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コンドームの自販機前でセフレが泣いていた。(1/2ページ目)

投稿:2024-01-12 18:48:47

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本文(1/2ページ目)

原 作(はらさく) ◆JgdGY4I(群馬県/20代)

仕事帰りにコンドームの自販機前を通るのが僕のルーティンでした。

ここを通るとセフレの子を思い出す。

だから毎日通った。

記憶の中のその子に引き寄せられるようだった。仕事場の鉄筋工場から家までは近くて、徒歩で20分程。

ただ交差点を右に曲がらずに真っ直ぐ100m程行くとそこにコンドームの自販機がある。

そんな事を考えながら今日も仕事帰りに交差点へと足を進めた。

「凛ちゃんさ、うちおかずにしたことある?」

放課後、カーテンが閉められて青く染まった教室で学級日誌をまとめてた時の事。

高校の頃だ。

僕をちゃん付けで呼ぶ女の子がいた。

泉結愛(いずみゆあ)

そこまで喋る仲ではなくて、たまに僕をかわいいと煽てる子だった。

160センチ程の背格好に短いショートヘアー、すいた毛先は綺麗に真っ直ぐ伸びている。

大きく余裕のある目つきと上手く配置された小ぶりな鼻と唇は地下アイドルにいそうな顔立ちだと思った。

突然そんなことを言われた。

「えっ、?」

隣の席へ座ってきた泉結愛は机に肘をつき顔に手を当てて僕を眺めていた。

涙袋が浮かび上がっている。

僕よりも厚みのある二の腕がシャツと引っ張りあうよにキツくなっている。

袖をまくったワイシャツから泉結愛の少しばかり柔らかさを見せる腕を覗かせていた。

大人びた体つきのせいか年上のように思えてしまう。

ただ、胸だけは控えめで皆と変わらない高校生だった。

「だ、から凛ちゃんはうちおかずにした?」

耳元へ吹きかけるように言った。

2人きりのシーンとした教室に結愛さんの甘い声が広がる。

低くも高くもない丁度いい声に加えて甘みがあるような声は僕の居心地を良くした。

「…えっと。」

「してないよ…。」

僕を見ている。

電気の消えた暗く薄暗い教室でその子は目を真っ黒にしていた。

ただ彩りのある黒い瞳にも思えた。

どこかのタレントが黒も200色だとか300色とかなんとか言ってた事を思い出す。

「そっか。してないならいい。」

泉結愛は僕から目線を外して眉のあたりをぎゅっとして、口をつぐんだ。

真正面の黒板を不服そうな眼差しで睨んでいる。

「えっ?、」

「あれ…。ごめん」

僕は情けないほどに焦る。

「それは…どうゆう意味」

「いやー、女として見られてるんかなって確認」

「いや、女の子として見てるって。結愛さんの事!」

「ほんとに…。わざわざそんな確認しなくても、」

「でもその…、」

結愛さんは急に照れ臭いように顔を背けた。

「おかずにしてたら、してあげようかなって思っただけ。」

理解できるまで数秒かかった。

僕とエッチをしてくれる。

そう理解するまで僕は固まって動けずにいた。

「さっきは嘘ついた…。」

「本当はおかずにしたことある」

「結構な数…。」

結愛さんはまぶたを上げた。

眼の白い余白が多くなり黒い瞳は先程よりも明るい。

ただ、2人して口を開けない時間が10分ほど続いた。

僕はとっくに書き終えた学級日誌の時間表の欄を消しゴムで消しては書き直した。

何度もコミニュケーション英語と書いては消してを繰り返す。

僕の制服のズボンが徐々にキツく硬くなってきた。

この状況に期待をせずにいられずに、顔を赤らめて結愛さんをチラッと見る。

そうすると結愛さんが先に声を上げた。

「初めては凛ちゃんが良かったから…、その、早いとこさ。」

「うう..うん。」

僕の唇は馬鹿みたいに震えた。

「したいから…」

「…その、セフレみたいのになろーよ。」

唇の震えは一気に止まる。

その代わりに言葉が出なくなった。

「付き合うとか、凛ちゃん下手そうだし」

はにかんで僕へと顔を向けてきた。

「あっ、そうゆうこと」

「う…、うん、!わかった…。」

僕は焦りながらもその場ですぐに結愛さんの裸姿を想像して、血管のない首筋や腕周りを見る。

毛とか生えてるんかなとスカートの中心を見ながら、しがない想像をした。

「帰りさ?あそこ寄らない?」

そう言って僕ら2人は帰り道にコンドームの自販機へと歩いて向かった。

地面は影が落ちない程に暗くなっている。

結愛さんと帰る方向が同じだったのは高3になって初めて知った事だった。

色褪せた白の小さな自販機には3つコンドームが並べてあって下には丸いボタンがある。

左から500円、500円、800円とあった。

「全部500円なんだ。」

真っ暗闇のせいか、結愛さんは全部500円に見えているらしい。

0.01mと記載されたものだけ800円であった。

「これ…買う?」

「えっと…、」

「うん。」

僕は下を向いて悩んだ。

ほんとに結愛さんとヤるとしたら童貞が故に不安になる。

「うちじゃ…いやなの?」

車が一台として通らない静寂を破るように結愛さんが言った。

「ちがっ、そういうんじゃない!」

「じゃー..なに?」

「えっと、一応確認だけど僕らセフレ」

「だよね…?」

「うん!」

いつもかわいいと煽ててくる時の子供っぽいにやつきを僕へと向けた。

「そうだよ。」

「だったら買っても平気だよね…。」

僕は財布を取り出して小銭を漁る

結愛さんも白い無地の財布を取り出した。

「この真ん中のにしよ!」

"人生が変わる"とかなんとか0.02mのコンドームには記載されてあった。

キャッチコピーが面白かったので、結愛さんが200円。僕は300円を出した。

一旦コンドームは僕が預かることになった。

そこまでは良かった。

ただその2日後。

放課後いつもより賑わいの見せる教室で同じクラスのうるさい系の男子が結愛さんに告白をしていた。

周りには男女比が同じくらいの陽キャラ数人に囲まれている。

公開告白そのものだった。

僕は戸惑いを隠せずに、端の机から結愛さんを見る。

一瞬目が合った気がした。

ただすぐに逸らされた。

周りに流されるかのようにその2人は付き合った。

黄色い声援と温かい拍手が2人を包んでいた。

それから僕は結愛さんにかわいいと言われる事は無くなって、話すことも無くなった。

「まだセフレなんかな一応…。やめようとか言われてないし」

「結局一回もしたことないけどさぁー…」

自分自身に語りかけるように僕は仕事帰りに独り言を漏らす。

腑に落ちない記憶が僕の中には残り続けている。

18時を回って街の灯りは少なく薄暗くなった。

冬が過ぎて少し日が伸びただろうか。

交差点の黄色信号がやけに長い。

今日も、こき使われたな。

高校を卒業して大人になってからも、毎日僕の不満が止むことは無かった。

横断歩道が青になりいつものように真っ直ぐ進む。

足取りが重い。

すれ違うハイビームの車のライトが目に染みる。

そうこうしている時。

僕は立ち止まった。

「へっ…。」

自販機前に女性がいた。

30mほど離れているがその女性が僕の知っている人であることはすぐにわかった。

足音を立てないように僕は静かに歩みよる。

肩にかけた鞄が揺れない程にゆっくりと。

「"人生が変わる"…か。ほんとなら変えてよ」

「変えてくんなかったじゃん。」

近づいてくとそんな声が聞こえてきた。

絞り出すような強い台詞も、懐かしくてどこか居心地の良さを感じる甘い声だった。

「あれっ?全部500円じゃなかったっけ」

その人は声を強めた。

「うわっ..お金足りないどうしよう。」

「怒られるじゃん……絶対。」

目の前の人は自販機を小さな拳でドンと叩いた。

「なんなん!」

クレームをつけるかのような気鬱な声で彼女はコンドームの自販機へ文句を言っている。

僕は足を早めて他人かのように素通りをした。

声はかけなかった。

今からセフレだか彼氏だかとせっくすをするところだったんだろうな、と予測をした。

ただ通り過ぎた後にすすり泣く声が聞こえて僕はいても経ってもいられなくなり引き返す。

「あの…っ」

「えっ、はい。」

目にはたっぷり涙を溜めていた。

視界がぼやけてて僕とは気付いてない。

「僕、払うよ…。」

こんな事せっくすを後押しするだけなのに。

僕がやるべきなのに。

それでも僕は下げた鞄から財布を取り出した。

「っえ……。」

「まって、凛ちゃん?」

「…うん。」

僕はコンドームの自販機へと500円玉を1枚入れ、追加で100円玉を3枚入れた。

ボタンを押すと、ストンッと0.01mのゴムの箱が落ちてきた。

結愛さんは時が止まったかのように硬直していた。

髪の毛は昔よりも短いショートヘアーで、子供のように大きかった目は少し落ち着いた大人びた目つきになっていた。

背格好は変わってなかったけど、あの時よりさらに大人っぽさが増している。

薄手のパーカーに下はショートパンツだろうか、パーカーの丈が長いせいでパーカーだけ着ている風に見える。

白くてむっちりとした脚は丸みを帯びていて、ただ綺麗なカーブを描くように綺麗な形のはっきりとした脚だった。

胸はあの時から変わっていなく控えめで小ぶりなサイズであるのが若さを感じさせてかわいらしかった。

「これ使ってよ…。」

僕はコンドームを手渡す。

「えっ…、あっありがとう。」

「うん…。」

高校の頃よりも少しだけ声が低くなったと感じた。

ただ微妙な甘さがある声は居心地の良いものだった。

「いつもここで買ってるの?ゴム」

「あっ…」

少し戸惑いながらも結愛さんは口を開く

「いや、今日が初めてだよ…。」

「そうなんだ。」

クソな人生だと思った。

結愛さんはなかなか口を破らなくて沈黙が続いた。

僕も何を話せばいいかわからなかった。

「…結愛さん、なんか喋ってよ。」

「僕が何か、惨めみたいじゃんか。」

「…ごめん。」

柄にもなく、結愛さんは僅かに頭を下げた。

「うち…、最低なことしたから。」

「ずっと謝ろうと思ったけど話しかけにいくのもできなくて」

「本当だよ。最低な事したと思う。」

冷たい眼差しを結愛さんに向けた。

少し引き攣ったような表情を僕へと見せた。

怯えている。

「なんて、」

「大丈夫わかってるから。あんな状況で告白とか断れっこないと思うし。」

「僕もやっけになって、結愛さんに…何か、話しかけるなオーラみたいなの出してたからそのごめん。」

「そのゴムはせめてもののお礼というか…なんというか」

僕は結愛さんが手に持つコンドームを指差す。

「使ってよ」

「凛ちゃん」

「んっ…、なに、?」

流れを遮るように結愛さんが突然会話を切った。

僕へと近寄ってくる。

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(2020年05月28日)

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