官能小説・エロ小説(約 5 分で読了)
行きずり女とワンナイト
投稿:2022-10-31 05:15:08
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置き換えの例1:僕,おれ,直樹→田中
置き換えの例2:沙織,さおり→美佳
置き換えの例3:Aさん→直子(英小文字は不可)
置き換える名前は複数指定できます。空白かコンマで区切ってください
※英字は半角で入力すること
※2022年04月19日:不具合を修正しました。
本文
男は目の前の女の尻を力いっぱい張った。叩かれた女の身体は震え、その喉からは悲鳴ではなく嬌声が漏れる。
男は女に覆いかぶさり、両手で乳房を掴んだ。乱暴な手つきだったが、女の口から洩れる吐息には甘さが混じる。
「んっ……あっ……んあぁ」
男の手が動くたびに、女の唇から甘い喘ぎ声が零れ落ちる。男の手の動きに合わせて揺れる豊かな胸と、熱を持った白い肌――そしてそこに咲く赤い花のような痕……。男が腰を動かすたび、女の下腹部が波打つようにうねる。
「ああ、いいよぉ……」
女の瞳はすでに焦点を失いつつあるのか、虚ろだ。男の首に腕を巻きつけながら、女は何かを求めるかのように口づけをする。舌を差し入れられ、応えるように絡ませてやる。唾液を流し込むようにしてやると、こくりと小さく喉が鳴る音がした。
そのまま激しく腰を打ちつけると、女は背をしならせ、ひときわ大きな声で叫んだ。
「ああ!イくッ……!」
ぶるっと大きく全身を震わせて、女は大きく仰け反った。同時に膣内が激しく収縮し、陰茎を強く締め付ける。射精を促すような動きに、男は耐えきれず精を放った。どくん、どくんと脈打ちながら欲望を解き放つ。
しばらく余韻に浸っていると、女はくたりとその身を預けてきた。汗ばんだ背中をさすってやりながら、荒い呼吸を整える。
「もうちょっとだけ付き合ってね」
そう言って、男はもう一度ゆるゆると腰を動かし始めた。
***
「……最低」
乱れた息を整えながら、女は不機嫌さを隠そうともせずに言った。
「こんなところでするなんて信じられない。しかも中出しとかありえないんだけど」
「でも気持ちよかっただろう?」
「……まあ、それは否定しないけど」
女は顔を赤らめながらもごもごと呟いた。
「じゃあいいだろ」
「よくない」
女は男と恋仲などではない。そもそも今日初めて会ったのだ。この辺りで飲んだ帰り道、たまたま同じ店から出て来たところに声をかけられた。いわゆるナンパという奴である。
女は最初断ろうとしたのだが、酒が入っていたこともありつい承諾してしまった。
しかしいざホテルに入ってみれば、意外にも盛り上がってしまった。最初は嫌々だったはずなのに、いつの間にか夢中で求め合ってしまったのだから我ながら呆れるしかない。
「いやぁ、それにしてもすごい乱れっぷりだったねぇ。君みたいな美人があんな風に淫乱だとは思わなかったよ」
男は笑いながら煙草を取り出した。火をつけて煙を大きく吸い込み吐き出す。紫煙の向こうに見える笑みはどこまでも邪悪だ。
「誰のせいでこうなったと思ってんのよ」
女は恨みがましい目を向けた。
「俺かな?それとも君の素質じゃない?」
「うるさい」
女はそっぽを向いたまま吐き捨てた。
「ところでさぁ、まだ時間あるよね。もう一回くらいどう?」
「ちょっと、無理だって」
「大丈夫だよ。ちゃんと優しくするから」
「そういう問題じゃなくて……」
女が言い終わる前に、男は彼女の身体を抱き上げた。所謂お姫様抱っこの状態だ。
抗議の声を上げる間もなくベッドの上に放り投げられる。慌てて起き上がろうとすると、上から覆いかぶさられた。
逃げようと藻掻く手を掴まれてシーツに押し付けられる。男の指先が首筋に触れた途端、ぞわりとした感覚に襲われ思わず身じろぎをした。
「だめ……」
女は弱々しく抵抗するが、男の手は止まらない。そのままゆっくりと下りていき、胸元へと到達した。先ほどまで散々弄ばれていた乳首を摘ままれる。
「んっ……やめてってばぁ」
「本当にやめると思うかい?」
男は楽しげに言う。
「ここはまだ足りないって言ってるみたいだけど」
確かにそこは未だ熱を持ったままだった。少し触れられただけで反応してしまう自分の身体に腹立たしさを覚える。
だが、ここで流されてしまえばまた同じようなことになってしまうかもしれない。そうなれば今度こそ妊娠してしまいかねない。それだけは何としても避けたかった。
「ねえ、お願い……やめようよ。こういうことは、ね……?」
女は懇願するように言った。
男は面白そうに目を細めた。そしておもむろに手を伸ばし、女の顎をくいっと持ち上げる。
「え……何を―――」
女の言葉は途中で途切れた。男の唇によって塞がれてしまったからだ。
「んっ……むぐ……!」
突然の出来事に混乱している間に、舌をねじ込まれる。歯列をなぞられ、上顎を舐められるとぞくりと背中が震えた。
「ぷは……!ちょ、ちょっと待って!」
ようやく解放されたと思ったら今度は耳を食まれた。ぴちゃぴちゃと音を立ててしゃぶられる。
「あっ……ひゃあん」
「いい声。もっと聞かせてよ」
「やだ、そこで喋っちゃダメぇ」
「へー、弱いんだ」
そう囁かれ、耳に息を吹きかけられる。たったそれだけのことなのに、女の下腹部には甘い疼きが生まれた。
「うう、もう許して」
女は目に涙を浮かべながら訴えた。
男は小さく笑うと、再び口づけてきた。舌を絡められ、強く吸われる。
「ふぅ……ん、ちゅ……んんっ」
「ん……かわいいね、ほんと」
男は女の頭を撫でながら優しく微笑んだ。その顔を見て、女は一瞬どきりとする。
「ね、もう満足したでしょ?だから……」
「何言ってんだよ。本番はこれからだろ?」
男は意地の悪い笑みを浮かべて言った。ズボンの前を開き、勃ち上がったものを露わにする。
女はごくっと唾を飲み込んだ。あれが自分の中に入ってくるのだ。考えただけでも恐ろしい。
しかし、それでも身体は正直なようで、秘裂からは新たな蜜が溢れ出していた。
***
「あ、あ、あああっ!!」
ずぶりと勢いよく突き立てられ、女は大きく仰け反った。衝撃で軽く達してしまったらしく、膣内が痙攣する。
「はは、入れただけでイっちまったのか」
男は愉快げに笑ったが、すぐに険しい表情になった。
「こりゃすごいな……持って行かれそうになる」
男のものは一般的な成人男性のそれよりもかなり大きい。それに加えて女は名器だった。
狭い膣内はしっかりと締め付けてくるものの、同時に柔らかく包み込んでくるような感触がある。今までに経験したことのない感覚に、男の腰が僅かに震えた。
「おい、大丈夫か?」
「はぁ、はぁ……大丈夫、だから続けて」
女は荒く呼吸を繰り返しながらも、必死に答えた。この状態で止められるのは辛いが、これ以上続けたらおかしくなりそうな気がした。
「よし。じゃあそろそろ動くぞ」
男がゆっくりと動き始める。初めは緩慢だったが徐々に速度を増していく。パンッという肉同士がぶつかる音が部屋に響いた。
「はぁ……ああ……んっ、あうっ!」
「くっ……すげえ締まる……」
女が喘ぎ声を上げる度に、中がきゅっと収縮した。搾り取られてしまいそうだ。
「あ、は……んんっ、んうっ!」
「はぁ、はぁ……どうだ?気持ちいいか?」
「うん……んっ、すごく……いい」
「そりゃ良かった。俺も最高だよ」
男は嬉しそうに言うとさらに激しく動いた。
「ん、やぁ……激し……い……んんっ」
女はシーツを握りしめながら、押し寄せる快楽に堪えた。身体の奥から何かが迫ってきているのを感じる。絶頂が近い。
「あっ、あっ、だめ……なんか来る……来ちゃう……」
「くっ……出すぞ……全部受け止めてくれよ……!」
「や、待って!中には出さないでぇ……っ」
女は悲痛な声で叫んだ。だが、それが聞き入れられることはなかった。子宮口に亀頭が押し付けられ、熱い飛沫を注ぎ込まれるのを感じた瞬間――女の意識は弾けた。
「んっ……んんっ……!」
全身が小刻みに震える。視界が真っ白になり、何も考えられない。
「はぁ……んっ……ふぅっ……!」
長い余韻に浸っていると、ずるりと剛直を引き抜ぬかれた。ぽっかりと開いた穴からは大量の精液が流れ出している。
「あ……やだ……」
女は呆然と呟きながら自分の下腹部を見下ろした。そこは男のもので満たされていたはずなのに、今はただ虚しさしか感じられない。
「いっぱい出たな」
男は女に見せつけるようにしながら指先で掬い取った。そしてそれを女の口元に差し出した。
「ほら、舐めて」
「……」
女は無言のまま口を開いた。言われるままに舌を伸ばし、白く濁ったものを綺麗にしていく。
「ふふ、いい子だ」
男は女を褒めると、そのまま覆い被さってきた。
「あ……待って、あんっ」
「待たない」
再びベッドが軋みを上げるのは、すぐのことだった。
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(2020年05月28日)
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