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なぜこうなったあん2(2/5ページ目)

投稿:2025-06-02 06:25:01

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本文(2/5ページ目)

渚沙が耐えられなくなって泣いてしまっても、彼女たちは微塵も同情を見せない。それどころか、ますます面白がって渚沙を追い詰める。

「泣いてないで早くブラも渡しなよ。そろそろ誰か来ちゃうかもよ」

姫子に促され、渚沙はヒクヒクと嗚咽しながら、ボレロジャケットを脱いだ。

(私、何してるんだろう……)

惨めな気持ちで、ジャケットを机の上に置いた。

ここからが問題だ。下と違って、ブラを外すにはブラウスを脱がなければならない。

いくら同性だけの空間とはいえ、一旦上半身裸にならなければいけないのだ。ブラウスのボタンに手をかけ、一つ一つ外していく。渚沙の手が小刻みに震えているため、なかなか上手くいかない。

(うう……)

胸元がはだけて、下着が露わになる。ショーツとセットの、白のソフトブラ。渚沙の膨らみかけの胸を優しく包み込んでいる。

ブラウスのボタンをやっとの思いで全部外し終えた。

昨日も下着姿は見られている。しかも、今は男子はいない。そう思っても、中々ブラウスを脱ぎ去る踏ん切りがつかない。

姫子は莉里とここあに目配せをした。

このままだと無理矢理脱がせるぞと、脅しをかけてきているのだ。渚沙はごくりと唾を飲み込むと、思い切ってブラウスを脱ぎ捨てた。

華奢な上半身が露わになる。

「やっぱりおっぱいちっちゃいねー」

「もったいぶってないで早くしなよー」

莉里とここあが、からかうような口調で言う。渚沙は顔を真っ赤にして、唇を噛んだ。

ブラを着けているだけの、本来学校では絶対にありえない姿だ。露出した白いお腹を見られるのが恥ずかしくて、手で隠す。しかし、渚沙の小さな手では、お腹を完全に隠すことはできない。

(ブラを……外さないと……)

汗が額を伝った。緊張して、手が震える。しかし、ここで躊躇うと余計に彼女たちの機嫌を損ねてしまうだろう。

意を決し、背中に手を回してブラのホックを外した。なるべく何も考えないようにして、ブラを取り去る。

ついに、渚沙は裸の胸を晒すことになった。

「可愛い体してんじゃん」

姫子の感想に、渚沙は羞恥心を煽られる。しかし、それ以上に、自分が裸になってしまったことに対するショックが大きかった。

ぽつんとした乳首は、緊張で少し固くなっている。薄い胸板に膨らみはなく、その先端は慎ましやかに尖っているだけだ。腰もくびれておらず、太股やふくらはぎにも柔らかさがない。まだ成長過程の少女の肉体だ。

大人びた姫子からしたら、子供っぽく見えているのだろう。

(うう……恥ずかしい……)

顔から火が出そうなほど恥ずかしかった。

顔は真っ赤で、全身には汗が浮かんでいる。

それが、不思議な色気のようなものを醸し出していた。

未発達な渚沙の体が、艶めかしい光を放っている。そのアンバランスさが、少女たちを魅了していた。

姫子ですら、一瞬その可憐な裸体に見惚れてしまったほどだ。

胸元を左手で隠し、乳首が見えないようにしながら、ブラを亜耶に手渡す。

亜耶はブラの紐を指で摘み、自分の机の上に置いてあるビニール袋の中に入れた。ショーツも既にその中に投げ込まれているようだ。口を縛ると、隠すように鞄の中にしまい込んだ。

下着をどうするのだろう、と疑問が浮かんだが、尋ねるのは憚られた。

(は、早く服を着ないと……)

渚沙はブラウスを手に取ると、急いで袖を通した。ボタンを留めながら、姫子たちの様子を窺う。彼女たちの視線は渚沙の上半身にに注がれていた。

(もう……見ないでよ……)

胸を見られていると思うと、顔が熱くなる。渚沙は俯きながらボタンを留めていった。その間も、姫子たちは渚沙の体をじっと観察している。

ボタンを全て掛け終えると、ジャケットを羽織る。ブラをつけていないせいで素肌にブラウスの布地が触れてしまう。その感触が少しくすぐったい。

だが、外から見て下着を着けていないと分からないため、一先ずは安心だ。

丁度そのタイミングで、教室の外が俄かに騒がしくなってくる。どうやら、生徒が続々と登校し始めているようだ。

(良かった……。タイミングがずれてたら、服を脱いでるところを見られちゃってた……)

渚沙はほっと胸を撫で下ろす。

「分かってると思うけど、このことは誰にも言っちゃだめだからね。まあ、ノーブラノーパンですなんて誰にも言えないだろうけど」

「そもそも、早嶋さんに話し相手なんていないでしょ」

「それもそっか!」

姫子たちも用事は済んだとばかりに、渚沙に背中を向ける。

亜耶は相変わらず無表情のまま、自分の席についた。

緊張の糸が切れて、どっと疲れが出る。倒れ込みそうになる体を必死に支えて、渚沙も自分の席に座る。

(スカートの中、すーすーする……)

股間の辺りに風を感じて、落ち着かなかった。こんな心許ない格好、できることなら今すぐやめてしまいたい。しかし、渚沙にはどうすることもできなかった。

(大丈夫……。あまり動き回らないようにすれば、誰にもばれないはず……)

渚沙は自分に言い聞かせて、精神を落ち着かせる。

教室に、続々とクラスメート達が入ってくる。

いつになく早く登校している姫子たちや、どこか怯えた様子で席についている渚沙を見て、多くの者は朝早くの教室で何かが行われていたのだろうと悟った。しかし、それが何であるかまでは想像が及ばない。彼らは、怪訝そうな表情を浮かべてはいるものの、詮索してくることはなかった。

男子の中には、露骨に渚沙をじろじろと見てくる者もいた。目の前の美少女の下着姿を脳裏に蘇らせて、鼻の下を伸ばしている。

渚沙はそんな視線を感じ取り、内心ビクビクしていた。

(お願い……見ないで……)

恥ずかしさのあまり、顔から火が出そうだった。下着を着けていないだけで、これほど心細くなるものだろうか。気づけば、スカートを上から手で押さえていた。

(みんな、気づかないで……お願いだから……)

渚沙は祈るような気持ちで、時間が過ぎるのを待つことしかできなかった。

授業中、前から回ってきたプリントを後ろの席に渡す時。

休み時間中、友達とお喋りをしている最中。

教室の後ろに備え付けられたロッカーに荷物を取りに行くタイミング。

クラスメート達の視線は渚沙へと向けられた。

渚沙は頬をピンク色に染めて、小さく下唇を噛んでいる。まるで、何かに耐えているかのようだ。

渚沙に淡い恋心を抱いていた男子にとっては、思わず抱きしめたくなるような仕草だった。

彼女が姫子達によって、何かをされたのは間違いなかった。

だが、実際に何が起きたのかを知っているのは、早朝の教室にいた当事者だけだ。察しの良い何人かはもしかしたら……と想像しているかもしれないが、それでも確信を持って言える者は一人もいない。

詳細を追求しようとする者はいなかった。

昨日の夜、姫子から送られてきたメッセージが、真相を探ることを躊躇させていた。

今日の放課後、渚沙の今後についての緊急学級会を開くと、姫子は明言していた。

『明日、早嶋さんの様子がおかしいかもしれないけどあまり気にしないでね』

長文の途中にはそんなことが書いてあった。姫子が渚沙に対して何かをしたのは火を見るより明らかだ。

渚沙に劣情を催している男子などは脳内であれこれと妄想を膨らませていたが、姫子を問いただしたりはしなかった。今日の放課後には何があったのか明らかになるのだから、あえて今真実を知ろうとする必要もない。多くの生徒はそう思っているようだ。

表立って態度には出さないが、1年2組の生徒の多くは、姫子に対して恐怖心を抱いている。渚沙がいじめの対象になって以降、姫子はクラスの中で絶対的な権力者としての立ち位置を獲得しつつある。まことしやかに囁かれている、姫子の一存で霧坂学院の生徒を退学処分にできるという噂を本気で信じている者も多かった。

姫子の意に反する行動を取ったりして、怒りを買ったりしたらどうなるか分からない。今現在、渚沙に対して行われているいじめの矛先が、自分に向くかもしれない。そんな心理が、クラス全体を支配し始めていた。

内心では渚沙を不憫に思っている者もいる。だが、リスクを冒してまで彼女を助けようと思う者は一人もいなかった。

(見ないで……、お願いだから、私のこと、見ないでよっ……)

クラスメート達の視線を感じながら、渚沙は机にじっと目を落としている。羞恥心と屈辱感で体が熱い。

男子の中には、露骨に渚沙の胸元に視線を向けている者もいた。まるで、ブラウスの下に何も身につけていないのを見透かされているかのようだ。

そんなわけない……、ブラウスの上にはジャケットも着ているのだから、その下がどうなっているかなんて分かるわけがない。そう自分に言い聞かせるが、全く平静ではいられない。

もしかしたら、皆知っているのかもしれない。姫子の口から、既に真実が語られているのかもしれない。皆分かっているのに知らないふりをして、自分のことを笑っているのかもしれない。そんな想像が渚沙の頭の中を駆け巡る。

(見ないで……、そんな風に、私を見ないで……)

渚沙は心の中で必死に訴えている。

クラスメートの視線から逃れたい。特に、男子の粘つくようないやらしい目から。

何が見えているわけでもないのに、胸元を手で隠したい衝動に駆られる。だけど、そんなことをしたら、余計に隠したい部分を強調してしまうことになる。渚沙は結局、スカートの裾をぎゅっと握りしめ、俯いたままじっと耐えていた。

席を立ったら、何かの拍子にスカートが捲れ上がってしまうかもしれない。そう考えると、立ち上がることもできない。

今日は体育の授業がなくて良かったと、渚沙は思った。体操着になったりしたら、下着を着けていないのがバレていたに違いない。

(今日は一日大人しくしていよう……。大丈夫……、大丈夫だから……)

渚沙は、羞恥に震える心を何とか落ち着かせようとしていた。

授業にはまるで集中できない。無心で黒板に書かれた内容をノートに書き写すだけだ。

教科書には所々、落書きが描かれている。もちろん、渚沙が自分で描いたものではない。クラスメートの誰かが残したものだ。帰宅後、自室で泣きながら消しゴムを擦ったが全てを消すことはできなかった。

ページの隅に書かれた『なぎさのおまんこ』という、下品な一文が渚沙の心を抉った。先生に見咎められないよう、そっと教科書の端を折る。

1時間目の国語。

2時間目の理科。

3時間目の英語。

ここまでは、何事もなく過ぎていった。

昼休みに入ると、それぞれが仲良しのグループ同士で机をくっつけ、昼食を食べ始める。

渚沙は誰とも会話することなく、一人ぼっちで弁当箱を開いた。母親が作ってくれた玉子焼きに野菜炒め、そして、小さなハンバーグ。

渚沙は箸を手に取り、ハンバーグを小さく切り分けると口に運んだ。美味しいはずなのに、砂でも噛んでいるかのように味がしない。

(もうやだ……、早く帰りたいよ……)

泣き出したい気持ちを抑えながら、黙々と食事を口に運ぶ。食事中も、チラチラと見られているような気がして落ち着かない。渚沙は、誰とも目を合わせないようにしながら、黙々と弁当を口に運ぶ。朝早く、手間暇をかけてお弁当を用意してくれた母のことを考えると、胸が締め付けられる。涙が溢れる前に、手で目を擦って誤魔化した。

お昼ご飯を終えた後、渚沙は体がむずむずするような、落ち着かない気分に襲われた。

尿意を催してきたのだ。

(トイレ、行きたい……)

一日中トイレを我慢するなんて、到底無理な話だった。極力席を立ちたくはなかったが、限界を迎える前にトイレに行かなくてはならない。

渚沙は、意を決して席を立った。その瞬間、教室のあちこちから、ひそひそとした声が聞こえてきた。

(大丈夫……、スカートが捲れるなんてこと、あるわけないよ)

渚沙はそう自分に言い聞かせながら、教室の外に向かう。さりげなくスカートを手で押さえながら、こそこそとトイレを目指した。

トイレを終えた渚沙は、教室に戻る。

スライドドアを開けると、またしても方々から好奇の目を向けられる。渚沙は気圧され、足が震える。

「ねえねえ、おしっこしてきたの?それともウンコ?」

男子の一人が、下卑た笑みを浮かべながら、渚沙に尋ねた。どっとクラス中に笑いが起こる。

渚沙は唖然として、その場で固まってしまう。

(そ、そんなこと聞かないでよ……)

元々渚沙は明るい性格をしていたが、下ネタの類は苦手だった。小学校時代は男子が下ネタで盛り上がっていても、少し離れたところで苦笑いをしていた。

こんな風に直接的に下品な質問をぶつけられたのは初めてだ。渚沙は、どうしていいか分からず、おろおろとするばかりだ。

「その反応、もしかしてウンコじゃね?」

「渚沙ちゃーん、ウンコしてきたのー?」

渚沙は顔を真っ赤に染めて首を振ることしかできない。一人が渚沙をからかい始めると、他の者も連鎖的に騒ぎ始める。

渚沙を辱める免罪符を得たと言わんばかりに、口々に卑猥な言葉を投げかける。

いくら優等生が集う霧坂学院といえど、通っているのはまだ幼い中学生。姫子が渚沙になら何をしても大丈夫という空気を作り上げたことによって、幼稚なセクハラが教室内に蔓延していた。

「ちょっと、やめてよー。私達、まだ食事中なんだけどお」

女子も便乗するようにきゃきゃっと騒ぎ始める。姫子も近くの女子と何事か囁き合っていた。

渚沙は好き放題言われて言い返せない自分に対する情けなさと、クラスメートの無遠慮さに辟易する。

渚沙は教室中の悪意を受け止めながら、震える足を前に進めて、教室の中に入った。

正面から浴びせかけられる言葉の数々。それらに気を取られていて、渚沙は後ろから近づく気配に気づけずにいた。

忍び寄ってきたのは、クラス一のお調子者、草峰大我だ。

渚沙に告白して玉砕した経験を持つ彼は、そのことで逆恨み的な感情を抱いていた。その為、男子の中でも最も積極的に渚沙いじめに加担している人物だ。

憧憬と怨恨。相反する二つの感情を併せ持っている大我は、渚沙が呆然としているのを見てこれ幸いと、彼女のすぐ後ろに立った。

そして、彼女のスカートを掴むと、振り返る間も与えず勢いよく捲り上げた。

ネイビーのチェック柄のスカートが、ぶわっと舞い上がる。尻に風が当たる感触がした。

「えっ」

大我の戸惑ったような声が背後から聞こえる。その瞬間、渚沙は考えるよりも先に悲鳴をあげていた。

「きゃああああああああああっ!?」

反射的に両手を後ろに回し、大我の手を振り払う。そして、スカートを押さえつけて、後ろを振り返った。

ポカンと口を開けて渚沙を見下ろす大我。その顔を見て、渚沙は決して見られたくなかった部分をクラスメートに晒してしまったことに気づいた。

「ちっ、ちがっ……」

スカートの下の、剥き出しの尻を見られてしまった。ショーツを履いていないことがバレてしまった。

渚沙は目に涙を溜めて顔を真っ赤にする。言い訳をしようと必死に言葉を探すが、頭が真っ白になって何も思い浮かばない。狼狽して言葉に詰まっていると、大我がハッと我に返ったように口を開いた。

「おっ、お前……なんでパンツ履いてないの?」

渚沙は、大我の問いで、クラスメート達が静まり返っていることに気づいた。クラス中の注目が自分に集まっていることが更に恥ずかしくなる。顔中に熱が広がるのを感じた。

「えっ、そ、それはっ……えと……」

口がうまく回らない。頭がクラクラする。ぎゅっと握った手は汗ばんでいた。

(み、見られた……。見られちゃった……、草峰くんに、お、お尻を……)

渚沙は涙が溢れそうになるのを必死に堪えて、スカートを押さえる手に力を込める。

きっとクラスメート達は、本当に下着を身につけていないのか考えを巡らせているに違いない。周囲の反応が怖くて、顔が上げられない。

足がガクガクと大きく震え、立っているのがやっとの状態だった。このまま倒れ込んで、気絶してしまいたい。こんな辛い現実、とても耐えられない……。

「えー、さすがに真面目な早嶋さんがノーパンなんて、そんなはずないじゃん。きっと見間違いだよー」

沈黙を破るように、言葉を発したのは姫子だった。

渚沙ははっと顔を上げて、姫子を見た。姫子は渚沙の下着を奪った張本人だ。それなのに、何も知らないような白々しい態度を取っている。

「いや、でも、確かに見えたぜ。早嶋のケツ……」

大我は渚沙の尻を凝視しながら、なおも食い下がる。驚きが薄まっていくと同時に欲情を催してきたのか、さっきよりも眼差しは熱っぽく、鼻息が荒くなっている。

思わぬ形で大我と姫子が対立するような形となり、クラスが緊張感に包まれる。他の者なら姫子に何か言われた段階で引き下がっていただろうが、生憎大我は空気が読めないタイプの人間だった。

「ホントだって!一瞬だけど、見えたんだよ。白くて、桃みたいなケツが……」

渚沙はスカートを押さえたまま、ぎゅっと目を瞑る。桃みたい、という表現が自分の尻を指しているのかと思うと、恥ずかしさで体が火照る。

引き下がる様子のない大我に、姫子は小さくため息を吐いた。

「いや、気のせいでしょ。一瞬だけなら、きっと見間違いだよ」

「いや、だけど……」

「見間違いだよね!」

大我の反論を切り捨てるように、姫子は有無を言わせぬ口調で言い切る。流石の大我も、姫子の迫力に気圧されて、それ以上は言葉を続けられなかった。

「ああ、一瞬だったし、気のせいだったかも……」

大我は自分に言い聞かせるように、何度も頷いた。姫子は満足げに口元を歪めると、再び口を開く。

「だよねー。それより、大我くん。そろそろ席に戻ったら?」

「えっ?あっ、そうだな……」

姫子の言葉で、大我は慌てて自分の席に戻っていく。

どうして、姫子は自分を庇うような真似をしたのだろう。渚沙は不審に思いつつも、とりあえず自分の席に座った。すると、姫子が小声で耳打ちをしてくる。

「早嶋さん、後でまた話したいことがあるんだけど。次の授業の後、校庭のところのトイレに来て」

「えっ?」

話がしたいと言ったわりには、姫子はそれ以上のことは話さなかった。渚沙への関心を失ったかのように、彼女は他の生徒とお喋りをしている。

渚沙は、呆然として姫子の横顔を見つめた。

(今度は一体何を考えてるの?)

小さな胸が、不安で押し潰されそうになる。渚沙は、休み時間の間中、ずっと姫子の意図について考えていたが、答えが出ることはなかった。

もう、授業の内容はほとんど頭に入ってこない。

社会科の教師はのんびりとした口調で、世界の大陸の名前を挙げていく。

渚沙は、ぼんやりと窓の外を眺めた。どんよりと曇った空が、自分の心を映しているようだと思った。頭の中は、授業が終わった後のことで一杯だった。今度は一体何をさせられるのだろう。また、恥ずかしい思いをしないといけないのだろうか。

お腹の真ん中が、キリキリと痛む。

渚沙は、お腹に当てた手をぎゅっと握った。

やがてチャイムが鳴り、授業が終わる。

先生が教室を出るよりも先に、姫子は姿を消していた。取り巻きの二人、ここあと莉里の姿もない。

遅くなったりしたら、また難癖をつけられるかもしれない。渚沙は憂鬱な気持ちで、教室を出た。

校庭のトイレに向かう為、渚沙は玄関で外履きに履き替える。わざわざ遠くのトイレを指定してきたということは、人目を避けたいと思っているのかもしれない。そう考えただけで憂鬱になる。

トイレに到着すると、洗面台の前に姫子と取り巻きの二人が待ち構えていた。

「遅いよー、早嶋さん」

姫子は、渚沙の姿を見て不満そうに口を尖らせた。

「ごめんなさい……」

渚沙は小走りで駆け寄り、小さく頭を下げる。床を見つめながら、なんで自分が謝らないといけないのだろうと、理不尽さを感じていた。

「それで、話したいことって何……?」

「うーん、話したいことっていうかー、早嶋さんを助けてあげようと思ってさあ」

姫子は、にこやかに笑って答える。薄暗い空間で見るその笑顔は、どこか裏がありそうに見えて不気味だった。

「助けるって……?」

渚沙は、彼女の言わんとすることが分からずに眉を寄せる。

「さっきは危なかったよね。大我にお尻、見られちゃったんでしょ?私が誤魔化さなかったら、大変なことになってたよ」

「そ、それは……」

生尻を男子に晒してしまったことを思い出して、かああっと顔が熱くなる。渚沙は無意識に両手でスカートの上から尻を押さえた。

「朝からずっとノーパンで、恥ずかしかったでしょ。早嶋さんを見てたら可哀想になってきちゃったからさー。私がたまたま持ってきてた下着を貸してあげるよ」

「えっ」

渚沙は、突然の姫子の提案に絶句した。

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