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体験談(約 96 分で読了)

【評価が高め】世間でいうクリスマスイブに綺麗な娘を買った(4/13ページ目)

投稿:2011-12-01 21:00:00

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本文(4/13ページ目)

彼女が泣くのは、何ていうか、条件反射のようになっているように思えた。

もう何年もたっぷり泣いてきたんだろうし、罪は贖えただろ。

とっくに。

もっとも罪なんてあればの話だけど。

可哀想な姫様。

彼女は最後にこう言ってくれた。

「ヒロが大きくなってたら、ヒロみたいに優しい男の子になってたかな」

僕は笑った。

優しくなんかないよ。

僕だってお金で君を買おうとした。

その他大勢の男達と何も変わらないんだよ。

コートのポケットに放りこんでたケータイがブブブと震えた。

僕にもたれて、ウトウトしていた彼女がさっとまぶたを開く。

僕は全く気付かないでいたけど、彼女の動作でメールと分かった。

オタからメールかな。

「ざけんなよ。お袋ピンピンしてるじゃねーかよ。おまえ1つ貸しな。ぜってぇ1つ貸しな」

弟だ。

家に帰ってもらえたようでよかった。

だけど、彼女といる時は勘弁してくれ。

いい年して

「ぜってぇ」

なんて言葉使ってるんじゃないよ。

DQNな文章。

頭が痛くなる。

彼女がメールを読む僕の無表情に心配したのか、

「仕事?」

と聞いた。

「弟からだよ」

と口にして、しまったと後悔した。

何というタイミングの悪さだろう。

ついさっきまで彼女は弟を思い出して泣いてたっていうのに。

ところが、次の言葉を探してぼけっと立ったままでいる僕を逆に彼女が気遣ってくれた。

汗かいたからシャワー浴びると言って、ベッドのシーツに潜りこみ、クロゼットに手だけ伸ばしてハンガーからバスローブを摘み出した。

素早い小動物の動き。

真っ白な長い脚が絨毯の上で数回跳ね、彼女はすぐにバスルームに消えた。

裸でいたくせに、汗なんてかいてるはずないのにな。

バスルームからシャワーの音が聞こえてくると僕は散らかった部屋を掃除し始めた。

彼女が抜いて回ったコンセントを元に戻し、彼女が買い集めた買い物袋、そこから飛び出して部屋中に広がった包装紙を拾い集め、ベッドメイクし、そして最後に折り畳んだPCからフロッピィを抜き出して彼女のバッグにしまった。

「ああ、そうだ、昨日ね」

僕は大きな声でバスルームの彼女に話かける。

「君が案内してくれた店。そこの女の子からフロッピィ一枚渡されたよ。君のバッグに入れてくれた」

バスルールで反響した篭った声がすぐに返ってきた。

「うーん。わかったぁ。ありがとう」

特に動揺する様子もない声。

焦りもなく、ごく普通の彼女の返事。

彼女は中身が何か知らないのかもな。

あれこれ思案しながら、彼女の衣類をバスルームの入り口に置く。

綺麗に畳まれた四角い色の層を見つめながら、もちろん昨夜僕が畳んだのだけど、普通男ってこういう事をするものなのかな?とぼんやり考えたりした。

バスルームからアラブ人みたくタオルを巻いた頭をひょっこり突き出すと、彼女はまず部屋を見、それから足元に畳まれたブラと衣類がある事に気づいてニコッと笑い、そしてげらげら笑い始めた。

バスルームに反響する彼女の笑い声。

「ヒロってさ。変わってるよね。几帳面なのはすぐに分かったけど」

ああ、やっぱりおかしかったんだな。

商売女の下着を畳んでしまう男って事で、彼女の脳内で分析が始まってるに違いない。

自分では親切なつもりで気遣ったんだけど、同時にどこかおかしいとも気付いてる。

結果的にはかなり可笑しい行動。

つまりいつもの僕の行動。

クライアントを気遣ったつもりの行動が、いつのまにか要領の悪い男の烙印に変化する。

「ヒロォ。聞いてる?」

「うん。あのさ、別に君の下着に触りたかったわけじゃないんだよ、つまり…」

「じゃなくて。あのね。私こんな事しばらくやってるでしょ。男の人って私に優しくしてくれてる風でいて、実はそうでもなかったりするの。

私がベッドに投げたコートに平気で腰を降ろすし、平気でわたしの靴を踏んづける人もいる。下着持っていかれるなんてしょっちゅうだし」

プラスチックの化粧品のキャップか何かがバスルームの床で跳ねてコン、コーンと響く。

あっ、と彼女。

「私なんて所詮そんな存在。ホテルに備え付けの便利機能。そりゃ、ちょこっとは値も張るかもしれないけど…」

彼女はパタパタとバスルームから駆け出してきて、僕にジャンプした。

ベッドが大きく揺れる。

「何か嬉しかったよ。ヒロ。すごーーく嬉しかった」

とは言うものの、Hはダメらしかった。

彼女の細い腰に腕を回して、引き寄せようとすると、逆回転であっさり逃げられてしまった。

アメリカ製カトゥーンのキャラクタよろしく、彼女は人差し指を真っ直ぐに立て、左右に振り、チッチッチと口で言い、それから声に出して笑った。

彼女が子供っぽいしぐさできゃあきゃあ笑っていると部屋のドアがノックされた。

ホテルの従業員だった。

彼はサンドイッチとコーヒーポットの載った銀の四角いトレイを持っていて、ホテルの便箋に書かれたメモを一緒に僕に渡してくれた。

友人からだった。

メモにはただ

「おはよう」

と書かれてるだけだった。

ベッドに行儀よく並んで座ってコーヒーを飲みサンドイッチを頬張りながら、今日の予定を話し合った。

僕が一度家に戻って着替えてくると言うと、彼女は渋谷に用事があって、それはすぐに終わるという事。

その後で、どういうわけか僕の家に着いてくると言い出した。

僕の部屋と家族をほんのちょっとでいいから見てみたい、僕の部屋の窓から外が見たいと言い出した。

何となく分からなくもない気がした。

彼女の気まぐれについて。

彼女が家族の団欒を欲しがってるとか、そんな風には思えなかったけど、そこが気まぐれの理由だったりもするんだろう。

何より、僕自身に興味を持ってもらえた事が、凄く嬉しかった。

僕はすぐにおーけいした。

見られて困るものなんて何もない。

貧乏家族がいるだけだ。

結果、彼女が1時間ほど早く出発する事になり、僕が使ってる最寄駅で待ち合わせる事になった。

もしかするとおせちの残りくらいあるかもしれない。

馬鹿な弟が全部食べてなければだけど。

彼女が出発してすぐにオタからメールがあった。

忘れちまってたよ。

昨夜は色々ありすぎたし。

「まだ探偵ごっこですかヒロくん君をそんなに魅了してやまない嬢様はきっと飛び切りの美人と判断します。見ただけで射精しちまうとか。おっと失礼。画像アップよろしく。希望が聞き届けられない場合は返信もありませんのでどうかご理解のほどよろしくお願いいたします」

頭が痛くなった。

弟といいオタといい話をしてると、いつも何かしら面倒なオマケがついてくる。

オタは無慈悲だ、こういう事に関しては。

放っておけばまずレスはない。

仕方ないから初めて姫様に会った晩、渋谷のどこか、たしかホテルに向かう途中の路上、自販で買ったコーヒーを飲む彼女を撮った画像を送った。

ケータイの画像だし、写りはよくない。

不自然な強い影のせいで、彼女があまり美人でないように見える一枚。

オタはすぐに興味をなくして、レスをよこす。

僕の方が一枚上手って事。

送った途端、早くもレスが来た。

これには驚いた。

「ヒロくん。僕が芸能界に疎いと知ってて適当な一枚を送ってきたのでしょうか。どこかのサイトに転がったアイドル写真など興味ありません。嬢様の画像を希望します。それでも尚わたくしめを愚弄なさるおつもりならば、金輪際返信はないものとご理解ください」

頭がいたい。

すぐにレスを返す。

「嘘じゃないよ、本物。さ、早く情報希望。あの3枚のgifはなんだった?」

オタから。

「焦ってもらっては困るよヒロくん。まだこっちの条件に答えてもっらてない。本物と言うならあと2枚別アングルを所望」

ダメだ。

意地になってる。

どうもこういう所が大人気ない。

オタの悪い癖だ。

とはいえ送らないではレスもない、絶対に。

缶コーヒーを持って笑ってる彼女の画像。

それから決定的な、僕と2人で写ってる画像の2枚を送った。

すぐにレスが来た。

「嬢様いくら?オレも買う。つか、めちゃめちゃいい女。オレも好きになった。これじゃ不公平だ。おまえはおれに訳の分からん何かを突然送りつけてくる。オレは必死になって解読する。お前だけ得。オレは損。こんな馬鹿な話があるか?」

ダメだ。

相手にするのはやめた。

ポットに1杯だけ残った最後のコーヒーをすする。

凄く美味い。

カーテンを開けて部屋から見える都内の風景を眺めた。

鳥が飛んでて、申し訳程度に緑もあって、そんなに悪くない。

ウインカーを点滅させながらゆっくりとカーブを進む車。

雨が降り始めたせいで、足早に歩くサラリーマンの黒い点。

風景を眺めてると、姫様との数日がまるで嘘のように思えた。

頭の中で、風景から人の動きを線で結んで切り取ってみる。

もちろんそこから何かを拾ってくるほど、僕は頭がいいわけじゃないし、閃きに突然襲われる天才であるはずもない。

でも、高速で移動する点を眺めるのは僕にはどこか息苦しかった。

ホテル壁面に遮蔽されて、動かない点。

それが今の僕だ。

姫様の中へ逃げ込もうとする僕。

気紛れに僕を求める姫様。

強い風が吹いて、大きなぴかぴかの窓に雨粒を叩きつけた。

雨粒は人を結ぶ線と重なって、頭のなかで弾け飛んだ。

ああ、そうだ。

僕には奥の手、オタが目の色を変えて飛びつくワイルドカードがあったんだ。

「オタ。君は確か僕が持ってるエアジョーダンに興味があったよね。企業プレミアム。>邪魔だから捨てようかと思ってたとこなんだけどさ」

効果はテキメンで、すぐにレスがあった。

「もうすこしお待ちください。分かり次第すぐにお送りします」

オタの事だ、どうせ放っておいたんだろう。

最寄駅の改札を出ると、彼女はもう来ていて、駅前のパン屋のカフェでコーヒーを飲んでいた。

パン屋のガラスに貼られた大きなロゴを通して、僕に手を振った彼女。

こういう時って、不思議にすぐ気づくんだよな。

会計は済ませてあるのか、彼女はすぐに腰掛けてたストールから降りると足早に店から出てきた。

ぼけっと立ったまま彼女を見つめる僕。

白いコート。

キャラメル色の細い、踵の高いブーツ。

長く降ろした髪。

上品な化粧色。

心底驚いてしまった。

デートクラブから呼び出されてくる女の軽い匂いなんてどこにも残ってなかった。

初めて会った時の子供っぽさも、酔いつぶれてホテルまで運んだ時のだらしなさも、昨夜泣いた可哀想な姉としての彼女もどこかへ消えて、近づき難いどこかのお嬢様が目の前にいた。

過去を詮索するなんてとんでもない。

どこか存在感のない綺麗さ。

僕はすぐに、彼女を家へ連れ帰った時の

「家族全員に対する悪影響とそのダメージ」

について考えてみた。

上がりまくる親父。

キョドる弟。

白いコートを着た雪女が室内を完全冷凍したみたいに、空気もろともカチンと凍りつかせるだろう。

大げさなアメリカ製カトゥーンの1フレームが間違いなく我が家に再現されるだろう。

僕らは連れ立って家へ向かった。

だって、そうするしかないもんな。

小さな商店街を抜けるとすぐに郊外の田園風景。

風の匂いに草の香りが混ざる。

それでもどこからか運ばれてきた車の排気と、人口肥料の鼻をつく匂いも微かにあって、とてもノスタルジックからはほど遠い。

彼女は自分の家のまわりの風景に似てると言った。

そうだね。

都内も郊外も都市近辺はどこも似ている。

画一化された緑化計画と企画品でつくられた建造物。

どこもかしこも、まったく同じプラスチックがシームレスに並んでるように見える。

何だか生きてるみたいだ。

現実は非現実的で、夢物語が現実。

映画のストーリーやテレビドラマの中に生きながら街に溢れる人。

いつの頃からか、僕は姫様をこの世のものでなく、どこかしら遠い夢の世界の住人として捉えるようになってた。

どうしようもない現実の中で苦しんでる姫様を。

これは推測だけど、彼女がお守りとして後生大事に持ち歩いてるクマのぬいぐるみは、きっと彼女が小さかった頃、もっと小さかった弟に作ってあげた大事な品。

首に下げれるように首のとこに紐通しが残ってて、今ではそこが解れて中身のビーズが飛び出しそうになってる。

このクマがつまり僕そのもの。

現実には存在するのに、存在しないもの、意識のないものとして扱われる、でも愛すべき対象。

クマのご主人様はとうの昔に死んだ。

でも造り手はいまでもその名残と記憶を愛してやまない。

彼女が何年も前に失った弟は今なお彼女の側にいて、彼女を苦しめてる。

つまり間違いなく実在する現実。

「ただいま」

と言って玄関で靴を脱ごうとしている僕に、母親は愚痴の1つも浴びせてやろうとして飛び出してきたに違いない。

「どこをほっつき歩いてるのこの子は」

そう言ったきり口を開けたまま動かなくなってた。

白いコートを着た雪女の犠牲者第一号。

彼女は控えめな演技で

「こんにちは」

だか

「お邪魔します」

とか、とにかくそんな事を言ったと思う。

母は、彼女を見つめたきりしばらく動かなかった。

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