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体験談(約 38 分で読了)

Yとユウコと高校時代⑭「揺れる思いと切れない縁」(1/3ページ目)

投稿:2020-12-13 23:29:18

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名無しのおじさん◆IoFERTI(40代)
最初の話

多数のコメントと、続編希望を頂き、誠にありがとうございます。また、長きに亘り、私「Y」と「カオリ」の話をお読み頂き、心より感謝いたします。今回からは、私が転校した先の中学校時代や、高校時代、大学生時代の話や、日常のエロのお話を出来ればと思っております。恋人とのリセット期間中の事と…

前回の話

この度は私の話をお読み頂き、また、多数のコメントと、続編希望を頂きました事を心より感謝致します。私の中学校時代や、高校時代、大学生時代の話や、日常のエロのお話を書かせて頂いております。一応は時系列で進行しておりますが、文中で時代背景が前後する事がありますので、ご容赦ください。高校…

この度は私の話をお読み頂き、また、多数のコメントと、続編希望を頂きました事を心より感謝致します。

私の中学校時代や、高校時代、大学生時代の話や、日常のエロのお話を書かせて頂いております。

一応は時系列で進行しておりますが、文中で時代背景が前後する事がありますので、ご容赦ください。

高校時代編も終盤の14話目。高校時代の私は結構真面目(←笑)然程エロエピソードが無く、お楽しみ頂けるか一抹の不安は有りますが・・・。

さて、前回は私とユウコのその後の関係性のお話と、共通の友人であるカズエちゃんが決断した、なんてお話を書かせて頂きました。

改めて申しますけど、この時の私とユウコは別れてはいませんからね!SEXはしませんでしたけど【恋人】を休止していただけです。

事件にてユウコの傷心もありましたし、カオリちゃんの勉強助っ人、自身の勉強の遅れを取り戻す為に【恋人関係】を切り離したって感じです。

そんな今回は、カズエちゃんとの一件のお話です。【偽・疑似恋人役】から【プレ恋人】となった私。カズエちゃんの世の子復帰の助っ人となります。

ユウコからの許可も得ており、カズエちゃんが望んでいた処女卒に至るまでの不思議な役回り。美味しい役とお思いでしょうけど、結構大変でした。

私とユウコの関係がどうなって行くのか?カズエちゃんの処女卒は??・・・なんて言うエロ度が低い、長文のどーでも良いお話です(笑)

-------本編--------

新緑の5月。今年(1993年当時)のGWは4月30日&5月1日の休みが取れれば最大で8連休と言う長い物。我が校は鬼畜にもこの2日間は普通に登校日。

そんな5月1日(土)の放課後。カズエちゃんから招集を受け、ユウコも動員されて我が部屋にて【キス】の猛特訓が行われておりました(苦笑)

ユウコ:「そうじゃないってば!目を瞑って、普通にしてれば良いの!」

カズエ:「こ・・・こう??ちゅうううううっ・・・。」

ユウコ:「もー!違うって!なんで唇をすぼめて尖らせるのよ!タコじゃないのよ!」

カズエ:「キスをせがむ時ってこういう感じじゃないの??なんかの映画で観たww」

ユウコ:「なんの映画よ!コメディーじゃないの??」

カズエ:「うん(笑)ウチで恋愛映画なんて観られると思う?ユウコだって解ってるでしょ!」

1年半にも及ぶ脱会攻防戦を経て、4月末に信仰する宗教を脱会したカズエちゃん。ユウコの許可を得て今月から恋人特訓?が開始されたのでした。

ユウコもそうだったけど、この二人が母親と共に信仰してきた宗教はSEXは勿論の事、キスやハグと言った婚前交渉や男女交際はご法度。

結婚だって信仰者同士ってのが基本だし、例え交際に至ったとしても、信仰者カップル同士でのグループ交際が基本。性に厳格な宗教である。

とは言え、年頃にもなれば異性に興味が湧くし、性事にだって興味は沸く。だけど実行するのは勿論の事、妄想する事もNGだったんですよね・・・。

他の信者様は知らないけれど、物心付く前から信仰してたユウコはいけない事とは解っているけど、見聞きする情報を基にして自室でコッソリ妄想したり、オナったりはしてた様で。

一方のカズエちゃんは母親に促されて小学校2年から洗礼を受けた。それまでは【世の子】として生活してたのですが、根が真面目なのでしっかりと神の教えを守ってた。

でも、そんな娘を不憫に思ったカズエ父は、母親に見つからぬ様に【世の子】の遊びを体験させて来たけれど、【性事】に関しては神の教えを厳しく守らせていた様です。

ユウコ:「違うっ!スッと目を瞑って、口を軽く閉じて、ちょっと顔を上げれば良いの!」

私&ユウコ:「ちゅ!」←ユウコが私に見本のキスをしたw

カズエ:「こ・・・こう??」←やっぱりタコチューww

ユウコ:「もう!違うってば!Yとカズエの身長差は有るけど、真上向いてどうするのよ!」

カズエ:「はぁ・・・。キスなんて簡単に出来ると思ってたのに・・・。」

ユウコ:「なんにも難しいこと無いじゃない!好きな人とするんだもん!ねぇ?」

私:「ん??うん。ねぇ、今日はもう終わりにしない?ユウコのリップが唇にいっぱい付いて気持ち悪くなってきた・・・。」

ユウコ:「あっ!ゴメン!ウェットティッシュで唇拭いて!」

私:「しっかし、女子はよくこんなもんを唇に塗るよな・・・。舐めると変な味がするし・・・。」

ユウコ:「ははは(笑)私は慣れちゃったからね!ゴメンね!」

私:「いや、良いよ!リップ付けたユウコとのキスにも慣れないとね!」

ユウコ:「フフッ!・・・うん♡」

カズエ:「ねぇ!ユウコばっかりずるいよ!今日、珍苗字くんと何回キスした??・・・私はまだダメな訳??」

ユウコ:「まだダメ!カズエは鏡を見てちゃんと練習して!」

カズエ:「なんか難しいな・・・。キスを意識すればするほど、どうしたら良いのか判らなくなる・・・。みんな、どこで覚えるの??」

私:「・・・だよな。キスの仕方なんて、どうやって覚えたのかな?どこで覚えたんだろ?やっぱりTVとか映画かなぁ・・・。」

ユウコ:「うーん・・・。そう言えばそうだよね・・・。私もどこで覚えたんだろ・・・?」

私:「だろ?ユウコだって教えを守って来たんだし。こう言う事って良くない事だって判ってたんだろ?」

ユウコ:「・・・うん。」

カズエ:「ねぇ!ユウコの初めてキスっていつなの?誰と??」

ユウコ:「え!?私は中3の運動会の時にYとしたのが最初だよ・・・(真っ赤な顔)」

※過去投稿参照:Yとブルマと、中学時代⑤「新たなる出発?」

私:「あ・・・アレか・・・(恥)」

ユウコ:「ふふふ♡・・・キスもだし・・・ね♡(超真っ赤な顔)」

私:「ん?・・・うん♡(ちょっと勃起w)」

カズエ:「はぁ・・・。またラブラブなりよ・・・(切ない顔)」

ユウコ:「あ!ゴメン!カズエ!そう言う時が来たら、自然と出来るってば!Yがしてくれるよ!」

私:「ん??うん・・・。でも、キスすると相手を好きになっちゃうからなぁ・・・。」

カズエ:「そうなの??でも、恋人役な訳だし、ウソでも私を好きになってくれて良いからさ!ダメ??」

私:「う~ん・・・。(ユウコをチラッと見て目が合い)それは・・・ちょっと考えさせてくれ・・・。」

例の一件からユウコとは恋人関係休止中の身・・・とは言え、ユウコの事は相変わらず大好きだった。だから他の女子とのキスは何か考えられず・・・。

カズエちゃんの【プレ恋人役】は安請け合いしたモンでは無く、心の底から協力してあげようって思ってた。昨年の夏の一件が起こるまでは・・・。

高1時代や高2初頭の私は考え方がガキだった。ユウコと言う恋人が居て、SEXだって出来て、己の欲求の赴くままにユウコとSEXしてた感も有る。

カズミちゃんの一件だってそうだし、カズエちゃんの脱会攻防戦に乗って【解放】と言う名のSEXが出来れば良いな・・・なんて思ってたのは事実である。

あの時のままの思考だったら、一も二も無くカズエちゃんとキスをして、ペッティングして、さっさとSEXしてたと思う。楽しけりゃいいや!って。

でも、去年の夏にユウコの身に起こった悲劇。そして年末の出来事。ユウコと二人で話し合い、性事に対する考え方が変わってしまった。

あの夏、ボロボロになったユウコの姿と、断末魔の様な叫び声。入院時に無気力で真っ白になったユウコの姿。愛しい人を傷付けられる気持ちって解かる?

恋愛感情の無いカズエちゃんと【解放SEX】をするのは簡単。でも、もしかしたらどこかでカズエちゃんにずーっと思いを寄せている男が居るかもしれない。

恋人でも無い男とSEXをして処女を散らした・・・なんて知ったら傷付くだろうな・・・なんて思ってしまったり。やはり、するなら好きな相手とした方が良い。

今後ユウコが他の男と・・・と思ったら胸が張り裂けそうだった。この思いって、本家のカオリが同級生男子と行為未遂した事を聞いた時の気分に似てる。私は嫉妬深いのかも。

カオリとの約束事は有るけれど、ユウコの事を手放したくはなかった。一夫多妻制が有るならばって真剣に思った。優柔不断な私はどっちも選べないだろうし・・・。

私:「うーむ・・・。」

カズエ:「あれ?急に大人しくなったけど、どうしたの?お腹空いた?(笑)」

私:「あ・・・いや、別に(笑)」

ユウコ:「Y?お昼の食べ残しで悪いけど、私のクリームパン、半分有るから食べる?」

私:「いやいや!お腹が空いた訳じゃないよ(笑)ちょっと考え事!ありがと!二人とも!」

結局、この日はユウコが講師役?でキスの練習。鏡に向かってキス顔の練習してたり、ぬいぐるみを相手にキスの練習してたのが実に可愛らしかった。

---------時間経過----------

・・・間もなくおやつの時間となった所で、言い出しっぺのカズエちゃんが腕時計を見て離脱宣言をしました。

カズエ:「おっと!そろそろ帰んないと!」

ユウコ:「そうなの?早いんじゃない?」

カズエ:「実はさ!これから納車があるのだw」

ユウコ:「納車?車の事だよね?誰の?まさか、カズエの?」

カズエ:「そ!中古だけどお父さんが買ってくれた!免許取得&脱会記念ってヤツ?(笑)」

ユウコ:「ほえ~!良いな~!カズエ!ドライブ連れてって!」

カズエ:「運転に慣れるまではまだダメ!ユウコ、私と死にたい?(笑)」

ユウコ:「え!・・・まだ・・・死にたくない・・・(冷汗)」

私:「しかし免許良いなぁ!オレらは1月生まれだし、その頃は受験真っ最中だから教習所に通えそうもないな・・・。」

カズエ:「へっへっへっ!4月生まれの勝利だね!(^_^)v恋愛事はダメダメだけど、教習所の事は何でも聞いて!(笑)」

私&ユウコ:「は~い・・・( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)」

カズエ:「じゃあ、またね!ユウコ?夜に電話するから!あ・な・た♡(←私の事)にもねぇ♪」

私:「あ・な・た♡って・・・(苦笑)帰り道、気を付けてな!」

カズエ:「うん!まったね~!」

納車の嬉しさも有るのでしょうけど、ご機嫌よろしくカズエちゃんは帰って行き、部屋には私とユウコの二人きりになった。

私:「ユウコから見て、カズエちゃんどうだ?」

ユウコ:「うーん・・・。何とも言えない・・・。キスとか男性と付き合うのってそんなに難しいかな?」

私:「オレが偽恋人だから・・・ってのも有ると思うよ。本当に好きな相手だったら、流れで何とでもなると思うし・・・。」

ユウコ:「そうだよねぇ・・・。私だって、誰に教わった訳でもないし、自然と出来た様な気がする・・・。」

ユウコ:「ま、相手がYだったし、私にとっては好きな人だったからね(照)」

私:「ありがと!ユウコ?オレも大好きだぞ♡」

ユウコ:「にへへ♪あー!恥ずかしっ!(真っ赤)もう!Yをぎゅー!ってしたいけど今は止めとく!(笑)」

私:「別に、ぎゅー!ってする位ならしても良いぞ(笑)その先は止めとくけど・・・。」

ユウコ:「ん~!えいっ!ぎゅうううううう!(←抱きしめて来たw)」

私:「お??ぎゅうううううう!(←抱きしめ返したww)なに甘えてんだよ!(嬉)」

幸せそうな笑顔をするユウコが実に可愛い。ユウコの華奢な身体。ユウコの体温。ユウコが放つ匂い。この一分一秒を大事にしたい・・・。

ユウコ:「Y?エッチ出来なくてゴメンね・・・。」

私:「いや、良いよ!ユウコの気持ちの整理が出来てからでも大丈夫!」

ユウコ:「でも・・・た・・・溜まっちゃう・・・でしょ?(恥)」

私:「ん??それはね(苦笑)でも、ユウコが貸してくれるブルマが有るから!」

ユウコ:「・・・もう!(恥)へんたい!」

ユウコ:「でもさ、カズエと・・・エッチ出来ると良いね。カズエの事、よろしくね・・・。」

私:「その事だけど、本当にしちゃって良いのか?オレはまだ決心付かないけど・・・。」

ユウコ:「カズエの【世の子解放】だよ。カズミの事だって【お悩み解放】してあげたでしょ?」

私:「それは・・・(困)ユウコもだろうけど、オレもあの事件から他の子とSEXするのが怖いんだよ。傷付ける様な気がしちゃって・・・。」

ユウコ:「私は・・・Yの事を信じてるから!カズエは私の親友でもあるし、カズエには世の子として幸せになって欲しい・・・。」

ユウコ:「それに、カズエが暴走して変な男を捕まえて、無理やりエッチされたら可哀想だし。」

ユウコ:「私がそうだった様に、Yにカズエの事を【解放】して欲しいの。女の私ではエッチをしてあげる事、出来ないし・・・。」

私:「う~ん・・・。」

ユウコ:「カズエをレズにしちゃう訳にはいかないでしょ(笑)こればかりは、男性のYじゃないと出来ない事だから・・・。」

ユウコと色々と話し合い、意見をぶつけ合ってユウコとカズエちゃんの願いを受ける事にしました。ユウコはこれからも変わらず側に居ると誓ってくれた。

にっこりと微笑み、甘えて来るユウコ。そんなユウコを抱きしめてキスをし、ほのぼのとした【恋人の時間】を久々に過ごせて何だか気分が癒されました。

その日の夜、カズエちゃんより入電。拒んでいたカズエ父との顔合わせの事だった。カズエ号を見に来たついで・・・って感じの自然な流れで会ってみる事を提案された。

勿論、この事は私よりも先にユウコに伝達されており、【偽】とは言えどもカズエちゃんの恋人役をちゃんとする事、出来ればキスまで・・・なんて事を申し受ける。

ユウコからの許可も出ているし、昼間にユウコを抱きしめてムラムラした気分になっていたのは事実。カズエちゃんの為にも【解放役】の気持ちに切り替えねば・・・。

翌日の5月2日(日)。愛車のスーパーカブでカズエちゃん宅が有る市内南東部エリアへ。交通量が多いバイパスを50㏄のカブで走るのは死ぬ思いである(怖い・・・)

前以って渡された地図を頼りに該当エリアに来たけれど、カズエちゃん宅っぽい民家が無い。住所を確認すると該当するのは個人経営の内科医院のみ。

この時代、携帯電話なんて便利な物は有ったけど、メチャクチャ高価で然程普及はしていない。コンビ二外部に備え付けの公衆電話からカズエちゃんに電話。

「迷ったの?」と不思議声をするカズエちゃんだったけれど、コンビニまで迎えに来てくれると言う。初めからそうしておけば無駄な時間を費やす事は無いんだけど・・・。

カズエ:「おーい!おっはよー!」

私:「おーっす!迎え頼んじゃって悪かったねぇ!」

徒歩にて参上したカズエちゃんは、ユウコが好んで着ている様な清楚なワンピース姿。リボンを模した黒いカチューシャを髪に付け、お嬢様風な出で立ちである。

普段、私が見覚えのあるカズエちゃんの私服はジーンズだったり、デニムのミニだったりとカジュアルな感じだったので、本日の清楚な服装は思わず目からうろこ。

私:「あれ?なんかいつものカズエちゃんっぽくないね(笑)」

カズエ:「そお?あ!そっか!遊びに行く時は動き易い服装してるからね!今日はお父さんに会ってもらうし、特別よ♪(笑)」

私:「そっか、特別編か!こういう服も持ってるんだね!」

カズエ:「うん!実はコレって、奉仕活動(宗教勧誘訪問)に行く時に来てたのよ。正直、私の趣味では無いわ・・・。」

私:「あ、そうなんだ!なんか、ぱっと見でユウコっぽい(笑)」

カズエ:「あ!ユウコの私服って、いっつもこんな感じだったよね!うふふ~♪」←ユウコの仕草を真似るw

私:「カズエちゃんは見た目がユウコと似てる部分も有るから、こういう服装、案外似合うな(笑)」

カズエ:「そお?じゃあ、珍苗字くんと会う時は、ユウコルックで決まりだね♪疑似ユウコww」

私:「疑似ユウコ??(笑)」

カズエ:「うん!今はユウコと自粛中でしょ?珍苗字くんも色々寂しいだろうし、【解放】して貰えるまではユウコの代わりになってあげる!」

私:「いつも通りに会ってるから寂しくは無いけどね(笑)でも、気遣ってくれてありがと!」

カズエ:「うん!・・・じゃあY♪私のお父さんに会いに行こうよ!」←声のトーンを上げてユウコの声真似w

私:「ぷぷっ!疑似ユウコだwカズエちゃん、そんな特技も有るんだなw」

カズエ:「私、人間観察好きなんだよね♪学校ではユウコといつも一緒だし、仕草とかクセとか覚えちゃったw」

・・・なんて話をしながら、私は乗って来た愛車を押しつつ、二人でのんびりとカズエ宅までの道のりを歩く。慣れぬ集落故に見るもの全てが新鮮である。

カズエちゃんは高校入学時から一貫して肩より少し長い黒髪セミロングをキープしてた。背格好も似てるので、後ろ姿を見ていると高1時代のユウコっぽく見えます。

前にも書きましたけど、カズエちゃんの基本ベースは決して悪くはない。女優の長澤まさみに後年似てるな?と思った事が有るし、密かに思いを寄せていた男子も案外居たっけ。

高1夏にバイトをしてた時もだし、実際に校内でコクられた事も有った様だけど、信仰中だったので全て断っていた。笑顔も仕草も可愛らしいし、男子のハートを射抜く実力は持っている。

本家のカオリともユウコとも違う魅力を持ってるし、プレ彼氏役でもこんな子と付き合えるのは嬉しい事かもしれないけど、私にとってのカズエちゃんは女友達の意識の方が強かった。

カズエ:「ウチ、ココだよ!」

私:「あれ?内科の病院じゃん・・・。さっきココまで来たよ・・・。」

カズエ:「え?そうなの??」

私:「・・・うん。ココで当たってたんだ・・・。」

カズエ:「ウチ、病院やってるの・・・。言ってなかったっけ??」

・・・なんと、カズエちゃんは開業医の娘。ある意味ではユウコと同じくお嬢様系の分類である。親の職業とか聞いた事が無かったので驚きました。

聞けば亡くなったお爺さんの代に開院したんだそうで、カズエ父は勤務医をしていた40代初頭の時に亡くなった親から引き継いだんだそうです。

カズエ:「あ、一つ言っておくね!ウチのお父さんって、結構歳だからビックリしないでね・・・。」

私:「え?そうなの??」

カズエ:「うん。60歳なの(笑)結婚、遅かったらしくて、私は40歳過ぎてからの子供(笑)おじいちゃんみたいだから笑わないでね!」

私:「いやいや!親の事は笑わないよ!カズエちゃんのお母さんも同じ位なの?」

カズエ:「お母さん?お母さんは45歳だよ!お父さんが勤めてた病院の事務員だったんだって(笑)職場恋愛ってヤツ??」

私:「へぇ~!職場恋愛か・・・。そう言うのも、なんか良いよね!ちょっと憧れる♪」

カズエちゃんと知り合って2年と1ヶ月。プライベートな事は余り話さない子だったので、以降の付き合いで話を聞いて驚く様な事も多かった。

お茶(茶道)とお花(華道)を習ってるとか、着物の着付けが出来るとか、解ってはいたけどロリパン(ロリパンツ)が好きだとか・・・。他にも有ったな・・・。

15歳差で結婚したカズエ母。結婚&妊娠&出産後も勤めてた病院で、独身のお局事務員から妬みのイジメを受けて病んでしまい、宗教に走ったクチの様です。

病院の間を抜けて奥に進むと本宅が有り、そこにはカズエ父の愛車であろうY31型・日産グロリアが車庫に鎮座。バブル期開業医お約束のベンツじゃない所が好印象。

その隣にはカズエ母号と思しきP10型・日産プリメーラが。どうやらカズエ家は日産プリンス派の様で。ウチはトヨタ家系なので日産党の人に余計な事は言えん。

この当時もトヨタと日産と言えばガチンコで犬猿の仲。ライバルメーカー同士ってヤツで、トヨタ党と日産党なんて言うユーザー派閥も色濃くあったのでした(苦笑)

私:「あれ?そう言えばカズエ号は??」

カズエ:「ふふふ!私のはあっち!」

敷地内の少し離れた所に置かれていたカズエ号はK11型・日産マーチ。中古とは聞いていたけれど、走行距離が100㎞に満たない所謂、新古車。ピカピカです。

カズエ号はド定番だったライムグリーンのボディ色。3drハッチバック1300㏄のA#。所謂マーチの上級グレード。K11マーチは日産が誇る名車です。

私:「へ~!マーチだ!」

カズエ:「良いでしょ!目下、運転練習中だけどね(笑)まだ怖くて近所しか乗って無いの!3人でドライブは慣れてからね!」

私:「うん!室内とか見せてよ!」運転席に座ってみたりと、思わず私もはしゃいでしまったw

カズエ:「CD聞きたいんだけど、この車ってカセットしか無いのよね!」

私:「CDデッキに交換出来るよ!そんなに難しくないから、デッキさえ手に入ればやってあげる!」

カズエ:「本当!?さすが!修理工場でバイトしてただけの事は有るね!」

・・・なんて話で盛り上がる。結局、この車で3人のドライブは果たせなかったけど、カズエちゃんはこのマーチに20年近く乗り続けたんだよな・・・。

カズエ父:「おーいカズエ!彼氏くん、来たのか?」

カズエ:「あ!うん!珍苗字くん!私のお父さん!」

私:「え!?あ・・・!は・・・初めまして!珍苗字Yと申します(ペコリ)」

カズエ父:「ん?なんだって??」

ハイ来た(笑)縁側から我々に声を掛けて来たものの、私の苗字を聞き取れずに立ち竦むカズエ父はキョトン顔・・・。

私の苗字は滅多に居ない珍苗字である。学校での自己紹介もだし、仕事してても良くある出来事です(苦笑)妻も娘たちも毎回苦労してます・・・。

私:「え・・・(汗)あ・・・。ち・ん・みょ・う・じ・Yと申します。」

同じ事を5回位繰り返して、結局は「まぁ、上がれ!」と言われて居間に通され、カズエ父&母を前に正座の上で面接の如く質疑応答をされた訳で・・・。

まるで結婚の承諾を貰いに来た様な感じで、我が両親の事や家族構成、趣味趣向、飲酒&喫煙の有無、病歴←(笑)なんかを聞かれたりして・・・。

カズエ父:「・・・で、君はカズエの事を幸せに出来るのか?」

私:「・・・はい??」

カズエ:「ちょっと!お父さん!?結婚申し込みに来た訳じゃないのよ!」

カズエ:「会わせろって言うから来てもらったのに!恥ずかしい・・・。」

カズエ母:「そうよ!お父さん!カズエの初めての男の子のお友達ですよ!ビックリしてるじゃない・・・。」

カズエ父:「そうか・・・。てっきり、そう言う事かと思ってな・・・。」

私:「ははは・・・(冷汗)」

いつから付き合い始めたのか?とか、二人の出会いの切っ掛けの事を訊ねられ、宗教信仰信者である事を知っていたのか?なんて事を質問された。

結局の所、カズエちゃんだけでは無くカズエ妹も同時に抜けたそうで、カズエちゃんの訴えを聞いたカズエ父に促されて脱会を渋々認めたらしい。

そうであれば、私を恋人役にせずともカズエちゃんは自由に恋愛が出来る訳だし、私をダシにしてカズエ母との脱会攻防戦を継続せずに済むのだが・・・。

最終的には【カズエをよろしく、仲良くやりなさい】みたいな話になって面接終了。緊張して冷汗&手汗でグッショリ&足痺れになったのは内緒です。

出されていたお茶とお菓子を頂きながら、足を崩して他愛の無い話を続けていたのですが、冷汗塗れの私を見かねたカズエちゃんから助け船が・・・。

カズエ:「ねぇ!珍苗字くん!私の部屋に行かない?お部屋、見せてあげる!聴かせたいCDもあるし!」

私:「え?良いの?お休みの日に長居するとご家族に申し訳ないし、そろそろ失礼しようと思ってたんだけど・・・。」

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話の感想(4件)

※コメントの上限:1万件

  • 4: 名無しのおじさんさん (スレ主) [通報] [削除]

    ねこさんさん
    こんにちは。
    やっと、読み終えました。

    時代劇(笑)

    解放お疲れ様でした。

    ねこさんさん 様

    お!お久しぶりですね!コメント頂けなかったので心配しておりました。
    このお話、実はもっと長いんです(笑)文章で書けない様なエロ事もたくさんあったのですが、大分端折って書きました。
    この頃のカズエちゃんって色んな意味で面白い子でした(笑)

    1

    2021-01-26 13:04:48

  • 3: ねこさんさん #EJR3kTA [通報] [コメント禁止] [削除]
    こんにちは。
    やっと、読み終えました。

    時代劇(笑)

    解放お疲れ様でした。

    1

    2021-01-26 07:38:15

  • 2: 名無しのおじさんさん (スレ主) [通報] [削除]

    名無しさん
    今週のジャンプは長かったなー
    執筆お疲れさまでした!(笑)

    名無しさん 様

    コメントありがとうございます。
    年末なので特大号ですかね(笑)

    0

    2020-12-18 19:40:17

  • 1: 名無しさん [通報] [コメント禁止] [削除]
    今週のジャンプは長かったなー
    執筆お疲れさまでした!(笑)

    0

    2020-12-17 21:23:27

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