評価：昨日27位

閉店間際の銭湯女湯　番台のご主人と二人切り

夜の時間帯は中高年の常連さんばかりで、刺青を入れている方も多く、皆さん、ご主人の前でも堂々と裸をさらしています。

洗い場はもちろん脱衣場でも、前を隠したりしている方は見かけません。

私も緊張感と恥ずかしさに圧し潰されそうになりながら、番台のご主人の前で初めて裸をさらしたとき、タオルで胸や下腹部を隠すような真似はしませんでした。

ただ、入浴を済ませて洗い場から脱衣場に出たとき、ご主人と目が合いました。

ご主人は、前も隠していない全裸の私を番台からジロッと見ました。

当時38歳だった初物のカラダには、女の裸を見慣れたご主人でも興味があったようです。

話を現在に戻します。

洗い場から出たとき、お店の時計は閉店時間の5分前を指していました。

ご主人は番台から脱衣場に降りて、後片付けを始めていました。

女湯の入り口が開いて、シャッターが半分ほど閉まっているのが見えます。

男湯の方にも人の気配はありません。

いつものように前も隠さないで洗い場から出て来た私を、ご主人はジッと見ました。

脱衣場という狭い空間に、全裸の私は旦那でもない男の人と二人切りです。

体格の良いご主人がその気になれば、無防備な私を押し倒して凌辱することなど赤子の手をひねるようなものでしょう。

普段は素っ裸でドライヤーをかけるのですが、ご主人に変な気を起こさせてはいけないと考え、素早くバスタオルでカラダと髪を拭うと、そそくさと服を着てお店を出ました。

帰り道にコンビニに立ち寄って酎ハイを買いました。

銭湯帰りはTシャツにノーブラなので、胸の谷間と乳首の突起が目立つらしく、私の胸元に向けられたレジの若い店員の視線が気になります。

銭湯では先刻まで、目の前のご主人に乳房も乳首もヘアもお尻も全てさらしていたというのに、この違いは何だろうと思いました。

仕事が休みの日には、女将さんが番台に座っている夕方の時間帯にお店を利用することもありますが、利用客が極度に少ない夜の時間帯と違って女湯は混んでいます。

私と同年代や私よりも若い方も見かけます。

どうやら皆さん、ご主人が番台に座る時間帯を避けてお店を利用しているようです。

この5年間で500回近くも、あられもない素っ裸をご主人に堂々とさらしてきた私には、女の恥じらいや警戒心といったものが欠けていたのでしょうか？

勤め先のお店にご主人が立ち寄られたことがあります。

私の顔を見て「アラッ」という表情をされたとき、裸を知られている男の人かと思うと妙に恥ずかしくなりました。

銭湯ではご主人の前で全裸の姿をさらしても気にならないのに、服を着て外で顔を合わせると恥ずかしさを感じたのは、自分でも意外でした。

9月中旬の夜8時過ぎ、雨が降る中を旦那と一緒に銭湯に出かけました。

ヘアが濃すぎるせいか陰部が蒸れて痒くなるので、パイパンか縦筋を覆うだけにしたいのですが、ご主人や常連さんの視線を集めそうでさすがに実行できません。

それでも、その晩はヘアを短くカットしたり、ショーツからはみ出る部分を剃ったりしたので、いつも以上に入浴に時間を要してしまいました。

普段でも旦那は先に上がって、私が「出ますよ」と声をかけるのを男湯で待っています。

気が急くので、脱衣場に上がるなりロッカーから車のキーを取り出すと、前も隠さず番台の方に向かいました。

素っ裸で近づいて来る私を、ご主人は番台からジッと見ています。

男湯の旦那に「先に出て、お店の前に車を付けて待っていて」と声をかけて、ご主人に車のキーを手渡そうとしたとき、ご主人の太い指が私の指先を摘まみました。

その瞬間、番台の向こう側には旦那がいるというのに、乳房も乳首も乳輪も、ヘアもデルタ地帯も、目の前のご主人に全て見られていることが急に恥ずかしくなりました。

慌ててロッカーに戻り、バスタオルでカラダをさっと拭ってそそくさと服を着ると、濡れ髪のままお店を出ました。

車で待つ旦那の顔が見えたときはホッとしました。

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