体験談(約 11 分で読了)
【評価が高め】(零)幕間…愛子ちゃんの裏切り…結婚前提に付き合っていた彼女に二股掛けられてて振られた件(2/2ページ目)
投稿:2025-10-06 12:13:20
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終電では帰ろうと、俺たちは12時に解散した。
魔が差した…でなければ神様のいたずらだろうか…
…夜風に当たって帰ろうと思ったんだ。
俺は当時、妹が友達とシェアハウスしていた幡ヶ谷のマンションまで歩いて帰ることにした…実家に帰れば…いや、せめて電車で幡ヶ谷に向かっていれば…
新宿西口駐車場…今で言う都庁下駐車場の前から西新宿温泉(今は無い)の横を通り山手通りに向かう途中には綺麗なラブホテルがある。さすがに会社にも幡ヶ谷のマンションにも近いので使ったことは無いけど、あることは昔から知っている。
本当にどんなタイミングなんだろうな…そのラブホテルから…俺の目の前に…見知った男女が出て来た。
腕を絡め合う二人は…当然事後だったのだろう…俺の前を睦まじく歩いていく。
―
―
愛子ちゃんとは…あの逢瀬から何度か身体を合わせていた。だからこの日も、女子会とかカラオケとかそんなの行かせないで、身体を合わせれば良かったんだ…もっとも今の状況を考えれば…何か理由を付けて断られていたかも知れないけどさ…
「女ってこんなもんなのかな…」
後で考えると、随分女性に対して不敬な事が思い浮かんでいた気がする。
……冷めていった…愛子ちゃんに…だけではなく…女ってやつに…
だけどそれ以上に…!!
今考えても何故声を掛けてしまったのか思い出せない。絶対に声を掛けるべきては無かったと何度考えても思う。
だけど…愛子ちゃんの事なんかは心のほんの片隅で…その時に俺の心を占めたのは無邪気な春ちゃんの笑顔だったんだ…だから!!
「…何…やってんだよ!竹村さん!!」
―
―
あの瞬間、振り返った二人の顔は思い出せない。
そもそも、俺は愛子ちゃんの顔なんか見ていなかった。ただ竹村さんを見ていた。
愛子ちゃんの長年の不倫相手だったであろう竹村さん…救いようの無い……裏切りものを。
死ぬほど二人を罵倒した。何を言ったのか良く覚えていない。
二人は何も反論しなかった…一言も。
だから…最後に言ったんだ…
「春ちゃんが可哀想だ…春ちゃんに何て言うつもりなんだよ…竹村さん!!」
そう言って逃げるように俺はその場を離れた。
二人…竹村さんと愛子ちゃんがその後どうしたのか…俺は知らない。
―
―
嘘みたいだけど…3日後、愛子ちゃんとドライブには行ったんだ。
二人とも何にも無かったような感じで。
富士山には霧がかかっていて、それでも五合目まで上がったら急に視界が開けて…辺り一面雲海の上。
凄い綺麗…奇跡みたいだね…とか言いあって。
そして帰り際、愛子ちゃんに言われたんだ。
「三月くんとは…もう付き合えない」って。
何でって聞いたら、愛子ちゃんが言うんだ。
竹村さんから止められたんだと。
他の人はともかく、三月とだけは付き合わないでくれって…嫉妬でおかしくなるからって。
愛子ちゃんが言うんだ…もう竹村さんとも会わないって…でも竹村さんの最後の懇願だから三月くんとも付き合えないって。
なんだよそれって思って…だからとうとう言っちゃったんだ。
あの日、愛子ちゃんが言ってたんだぜ…もう別れたからって、やっと俺だけと真摯に向き合えるって…全然別れてなかったんじゃん、嘘ばっかだったんじゃん…って。そしたら愛子ちゃんは黙り込んで…俺たちに会話は無くなった。
そして俺たちは…別れた。
―
―
この事は誰にも話さなかった…俺だってプライドはあったからね。
だからこそ、この後、心底驚愕した。
…なぜなら…あれから立て続けに3つの出来事が起こったんだ。
愛子ちゃんが会社を辞めた。
竹村さんが…転勤していった。
そして…竹村さんは離婚したようだった。
何が起こったのか…真相は分からない。
単なる偶然かもしれない…俺とのことなんか関係無く、二人の関係は発覚寸前だったのかも。
ただ…俺は怖くなった…一時は何も信じられなくなった。
ヨット部は辞めた。
テニス部も辞めようとした…でもヒロミちゃんが許してくれなかった。
「ごめん…ごめんね…」
そう言って…ヒロミちゃんがぼろぼろと泣くんだ。
ヒロミちゃんは懸念しただけ…誰よりも社内事情に強いヒロミちゃんは竹村さんのことも知っていて…ただはっきり言えなかった…それだけなのにね。
ヒロミちゃんとのガチテニスの機会が今まで以上に増えたのはこの頃だったな…気を使ってくれてるんだ…疎い俺はそんな自己中なコトしか考えられなくて…ヒロミちゃんの気持ちに…ヒロミちゃんが何に悩んでいたのかなんて思いもつかなかったんだ。
でも…ヒロミちゃんだけじゃなく、そんな社内事情には俺以上に疎いヒロシたち後輩連中やら…そんなこと関係無く付き合ってくれる社外の友達が…いつものように俺に元気をくれて……きっといつか今の気持ちも風化していくはず…きっと何とかなる…なんて思えたんだ。
ヒロシと京子ちゃん……後輩二人からのおめでたい話が相談されるのは……それからしばらくの時間が経過してからのことだった。
(零)話……完
「プンスカプンスカ!」#ピンクヒロミちゃんがベッドの真ん中を占拠して、プンスカ言っている…口でプンスカ言ってるうちは、まあ…そこまで怒ってはいないのだとは…思うんだけど…「な…なあ…ヒロミちゃん…そろそろ一緒にお風呂いかない?」「こ…この!……淫獣!…幼気なあたしに…何するつもりよ!」#…
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