちゃんと一緒に、せっちゃんの自室に足を踏み入れる。

カーテンが完全に閉め切られたせっちゃんの自室は、多少空気が澱んでいる様に感じられた。

「…節?明かり、点けるよ?」

と瑠璃子ちゃんが、❝勝手知ったる他人の家❞と言った調子で照明器具のスイッチを入れる。

やはり女の子らしいと言うか、明るい色調のカーテンやクッション、そして一際目を引くのが大小様々なキティちゃんのぬいぐるみの山。

ざっと目に入っただけでも、軽く三十個近くは有るのではないか。

「…節?瑠璃だよ。ほら、誠人さんが来てるよ、節…」

と瑠璃子ちゃんがベッドに呼び掛けると。

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