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なぜこうなったあん3(5/7ページ目)
投稿:2025-06-02 06:31:03
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(あああああ……)
渚沙は顔をくしゃくしゃにしてさめざめと泣き始めた。
次の男子が近づいてきて、性器に触れてくる。
「ああああ……」
包皮に覆われたクリトリスに男子の指が触れた瞬間、渚沙は切ない声を上げた。
「すげー……なんかプニプニしてる」
そう言って渚沙の陰核を弄ぶ男子。力加減が分からず、強く摘むたびに渚沙の身体がピクンと震える。
「いやっ……あぅ……」
渚沙は天井を見上げ、切ない吐息を漏らし続けた。
「うっわ……。俺にも渚沙汁ついちまった」
「なんでこんなに汁が出てくるんだよ」
「おちんちんが入っても痛く無いように、滑りが良くなる液を身体が準備してるんだよ。つまり、早嶋さんの体はおちんちんを欲しがってるってこと」
「渚沙、俺のちんこいれてやろーか?」
飛び交う言葉を呆然としながら聞いている渚沙。意識はぼんやりとしてくるが、クリトリスや膣を触られて嫌でも現実に引き戻される。
クラスメイト達によって辱めを受けているという認識してしまい、渚沙は耐えられなかった。分泌された液体に「渚沙汁」という名称が与えられてしまったのも惨めだった。
「ううっ……ひぐっ……」
(もう、やめて……)
嗚咽を漏らす渚沙だが、皆はまだ満足していない様子だ。クリトリスや膣を弄る男子の手が休むことは無い。
ある者は恐る恐る感触を確かめるように、ある者は大胆に指で摘んでくる。
痺れのような感覚は段々痛みに変わっていく。皮に包まれていたクリトリスは無理矢理剥かれてしまった。顕になった突起は徐々に硬くなり、充血してくる。
「ああっ……ひっ、い、痛い……」
敏感な箇所を露出させられ、渚沙は悶える。しかもそこに容赦ない責めが加えられるのだ。
「ねぇ……もうやめてよ……」
悲痛な声で懇願するが、誰も聞く耳を持たない。
(どうして……こんなことに……)
「うあっ」
クリトリスを引っ掻かれ、渚沙は身体を仰け反らせる。
「や、やめて……それ痛いから……あっ!」
渚沙が文句を言っても、皆は一切手を緩める気配は無い。それどころかますますエスカレートしていくばかりだ。
「なんか皮剥けたぞ」
「ちんこみたいだな」
「渚沙汁もどんどん出てくる」
「変態すぎるだろ」
口々に感想を述べながら、渚沙の性器をいじり続ける。
「いやっ……もうやめてっ!ひっ!?」
クリトリスを指で挟んで引っ張られる感覚に襲われ、渚沙は悲鳴を上げる。
そんな渚沙の反応は、女子によって冷やかされる。
「なんか、気持ちよさそうにしてるんだけど」
「普通、好きでもない男子に触られてあんな風にならないよね」
「普段から、触って欲しいとか考えてたんじゃない?」
「気持ち悪すぎ。こんな淫乱が同じクラスにいたなんて思わなかったよね」
渚沙は耳を塞ぎたかった。
違う、違う……。私はそんなこと思ってない……。そう叫んでしまいたかったが、渚沙の口から出るのは弱々しい喘ぎ声だけだった。
「うあっ……」
(もう……やだよぉ……)
絶望に打ちひしがれる渚沙。
だが、無慈悲な責めはまだまだ続く。
「男子は一通り触ったみたいだし、女子の中で誰か一人に代表して触って貰おうかな」
悪意をたっぷりに含んだ口調で、姫子はそう言い放った。
女子の方を見渡し、姫子が指名したのは渚沙のかつての友人だった。
「亜耶ちゃん。早嶋さんの性器を触ってみて」
「えっ……私?」
亜耶は戸惑った声を上げたが、姫子に見つめられて観念した様子で言った。クラスの隅にいた亜耶はあまり積極的にこの「勉強会」に参加していなかったのだが、姫子はそれを見逃さなかった。
(あ、亜耶ちゃん……)
渚沙の心も穏やかではない。姫子はどうしてこんなに嫌なことを思いつくのだろう。ある意味では、男子に触られるのより辛いかもしれない。
亜耶が近寄ってきて、渚沙の割れ目に指を添える。
「や……やめて」
(こ、こんなのって無いよ……!)
涙声で懇願するが、亜耶は無視して指を上下に動かす。
「やめてって……。私も触りたくて触ってるわけじゃないんだけど……」
亜耶に冷たくそう言い返され、渚沙は言葉を失う。亜耶が割れ目を押し広げると、透明な液体が一筋垂れてきた。
「うわっ、渚沙汁が垂れてきた!」
大我が叫び、亜耶は心底嫌そうな顔をする。
「亜耶ちゃん、クリトリスを触ってあげてよ」
姫子の言葉は実質的な命令だ。
亜耶はため息を吐き、人差し指をぷっくらと膨らんだ蕾に近づけてくる。
(やだっ……。やだやだやだやだやだぁ……っ‼︎)
渚沙は心の中で悲鳴を上げるが、亜耶は容赦なく、その部分に触れた。
「ああっ!」
渚沙の体が跳ねる。クリトリスを中心に全身に電気が流れたような衝撃が走る。その反応を見た亜耶はここぞとばかりに愛撫を続けていく。
「ひあっ!ああんっ!んんんっ!ああっ!」
(いやっ、やだっ!だめぇぇっ!!)
もはや絶叫に近い声で喘ぐ渚沙。クラス中の注目が渚沙に集まる。
「なんか、さっきまでよりも反応が大きくない?」
「もしかして、亜耶ちゃんに触られてるから?」
「渚沙汁の量も多くなってないか?」
「そういえば、早嶋さんって亜耶ちゃんとよく話とかしてたよね」
「えー、まさか、早嶋さんって亜耶ちゃんのこと好きだったの?」
「好きな子に触られて、興奮してるってこと?」
「本当に変態じゃん!」
「亜耶ちゃん、逃げてー!」
嫌がる渚沙の姿を見たクラスメイト達はそれぞれ妄想をまくしたて、ケラケラと笑い出す。
亜耶は淡々と愛撫を続けている。しかし、その行為は渚沙にとっては地獄でしかなかった。
「ああっ、ああ‼︎」
皆の言葉を否定するために我慢しようと思っても、声が抑えられない。自分の股間から液体が滴るのを、渚沙は止めることができなかった。
「気持ち悪い……」
「ぇ……?」
亜耶の口から不意に発せられた言葉を受け入れられず、聞き間違いではないかと思った。だが、彼女は明確に嫌悪感のこもった眼差しを渚沙に向けてきている。心臓を鷲掴みにされたような衝撃に襲われる渚沙。
「私のこと、そんな風な目で見てたわけ?本当に気持ち悪い……」
演技などではなく、心底嫌そうな声で亜耶は言った。
(ち、違うの……これは……)
弁解をしようとした渚沙だが、次の瞬間、クリトリスに鋭い痛みが走った。
「あああああっ!?」
亜耶がクリトリスを強く抓ったようだ。今までとは比べものにならないくらいの強い刺激に渚沙は悶絶した。
「手が渚沙汁でベトベトになっちゃった。手、洗ってきていい?」
液体の付着した手のひらを姫子に見せつけ、亜耶が不機嫌そうに言う。
「あはは、しょうがないね。洗っておいで」
姫子が許可を出すと、亜耶は渚沙に背を向け、教室の外へ歩いて行く。
「あ、亜耶ちゃん……」
渚沙は悲痛な声を漏らすが、亜耶は一瞥もくれずに教室を出て行った。
(な、なんでそんなこと……いうの?まるで、私が変態みたいに……。私たち、友達だったじゃん……)
渚沙の視界がぼやける。鼻の奥がツンとしたかと思うと、大粒の涙がぼろぼろと零れ落ちた。亜耶までもが「渚沙汁」などという表現を使ったことがショックで仕方なかった。
「ダメだよ、早嶋さん。友達の手を渚沙汁まみれにしちゃって。亜耶ちゃん、怒ってたじゃん」
姫子の言葉が渚沙の精神にとどめを刺した。
渚沙は糸が切れたように、ぐったりとしてしまった。
「ああ、ああああ……。あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ……」
渚沙の喉から、声にならない悲鳴が漏れ出している。
涙で目の前が見えなくなり、渚沙は自分がどこにいるのかすら分からなくなった。
ピピピ、と電子音が鳴る。体温計が示したのは、三十六度三分。測る前から分かっていたことだが、渚沙は暗澹とした気分になる。
ベッドの横に立つ母に体温計を手渡すが、顔を見るのが怖くてうつむいたまま顔を上げられない。仮病を使っていると思われたらどうしよう。そんな心配が、渚沙の胸をよぎる。
「うーん、熱はないみたいね」
しかし予想に反して、母の声音は優しいいつも通りのものだった。額に母の手が触れてくる。
「でも、顔色が悪いわ。疲れが溜まってるんじゃない?今日は学校は休みなさい」
母の言葉にほっとすると同時に、罪悪感が込み上げてくる。
本当のことを話せない辛さ。まさか母は、娘が学校でいじめに遭っているなんて露ほども考えていないだろう。
「……うん。そうする」
「お母さん、学校に電話したら仕事に行っちゃうけど、一人でも大丈夫よね。キッチンのところにお弁当があるから、食欲があったら食べなさい。冷蔵庫に飲み物とか甘い物が入ってるから、お腹が空いたら好きにしてね」
「うん、分かった」
渚沙がうなずくと、母は安心したように笑って、渚沙の頭を軽く撫でる。
その優しい感触に、渚沙は思わず抑えていた感情が爆発しそうになる。だけど、それをぐっと堪えて布団を頭まで被った。
これ以上口を開けば、涙が出てしまいそうだった。
「ママ、ごめんね」
気持ちを落ち着けて、渚沙は何とか声を絞り出す。
「謝ることなんて何も無いのよ。渚沙が頑張ってることは、ママが一番知っているんだから」
母は渚沙の気持ちを察してか、慰めるように言ってくる。その優しさに、ますます目頭が熱くなっていくのを感じた。
「慣れない環境で自分でも気づかない内に疲れが溜まっちゃったのよ。無理しないでゆっくり休んでいいんだからね」
渚沙は布団から頭だけ出して、こくんとうなずく。そして再び布団の中に潜り込んだ。
母はそんな渚沙を見て微笑むと、「じゃあ、行ってくるわね」と声をかけて部屋から出ていく。ドア越しに階段を下りていく音が聞こえてくるまで待ってから、渚沙は布団から顔を出した。
階下で母の声が聞こえる。
学校に休みの連絡を入れているのだろう。その声を聞いていると、次第に本当に良かったのだろうかと不安になってくる。
学校を休むことで、尚さら取り返しのつかない状況になったりはしないだろうか。
渚沙は頭をよぎる不安を振り払うように、ふるふると頭を振った。
朝、目が覚めた瞬間から酷い倦怠感を感じた。
布団から起き上がることもままならず、寝返りを打つのがやっとだ。吐き気がしてきて、何度も唾を飲み込んでやりすごす。
学校に行きたくない。
いじめが始まってからというもの毎日のように感じていた憂鬱な感情が、とうとう限界点に達してしまったのだ。これまで気力を振り絞って登校し続けてきた渚沙だったが、もう無理だと感じた。
クラスメイト達の前で裸にされ、体の隅々まで観察された。体つきを馬鹿にされ、男子達にベタベタと全身を触られた。それに反応する度に、更なる侮蔑の言葉が飛んできた。
思い出しただけで、気分が悪くなってきた。
学校を休みたい。
渚沙がそう考えたのも、無理のないことだった。
しかし、母に体の不調を伝えるのは、勇気が必要だった。
体を動かすだけでもしんどいのは事実だったが、それは精神的な面が大きかった。
母を心配させたくない。
渚沙はそんな思いに板挟みになりながら、学校を休みたいと母に告げた。
母が車のエンジンをかける音が聞こえてくる。渚沙はとっさに目を閉じた。
家に一人きりになった途端、強烈な不安が押し寄せてくる。
学校を休んでしまった。
(綺咲さんたち……私が学校を休んだらどう思うんだろう……)
渚沙は体を丸めて、カタカタと震え出す。
いじめっ子達のにやにやと笑う顔が頭に浮かんだ。心の中で湧き上がってきた不安は、むくむくと大きくなっていくばかりだった。
仮病を学校を休んだりしたら、人生を終わらせてやる。姫子からそう脅されていた。
そのことを考えると、ますます怖くなった。仮病なんかじゃなくて、本当に具合が悪いんだから仕方ない。そう自分を納得させようとしても、それを姫子が認めてくれるのかという疑念が、渚沙の心につきまとう。
今頃、朝礼が終わって一時間目の授業が始まっているだろう。
クラスメイト達は、自分が休んだことをどう思っているのだろう。
皆で、馬鹿にして笑っているのかな。
それとも、私のことなんて全然気にしてないのかな。
ぐるぐると頭の中を負の感情が巡る。
気分を紛らわせるためにテレビをつけても、全く内容が頭に入ってこない。
渚沙は画面をぼーっと見つめながら、頬を涙が伝っていくのを感じた。
顔を手で拭って机の上にあるスマホを手に取る。
テレビを見るよりも、スマホで音楽でも聴いている方がよほど気分が紛れるだろうと思った。
「あ……」
画面を見て、渚沙は声を上げる。
別の中学の友人から、メッセージが届いていたのだ。
渚沙が密かに心を寄せている相手である、平岡樹からだった。
『早嶋学校生活はどんな感じ?』
そっけない短文だったが、渚沙にとってはとても嬉しいものだった。
『環境にも慣れてきて、毎日楽しいよ!』とだけ返信する渚沙。しかし、その文面に真実はない。
「会いたいな……」
そんな呟きが、自然と口から漏れる。
メッセージのやり取りはしているものの、中学に進学してからは一度も会っていない。遊びに誘おうか、と考えたこともあったが、中学生活が始まったばかりでお互い忙しかったことと、照れ臭さもあって声をかけられずにいた。そうこうしている間にいじめが始まり、それどころではなくなってしまった。
今の渚沙が、心を許せる数少ない相手。彼から届くメッセージを読むだけで、心の中に暖かいものが広がっていく。先ほどまで感じていた恐怖や不安も、ちょっぴり薄れていくような気がする。
渚沙が送ったメッセージに、既読マークは付かなかった。樹も今は授業中だろうし、返信が来るのはきっと夕方以降だろう。
渚沙はスマホを愛おしそうに見つめる。
「いっくん……」
樹のあだ名を呟くと、スマホの画面をそっと指でなぞった。
渚沙はその後、音楽を聴いたり動画サイトを見たりしながら、時間を過ごした。
しかし、体は休息を求めていたのだろう。いつの間にか眠りについていた。
渚沙が目を覚ましたのは、正午になった頃だった。町内アナウンスのチャイムではっと目を覚ました渚沙は、モゾモゾと布団から起き上がり部屋を出る。
一階に降りてトイレを済ませると、キッチンに向かい、母が用意してくれた弁当箱を開けてみる。
渚沙は行儀良く「いただきます」と呟いてから、箸をつけていく。食欲は感じられなかったが、朝から何も食べていなかったこともあり、体は栄養を求めていた。
「美味しい……」
渚沙は自然とそう口にしていた。
母が作ってくれた弁当の味に、また涙がこぼれそうになる。鼻を啜り上げ黙々と箸を動かしていく。
学校を休んだことへの不安感は、強くなっていくばかりだった。
今日休んだとして、明日はどうすればいいのだろう。いつまでも休み続けるというわけにはいかない。高い学費を払うのに苦労してくれている両親に申し訳が立たない。
そんなことを考えていたら食べたばかりの食事を戻してしまいそうにさえなった。何とか全部口の中に詰め込んで、渚沙は箸を弁当箱の上に置く。
「ごちそうさま」
両手を合わせて言い、そのまま流し台に向かう。弁当箱を洗って、水切りかごに置く。冷蔵庫から取り出したペットボトルに入ったミネラルウォーターをコップに注ぎ、喉を鳴らして一息で飲み干すと、再び二階へと戻っていった。
部屋に戻って漫画を読んだり音楽を聴いたりしていたが、どうにも集中できない。
もう一度布団に潜り込んで目を閉じると、うつらうつらとし始める。そして、そのまま眠りに落ちた。
微睡みを破ったのは、スマホの着信音だった。
「ん……」
渚沙は目を擦りながらスマホの画面を見る。
知らない番号からだった。
漠然とした不安が、渚沙の心に広がっていく。
心当たりの電話に出ることは普段だったら絶対にしない渚沙だったが、これを無視したら、何か大変な事態が起きるのではないかという予感がしていた。
手が震えて、スマホを取り落としそうになる。渚沙は深呼吸をして、通話ボタンをタップした。
「もしもし……」
『ねえ、早嶋さん。あんた、どういうつもり?』
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