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タイトル(約 22 分で読了)

Yとユウコと高校時代⑤「ユウコ、ご懐妊!?」(1/2ページ目)

投稿:2020-08-16 16:56:16

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名無しのおじさん◆IoFERTI(40代)
前回の話

この度は私の話をお読み頂き、また、多数のコメントと、続編希望を頂きました事を心より感謝致します。

私の中学校時代や、高校時代、大学生時代の話や、日常のエロのお話を書かせて頂いております。

一応は時系列で進行しておりますが、文中にて時代背景が前後したりする場合がございますので、ご容赦願いたいと思います。

高校時代編としてRe・スタートさせて頂き5話目となりました。高校時代の私は結構真面目(←笑)だったので、中学時代ほどエロエピソードが無く、お楽しみ頂けるか一抹の不安は有りますが・・・。

前回は引越し前エリアから入学した同級生女子4名とユウコとカズエ、そしてキヨちゃんを巻き込んでボウリングをして遊んだというエロ度の低いお話をさせて頂きました。

そんな中でカオリちゃんからの告白を受けた私では有りましたが、思いを受け入れながらもやんわりと断り、カオリちゃんからお別れ宣言の口付をされて思わず胸キュン。

私自身も心のどこかに燻っていた、カオリちゃんへの片思いを断ち切る事が出来た出来事でありました。

腐れ縁の一人だったサユリが私に恋心を抱いていたとか、K中同盟への参加賄賂(?)としてブルマを貰ったりと、我ながら切なさと胸がこそばゆくなる時間を過ごしました。

そんな今回は6月に起こったひと騒動。私たち二人の迷いと決断、そして絆が一層深まった・・・なんて言うどーでも良いお話です(笑)

-------本編--------

皆とのボウリング遊びも終え、当月の学校行事も恙無く終えた5月終盤。

ユウコは5月の中ば過ぎから突然肌荒れが始まって、腹痛や腹部の違和感、胃のむかつきや吐き気に悩まされていました。

そんな、ある日の昼休みの事・・・。

カズエ:「ちょっとユウコ・・・。あんたニキビ凄くない?」

ユウコ:「・・・うん。なんかどんどん増えて来ちゃって・・・。今までニキビなんて出た事無かったのに・・・。」

カズエ:「それにちょっと顔丸くなってない?ほっぺプクプクだよ!もしかして太った?(笑)」

ユウコ:「うーん・・・(悩)全体的に身体がむくんでる感じがするの・・・。」

手洗い場の鏡に映る自分の顔を見つめ、日に日に増えるニキビに溜息を付くユウコでしたが、突然吐き気を催してトイレに駆け込んだ。

ユウコ:「お・・・おええええっ!(冷汗)」

カズエ:「ちょ!ユウコ!?だ・・・大丈夫??ユウコってば!!」

ユウコ:「お・・・おええっ!(油汗)」

カズエ:「大丈夫!?・・・うわぁ・・・(汗)」

------数分後--------

ユウコ:「はぁ・・・。最近こんななの・・・。なんか熱っぽいし、頭は痛いし、身体はダルいし・・・。」

カズエ:「ちょ、風邪でも引いたんじゃない??」

ユウコ:「うーん・・・。でも咳も出ないし、鼻水も出ないし・・・。はぁ・・・(溜息)どうしたんだろ・・・私・・・。」

カズエ:「まだ午後の授業もあるし、ちょっと医務室行く??」

ユウコ:「ううん、大丈夫。あと2時限だし、頑張るから・・・。」

そんな心配するカズエちゃんをよそに、ユウコはまたトイレに駆け込み、授業開始のベルが鳴るまでトイレに籠っていたらしい。

何とか頑張って5-6時間目を終えた放課後、私は駐輪場で待つユウコとカズエちゃんと合流する。

カズエ:「ねぇ、珍苗字くん。ユウコ・・・なんか今日、体調良くないみたいだから、学校帰る時は気を付けてあげてね。」

私:「うん、なんかオレも気になってたんだ。最近ユウコの様子おかしいから・・・。ありがとな!」

カズエ:「ねえ、ユウコ!本当に大丈夫?来月早々から総体応援もあるし、一度病院で診て貰ったら??」

ユウコ:「うん・・・大丈夫だよ!(←カラ元気)それに私、病院って苦手だし・・・。家に帰ったら今日も早めに休むから・・・。」

カズエ:「もし、ダメそうだったら早めに病院行きなよ!それに・・・珍苗字くん!今日はユウコと・・・(H)ダメだよ!」

私:「ん??・・・しないって!(苦笑)それに、今日は帰ったらちょっとバイトの面接行くから・・・。」

ユウコ:「え!?アルバイトするの??コンビニ??」

私:「いや、違うよ。オヤジの知り合いがやってる、車の修理工場(笑)」

カズエ:「え!?珍苗字くん、出来んの??」

私:「オレの家は元・自動車修理工場!・・・で、その孫!手伝いもしてたし多少は出来るよ!タクシーを扱ってるらしくて、掃除とか簡単な作業だけらしいからw」

カズエ:「ふぅ~ん・・・。でも、バイトって・・・。確か学校に許可取るんじゃなかったっけ?」

私:「え!?そうだったっけ??でも、バイトって言っても、週に何日か短時間手伝う感じだから・・・。バレなきゃ大丈夫じゃない??(笑)」

ユウコ:「でも・・・Y?気を付けてお手伝いしてね。ケガとかしたら・・・。私・・・心配だから・・・。」

私:「うん。ありがとな!でも、今はユウコの事が心配だよ・・・。ユウコの方こそ無理するなよ!」

ユウコ:「・・・うん♡ありがと♡」

カズエ:「はぁ・・・(溜息)ラブラブなりよ・・・(羨)」

そんな感じでユウコを見守りつつ帰路に付き、ユウコを部屋に安置。お手伝いさんへユウコの体調不良を報告して、私はそのままバイトの面接へ・・・。

そのバイト先の工場社長ってのは、元々はウチの従業員だった人で、独立開業して市内中規模タクシー会社の整備提携工場になっていた。

家業は継がなかったけどオヤジを専務と呼んで慕っていて、在職中は飲みに連れってってやったり、今も尚、飲み仲間、釣り仲間としての付き合いが有った。

そんなオヤジから【工場が忙しくて人手も足りないらしいし、暇なら小遣い稼ぎで手伝いに行ったらどうだ?】なんて言われて行ってみる事にしたんですよね。

面接って言うよりも顔出し程度で行ってみたら、時給1000円日払いに釣られる。即【手伝え!】って話となり、放課後から20:00までだったら結構な額になる。

早速、真新しいツナギを支給されて、その日から整備の終わったタクシーや一般車の洗車&掃除係として手伝いをする事になりました。

6月に入って直ぐの3日間は県高校総体となる。初日は市内略全ての高校が集まっての開会式となり、出場選手の入場行進や応援合戦が繰り広げられる。

我が校の隣は野球の名門だったT高校。男子校って事も有って応援合戦は迫力のある野太い声(笑)記録の為かビデオカメラを回す生徒を見かけて、何気なく眺めていた。

T高生徒A:「すいません、SE高の方ですよね?T高校の放送部です。」

私:「はぁ・・・。」

T高生徒A:「お隣と言う事で、SE高校さんの応援風景も撮影させて頂きたいのですが、許可を頂ける様な先生はどちらにいらっしゃいますか?」

私:「たぶん・・・スタンドの下に居ると思うけど・・・。あ!あの先生はウチの担任なんで、相談してみたら?」

T高生徒A:「ありがとうございます!すみません、ご紹介して頂いた事をお話しますので、お名前お伺いしてもよろしいですか?」

私:「名前?(また何度も聞き返されるよな??)あ、ちょっと待って!」

私は隣に居たクラスメイト女子からメモ紙を貰い、自分の名前とフリガナを譜って手渡した(笑)どうせ名乗ったって一発で覚えてくれないだろうし・・・。

T高生徒A:「【ちんみょうじ】さんって言うんですね!珍しい苗字ですね~!」

私:「ははは・・・。まぁ・・・。」

T高生徒B:「ん??ちんみょうじ??おめー!K中剣道部の珍苗字じゃん!」

私:「あん??あっ!おめーは!A中のタカシじゃん!!久しぶりだな~!!ウチの高校のパンチラ撮ってんじゃねぇぞ!(笑)」

・・・またしても旧友の再会。タカシとは小学生時代に通っていたスポ少剣道部の部員で、A区のA中学へ入学して剣道部に入り、練習試合においてメッタメタにした相手だった。

そんな旧友との再会を果たし、暫し話し込む。タカシはT高校に入学して放送部に入って活動していた様で、弱い霧雨が舞う中でビデオ撮影をしていたのだった。

開会式終了後は各高校毎に解散となる訳で、私は解散後からバイトに行くまでの時間を使ってタカシとの再会を深める事にした。

一方のユウコとカズエちゃんは、応援中に少し体調を崩したユウコを応援席の最上段通路へ連れて行き、休ませながら話し込んでいた様だった。

カズエ:「ユウコ・・・。顔色悪いけど本当に大丈夫??先生に言って早めに帰ったら?」

ユウコ:「・・・うん。でも・・・。」

カズエ:「あ!珍苗字くんの事??珍苗字くんの事はほっといたって大丈夫だよ!私、居るし!【K中同盟】だって居るから大丈夫だって!」

ユウコ:「・・・うん(暗)」

カズエ:「ねえ・・・本当に大丈夫?顔・・・真っ青だよ・・・(心配)・・・何が有ったの?」

ユウコ:「カズエ・・・。実は・・・私・・・。・・・来ないんだ・・・。」

カズエ:「え?来ないって・・・何が??誰か来るの??(←キョロキョロ見渡したそうですw)」

ユウコ:「ううん・・・違う。・・・アレが・・・。」

カズエ:「アレって??」

ユウコ:「生理が・・・来ないの・・・。」

カズエ:「ふぅ~ん・・・生理ねぇ・・・。え!?ちょ!!!生理!?い・・・いつから???」

ユウコ:「先月(5月)のが来なくて・・・。もうすぐで3週間・・・。」

カズエ:「え!?ちょっと!!(驚)」

少しふっくらとしたユウコの顔や身体付きを不思議に思ってたカズエちゃん。6月の衣替えでブレザーとベストを着用しておらず、スカート越しでもポッコリと膨らんだユウコの下腹が目立っていた。

ブラウス越しのユウコの胸を見れば少し胸が大きくなっている様にも見え、トイレで吐いたり、気怠そうなユウコの様子を思い出してカズエちゃんは一つの結論に辿り着く。

カズエ:「ま・・・まさか・・・。ユウコ・・・。に・・・妊娠!?」

ユウコ:「わかんない・・・。生理が1日や2日遅れる事は有ったけど、1週間もズレるなんて事無かったし・・・。どうしたんだろう・・・って思ってたんだけど・・・。」

カズエ:「相手って・・・。珍苗字くん・・・だよね??珍苗字くんには話したの??親には・・・?言える訳無いか・・・。」

ユウコ:「Yにはまだ話してない・・・。」

カズエ:「なんでよ!早く話しなきゃ!!」

ユウコ:「・・・うん。・・・でも・・・Yに迷惑掛けちゃうし・・・。」

カズエ:「迷惑って・・・。妊娠・・・させられたんだよ!!でも・・・なんで・・・。」

ユウコ:「させられたって・・・。私が・・・許したんだし・・・。今まで・・・こう言う事って無かったんだけど・・・。」

カズエ:「許すって・・・。え!?アレ(ゴム)付けて貰ってないの??」

ユウコ:「安全日の時だけ・・・ね(笑)その他の時は付けてくれてる・・・。」

カズエ:「安全日って言ったって、絶対って事は無いじゃん!ズレる事だってあるし・・・。」

ユウコ:「そうだよね・・・。油断・・・しちゃった・・・かな・・・。ははは・・・(悲)」

カズエ:「ヤバいけど・・・親に言ったら・・・?」

ユウコ:「お母さんに相談しようって思ったんだけど、先月末におばあちゃん(ユウコ母の実母)が入院しちゃって病院に付きっきりで・・・。お父さんに言える訳も無いし・・・。」

カズエ:「なら・・・病院・・・行く・・・?一緒に行ってあげようか??」

ユウコ:「病院行くなら・・・保険証・・・借りなきゃいけないし・・・。理由聞かれたら・・・解かっちゃうもん・・・。」

ユウコの生理が来なくなって間もなく3週間。本当にまさかの妊娠??何度もユウコを問い詰めるカズエちゃん。私との中出しSEXを告白され、妊娠した物と思ってしまった。

一方の私はそんな話になっているとも知らずに、総体の応援終了後は再会したタカシと、その時に紹介された他校の放送部女子と遊びに行き、夕方以降はバイトに精を出しました。

高校総体も終えた6月第二週のある日の放課後、バイトに行こうといそいそ帰り支度をしていた私の腕をカズエちゃんは捕まえ、ユウコと話しをする様に促してきた。

チャリ通だったカズエちゃんを従えて三人で帰路に付き、私の家を通り過ぎてユウコ宅に到着。本日は看病に行かずに在宅だったユウコ母に帰宅とお邪魔する旨を伝えてユウコの部屋へ。

ユウコはウォークインクロゼットに入って行き、制服から薄手のトレーナーとキュロットスカートと言うラフな部屋着に着替え、本日疲れと体調不良もあるのかベッドの上に寝転がった。

早速カズエちゃんから話を聞くけれど、怒りも有って興奮したカズエちゃんの話は要点を得ず、私はさっぱり意味が解らない状態だったのですが、ユウコ自身の口から妊娠したらしき事実を明らかにされて、一瞬目の前が真っ暗になった。

私:「え・・・(焦)に・・・妊娠!?ほ・・・本当か!?」

ユウコ:「うん・・・。多分・・・。生理がもう3週間も来てないの・・・。」

私:「え・・・(驚)」

カズエ:「3週間前って言ったら5月の中頃!皆でボウリングに行った辺りじゃない!あの前辺りとかにユウコと・・・したんでしょ!(照れて顔が真っ赤!)」

・・・5月にユウコと生でしたのは連休の最終日。気にしない素振りをしていたユウコでしたが、やっぱりキヨちゃんとの一件でちょっとヤキモチを焼いてました。

プンプン!ツンツン!とヤキモチを焼くユウコの姿が実に可愛らしく、頭を撫でたり抱きしめてあげたりと、ご機嫌取りの様にイチャイチャしました。

そんなユウコを宥めながらのSEX。若干の早漏を気にしながら・・・では有りましたけどこの時は不思議と長持ちしまして、ユウコは普段以上に感じまくってアヘアヘ状態に・・・。

挿入前に「大丈夫な日」とユウコに言われて1回戦目を終え、その後に甘えおねだりを受けて2回戦目を行い、全て生中出しでユウコの中に注いだんですよね・・・。

この日はユウコ宅での行為だったので、行為後は二人でシャワーを浴びに行き、ユウコは秘部にシャワーを当てていつもの様にしっかりと洗い流していましたが・・・。

私:「・・・あの時・・・中・・・だよな・・・。」

ユウコ:「・・・うん。」

私:「大丈夫な日だって・・・言ってたよな・・・。」

ユウコ:「・・・うん。」

カズエ:「中!?やっぱり(ゴム)付けないで・・・中に出されたの??」

ユウコ:「・・・うん。大丈夫な日は・・・いつも・・・ね?(照)」

私:「・・・うん(恥)」

カズエ:「い・・・いくら大丈夫な日って言ったって、妊娠の可能性だってある訳だし、ちゃんとしてよ!二人とも!(照れて顔が真っ赤!)」

私:「・・・病院・・・行ったのか?」

ユウコ:「・・・ううん。まだ・・・。親に何て言えば良いのか・・・。」

私:「・・・。妊娠してるかしてないか・・・早く診て貰わないと・・・。」

ユウコ:「・・・うん。」

ユウコから聞いた衝撃の事実に目の前が真っ暗になりました。「ユウコを妊娠させない様に」と言うカオリとの約束を破ってしまったと後悔はしましたが・・・。

許嫁の約束は有れど、カオリとの関係は今は断たれている。現在はユウコが自分の恋人であると強く認識していたし、何故か不安や後悔の念よりも喜びの方が私は大きかった。

私:「ユウコ・・・。今日、お母さん居たよな?オレ、正直に話するわ・・・。」

ユウコ:「えっ!?ちょっと待って!」

私:「妊娠してるか、してないか・・・早く診て貰わなきゃいけないし、妊娠してた時は・・・早く学校辞めて・・・仕事・・・しなくちゃ・・・。」

ユウコ:「・・・Y?そこまで考えてくれてるの?」

私:「・・・当たり前だろ!(笑)ユウコと・・・子供を・・・守んなきゃ!」

ユウコ:「・・・ありがとう(涙)・・・私・・・私も!Yと結婚して・・・赤ちゃん生んで、お母さんになる!」

中学の卒業式の後でユウコとの【性行為】を終えた時、妊娠してしまった時の事、我々はどうしていくかと言うのを話し合った事を思い出し、私はユウコの妊娠を承諾し、出産、そして年齢に達した際の結婚を決意。

ユウコもカオリに対する申し訳なさを痛切に感じたそうだけど、愛する人との間に芽生えた新しい命に感激し、母になると言う不安と喜びを私に向かって宣言し、カズエちゃんが居たけれどきつく抱き合い喜び合った。

まぁ、若くて無知ってのは恐ろしいもんで、高校をどうするか?出産費用は?肝心な親への報告は?なんて事も忘れて、周りを観ず、防御も固めず、作戦を建てる事も無く、後先も考えずに突き進んで行くもんで・・・(呆)

ユウコ母:「ちょっと・・・誰が妊娠しているの?(呆然)」

私&ユウコ:「え・・・?」

カズエ:「お・・・おばさん!(驚)」

ユウコ母は飲み物を持ってユウコの部屋へ来たけれど、ノックをすれども返事もなく、和気藹々としてる最中だろうと思って入ってきた所で私らの会話と、抱き合い喜ぶ姿を目にしちゃったらしい。

一瞬、気を失いかけたユウコ母だったけれど、持ち直した瞬間に我々をキッと睨み、持っていたお盆をカズエちゃんへ手渡すと先ずは私を平手打ち。続けて何発か平手打ちをされてユウコから引き離された。

ユウコ母:「ユウコ・・・。どういうことなの?ちゃんと解る様に説明してちょうだい・・・。」

ユウコは事の経緯を淡々と、しかも力強く話し出した。血の気が引いていくユウコ母。ユウコを弁護する様に私も話し出しますが「Yは黙ってて!」とユウコに制止され続けた。

ユウコが話し終わった瞬間、ユウコ母はユウコの胸倉を掴んで何度も平手打ちを繰り返した。ユウコの頬っぺたは見る見るうちに赤くなり、最後は赤く腫れあがっていた。

ユウコ母は部屋を出て行き、おそらくユウコ父へ電話したんでしょうね。私は泣き続けるユウコを抱きしめ続け、カズエちゃんはユウコ母から手渡されたお盆を持ったまま呆然と立ち竦んでいました。

程なくして仕事を抜け出して来たユウコ父が帰宅。ユウコの部屋に来るなりカズエちゃんに帰宅を促し、私の顔を見るや否や私をボコボコに殴りつけた。何をやってたのかは知らないけど、ユウコ父のパンチは重くてキツイ・・・。

ユウコ:「お父さん止めて!Yが死んじゃう!(泣叫)」

制止するユウコを押し飛ばし、私を殴る殴る殴る(苦笑)娘を傷物にされた父親の怒りってのは恐ろしいものです。殴られながらも私は詫びの言葉を連呼するしか出来ませんでした。

今の私は二人の娘を持つ父親。この時の私とユウコと同じ事が我が娘に起こったら、この時のユウコ父と同じ事を私は恐らくするでしょう(苦笑)それが、娘を持つ父親ってモノです。

ぶん殴られ続けていると次第に受ける痛みが薄れていき、オレは何されてるんだ?と滑稽な気持が沸き起こってきた。結局の所、当たり所が悪かった私はノックアウトされて伸びてしまった様です。

目を覚ますとぼんやりとした視界が次第に晴れて行き、心配そうな顔をして涙を浮かべるユウコの顔が見えた。膝枕をされていたと見えて、ギシギシする痛みの中でもユウコの温もりと匂いを感じた。

ユウコ:「Y!?気付いた!?大丈夫??痛い??ねぇ!大丈夫??Y・・・(泣)」

起き上がろうにも全身に力が入らず動けない。ユウコは鼻血塗れで痣だらけの私の顔をギュッと抱きしめて泣いた。抱きしめられても痛みの方が強かったけれど、ユウコの温もりが嬉しかった。

ふと気づくと、ウチの両親の呆れた顔が見えた。一体どれだけの時間を伸びていたのか、連絡を受けた我が両親が駆け付けて詫びを終え、ユウコの部屋にて両家の両親は既に話し終えた後の様だった。

呆れながらも私の様子を心配そうな目で見る両母親。溜息を付きながらバカを見る様に呆れた顔するオヤジ。そして虫ケラを見る様な鋭い視線を送るユウコ父の姿が見えた。

ユウコ父:「・・・と言う事で、それまではウチの娘には近付かないで頂きたい。珍苗字さんと私の会社はあくまでも仕事上の付き合いだ。仕事は仕事。それだけは約束します。」

オヤジ:「この度は・・・愚息がご迷惑をお掛けし・・・。大変申し訳ありませんでした・・・。」

オヤジとオフクロはユウコ両親へ深々と頭を下げて詫びを入れた。

私:「ユウコ・・・。一体・・・どうなった・・・?」

ユウコ:「Y・・・(涙)・・・サヨナラになっちゃった・・・。ゴメン・・・(泣)私のせいで・・・ゴメン・・・(号泣)うっ・・・ううううう・・・」

私:「・・・そっか・・・。サヨナラか・・・。仕方ないよな・・・。それだけの事・・・しちゃったんだから・・・。ゴメンな・・・。ユウコ・・・。」

ユウコ:「Y・・・(涙)謝らないで・・・。何が有ろうと・・・私は絶対にこの子を産む!Yとの子供だもん!絶対に産むから!!!」

私:「・・・無茶言うなよ・・・(呆)こんだけ迷惑かけて・・・。オレの子供だって解ってて・・・産んだって祝福なんかされないよ・・・(悲)」

ユウコ:「Yは・・・私との子供は欲しくないの?(泣)私とは・・・もう一緒に居たくないの・・・?私・・・嬉しかったんだよ・・・(微笑)」

私:「・・・解ってる事・・・態々聞くなよ・・・(呆)」

オヤジ:「(オフクロに私を連れて来る様に指を示し)おい、行くぞ。」

オフクロ:「・・・はい・・・。」

私:「ユウコ・・・。病院・・・行こうよ・・・。ちゃんと・・・検査して貰おうよ・・・。どっちの結果が出たとしても・・・オレ・・・ユウコの・・・側に居るから・・・(微笑)」

ユウコ:「・・・うん!(微笑)病院・・・行く!ちゃんと・・・検査してもらう!・・・Y・・・私も・・・ずっと側に居るからね・・・(号泣)」

そんな我々を見て呆れた顔をする両父親。何か策でもあるのか、それともただ単に呆れ笑いをしたのか、両母親は互いに目を合わせて【ヤレヤレ・・・】って顔をして微笑んだ。

ユウコ母:「お父さん・・・?」

ユウコ父は重い溜息を付き、なぜか優しく微笑むユウコ母の顔を見て少し頷き、同じ様に少し微笑みながら会釈するオフクロの顔を見て、目を伏せるオヤジの顔を睨んで言葉を発した。

ユウコ父:「明日、ウチの掛かり付け医師にユウコを診せる。【妊娠している事実が有ったなら】ば、ユウコの意思に関わらず、有無を言わさず中絶をさせる。そして、二人の関係は無きものにする!」

何故か顔を見合わせてフフッと微笑んだ両母親。オヤジも何かに気付いた様で、ユウコ父へ深々と頭を下げた。なぜか狼狽える様に目線外して宙を見渡したユウコ父。

ユウコ父:「ユウコ!解ったな!(怒)」

ユウコ:「・・・はい。」

ユウコ父:「いつまで伸びてる気だ!オマエもだ!解ったな?(怒鳴)」

私:「・・・はい・・・。申し訳ありません・・・。」

ユウコ父:「・・・さっさと・・・連れて帰れ・・・。」

私は十何年振りかでオヤジにおぶられた。タバコの臭いがしみ込んだ臭ぇスーツ。オフクロの車に押し込まれて家に戻った。チャリはオヤジが乗って帰って来た。

ボッコボコで痣だらけの鼻血塗れの顔した私を玄関先で見た妹は、怖がったり心配するどころか「血まみれのジャガイモ」と笑い飛ばし、オフクロに叱られてた。

一応、大事を取って外科に連れて行かれたけど、大きなケガも無く、腫れさえ引けば大丈夫と診察された。【もうケンカするなよ!】と医師に笑われた。

翌朝、ユウコ母から電話が有り、出勤前のオフクロが応対していた。病院側の都合が合わず明後日の土曜、休診となる午後からの検査って事になったらしい。

何故かオフクロは電話口のユウコ母と話しながら笑っている。私が伸びてる間にまた、親同士の何かが有ったのか・・・。ユウコは聞いてたんだろうけど・・・。

ユウコはやはり体調が優れないと見えて、検査日まで学校を休む事にしたんだそうだ。私も昨日の今日って事もあり顔はボコボコ。

こんなんで学校に行ったら目立つし、問題になりそうだったので、学校帰りにチャリで転んで顔にケガしたって事にして検査日まで休む事になった。

取り敢えず横になってはいたけれど、やる事も無いので昨日の宿題を片付ける事にして机に向かう。電話の子機の側に置いてある、カオリから貰った小物入れが目に入る。

カオリのブルマと写真、中学の卒業式の後に撮った制服姿のユウコの写真や、春休みに撮ったカオリとユウコのブルマ姿の写真が入っている。

これを目につく所に置いておけば正式リセットを受け、10年後の再会の約束の為にもカオリの存在を忘れないで居られる。そう思って置いていたけれど・・・。

別れ際にカオリがマジックで書いた左手薬指の疑似婚約指輪も消え落ちつつあり、最初の内は薄くなる度に書き足していたけれど日々の生活の中で忘れてしまっていた。

10年後の許嫁を成立させるにも、ユウコの妊娠が確実な物だった時はカオリとの約束は果たす事が出来ない。カオリでは無く、ユウコの事を一生守って行かなければならない。

潔く捨ててしまえば良かったのでしょうけど、なぜかこの時の私はその小物入れを机の引き出しの奥深くに仕舞うだけに止まったんですよね・・・。

宿題も終え、用意されていた昼飯を食べ終えてボーっとしていた時にユウコが電話をよこした。私の在宅はユウコ母から耳に入っていた様で、愛犬ベルの散歩を兼ねて我が家へ来ると言うのだ。

昨日の今日で、しかも学校サボっててと告げたけど「今日は少し体調が良いし、部屋に籠っていると気が滅入りそうだし!気分転換!」と言って電話の声は笑っていた。

まだ身体はギシギシするけれど、半日も休めば多少は動ける様になってくる。私は門前でユウコの到着を待った。勿論、痣を隠す為に目深に帽子は被って居たけれど・・・。

この年の春から市の区画整理事業が本スタートして、移転して空き家となった家や、廃屋や廃倉庫などが取り壊され始め、田畑を埋める為に毎日の様に土を積んだ大型ダンプが往来していた。

我が家は門の一部が少し新道路に掛る程度でしたが移転する必要は無く、移転を命じられた家は移転先へ引っ越して行き、カズキが住んでいた一軒借家群も徐々に取り壊し始めていた。

ダンプが往来する度に土埃が舞い、重機で取り壊している家屋から上がる長年の埃が舞って喉がイガイガする感じがしていた。コレが後の我が家に悪影響を及ぼす事になるのですが・・・。

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(2020年05月28日)

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