体験談(約 6 分で読了)
健吾君と私のひと夏の経験その1
投稿:2024-06-01 15:33:13
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私の名前は、恵子。この秋で、45歳になるごくごく普通の主婦。旦那さんと結婚して今年で20年。一人子供も授かった。その子供も大きくなって、私の自由になる時間が増えてきたタイミングで、旦那さんの許可を得て、家の近くのコンビニで、レジ打ちのアルバイトを始めた。
コンビニもご多分に漏れず店員さんが不足してるようで、私が応募すると、簡単な面接はあったものの、そのほかには何事もなくすぐに採用になった。私の仕事のシフトは基本月曜日から木曜日までの週4日間。朝9時から5時までの一日7時間。こんな主婦にとって好条件のバイトはあまりないとは思うが、これも人材不足のおかげか、そんな私のわがままも、店長はすぐに認めてくれた。
最初の2~3週間は慣れない仕事ゆえ、仕事に対する余裕は全くなかったが、ひと月もたつと、仕事にも余裕ができて、自分の周りも見えるようになってきてた。
そして同じバイト仲間との世間話も適当にできるようになっていた。
そのバイト仲間の中の一人が、健吾君である。
彼は大学2年生。コンビニの近くのアパートで独り暮らしをしてた。
彼とは月曜日と木曜日にシフトが一緒になった。彼は朝早くから夜まで、仕事をしていた。そんな彼とは、ある日の休憩時間に彼から頼まれてLINEの交換をした。彼は、いわゆる母性本能をくすぐるタイプの、おとなしめの男性で、彼の頼みを断れなかった。ただ、その後もむやみにLINEが来るわけではなく、しかもその内容はほとんどが仕事の話であった。
その年の夏も猛暑になるという予報が出てた初夏のある木曜日、私がお店に行くと、いつも笑顔で迎えてくれる健吾君の姿が、そこにはなかった。代わりに火曜日に私とシフトが重なる、女子大生の明日香ちゃんがレジの前に立っていた。
「おはよう!!あれ?健吾君は?」
「おはようございます。ああ・・健吾君、どうやら熱が出たみたいで、昨晩急に店長から連絡が来て、健吾君の代わりに私が今日やってきました」
「え?そうなんだ・・健吾君の熱って高いの?」
「詳しくは知りませんが、どうも結構高いみたいですよ」
「へ~この時期に熱を出すなんて珍しいね。夏風邪でもひいちゃったかな?」
「どうなんでしょう?あ!いらっしゃいませ!!」
明日香ちゃんは慌てて接客に戻っていった。
私はお店の奥にあるバックヤードで、制服を着て、明日香ちゃんの隣に立った。
お昼休みは1時間とってある。私はその1時間の間に健吾君にLINEを送った。
(健吾君。大丈夫?熱はどれくらいあるの?体はしんどいの?薬は飲んでるの?ちゃんと食事はとってるの?)
健吾君はすぐに返事をくれた。
(熱は体温計を持ってないのでわかりません。体はベッドから起きあがれないくらいしんどいです。薬は持ってないので飲んでません。食事は午前中カップラーメンを食べようとしましたが、ほとんど食べられませんでした)
私はしばらく考えて、健吾君にLINEを送った。
(え?体温計も薬もないの?何か食べないと元気にならないよ。もし私でよかったら、今日の夕方適当に食べるもの買って行ってあげようか?)
健吾君からの返事はすぐに帰ってきた。
その内容は、アパートもあまりきれいじゃないし、そんなことしてもらっても悪いからというものであった。
私はまたしばらく考えて、LINEを返した。
(ダメだって!熱があるときの食べ物は、のど越しがいいものがいいよ。バイトの帰りに買っていくからアパートの住所教えて。遠慮しなくていいから・・)
今度の返事は少し時間がたってから返ってきた。
そのLINEには健吾君のアパートの住所と、206という部屋番号が書いてあった。
(ありがとう!じゃあ5時ごろ行くからね。おとなしく待ってて)
わたしが送ったこのLINEの返事は今度はすぐに帰ってきた。
健吾君は私にまずは感謝の言葉を書き、そのあと、部屋のインターホンを鳴らしても僕は出ないから、部屋についたらまたLINEを送ってください、と返事をくれた。
その日の午後からの仕事は、結構忙しく、4時までの3時間はあっという間に過ぎていった。
わたしは仕事を終えると制服を着替え、すぐに自転車に乗って、ドラッグストアーに行き、体温計と解熱剤、それにヨーグルトとプリン、レトルトのおかゆ、少量の果物を買って、健吾君のLINENにあった住所へ自転車を走らせた。
健吾君のアパートは木造の2階建ての少し古めいた建物であった。
建物の前に自転車を止めて、2階に通じる階段を上がっていった。そして健吾君に言われた通り206号室の前に立つと
(着きました。部屋の前にいます)
とLINEを送った。
部屋の中から物音がして、部屋のドアの鍵が開いた。
中からは、今までには見たことがないようなやつれたような健吾君が出てきた。
「あ・・・どうぞ!」
「大丈夫?」
「ありがとうございます。何とか生きてます(笑)」
Tシャツとだぼだぼの短パン姿の健吾君の笑顔には、力強さは全くなかった。
「私はいいから早く横になって」
健吾君はその言葉を聞くと、ゆっくりと部屋の奥のベッドに向かっていった。
私は部屋に入ると、部屋の中を見回した。
健吾君のアパートは、入り口に入るとすぐに4.5畳くらいの部屋があり、その部屋には流し台と小さな食器棚、そして冷蔵庫が並んで置いてあった。
その部屋の奥の6畳くらいの部屋に健吾君はベッドをおいて寝ていた。
部屋の中は少し埃っぽかったが、男の子の部屋にしては片付いていた。
「体温計買ってきたから、熱を計ってみて」
「え?ああ~ありがとうございます。後でお金払いますから・・」
「お金なんていいのよ。早く計ってみて!」
健吾君は私から体温計を受け取ると、わきの下へあてた。
しばらくして、ピピという電子音が鳴り、健吾君は体温計に目をやった。
「何度あったの?」
「38.5度です」
「結構高いね。顔色も悪そうだしね」
「こんなに熱を出したの初めてです」
「そうなの?」
「はい!!」
「何か食べれそう?おかゆ買ってきたけど・・・」
「おかゆです?食べてみようかな?」
「そうそう!!何か食べないと薬も飲めないからね。お皿使ってもいい?」
「あ!はい。大丈夫です」
私は買ってきたレトルトのおかゆをレンジで温めて、食器棚から出してきた茶碗に移して、スプーンとともにベッドに横になってる健吾君のそばにもっていった。
「ありがとうございます」
健吾君はベッドから起き上がり、茶碗を受け取った。
と、その時、これまでは気が付かなかった健吾君の下半身の変化が私の目に留まった。
健吾君の下半身は、だぼだぼの短パンの上からでもわかるくらい、一点が盛り上がっていた。確か初めて健吾君をこの部屋で見たときには、そんな変化は見られなかった。
私の頭の中には大きな?マークが、ぐるぐると回っていた。
熱がるんだよね!体もしんどいはずだよね、健吾君。
なんで大きくなるの?
「美味しいです。恵子さん、ありがとうございます」
「そうそう。何か食べないと、体力がつかないよ」
私は健吾君の下半身から目をそらすようにしながら、答えた。
健吾君はあっという間におかゆを平らげた。
「ヨーグルトかプリンがあるけど、食べる?」
「じゃあヨーグルトいただきます」
私はヨーグルトの蓋を外して、健吾君に差し出した。
健吾君はそのヨーグルトも美味しそうに平らげた。
健吾君の下半身は相変わらず大きくなったままだった。
あれだけ高い熱があるのに、どうしてあそこまで元気なの?
私は素直な疑問を持ち続けた。それだけ若いってこと??
私の目線はどうしても健吾君の下半身へ向けられた。
「恵子さん、何か?」
私の視線に気が付いたのか、健吾君が私の顔を見ながら口を開いた。
「違う違う、何でもないよ!!」
明らかに自分でも少し動揺していた。
「健吾君、この薬も飲んで!!」
私は気を取り直して、健吾君に解熱剤とペットボトルのお茶を差し出した。
「ありがとうございます」
健吾君はそれを受け取ると、一気に飲み込んだ。
「今日は遅くなるからもう帰るね。少し休んでまた何か口にして、お薬飲んで寝てね」
「わかりました。そうします。本当にありがとうございました」
健吾君のその言葉を最後まで聞くことなく、私は健吾君の部屋を出ていた。
私の頭の中では健吾君の下半身の画像が、鮮明に残っていた。明らかに動揺していた。
私は自転車に乗って、家へ急いだ。時刻は午後5時半。早く帰らないと子供も学校から帰ってくる。
私が家に帰るとほぼ同じ時刻に子供が返ってきた。
「お帰り!今日も暑かったでしょ?」
「普通だよ」
そんな平凡な親子の会話を交わしながら、二人で家に入った。
次の日の朝、健吾君からLINEが来た。
夜、お腹がすいて、プリンと果物を食べた。そしてちゃんと薬も飲んだ。薬のおかげか今朝はずいぶん体も楽になったと。
私はすぐに返事を返した。
(よかったね。私も安心しました。学校はまだ休むんでしょ?)
健吾君はすぐに返事をくれた。
(もう2.3日休みます。土曜日のバイトも休むつもりです)
再び健吾君のアパーとで見た健吾君の下半身の画像が、私の脳裏によみがえった。
(あのさあ、明日の土曜日、部屋の掃除に行ってあげようか?たまたま子供も旦那さんもいないし)
私はこのLINEを書いて、そして削除をした。
何度か削除を繰り返したのち、私の右手の人差し指は、ついに送信のマークを押していた。
なんだか、心臓がどきどきしていた。
自分でこのLINEがどんなことを意味してるのか、理解はできていた。
健吾君からの返事は案の定すぐに帰ってきた。
(え?いいんですか?いろいろなものを買ってもらって、部屋の掃除まで?
お願いしてもいいのかな?)
私は返事に迷った。でもこの件は自分から言い出したこと。それは否定できなかった。
(大丈夫だよ。明日の土曜日、9時ごろまでは行けるから)
その日の仕事は何をどうしたのか全く覚えていなかった。
その分時間は早く経った。私はバイトの帰り道、スーパーによってカレーライスの材料を買った。もちろん明日、健吾君の部屋で作るつもりだった。
最初に、前篇を読んでいただけることをお勧めします。話の流れがよくわかりますから。その日の朝、私は接待ゴルフへ行くという旦那さんを朝早く送り出し、そのあと、部活で練習試合があるという息子のために弁当を作り、息子を起こして朝食を食べさせ、8時半には学校へと向かう息子を玄関で見送った。…
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