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タイトル(約 38 分で読了)

Yとユウコと大学時代③「愛しき人と、愛しき愛車!」

投稿:2021-02-08 00:56:12

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名無しのおじさん◆IoFERTI(40代)
最初の話

新章:Yとブルマと、中学時代①

多数のコメントと、続編希望を頂き、誠にありがとうございます。また、長きに亘り、私「Y」と「カオリ」の話をお読み頂き、心より感謝いたします。今回からは、私が転校した先の中学校時代や、高校時代、大学生時代の話や、日常のエロのお話を出来ればと思っております。恋人とのリセット期間中の事と…

前回の話

この度は私の話をお読み頂き、また、多数のコメントと、続編希望を頂きました事を心より感謝致します。

長きに渡りお送りした中学・高校時代編でしたが、大学生時代や、日常のエロのお話が出来ればと思っております。

文中にて時代背景が前後したりする場合がございますし、誤字脱字も多く有るかと思いますが、予めご容赦願いたいと思います。

さて、大学時代も結構真面目(←笑)だったので然程エロエピソードが無く、お楽しみ頂けてるか一抹の不安は有りますが・・・。

私とユウコは大学生活のスタートを切りました。私は地元の私大、ユウコは隣県に在る女子短大に進学して新幹線で通ってました。

読者様の中でピンと来た方がいましたね。この当時は制服着用の必要があった珍しい大学で、ユウコには似合っておりました(萌)

私の方は、同じ高校から入学したのが7名居りまして、学部は違いましたけど慣れるまでの間は一緒に行動してました。

サークルは入る気が無かったのですが、昔馴染みの先輩女子に唆されて渋々入って活動していた感じです。

ま、大学の内容に関してはつまらんので割愛しますけど、大学時代編はその時々で起こったお話をさせて頂こうかな?と思っております。

さて、読者の皆さんの初愛車って何でした?親のお下がり、家の車ってのも有るでしょうけど、初めて自分の車として手にした物です。

そんな大学編の3話目は、エロさは無いけれど初愛車の事を書こうかなぁ?と思っております。ユウコファンの読者様は楽しめそうかな??

-------本編--------

1994年(平成6年)当時の大学生の必需品と言うのか、持ってるとポイントが高かったのがポケベルと車。携帯電話はまだ高価で持ってるだけで大スターだった(笑)

私は高校時代末期から2台のポケベルを所持しており、片方は友達用、もう片方がユウコ専用。勿論ユウコも私専用として所持しており連絡のやり取りに大活躍。

車の方と言えば、さすがに自分の車を持っているのは金持ちのボンボン位でしたけど、親の車だったり、兄姉の中古お下がりを乗ってた感じでした。

渋々入ったサークルにて、新入生歓迎会を兼ねたドライブ親睦会が有りまして、先輩が用意した車に分乗してとある高原にてBBQをしました。

再会した友人兼新たな門番役となった幼馴染のミコトも同じサークルに入り、卒業までの4年間を私と共に過ごす事になるのですが・・・。

そんなボンボン系の先輩の車は、RV車ブーム期って事も有ってクロカンRV系が多かった。個人的にクロカンRV車ってのは好きだったので乗れて嬉しかった。

一方ではS13シルビアの様な人気スポーツカー系に乗ってた先輩も居たし、いかにも親の車を借りたって感じのマークⅡやサニー、カペラも居ました。

まあ、他サークルも含めて車を所持する先輩は、大概型遅れのボロい車でしたけど、車を持てる事自体が羨ましいなぁ・・・なんて思っておりました。

私も運転免許は取得済みでしたけど、自分の車と言うのは持っておらず、親が休みの日や夜に借りて乗ったりする程度でお茶を濁してました。

大学生活にも漸く慣れ、教育実習も兼ねたボランティア活動で移動も多くなる。公共交通機関での移動も難しい場所も有ったりして、車の必要性を感じて来た。

我が家の両親はディーラー勤務。土日祝日は勿論出勤で車を使ってしまう。逆に平日が休みだけど私は普通に大学に登校。借りるタイミングが合わなかった。

ある時にオヤジから「車買うか?」なんて話を受けて、勤務するディーラーの中古車売り場を見学。並ぶのは年式が新しくて高価な値付けの車が殆どである。

高校時代にバイトで貯めた軍資金は60万(!)諸費用や任意保険料を考えると、車輌代に回せるのは30万円程。そんな値付けの車はディーラーには並んでいない。

「社員割引が使えるし、まずは好きなの選んでみろ」とオヤジが言うので、中古車部の営業マンであるカズコさんをお供にして売り場をうろつく。

あ、因みにカズコさんってのは、メカニック時代の親父の部下だった人で、サービスの事務員を経て中古車部の女性営業マンになった人。

私や妹のチヒロの事をガキんちょ時代から知ってる人で、社員行事のキャンプなどに連れて行かれた時に遊び相手になってくれたお姐様でありますw

そんなカズコ姐さんに気になった車を案内してもらう事小一時間。売り場外に有った車だけど、ハートに突き刺さる「コレ!」って車を見つけた。

それは昭和61年式のZ2#系ソアラ(2代目)である。ダンディブラックトーニング(黒/シルバーのⅡトーン)がシブい。しかもGTツインターボで純正エアロ付き。

聞けば高齢の年配オーナーが乗っていた車だそうで、余り手を掛けていなかったのかボディの艶は引けてるし、内装も塵や埃に塗れて案外汚かった。

中古加修前と見えてバンパーの四隅やボディにガリ傷が有るけれど、距離も浅いし、走りの5MTって所が気に入った♪サンルーフも付いてるし!!!

カズコさん:「おー!若者らしい良い選択だね!Yくんもこういう感じの車好き?」

私:「ソアラは憧れなんですよね~!ちょっとボロいけど、これ良いなぁ・・・。カッコイイし!」

カズコさん:「うん!Yくんには良いかもね!でもコレ、販売車なのかなぁ・・・。ちょっとお父さんを呼んでくるね!」

そう言ってカズコさんはオヤジを呼びに行ってくれました。初愛車が憧れのソアラとなれば、我が愛車遍歴も華々しくスタート出来るってモンです。

この車種選択にオヤジも感心した様だったけど、生憎その車は下取りで入って来たばかりでまだ非売品。年式も古いし、程度も悪いので中古車として並ぶか微妙との事だった。

嘗てサービス部門でオヤジの部下だった、中古車部のセンター長と交渉を始めてみたのですが、「金もない大学生がソアラなんて生意気だ!」と一喝されて終了。

まあ、このセンター長ってのは超・保守的な人で、自身も大学生の息子が居たし、上司の息子とは言えども親としての想いが重なっちゃったんでしょうね。

カズコさん:「センター長も厳しいなぁ・・・(苦笑)若いYくんにはピッタリな車だと思うんだけど・・・。」

私:「ですよね~!このソアラで彼女(ユウコw)とデートしたいっすよ!カズコさん、一緒に行きます?(笑)」

カズコさん:「え!誘ってくれるの?良いよ~(笑)30歳のお姉さんでも良いのかな?」

私:「え?30歳??カズコさんって一回りも年上だったっけ??かなりのお姉さんですね(笑)」

カズコさん:「こら!かなりって一言余計じゃ!(笑)私はまだ独身よ!」

私:「あはは!冗談っす!(笑)ねぇオヤジ?何とかなんないの?自分で手を掛けたって良いし、現状でも良いからさぁ・・・。」

オヤジ:「うーん・・・。中古車部には中古車部なりの流儀が有るからなぁ・・・。(ダッシュ上の指示書を見て)【商品化保留】か・・・。」

オヤジ:「コレはまだ中古車として売るか判らんし、ちょっと様子見たらどうだ?」

カズコさん:「ふふふっ!ざーんねん!もっと程度が良くて、安いソアラが出てきたら教えてあげるから!」

私:「・・・うん。解かったよ・・・。」

うなだれる私をオヤジが珍しく笑顔で慰める。「オマエの事だから、廃車置き場の道路公団上がりを選ぶと思ってたぞ(笑)」なんて笑ってた。

確かに廃車置き場には道路公団パトカー上がりの110#クラウンや55/56ランクル、ハイヤー上がりのクラウンが多数並んでたのは目に入っていた。

マニアックな今の私だったら、一も二も無くそいつらを指定したでしょう。その頃はまだ純真な18歳・大学1年生だったので触手が伸びなかった。

道路公団パトカー上がりのランクルだけはときめいて居たけれど、錆が凄くてボロボロだったので諦めざるを得なかった。

私はソアラに後ろ髪を引かれる思いだった。なんか妙に気に入っていたので、無理やりにでも買って今も乗り続けていたらレア度が凄かったでしょう。

ま、この数か月後に非常に身近な人物がウチのオヤジの世話を受けて入手し、私に見せつけつつ、ものの数日で廃車にしちゃうんですが・・・。

----------日数経過----------

5月のある日の事、自室でレポートを纏めている時に母方実家より入電。電話の相手は伯母(母の姉)で、何やら母方祖父が私に会いたがっているという。

母方実家に最後に行ったのは小学6年生のお正月。その年の春に中学生になった私が、同い年のイトコと夏休みに参加したサマーキャンプでの一件はご存知の通り。

過去投稿参照:嫌々参加のサマーキャンプ、実は蜜の味?当日の夜編を含めて4話ありますw

私とカオリの行為が騒ぎの根源の一部では有るけれど、他の参加者女子をレイプして補導されたイトコに会いたくないのもあって、母方実家には一切行って無かった。

そんな事情を知る伯母より、イトコが進学の為に他県に渡って不在である事と、その姉も私に会いたがってるし、6年にも及ぶ無礼も有るので母と共に行ってみる事にした。

母方の実家と言うのは県北西部に在る田舎町。その田舎町エリアでは老舗の自動車整備工場を営んでおりました(現在も操業中で創業75周年を迎えましたw)

母の運転で下道を2時間ほどトコトコ走って母の実家に到着。相変わらずの田舎風情だし、一応「都会っ子」である私は母の実家ってなんか苦手でした。

工場内には修理中の車が溢れ、多くのメカニックが忙しそうに仕事をしている。ガキ時代から見てきたこの風景、排ガスと油と臭い。私は大好きである。

工場に併設された事務所内で仕事中の伯母に挨拶をする。伯母さんに会うのは5年前に亡くなった父方祖父の葬式や法事の時に会った以来。久々な感じがした。

にっこり笑った伯母さんから「なんだべ!男っぽくなったごだ!」なんて県北訛りが炸裂する。基本的には優しい伯母なんですが、お節介なのが玉に瑕。

事務所でお茶を飲み飲み社交辞令を交わす。母と伯母は姉妹トークが始まる。一体何の為に呼ばれたんだか・・・と思いつつ私はお茶を啜ってました。

工場内を忙しなく動くメカニックたち。響き渡るエアツールの音。オレンジ色に光っては消えていく溶接の火の粉。この雰囲気は実に良い。

サトコ:「おかあさん!Yたち来たの??」

徐に事務所のガラス戸が開き、事務所に入って来たのは従姉のサトコちゃん。私の6つ年上でこの時は24歳。女優の中島朋子にちょっとだけ似ている。

地元の工業高校を卒業後、整備専門学校に通って整備士の資格を取り、ディーラー勤務を経て実家の工場にて整備士兼車両販売の仕事をしてました。

伯母:「ほら!アンダ(あなた)の目の前に居るよ!(笑)」

サトコ:「なんだべ!来たんなら挨拶しに来い(笑)久し振りだごだ!男っぽくなったな(笑)」

私:「サッちゃん・・・。久しぶり・・・(引きつった笑顔)」

サトコ:「大学入って車必要なんだってか?じいちゃん、用意しったっけど?」

私:「え!?車??なんでじいちゃんが??」

サトコ:「3月におばちゃん(ウチのオフクロ)が来た時に、じいちゃんに話ししったんだっけ。」

私:「そうなの??」と、オフクロを見ればコクリと真顔で頷いている。

サトコ:「大学の活動でも使えるだろうし、Yにピッタリだぞ!(笑)」

私:「オレにピッタリ??」

サトコ:「んだ!ガッツリ整備して車検も取ったし、破れてた内装も取り換えて、塗装もしてあっから!先ずは見でみろ!」

・・・なんて従姉に促されて車両置き場に行ったのですが、「コレだ!」と指を差された車を見て、私はマンガの様にずっこけた。

私に用意された車は、昭和62年式のトヨタ・ダイナ。低床三方開きで1.25トン積。ダブルキャブ・ジャストローでした(笑)

直列4気筒OHV2000㏄のガソリン仕様。エアコンとパワステが付いて6人乗り!しかも走りの5速フロアマニュアルと来たもんだw

私:「と・・・トラック??(驚)」

サトコ:「んだ!(笑)人も荷物も積めるし、トラックだから丈夫だし。ぶつけたって良いべ!」

私:「・・・( ̄▽ ̄;)」

サトコ:「もっと喜べって!エアコンが付いてなかったから新品を入れたし、ボロボロだったシートも新品だぞ!」

トラックを前にして、喜ぶ要素なんて1㎜も無い(笑)18歳の免許取り立ての大学生の初愛車がトラックですよ?なんのギャグだって思った。

サトコ:「そんな顔してないで、先ずは見て乗ってみろ!タイヤも6本新品入れたし、スタッドレスタイヤも用意しといたから!」

荷台を見れば、確かにホイールに組まれた新品のスタッドレスタイヤが積まれてる。荷台を覆う幌カバーも新品が用意されてるし・・・。

微妙な顔をしながら運転台に乗り上がると、確かにシートは新品に換えられてる。ボディを塗って然程経ってないのか塗装の臭いもする。

走行距離を見ればまだ2万㎞。6年落ちの働く車にしては距離は少ない。聞けば地元の役場が使ってた、減価償却の払下車輛を入手した物らしい。

元々はパワステもエアコンも付いておらず、再生修理をする際に新たに取り付けたものだそうだ。特に私は暑いのが大っ嫌いだったし!

エンジンを掛けてみれば、トヨタ商用車の名機・3Y型エンジンが静かにアイドリングする。馬力は無いけどトルクも無いエンジンである(笑)

エアコンは寒い位に利くし、後部席の下を覗けばリアヒーターも有る。コンポは無いけどAMラジオは付いているw

サトコ:「どうだ?気に入ったか?(笑)」

私:「・・・うーん。ちょっと微妙だけど・・・。」

サトコ:「なにも微妙な事は無いべ!形はトラックだけど、エアコンとパワステは付いてるし、6人も乗れれば乗用車と変わんないべ!」

そんな満面な笑みをする従姉から手渡されたのは任意保険の証券。見ればしっかりと私の名義でこのダイナに保険が掛かっている。

私:「え!?サッちゃん?車検証の名義は??まさか、オレの名義???」

サトコ:「アンタはまだ未成年で名義人になれないから、ウチの会社名義だよ!名目上は社有車で、代車の扱いだから心配すんなって!」

私:「自動車税とかは??」

サトコ:「アンタは任意保険代と日頃のガソリン代だけ気にしとけば良いって!とにかく、車検が来るまでの1年は黙って乗んな!」

そんなやりとりとなって、有無も言わさずこのトラックが私の初愛車となりました。初愛車がトラックなんて喜ぶ若人は絶対に居ないだろう・・・。

私は愛車となったダイナとにらめっこ。「うーん・・・。RVでもスポーツカーでもハイソカーでも無いし・・・。トラックだろ?お前は・・・。」と声を掛ける。

ドア下部に入った「自家用」の黒文字がダサい。不貞腐れた様に腕組みをしてダイナを見ていたら、畑仕事から戻って来たじいちゃんに声を掛けられた。

母方祖父:「Y!車、気に入ったか??(笑)」

私:「あ、じいちゃん!」

母方祖父:「オレからYへの大学入学のお祝いだ!」

私:「・・・ありがとう・・・(作り笑顔)」

母方祖父:「Yが車欲しがってたのはチー子(母の事)から聞いてた!親のスネかじって車なんか欲しがるな!生意気だぞ!」

私:「いや、スネをかじる気は無いけど・・・。それに、バイトして金貯めてたし・・・。」

母方祖父:「その金使って新車買ったってぶつけるし、どうせ直ぐに飽きるんだから!ウチ(工場)にある車に乗ってりゃ良いんだ!」

若気の至りでちょっとカチンと来たけれど、祖父の言う事には一理ある。父方祖父もだけど、私はじいちゃんっ子である。素直に言葉を受け止めた。

私:「・・・うん。じいちゃん、車ありがとう。トラックってのには驚いたけど・・・。」

母方祖父:「大学の実習で大荷物積む事だってあるんだろ?コレ(ダブルキャブ6人乗りw)なら人も乗れるし良いだろ!」

私:「・・・うん。」

母方祖父:「アメリカの若い学生はハイラックスやシボレーのトラックに乗ってるって話を聞くし、形は違うが若いお前には良いだろ!(笑)」

私はなぜか笑いが起きた。じいちゃんは映画好きだった。アメリカ映画で若者がピックアップトラックに乗ってるのを観て思いついたらしい。

従姉はハイラックスやダットラの中古を探したみたいだけど、偶々払下入手したこのダイナを「トラック」繋がりで再生指示を受けたそうです。

ミニトラックが物語上で象徴的に描かれる某・映画の様に、黒のハイラックスに彼女を乗せて・・・ってなら絵になるのでしょうけれど・・・。

ま、アメリカではボンネット付きのミニトラックだけど、私はキャブオーバーの小型トラック。ある意味では日本風な感じで良いのか???

じいちゃんを助手席に乗せて町内を試乗する。バカイトコの事を何度も詫びて来たけど、盆暮れ正月位は顔を出せって優しい笑顔で言われた。

ポチっと点けたAMラジオから、誰かのリクエスト曲として「トラック野郎」「一番星ブルース」が流れて来た。何の嫌がらせだ?と思った。

ダイナの音響はAMラジオのみ。しかも1個のスピーカーしか付いていない。「しょぼいな・・・」と思いつつも、2DINコンポを入れるスペースは備わっているw

義理と人情、秤に掛けりゃ、義理が重たい男の世界。じいちゃんと従姉の気持ちは有り難い。まだ微妙に納得出来ない感じでは有ったけど、私の「初愛車」決定です!

----------6月中旬の週末の事------------

我が恋人であるユウコ姫。短大生生活もひと月も過ぎればすっかり慣れ、週末以外にも短大帰りに中央駅にて合流して一緒に過ごす時間が再び増えてきました。

前話でも描きましたけど、行きつけの喫茶店で待ち合わせをしてウダウダ。その後は一緒にバスに乗って双方の部屋でマッタリと過ごす。勿論エッチもしてましたw

新しき相棒である「ダイナ」をユウコに紹介しようとは思っていたけれど、我が家の車庫に鎮座するトラックの存在にユウコは全く気が付かなかった(笑)

そんなユウコ、短大で知り合い、仲良くなった女子友が愛車自慢をしてたんだそうで、ユウコも免許取得済み故に運転がしたくてウズウズしてました。

土曜日の昼過ぎの事、「天気も良いしウチの車でドライブに行こうよ!」とユウコより入電。二つ返事でユウコ宅に向かうと、車庫でモメてる二人の姿が・・・。

ユウコ:「おねがい!車を貸してよー!」

ユウコ母:「ダメです!ユウコに車を貸したら、私の車が一体どうなるか・・・。」

ユウコ:「ぜーったいにぶつけたりしないから!おねがい!」

ユウコ母:「ダメです!運転をしたいなら、いつもの様に私かお父さんが一緒に乗ります!!」

ユウコ:「やだー!今日はYと二人っきりでドライブがしたいの!」

ユウコ母:「ダメです!!それが嫌だったら、いつもの様に二人でバスに乗りなさい!」

ユウコ:「やだー!やだやだやだやだ!!!!!どうしてそう言う事を言うの!酷いよ!お母さん!」

私:「・・・?・・・おい、ユウコ?どうした??何、母娘ケンカしてんだよ・・・。」

ユウコ:「あ!Y!ちょっと聞いてよ!お母さんったら、車を貸してくれないのよ!」

私:「え?そうなの?もしかしてお母さん、これから車を使うんじゃないの??」

ユウコ母:「今日は使わないけど、Y君もユウコに言ってあげて!まだ自分で運転するのは早いって・・・。」

ユウコ:「なんでよ!私、免許持ってるもん!私だって運転したいんだもん!!」

珍しくわがままを言うユウコ姫。普段、私の前でわがままを言う事は無いけれど、お嬢故に一度わがままスウィッチが入ると結構凄い(笑)

私はユウコとユウコ母の間に入って仲裁役。モメてる二人の話を聞いて理解はしたけれど、ユウコ母の愛車は国産フルサイズの10系セルシオである。

我々が通った教習所の教習車はX80系マークⅡセダン。大型車に分類されるユウコ母のセルシオより一回位は小さい、所謂中型車ってヤツです。

そんなセルシオの様な大型車は、免許取り立ての小柄な小娘が乗る様な車ではない。男の私だって国産フルサイズを運転するには少し度胸が要る。

整備工場バイト時代に場内敷地にて、クラウンだのセンチュリーのハイヤーを無免許運転で転がしてはいましたが、一般公道を走るとなると怖さもある。

結局の所、押し問答の末に「Y君が付いているのなら」とキーを渋々ユウコに渡したユウコ母でしたが、この5分後に見事ぶっ倒れる事になる。

ルンルン気分(←死語)でセルシオの運転席に乗り込んだユウコ。自分のポジションにシートやハンドル位置を直し、シートベルトを装着してエンジンスタート。

甲高いセルの音でセルシオのV8-4.0ℓエンジンが目を覚ます。磨き上げられたパールホワイトとシルバーのⅡトーン。セルシオで一番好きな配色だし実にカッコイイ。

ATセレクターをDレンジに入れ、ガッコン!と言う音と共にサイドブレーキが外れる。静々と動き出すユウコ母のセルシオ。美しい車だな・・・と思わず見惚れる。

セルシオ:「スルスルスル・・・ガリガリガリ・・・ゴキッ!メキョッ!!・・・ギギギギギギギ・・・バコッ!」

私&ユウコ母:「・・・え?( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)」

運転席の窓を開け、怪しい音がした方をしげしげと見るユウコ姫。驚いた表情をしながら舌を出し、私の顔を見つめて目をぱちくり・・・。

嫌な予感をしつつ恐る恐るセルシオに近付くと、右のリアドアからリアフェンダーに掛けてボコボコに・・・。リアバンパーも外れかかっている。

それを見たユウコ母、立ち眩みを起こしたのかぶっ倒れそうになった(笑)つい数分前までピカピカだった愛車が一瞬でボコボコになったんだから・・・。

ユウコ母:「・・・ちょっと・・・ユウコ・・・(呆然)」

ユウコ:「この柱なんなの!すっごい邪魔だし!」

私:「邪魔って・・・。車庫の柱だよ!小回りし過ぎなんだよ!いきなりハンドル切り過ぎ!」

ユウコ:「だってこの車、長いんだもん!とにかく車を出しちゃうから!Y?危ないからそこどいて!」

私:「危ないって・・・ユウコッ!ダメ!!ハンドルを少し戻して・・・!」

セルシオ:「ガガガガガガガガ・・・バキッ!ザザザザザ・・・。グシャッ☆ボフッ!!!【うわっ!!←ユウコの声】」

私&ユウコ母:「あーーーーーーー!」

車庫の柱に外れかけたリアバンパーが引っかかり、それでも無理矢理車を動かし続けるもんだからバンパーが派手に引き千切られ、挙句の果てにはエアバッグまで開いた(笑)

動かした拍子に慌ててハンドルを戻したから大回りに。左フロント部が道路向かいの電柱に激突。フロントバンパーにヘッドライト、ボンネットにフェンダーが殉職・・・。

そんな状態でもユウコは車を動かそうとしている。本当に教習を受けたのか?と思わず疑いたくなる。気が遠のいたユウコ母が道路上にへたり込んでしまった・・・orz

ユウコ:「ハンドルから何か出て来たーーーーーー!!!」

私:「おいおい!エアバッグが開いたぞ!大丈夫か?おまえ・・・。」

ユウコ:「ビックリした!なんなのコレ!」

私:「エアバッグって言って、ぶつかった時の安全装置だよ。開いた所を初めて見たぞ!(冷汗)」

ユウコ:「エアバッグか何かは知らないけど、とにかく車を動かしちゃおう!この車、まだ動くよね!!」

私:「ユウコ!もう止めろ!エンジンを切れ!エンジンを切ったらそーっと車から降りて来なさい!」

ユウコ:「えー!なんでー!やっと車庫から出せたのにー!コレ(萎みだしたエアバッグ)じゃまーーー!!!」

やっと車庫から出せたって、ものの5分で綺麗な車をオシャカにしたら意味はない。エアバッグが開いた所を私は生まれて初めて見た(苦笑)

ハンドルにしがみついて「やだー!」と嫌がり、ジタバタするユウコを車から引きずり降ろし、私が代わって一発で車庫に入れ戻す。

ボコボコのセルシオの側に立って不貞腐れるユウコを後目に、へたり込んだユウコ母をお姫様抱っこの上で家まで運び、電話を借りてオヤジに「事故った」と連絡したら慌ててすっ飛んできた(笑)

「どうした?何が有った?」と言うオヤジに私は、車庫の中にあるセルシオを指差す。その指し示した車を見るオヤジ。開いた口が開いたままと言うのは正にこの事?と言う様な表情をしていた。

オヤジ:「おい、Y?・・・コレ、一体どうした??まさか、オマエの仕業か??(冷汗)」

私:「いや、オレじゃないよ・・・。ユウコがね・・・( ̄▽ ̄;)」

オヤジ:「やっつけたのか・・・。道路に有る部品の散乱具合を見ると、相手は車庫の柱と電柱って所か・・・。」

私:「・・・うん、正解・・・(苦笑)」

オヤジ:「ユウコちゃん?・・・やっちゃったか?ケガはないか?」呆れ顔でユウコを見たオヤジが問いかける。

ユウコ:「大丈夫です。私・・・やっちゃったんですかね?教習所で車をぶつけても壊れなかったんですけど・・・。」

オヤジ&私:「おいおい・・・( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)」

運転免許をお持ちで、教習所に通った経験のある読者様ならば、ユウコが言い放った言葉の意味が既にお解りでしょう。

教習所の練習コースには、壁や柱と言った障害物の代わりにプラスチック製の柔らかいポールが設置してある。

これにぶつけても車は壊れる事は無いけれど、教官から酷く怒られ、実際に壁や柱や人だったら・・・なんてお説教を喰らいます。

ピュアなユウコには教習中のイメージが色濃く残ってたっぽく、実際の柱や電柱にぶつかっても大丈夫って思ってたんでしょうね(笑)

切々とユウコに原因を説明するオヤジ。顔を少し傾げて目をぱちくりさせ、きょとんとした顔で話を聞くユウコの図である。

オヤジからお説教を受けたユウコ。ウチの親父から運転禁止令を出されてしまい、その日のドライブは当たり前に中止(苦笑)

オヤジ:「ユウコちゃん、暫くは運転しない方が良いんじゃないのか?」

ユウコ:「やだ!(怒)おじさんもそんな事を言うんですか!免許取ったんだもん!私だって運転したいもん!」

オヤジ:「運転したい時は、お父さんやお母さんに一緒に乗って貰って、もっと広い場所に行ってから・・・。」

ユウコ:「やだー!お母さんが一緒に乗ると煩いんだもん!それに練習するにしても、私専用の車が欲しい!!!」

オヤジ:「車1台潰しておいて、わがまま言いなさんな・・・。はぁ・・・。オオカワさん(ユウコ父)になんて言えば良いんだ・・・。」

私:「ユウコ専用の車かぁ・・・。セルシオよりも小さめで、可愛い感じの車の方が良いんじゃないのか?」

ユウコ:「可愛くて小さい車はイヤ!ぶつかったら怖いもん!大きめな車の方が絶対安心だし!」

私:「ぶつけても壊れない戦車みたいなのか??アメ車なんか良いんじゃない?デカくてゴツいし(笑)」

オヤジ:「二人してバカな事を言ってるんじゃない!Y?ユウコさんのお母さんはどこにいる??」

私:「リビングに居るよ。コレを見てぶっ倒れちゃって・・・。オレが運んだ・・・。」

オヤジはユウコ宅に入って行き、ユウコ母と面談。車庫にてムクれるユウコを宥めているとユウコ父が慌てて帰って来た。オヤジが連絡したらしい。

マジェスタから降り立つしかめっ面のユウコ父。車庫にあるボコボコのセルシオを見て驚きの表情。そして我々二人を物凄い目付きで睨んで来た。

「怒ってる・・・(泣)」バツが悪そうに小さな身体を更に小さくしたユウコをチラッと見たと思ったら、ユウコの頭にユウコ父のゲンコツが落ちた。

ユウコ:「(ポカッ☆)・・・痛った!(涙)」両手を頭に載せてゲンコツが落ちた場所をナデナデする、ぴえん顔のユウコ姫である。

ユウコ父:「・・・バカもんが!おい、Y!オマエが付いててこのザマか??」

私:「・・・いや・・・。付いてるも何も、一瞬の出来事でオレは何も出来ませんでした・・・(汗)」

ユウコ父:「・・・ったく!お前らは部屋で大人しくしてろ!・・・イチャ付くなよ!」

私:「はい・・・。さすがに今日はイチャ付けませんよ・・・。」

ユウコ父:「当たり前だ!・・・バカもん!」

しょんぼりするユウコを連れて家の中へ。愛犬ベルが心配顔で主人のユウコを見つめてる。我々は大人しくユウコの部屋で待機。

リビングでは話が進む。ユウコ母のセルシオはこの時既に5年落ちで2度目の車検を控えていた。まともな状態ならば中古車として十分に販売出来る車では有るけれど・・・。

元整備士であるオヤジの見立てで修理プランを練る物の、エアバッグが開いてるし、修理に膨大な金額が掛かる事が判明して、ユウコ母のセルシオは廃車の方向で話が進む事に。

一応、修理か代替えかは後日相談となり、何とか動いたセルシオはオヤジが乗って会社に戻り、ユウコ母への代車としてオヤジのクラウン(元はユウコ父の愛車)を貸し出しました。

----------ユウコの部屋にて----------

ユウコ:「私の運転で、Yと一緒にドライブに行きたかったなぁ・・・(悲)」

私:「なんでそんなに運転がしたかったんだよ?」

ユウコ:「短大の友達がね、彼氏を乗せてドライブに行ったんだって・・・。それがすっごく羨ましくて・・・。」

私:「そっか・・・。彼女の運転でドライブってのも良いだろうな・・・。」

ユウコ:「・・・うん。凄く素敵だな・・・って思って・・・。」

しょんぼりするユウコの頭を撫でてたら可哀想になって来た。まあ、車庫前で事故ったからまだ良いけど、公道だったらと思うと恐ろしい・・・。

私:「なぁ、ユウコ?ユウコの運転でドライブも良いけど、もう少し練習してからでも良いんじゃないのか?」

ユウコ:「・・・うん。でも、練習するにしても車が無くなっちゃった・・・。お父さんの車は絶対に貸してくれないだろうし・・・。」

私:「そりゃ貸さないだろ(笑)あのマジェスタもボコボコにする気か?」

ユウコ:「うーん・・・(切ない顔)」

私:「なぁ?ユウコは気付いてないかもしれないけど、オレ、車持ってるんだぞww」

ユウコ:「え!?いつの間に??Yの家の車庫に有ったっけ??」

私:「うん(笑)車庫にあるよ!見方によってはカッチョ良いヤツ!(笑)」

ユウコ:「そうなの!?もしかしてスポーツカー??」

私:「んにゃ!違うよ!ト・・・」

車種を言いかけた所でユウコ父が部屋に来て、ユウコを手招きしてリビングに連れてった。これからユウコにお説教が始まる様です(苦笑)

「お願い!一緒に居て!」とユウコに腕を掴まれ、なぜか一緒にお説教を喰らいました。ユウコの代わりに私が必死に謝ったのは何なんだろう・・・。

-------翌週の日曜日---------

先週の平日はお互いの都合が合わず、会えないままに週末を迎える。毎夜の電話もタイミングが合わずに出来ずじまいで経過してしまった。

そんな日曜日の朝っぱらから電話が鳴る。我が両親は仕事の為に出勤。在宅だった妹が電話に出たのですが、電話の相手はユウコだった。

ユウコ:「あ!Y?おはよー!先週言ってた件なんだけど、今日は天気も良いし、私をドライブに連れてって!」

私:「別に良いけど・・・。車を見てびっくりするなよ?」

ユウコ:「うん!楽しみにしてる!(ワクワク)これから支度するから、10時位までにYの家に行くね!(ワクワク)」

ユウコ母の車をオシャカにして多少は凹んでると思ったけど、ユウコ姫のワクワク声が半端無かった。私の愛車を見て余計凹まなきゃ良いけど・・・。

ユウコが来るまで1時間ほど時間がある。身支度を整えて愛車の準備をする。準備と言っても埃を拭って運航前点検をした程度。エンジンは一発始動。少し暖気です。

我が愛車がやって来て約1ヶ月が経過。大学から帰ってから某大手カー用品店や解体屋に足繁く通い、足りない装備を充実化させて来た。決してデコトラにした訳ではない(笑)

リア3面に少し濃い目のスモークフィルムを貼ってプライバシー対策。コレのおかげでユウコとドライブに行った際に車内で昼寝したり、イチャ付く事も出来た訳で・・・w

一番お金を掛けたのがコンポ。標準では1つのスピーカーしか無いのですが、2個に増やしてツイーターと後席にもスピーカーを増設して計6つに。アンプも入れました!

この頃はまだ支流では有りませんでしたけど、静音処理(デッドニング)も施してトラックとは思えない車内の静かさを確保。サークル仲間が乗った時は驚いてました。

角目4灯式の暗いハロゲン球を競技用のハイワッテージハロゲン球(車検非対応w)に換え、雨天や夜間走行時の明るさを確保。七色に光る光軸がなかなか良い感じ♪

外観やホイールはフルノーマル。あくまでも純正の姿のままで、判り難い所をアップデートをするのが私流。コレは今でもその主義は変わっていない。

どんなに高価なアルミホイールを入れたって、派手なエアロを付けたって、早く走れる訳でも無いし、乗り心地が良くなる訳でも無い。私は快適性を重視しますw

10時17分ちょうどにお弁当が入ったバスケットを手に持ち、いつもの如くのフリフリのロングスカート姿のユウコ姫が徒歩にて到着しました。

ユウコ:「Y~♪おっはよー!お弁当作って来たよ!(ワクワク)」

私:「おーっす、おはよー!お弁当は何かな??」

ユウコ:「うふふっ!それはお昼のお楽しみ!・・・で、Yの車は?(ワクワク)」

私:「ん?コレだよ!カッコイイだろ(笑)」

ユウコ:「ん?どれ??どの車??」

私:「コレだって!(バンバン!とボディを叩く)」

ユウコ:「コレって・・・。この車は工事屋さんのでしょ?ボケなくて良いから(笑)Yの車はどこ??」

私:「ボケてないって!コレだってば!オレの車はトラックなの!」

ユウコ:「え・・・( ̄▽ ̄;)・・・と・・・とらっく?????」

「そ!」とドヤ顔の私と「えええ・・・(汗)」と怪訝そうな顔をするユウコの図である。我が愛車のダイナがバツ悪そうに冷や汗を流しております(笑)

一応、車の入手経路や経緯をユウコに話し始めたのですが、ユウコは不機嫌そうにジト目をしたまま。「なんでトラックなのよ!」って顔をして。

高級セダンやスポーツカー、クロカンRVでは無くトラックですからね(笑)夢見る乙女のユウコにしたら、脳内イメージがガラガラと音を立てて崩れた事でしょう。

ユウコ:「・・・(-_-;)」

私:「ま、そうイヤそうな顔するなよ!トラックだって立派な車だし、この数週間で快適に乗れる様に装備を増やしたからさ!」

ユウコ:「でも・・・トラック・・・。なんでトラックなの??デートする車じゃ無いじゃない!トラックは働く車でしょ!」

私:「そりゃそうだけど、車は車だろ!騙されたと思って乗ってみろよ!」

助手席のドアを開けてユウコに乗車を促す。渋々乗ろうとするユウコでしたが、トラックへの乗り方を知らない。大方の女子はそうだと思います。

ユウコの様子を見ていると、ボルダリングでもする様に必死に車内へよじ登ろうとします。おチビのユウコにはさぞや乗り難い事でしょう。

後ろ姿を見ていたんですが、いつものフリフリのロングスカート姿でガニ股で必死によじ登ろうとする姿が滑稽で可愛い。何度か挑んで諦めた(笑)

ユウコ:「もう!わたし、この車に乗れないよ!いったいどうやって乗るの??」

私:「ぷぷぷっ(笑)」

ユウコ:「もう!笑ってないでちゃんと教えて!(怒)」

私:「OKOK!先ず、このアシストグリップを左手で握って、このステップに左足を掛けて身体を持ち上げて・・・。」

何とか乗り込んだユウコ。「降りる時は?」と聞くので逆の要領で・・・と教えたけど、椅子から地面に向かってズルズルと落ちて来た(笑)

スカートが捲れて白い太腿からショーツ迄丸見えに。「きゃー!」とスカートを直す仕草が実に可愛い。今日のショーツはレース装飾付きのサテン系アイボリーです。

短大に入ってからのユウコはスカート下にブルマを穿かなくなっていた。ま、当たり前と言えば当たり前ですが・・・。でもエッチをする時は穿いてくれて、思う存分に悪戯させてくれましたw

ユウコ:「もう!わたし、この車イヤだ!」

私:「そう言うなよ!乗り降りの仕方さえ覚えれば大丈夫だから!もう一回やってみようよ!」

ちょっと不貞腐れながらもユウコは乗り降りの練習。運転席にも回って左右で乗り降りの練習。要領が良いユウコはコツを掴んでしまえば早い早い。

結局は乗り降りする際に私が手を差し伸べてアシストする事で落ち着き、11時17分ちょうどに市内西部にある有名な滝を見に漸くドライブスタート。

タイヤのほぼ真上に座るトラック故に、路面から受ける上下衝撃が激しくて乗り心地は悪いけど、着座位置が高くて目線も高い。大きなフロントガラスで視界も広い。

乗れば乗ったで「観光バスの一番前に乗ってるみたい!」とユウコは無邪気に大はしゃぎ。「ちょっと気に入りましたw」と笑ったユウコが可愛らしかったです。

目的地に着いて迫力ある滝を見物。見物を終えて更に南に移動する。そこには国営公園が有り、園内に整備された花畑を眺めながら散歩をしつつゆっくりと過ごす。

東屋を見つけたので、ピクニック気分でユウコお手製のお弁当を食べました。本日のメニューはサンドウィッチ各種にから揚げ等々。美味かったですw

お互いの大学や短大の出来事を話す。ミコトの事も話題に上った。帰路の新幹線時刻も有るのでユウコはサークルには入らず、その代わりに週3でアルバイトを始めました。

そのアルバイトってのが、某有名なケーキ屋さん。舌を出した女の子がキャラクターのお店と言ったら解りますかね?そう、不○家です。

夕方から閉店までの4時間程でしたけど、生まれて初めてやるアルバイトにユウコはドキドキワクワク。覚える事も多いけど楽しくて仕方が無かった様で。

役得もユウコには利点に。消費期限が切れたケーキは閉店時に処分するのですが、ケーキ好きのユウコは社員さんから内緒で貰って食べてた様です(笑)

---------ちょっと余談w-----------

アルバイトを初めて2ヶ月位が過ぎた時、ユウコの身体が大きくなった。横にね(笑)バイト毎に処分するケーキを貰って食べてれば太るのは当たり前。

華奢で小柄で軽量だったユウコ。30㎏台だったユウコの体重は約1.5倍に増え、面長だった顔はまん丸に。アンパンマンみたいになったのを覚えてます。

痩せっぽちだったユウコの身体にお肉が付いて、全体的に丸みを帯びてホヨホヨに。私的には抱き心地が良かったのですが、ユウコにしてみれば大問題。

洋服は勿論の事、ブラのサイズも1サイズ大きくなって買い替えを余儀なくされた。ヤバいと思ったユウコは必死にダイエットをし、40㎏にまで体重を戻した。

今までが痩せっぽち過ぎていたので、ちょっとお肉が付いたユウコは女子らしい柔らかさを持った優しい身体付きになった。ま、これが普通なんですけどねww

----------余談終了w----------

私:「さーて、そろそろ帰ろうか?」

ユウコ:「うん!楽しかったね!また来ようね!」

私:「うん!あ、帰り道でどこか寄りたい所は有る?買い物とか・・・。」

ユウコ:「特には無いけど・・・。ねぇ、Y?あのトラックって、私も運転できるのかな?」

私:「ん?出来るよ!運転したいの?」

ユウコ:「うん!あの車、オートマチックじゃないし、自分でギヤ変える方でしょ?」

私:「そうだよ。出来るのか?」

ユウコ:「もっちろん!私、オートマチックって嫌!自分でギヤを変えて、びゅーん!って走りたい!」

私:「そっか!びゅーん!か!(笑)」

ここは国営公園の広ーい駐車場。幸いにも駐車車輌は多くない。公道を運転させるのは危なさそうだし、駐車場内ならば大丈夫だろうと判断する。

私:「ユウコ?まだ道路を走るのは危ないから、この駐車場内で運転してみるってのはどうだ?」

ユウコ:「え・・・。うん!・・・でも、Yも信用して無いの?私の運転・・・。」

私:「そんな事は無いけど、万が一、道路で事故ったらマズいし、この広い駐車場内を走って練習してみたらどうかな?って思っただけだよ!」

ユウコ:「ふふふっ!うん!」

満面な笑みのユウコに席を譲る。シート位置を自分に合う様に直したユウコ。外のミラーを直してあげて、ギヤを確認してエンジンを掛けたユウコ姫。

私はユウコにコツを教える。基本動作は乗用車と同じだけど、前輪の真上に座るトラックの場合は左折の動作にコツがいる。内輪差と外輪差ってヤツです。

実際に運転させてみて、その都度その都度教えて行く。クラッチ操作も上手いもんだし、戸惑っていたハンドル捌きにも次第に慣れてきました。

結局、この日は陽が暮れて真っ暗になるまでユウコは駐車場内を走り回り、車庫入れをしてみたり、上り坂で坂道発進の練習をしてました。

このダイナのサイドブレーキはステッキ式。手前に引っ張って少し回転させて解除するんですが、これに慣れるまでは暫く時間が掛かってました。

この日を境にして、ユウコは私のダイナを運転の練習相手にして少しの時間でも毎夜近所をドライブ。最初は怖かったけど筋は悪くなかった様です。

キリっとしたメガネ顔で前方を見つめ、左右を見渡して安全確認。真剣な顔をして運転するユウコは可愛らしかった。シフトチェンジもお手の物だった。

最初は嫌がっていた乗り降りにもすっかり慣れて、私のアシスト無で乗り降りしていたし、CDに合わせて歌いながら運転する余裕も出て来た。

親愛なる読者様、脳内で想像してみて下さい。トラックであるダイナを運転する短大生のユウコ(18歳)の姿を。私は目の前で見てきましたけど、萌えますww

-----------日数経過・夏w------------

7月に入り、私はサークル活動が多くなる。ボランティアサークルなんぞに入った私。活動内容は主に養護学校や、小学校の放課後教室を回って子供達と触れ合う事。

私が居た教育学部では、小学校教諭/中高教諭学部の他に福祉保育系の学部も有り、1年生時から授業の一環として幼稚園や小中学校に出向いて教育実習が行われる。

何の知識もなく実習に行っても役に立たないのは当たり前。入ったサークルは教育実習とは別に独自に実習を受ける事が出来るので、利点と言えば利点だった。

基本的には近場の学校に徒歩で行くのですが、時々遠方に行く事もある。その時には先輩が車を出してくれるのですが、段ボールで作った遊具などを載せられない事も多々あった。

先輩A:「まいったな・・・。もう荷物積めないや・・・。」

先輩B:「オレの車もいっぱいだぜ!オヤジの車を借りてくれば良かったな・・・。」

カナ:「じゃあ、積める分だけ積んで、先輩たちは出発してください!私たちはバスを乗り継いで追いかけますから!」

先輩A:「了解!オレのもBのもあと二人ずつは乗れるから、乗っちゃって!」

なんて事が毎回有って、大騒ぎする事がある。そんな時に先輩C(後にミコトの彼氏になるw)が「トラックでも有ればな・・・」なんて声を発する。

私は一瞬ギクっとする。私の愛車はトラックである。しかも、6月末位から愛車通学をしてた。勿論大学構内には学生用の駐車場なんて無い。

大学の程近くに、バイトをしていた整備工場に整備全般を依頼していたタクシー会社が有り、その会社の専務や工場長と私は大の仲良しだった。

もうお判りかとは思うけど、そのタクシー会社に愛車を止めさせて貰ってたんですねwある時にそれをミコトに見つかって突っ込まれましたけど・・・。

ミコト:「C先輩!トラックと言えば、珍苗字くんの車ってトラックですよ!」

私:「な!オマエ!余計な事を言うなよ!」

先輩C:「え・・・。珍苗字くん、車持ってるの?」

私:「は・・・はぁ・・・。持ってますけど・・・。」

先輩C:「しかも、トラックってミコトちゃんが言ってたけど、本当なの?」

私:「はぁ・・・。トラックですよ・・・(ミコトを睨みつける)」

先輩A:「なに?珍苗字くんの車ってトラックなの?丁度良いじゃん!またこういう時は車出してよ!」

私:「はぁ・・・。そうっすね・・・(車通学止めようっとww)」

ミコト:「A先輩!珍苗字くん、今日も乗って来てますよ!ね!(笑)」

私:「な!オマエ!余計な事を言うなよ!」

・・・って事で、車通学である事と、愛車がトラックと言うのがバレた。余計な事を言い放ったミコトをヘッドロックして頭をグリグリしてやった。

私のダイナは人員輸送も出来るダブルキャブの6人乗り。広い荷台には遊具だ何だの大物荷物はしっかり積む事が出来る。見事に利用されてしまった。

ま、このおかげで遠方に行く際は堂々と大学構内の駐車場に止める事が出来た訳ですが、燃料代も部費から出たりして役得だったのは言うまでもない。

ボランティア活動以外にもサークル部員と遊びに行く機会も有って私のダイナは大活躍。任意保険の絡みも有って誰にも運転させませんでしたけど・・・。

-----------日数経過・夏休みw------------

8月に入り、約2ケ月にも及ぶ長ーい夏休みに入る。夏休み中もサークル活動である学校ボランティアが有ったりするのですが、主には小学校の夏休みプールの監視役。

基本的には体育大の連中が受け持つんですが、連中は泳げない子への水泳指導。我々は炎天下の中で純粋に監視員をしたり、更衣室代わりの教室でお留守番役である。

小学生女児のスク水姿を見ても決して萌えはしないし、着替え教室でのお留守番は男は男子部屋、女は女子部屋の担当。全然楽しみは無いけど我ら1年生の担当だから仕方が無い。

夕方へとへとになって帰宅すると、我が家のカーポートに見覚えのある黒/シルバーⅡトーンのソアラが止めてある。再登録したのかナンバーが新しい。

「あれ?このソアラって・・・。」と思いながらまじまじと見ると、春に私が買いそびれたソアラそのもの。ボディに有った傷も直されて綺麗に仕上げてあった。

オヤジ:「おう!Y!帰って来たのか?」

私:「あれ?オヤジ?クソ暑いのにスーツ着こんでお散歩か?(笑)」

オヤジ:「バカ!そんな訳無いだろ!ユウコさん家に行って、お母さんの新車を納めて来たんだよ!」

私:「そうなんだ。今度はカルディナだっけ?ユウコのお母さん。代車で貸してたオヤジのクラウンは?」

オヤジ:「まだオオカワ家に有るよ。また行かなきゃ無いしな!あ、このソアラ見たか?良いだろ!」

私:「うん。あの時のだよね?随分と綺麗に直したね!どうしたのコレ??もしかして・・・(オレに??www)」

オヤジ:「結局、廃車にするって話になって、オレが引き取って直したんだ♪粗方手を入れて綺麗にしたぞ!」

私:「へぇ・・・。え?じゃ何?コレ、オヤジが乗るの?納車したカルディナはユウコのか?クラウンはユウコのお母さん??」

オヤジ:「いや、カルディナはユウコさんのお母さんだよ。このソアラは・・・オマエと・・・ユウコさん二人の為に・・・な(照れ笑)」

私:「お・・・オヤジ・・・(嬉)」

オヤジ:「礼は要らんぞ!オマエはダイナで頑張ってるからな!お互いに世話にもなってるし、オレから・・・プレゼントしようと思ってな!」

私:「お・・・オヤジ・・・(嬉涙)・・・ありがとう・・・!」

オヤジ:「なぁに!礼は要らんぞ!ホレ!ソアラのキーだ!ユウコさん家まで行くぞ!」

私:「え?ユウコん家??あ!クラウンを取りに行くの?」

オヤジ:「ま、それもあるが・・・。ユウコさんが待ってるぞ!(笑)」

私は嬉しくて仕方無かった。まさかあの親父が私の為にソアラを・・・。私と同じで、不愛想でいっつも不機嫌そうな顔をした寡黙なオヤジがこんな粋な事をしてくれるとは・・・。

慣れ親しんだダイナとは違い、着座位置はかなり低い。身体を包みこむ様なコクピット感が有るダッシュ回り。窓越しに微かに見えるロングノーズのボンネット。

ギヤのニュートラルを確認してキーを捻る。少し高めのセルの音と共に、直列6気筒2000㏄ツインターボの1G-GTEUが目を覚ます。デジパネのタコメーターが踊る。

アクセルを踏んで吹かしてみる。6気筒らしい「グォウ!」と勇ましくもシルキーに唸る。4気筒の情けないダイナのエンジン音とは全然違う。身が震えた。

オヤジ:「どうだ?良いだろう?オレは若い時、トヨタ2000GTに憧れた。このソアラはその時の憧れにも似てる。良い車だ・・・。」

私:「お・・・オヤジ・・・。もう一回言うよ、・・・ありがとう・・・!(嬉涙)」

オヤジ:「ほれ!ユウコさんが待ってるぞ!早く行け!(笑)」

クラッチを切り、ギヤを1速へ。サイドブレーキを下ろしてスタートする。ユウコの家までは1㎞程。徒歩で10分だけど、車だと僅か数分の距離である。

人生初のソアラ。憧れのソアラ。あっという間にユウコの家に着いてしまったけど、ユウコを乗せてこれからいくらでもドライブできる!!!!

私は嬉しくて仕方が無かった。クソオヤジ!なんて思う事も有ったけど、今の段階で今日ほどオヤジに感謝した事は無い。今の段階で・・・だけどね・・・。

ギヤを4速に入れた所でユウコ宅に到着。ツインターボの威力を発揮する事も無く、あっという間の出来事だった。それでもソアラは素晴らしい車である。

オヤジ:「はい、ご苦労さん。エンジン切って降りた降りた!」

私:「え?あ!ユウコを呼んでくればいい?」

オヤジ:「いや、オマエは車から降りてここに居ろ。オレがユウコさんを呼びに行くから。」

私:「・・・??」

オヤジは門を抜けてユウコ宅の玄関へ。「ユウコちゃん!お待たせしたね~!」なんて、オヤジの営業用の声を初めて聞いた。私は何か腑に落ちないで居る。

玄関から出て来たのはワクワク顔で小走りのユウコの姿。その後ろからユウコ母と一緒にオヤジが戻って来る。私はユウコに笑顔で手を振る。

私:「おーい!ユウコ!」

ユウコ:「あ!Y~♪来てくれたの??(ワクワク)」

私:「うん!どうだ!ソアラだぞ!」

ユウコ:「おお~!カッコイイ~♪高級感もあるし、スポーツカーみたいだし!色も気に入りましたww」

私:「うん!ドライブ行こうな!」

ユウコ:「ん??・・・うん!私の運転でね!(笑)」

私:「え??ユウコが運転するの?大丈夫か??」

ユウコ:「ん??・・・うん!大丈夫でしょ!・・・だって、この車・・・。」

ユウコ母:「ユウコ!ちゃんと珍苗字さんにお礼なさい!車を頂いたんだから!」

オヤジ:「いやいや!いつもウチのバカがご迷惑をお掛けしてますし、ユウコちゃんには良くして貰ってるからお礼ですよ!」

ユウコ:「おじさん!本っっっ当にありがとうございます!わたし、すっごく嬉しいです!」ほくほく笑顔でぴょんぴょん跳ねて喜ぶユウコの図である。

私:「・・・え??( ̄▽ ̄;)」

オヤジ:「ん??なんだ??」

私:「オヤジ??この車・・・このソアラって・・・(汗)」

オヤジ:「ん??ユウコさんのだぞ?」

私:「・・・へ???」

----------種明かしww----------

ユウコに愛車のセルシオをオシャカにされたユウコ母。ユウコ父を交えて新車への代替えをするに至った訳ですが、この時にユウコの車も一緒に検討する事になった。

オヤジが居たトヨタ店では若い子向けの小型車の扱いは無く、他チャンネル扱いを引っ張るしかない。とは言え、新車を2台も買うにはオオカワ家の懐事情が許されなかった。

当初はカリーナだったそうだけど、ユウコも乗れるだろうと急遽カルディナに変更してオーダーしたものの、カルディナはAT車。ユウコの好みでは無かった様で少しモメた。

私と同じ様にユウコ両親はユウコを連れて中古車部へ。並ぶ車に触手が伸びなかったユウコだったけど、唯一ユウコの心をときめかせたのがZ20系ソアラだった。

残念ながら並んでいたソアラは全て白のAT車。下着は白が好きだけど、車の塗色は暗めが好きだったユウコはガックリと肩を落としたんだそうです。

それを見ていたウチの親父。廃車となった例のソアラを入手して、仕事終わりを利用して再生していたのをユウコに見せたら大喜び。MT車だし、色もユウコ好みの暗い色。

いつもの如くおねだり攻撃を始めたユウコ姫。オヤジとすれば自分が乗ろうと画策してた様ですが、珍しくユウコ父に頭を下げられて譲る事を決めたのだそうだ。

売るにしてもこのソアラはオヤジの物。会社を通す訳にもいかないし、入手金額はタダ同然。部品代や塗装代だってオヤジのコネでタダ同然でやっていた。

ウチの親父がユウコ父に良い格好をしたかった訳では無いけれど、いっつもバカ息子が迷惑を掛けているユウコとユウコ家に対するお礼の気持ちで無償提供したんだそうです。

ま、自分の車にならなかったのは悔しいけれど、満面な笑みを浮かべて喜ぶユウコを見ていたら、どうでも良くなっちゃったのは言う間でも有りません。腑に落ちないけど・・・。

----------お話再開ww----------

オヤジ:「誰がお前のだと言った?このソアラはいつもお前が迷惑掛けてるユウコさんへ、オレからのプレゼントだ(笑)」

私:「はぁ・・・(呆れ溜息)・・・グレちゃおうかな・・・。」

ユウコ:「んん?グレなくても良いよ!わたしと一緒にドライブ行こうね!助手席は、Yの指定席だから♡」

ユウコ母:「あれ?珍苗字さん?もしかして、Yくんにはこの事は話してないんですか?凄い落胆っぷりだけど・・・(汗)」

オヤジ:「ははははは!落胆も何も、アイツにはトラックが有りますからね!ソアラみたいな美しい車は、ユウコちゃんの様な美しい子が乗るのが似合う!Yには似合いませんよ(笑)」

ユウコ:「美しいだなんて・・・いやだ!おじさんったら!・・・あれ?Y?どうしたの?お腹でも痛いの?」

私:「・・・クソオヤジ・・・(怒泣)」

オヤジはユウコにソアラの納車説明。私の落胆とムカつき顔を見たユウコ母に肩を揉まれ、頭をナデナデされて慰められたのは内緒です。

----------納車数日後----------

世間一般的に働く大人たちの夏休みとなるお盆を迎える。私はユウコ号であるソアラのお世話役。洗車をしてあげたり運転に付き合ってあげたり。

私のダイナで運転に大分慣れたユウコでは有ったけど、ダイナとは別次元の加速を見せるソアラのツインターボっぷりにユウコは痺れていました。

前にユウコが言っていた「びゅーん!って走りたい!」を実現出来たのは良かったけど、この手の車に乗った女性ドライバー特有の「直線番長」である。

それにこのソアラが搭載する1G-GTEUツインターボエンジンは鬼の様に燃費が悪い。直線をぶっ飛ばすユウコの運転ではあっという間にガス欠になる訳で。

よくアメ車の事を「マフラーから金をバラまいて走る」なんて揶揄しますけど、このソアラも「マフラーから100円玉をバラまいて走る」様な感じです(笑)

さすがに燃費の事を気にしていたユウコでしたけど、加速感には大満足していました。ソアラとユウコの組み合わせは見た目的にも綺麗で似合ってたし。

でも、女か乗る硬派な色のソアラ。エンブレムを見れば「GT-Twinturbo」スポーツカー系に乗ってる輩の餌食にされる事が時々ありました。

ある雨の日の事、ユウコとドライブ中に1台の車にせっつかれました。交通量も多いバイパス。ユウコは他車の流れに乗ってのんびりと走ってました。

やがて2車線から1車線に狭まる郡部の道路にて、せっついて来た車に無理矢理追い越しをされて危なく鼻先がぶつかりそうになった。

ユウコ:「キャー!!!!」

私:「うわっ!危ねぇ!あのFD(RX-7)バカか??ったく!」

ユウコ:「なんなの!あの車!あったま来ちゃった!!!(怒)」

私:「止めとけよ!バカ相手にしたって仕方ないぞ!」

ユウコ:「Y?しっかり掴まっててよ!何人たりとも、私の前は走らせない!」

私:「止めろっての!【F-エフ-】じゃないんだから!・・・うわっ!!」

猛烈に加速を始めるユウコのソアラ。抜いて行ったFDに瞬く間に追いついて、ユウコの仕返しが始まった(苦笑)

どこで覚えて来たのがパッシングを繰り返すユウコ。顔を見れば目が座って怒った顔をしています。色んな意味でこの時は怖かった。

私:「おいユウコ!もう止めとけ!運転上手い訳じゃないんだし、バカを相手にしたって仕方ないぞ!」

ユウコ:「うるさーい!私はもう怒った!私のソアラちゃんは無敵よ!あんなダサい車になんか負けないんだから!!」

ユウコのソアラに気付いたFDは更に加速を続けて逃げる。ユウコのソアラが追いかける。追い越し可能車線になった時にツインターボが炸裂した。

直線番長のユウコはアクセルベタ踏み。気迫に怯んだFDをぶち抜いたのまでは良かったのですが、「ボムッ!」っと嫌な音がしてエンジン停止。

私:「げっ!エンジンブローだ!!」駆動がロックして左右に激しく蛇行しだすユウコのソアラ。

ユウコ:「うわわわわわわっ!なに?なに?なに?なに??」

私:「クラッチを切れ!ハンドルをしっかり持って、ゆっくりブレーキ!」

私はとっさにギアを抜き、ユウコのハンドル操作をアシスト。ハザードも点滅。惰性を利用して何とか道路脇に止める事が出来ました。

幸いにも田舎道。後続車は全く居なかった。ハンドルを持つ手がガクガク震えて、真っ青な顔をするユウコ。そりゃ怖かったでしょう。

私はユウコにボンネットを開けるよう指示をし車外へ。発煙筒を焚いて後続車に注意を促します。三角表示板も積んでたので掲示。

ボンネットを開けてエンジンルームを覗けば青白い煙が上がってる。金属が焼けた嫌な臭い。ブロックに割れは見えないけど、エンジン内部の焼付でしょう。

助けを呼ぼうにも周りには民家も商店も無い。時は平成6年。まだ携帯電話が一般的に普及してない時代。今は便利な世の中ですよ。

偶々対向車線を走って来た農家のおっちゃんが止まってくれて、ユウコのソアラを押して路肩へ移動。一応事故って事で警察に連絡してもらいました。

暫くして警察が到着。路面にオイルを穿き散らかした様で消防車も到着。吸着剤を使って巻き散らかしたオイルを処理してくれた。

エンジン故障による単独事故。物損も無いし身体にケガも無い。大して怒られはしなかったけど、積載車で来てくれたオヤジには二人して怒られた。

----------お盆休み明けの8月下旬頃----------

私のバイト先だった修理工場に運ばれたユウコのソアラ。検証の結果は油圧切れによるエンジンブロー。見事にブロックが割れてコンロッドがはみ出てましたw

元々このソアラは実走行が4万㎞程。低走行車では有りましたけど、高齢の元オーナーのオイル管理不足も有ってエンジン内部はスラッジだらけだった。

整備を施したウチの親父も、低走行を疑わずにエンジン内部までは診なかった様です。タイミングベルトを交換し、ざっとフラッシングを施して新しいオイルに交換した。

フラッシングと新品のエンジンオイルがもたらす洗浄成分が効力を発揮し、固まったスラッジを溶かして落としだしたのは良かったけれど、オイルラインを詰まらせてしまった。

オイルがスムーズに流れなければ油圧は低下するし、潤滑効果が薄れて焼き付きを起こしてしまいます。ユウコの爆走っぷりも拍車をかけてエンジンブローを引き起こした。

確かにこのソアラは、メーターパネル内にあるオイルのチェックランプが消えるのが遅かった。「なんでかな?」とは思ってはいたけれど、そういうとこに問題を抱えてたんですね。

ユウコをバイト先に連れて来て、エンジンが壊れたソアラを前に原因の説明と、今後の対策を話だした。

バイト先工場社長:「専務(オヤジの事)、このエンジンはもうダメだね。載せ替えやんのスか?」

オヤジ:「うーん・・・。その前に中古の良いエンジンなんてあるのか?」

バイト先工場社長:「探してみなきゃ無いけど、コレはデフも終わってるし、ホカ(廃車)した方が良いんじゃないですか?」

オヤジ:「デフもか?・・・んだな。元手はタダみたいなモンだったし、金掛けるだけ無駄か。廃車してけろわ・・・。」

ユウコ:「え・・・。廃車ですか!?直らないんですか?ねぇ、おじさん・・・(悲)」

オヤジ:「ん?お金掛ければ直せるけど、ユウコちゃんはこの車、もう止めた方が良い。おじさんが良い車を探してやるから!」

ユウコ:「やだ!やだやだやだやだ!!!!!私はこの車が大好き!お願いおじさん!この車を直して!ねぇ!Yからもお願いして!」

私:「・・・。オレも廃車に賛成だよ。50万だって100万だってお金掛ければ直せるけど、この車にはそれだけ掛ける価値は無いよ。」

ユウコ:「え!なんでそんな事を言うの?Yも好きな車でしょ?私の気持ちが解るでしょ!」

私:「うん。解かるから言ってるんだよ!ユウコの気持ちも、オヤジ達の気持ちも。」

ユウコ:「なら・・・!」

私:「うん。それだけの金額出せば、まともに動く別なソアラが買える。このソアラがこの世に1台だけってんなら直せって言うけど。」

ユウコ:「私のソアラだよ!この世に1台きりだよ!直して欲しいじゃない!」

私:「確かにそうかもしれないけど、この形のソアラはまだ何万台も元気に走ってる。ソアラが欲しければ、他のを買った方が絶対に良い。」

ユウコ:「酷いよ・・・Y・・・(涙)私がこの車が好きなの知ってるでしょ?そんな事を言わないでよ・・・(泣)」

私:「酷くないよ。ユウコの気持ちは解るけど、オレだって一応は車の修理屋のセガレだよ。色んな意味でオヤジ達の意見に賛成するよ。」

私:「それにな、車にとってエンジンは心臓なんだ。人間だって心臓が止まれば死ぬ。この車はもう死んじゃったんだ。」

ユウコ:「死んで無いよ!車は機械だよ!修理すれば直るじゃない!」

私:「そうだよ。でもユウコは、死んだ人を生き返らせろって言うのか?」

ユウコ:「え・・・。」

私:「確かに車は機械だよ。修理すれば直る。人が作った物だし直せない事は無い。でも、その修理費用をユウコはちゃんと自分で払えるのか?」

ユウコ:「・・・。」

私:「オレが言うのもおかしいけど、車を維持するのは大変だよ。オレらはまだ学生。親がかりだよ。学費も出して貰ってて、修理費用も親に出させる?」

ユウコ:「・・・。」

私:「わがまま言うのは簡単だけど、それを受ける親は大変だよ。ユウコだってバイト初めて解るだろ?金を稼ぐのは大変だよ!」

ユウコ:「・・・それは解るけど。Yだって車を持ってるでしょ!燃料代だって、維持費だって・・・。」

私:「オレは自分で賄ってるよ。今までバイトで貯めたお金がある。学費は親に世話になってるけど、車の維持費まで出して貰おうなんて思ってないし、頼もうとも思ってない!」

私:「それに、ユウコは今、本当に車を必要だって思ってるか?オレが持ってるから、友達が持ってるからってだけで、ソアラに拘って無いか?」

ユウコ:「・・・。」

私:「本当に必要になってからだって車を持つのは遅くないんじゃないか?ただ運転したいのならオレのに乗れば良いし、親の車だって良いだろ?」

ユウコ:「・・・うん。・・・でも【私の車】って言うのが欲しかったから・・・。私だけのって言う・・・。それが、ソアラだったから・・・。」

私:「それは解るよ。ユウコにソアラは似合ってた(笑)でも、身分不相応って言うのかな?運転が未熟のユウコにターボ車は負担が大き過ぎるよ。」

ユウコ:「そんな事を言わないでよ!私はあのびゅーん!っていう加速が好きだった!走ってる、運転してるって気がするんだもん!」

バイト先工場社長:「さすが、Yちゃんの彼女だな!車好きだわな(笑)・・・仕方ない。おねえちゃん、こっち来な!」

ユウコ:「・・・え?」

バイト先工場社長:「早く来な!車屋は気が短いんだぞ!(笑)」

ユウコ:「あ・・・はい!」

社長の後を小走りで付いて行くユウコ。私はオヤジと目を合わせる。照れ臭くて直ぐに目を逸らせたけど、オヤジに頭を小突かれた。オヤジはニンマリ笑ってた。

後でオフクロから聞いたけど、私が学費の事や金の事を親に感謝してる・・・みたいな事を言ったのがオヤジ的には嬉しかったんだって。大人になったな・・・って。

私はそう言うつもりで言ったんじゃないのにな(笑)ユウコのソアラにヤキモチ妬いて、ガソリン代まで親に出して貰ってるユウコに釘刺しただけなんだけど・・・w

バイト先工場社長:「ねえちゃんのソアラはウチで引き取る。その代わりと言っちゃ何だが、車が必要だって言うならコイツを持ってけ!」

ユウコ:「え・・・!そんな!車を頂くなんて出来ません!彼にも言われましたけど、私、調子に乗ってただけなんです!」

バイト先工場社長:「ふん!調子に乗れるのは若い時だけだ!それに、この車はアンタの為にYちゃんが仕上げた車だ。遠慮しないで持ってけ!」

ユウコ:「え・・・!彼・・・が!?」

私:「ふんっ!オマエにソアラは生意気なんだよ!燃費だって悪いし・・・。この車をプレゼントするから、安全運転しろ!」

驚いた顔をしたユウコだったけど、目に涙を浮かべて笑顔になったと思ったら、ユウコは私に飛び付いて抱きしめて、キスをして来た。

ユウコ:「Y!私の為に?本当に私の車なの?」

私:「そうだよ!下取りで入って来た車を譲って貰って、オレが整備して仕上げた。ソアラじゃないけど、オマエにピッタリだろ!」

ユウコ:「うん!ちっちゃいけどカッコイイ!本当に良いの?」

私:「うん。ソアラを潰して凹んでるオマエを見てたら可哀想過ぎてなぁ・・・。社長にも、オヤジにも協力してもらったんだ。感謝しろよ!」

ユウコ:「うん!(うれし泣)・・・社長さん!おじさん!ありがとう!Yも・・・ありがとう!・・・大好き♡」

バイト先工場社長:「専務!お孫さん出来んのも近いね(笑)」

オヤジ:「ふん!どーだか・・・(苦笑)」

ユウコの新しい愛車は、1991年式のEL44系トヨタ・サイノスβ。トヨタ最小の乗用車であるターセル/コルサをベースにしたスポーティな2ドアクーペ。

顧客のババァが乗ってた車が下取りに入って来たけれど、ぶつけまくってて外装の程度は最悪。直して売るにも利益が出ずに解体になる予定だった。

ボディ色は青緑の濃いメタリックで走行距離は3万㎞程。エアコンにパワステ、コンポにパワーウィンドは付いてるし、何よりも5速MT車だった。

なんか解体するのも勿体無いし、サイノスは好きな車だったし、直して私が乗っても良いかな?と思って社長に直談判したらタダでくれたのだ。

バイトの合間を見てコツコツ直し、塗装の練習と称して全塗装もやってみた。まあ、仕上げは本職のベテランにやって貰ったけど・・・。

ターセル/コルサがベースなので機関系の部品は豊富で安い。自分が乗るんだからと思いながら徹底的に仕上げて満足いく結果になった。

時を同じくしてユウコのソアラが殉職。凹んでた姿が物凄く可哀想で、社長とオヤジ、そしてユウコの両親に車をプレゼントする事を相談してみた。

ユウコ両親からは超・遠慮されたけど、ソアラの維持費(主に燃料代w)がネックになってた様で、オヤジの一押しも有って申し入れを受けてくれた。

勿論我々はまだ未成年。車検証上の名義人にはなれないので、ユウコ父に名義人になって貰い、社長の大盤振る舞いで継続車検をタダで取って貰ったのでした。

オヤジ:「ユウコちゃん、安全運転してくれよな。おじさん達からの願いだ・・・。」

ユウコ:「はい!ありがとうございます!」

オヤジ:「Yの為にも・・・。よろしく頼むぞ。」

ユウコ:「はい!うふふっ!(照れ笑)」

バイト先工場社長:「Yちゃんが仕上げた車だ。ガンガン乗りまくって、車を楽しんでな!」

ユウコ:「はい!(*^▽^*)」

私がプレゼントしたサイノスには1999年末まで乗り続け、2000年1月に発売されたトヨタ・Will-Viを新車購入してお役御免。お別れの時は号泣してた。

燃費も良くて走りも軽快。サイノスはサイズ的にもユウコと相性が良かった様です。ぶつけたり、擦ったりは有ったけど、大事に乗ってたっけな・・・。

ま、そんなこんなで、我々の愛車のお話でした。余談となりますが、ユウコのソアラは解体されずにマニアが引き取り、再生されて今も現存してるとか。

読者の皆さんにとって、初の愛車は何でしたか?心に残る愛車ってありましたか?例えどんな車でも、かけがえのない相棒ですよね、車って・・・。

今現在でも車に関わる仕事をしている私。若い人たちの欲しい物ランキングから車が消えて久しいけれど、運転する楽しさってのは味わって欲しいなぁ。

残念ながらエロ度が低い大学時代編。まあ前半戦はまだ大学生って物に慣れていなかったので、序章の様に思って楽しんで頂けると幸いです。

そんな次回は、私の教育実習を兼ねたカメラマン手伝いのお話です。私とすれば、初のロリ話になるかと思います。ドン引きされなきゃ良いけど・・・w

ユウコにも、本家のカオリにも内緒のこのお話。今まで誰にもお話した事が無い黒歴史。いつもの如く長文になるかと思いますが、お楽しみに。

物語の継続は、温かくも有難い、読者様より続編希望を頂いた際のまた次回と言う事で・・・。

この話の続き
-終わり-

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(2020年05月28日)

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