官能小説・エロ小説(約 20 分で読了)
甘酸っぱいみかんを一絞り(1/4ページ目)
投稿:2022-12-03 11:58:03
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偉大なる航路後半の海、新世界。
そこのとある酒場で雇われている。
雇われていると言っても、半分奴隷に近い。
朝から晩まで肉体労働、荒くれのお客への対応、犯罪行為がないかつぶさに確認すること、買い出し。
後半の海は能力者も多い。
だから、店を構えるには相当な実力がなければ長続きはしない。
少なくとも、荒くれ物が多く立ち寄るこの島ではそうだった。
そんなお店で、覇気一つ覚えていないのに働かされている。
報酬は月10万ベリー。
僕自身、身寄りがない中で働かせてもらっているので文句は言えない。それでも、10歳の頃から6年間必死で働いてきたのにこの条件はないだろう。
でも、結局その葛藤を仕事の熱量に変換することになる。
「親方」はかなりの豪傑。
反抗したとして、どうせ敵わない。
かつて、グランドラインで2億ベリーの懸賞金をかけられた経歴がある。
額で言えば、七武海に召集されてもおかしくない。
親方は大の酒豪で、それだけじゃなく酒の作り方にも詳しい。だから店を始めた。
海賊の中には、実務経験を活かし新しい稼業を始めるモノが少なくないのだと言う。
とはいえ。8000万ベリーの海賊を握りこぶし一つでとっちめた親方を見ると、「まだまだ、イケるんじゃ?」と思ったりもした。
しかし、酒に対する熱意を見るとそんなことは、口に出してはいけないな。
と思った。
時間は日をまたいで、深夜1時。親方は寝床に帰って、僕は店の仕込みをやっていた。親方は2次会に自分の酒を使われることを嫌っていて、11時には店を閉める。
文句を言いつつも、僕はそんな親方のスタンスがかっこいいと思った。
だから、仕込みを丁寧にこなした。
1時間後。
やっと終わった。
と、同時にコンコンと扉を叩く音がした。
寝ぼけ眼をこすって、僕はドアを開けた。
泥棒猫のナミ、来店。
ドアを開けたそこには、治安の悪い街に似つかわしくないほどの美人がいた。
しかし、僕はふと頭の片隅に違和感を覚える。
この顔は見たことある…
僕は店のカウンターに乱雑に貼り付けられた手配書を見た。
目を疑った。
麦わら海賊団、「泥棒猫のナミ」だ。
懸賞金は確か6600万。
そこら辺の海賊団ならば、立派な船長を張れる金額だ。
「あら、こんばんわ」
「こ、こんばんわ」
「お店、やってないのよね?」
「はい、やってません。」
差し支えない会話だが、経験則から、相当やることが分かる。
この街の治安。
それを踏まえ、この時間に女一人で来る。
それが何を意味するかは考えるまでもない。
思考を戻した。
相手は、かつて、世界政府相手に宣戦布告を行った狂った海賊団だ。
下手に怒らせでもしたら、2億の親方一人ではひとたまりもないだろう。
お店は閉まっている。でも、おもてなしをしないとならない。
やり方だって、知っているし、親方のを見ている。
大丈夫、出来る。相手は寝酒がほしいだけだ。
僕は、緊張で乾ききった舌を持ち上げて、言った
「お店は閉まってます。でも、女性一人ならいいです。親方も女の客は大事にしろって」
これは、本当のことだ。かつて親方が争った海賊団の船長が料理人だったらしく、戦いのあと酒を飲み明かしたらしい。
親方も船長をしながら料理人を兼任していて、すぐに意気投合。
その人生哲学に感動したとのこと。
だから、女性客には最上級のおもてなしをすることになっている。
「ほんと?なんか、似たようなこと言うの、うちにもいるわ。」
明るい声が聞こえた。
お酒を出した。
このお店はお話もちゃんとできないといけない。
親方なんかは、新世界でもそれなりに名を上げたから、海賊たちに耳よりのアドバイスを助言したり、後は
「覇王色って言うのがいてな。俺も何度か見たことあんだけどよ。あんた、見込みあるよ、覇王色かもしんねえ」
とか、お客さんをおだてたりして、よりたくさんのお酒を頼ませるテクニックもあったりした。
大丈夫だ。
僕も出来る。会話の基本は相手をしっかり見ること。
しっかり。
・・・うっ、かわいい。
さっきまでは店を守るために、警戒態勢を張っていたが、それが少し薄れると女として見てしまう。
というよりも、手配書を見たとき、6600万ベリーという額に対して、恐るべき美貌だ
とおもった。
現物はもっとだった。
自信満々の佇まいに見合った見事なスタイル。
整った顔立ち。
生まれてこの方、こんな美女お目にかかることなんてなかった。
どうしてしゃべりかけていいのかわからない。
しばらく気まずい雰囲気が流れる。
「・・・ねえ」
「はい!!」
「このお店って、ミカン使ったお酒ある?」
ある。
親方はフルーツを熟成させてお酒を造る。それに、ミカンは料理でもよく使う。
「腐るほどあります」
「腐るほどってやめてよ。一番好きなんだから、ミカン」
いけない。
僕は青ざめた。でも、すぐに気を取り直し、ミカン酒を出す。
太陽のように鮮やかな黄色。
さわやかな口当たり。
強くない度数。
カシスオレンジに近いそのお酒は女性に人気だった。だから、気に入ってもらえるだろう。
ロックを3つ入れて、バーに置く。カランコロンと音が鳴るジョッキ。
「ありがとう♡」
ふいに泥棒猫は僕に、ウインクをしてきた。
尋常じゃなく可愛い。
僕は頬が赤くなったのを感じた。
それを見た泥棒猫は満足をして、フッと一瞥すると、ジョッキに手を伸ばし、か細い腕で持ち上げた。ジョッキは軽々と口元に移動し、同時に二の腕が盛り上がるのが見えた。
(意外と筋肉質だな)
驚いたのはそこだけではなかった。
あっという間に飲み干してしまった。
思ったよりも豪快な飲みっぷりだ。
「おいしい!このミカン、どこのミカン?」
泥棒猫は満足しているようだ。酒を造ったのは親方だけど、自分のことのように嬉しい。
「南の海(サウスブルー)にある春島原産のミカンを親方が自家栽培したモノです。」
「へえーそうか、南の海から」
泥棒猫は大きな目を左上に動かして、イメージを膨らませているようだ。
僕はよりイメージしやすいようにアシストしてみた。
「ええ、南の海までは遠出でした。途中で疫病が船の中で流行って!でも、親方が全部治しちゃって!で、いろんな苦難を乗り越えた先に、そこにはミカンの群生地帯があって!でも、親方はその中の一部しかとらなくて!全部持っていけばいいのに!って言ったら、殴られちゃって!」
泥棒猫は微笑みながら耳を傾けてくれる。
そして、合いの手も入れてくれる。
「あんたの親方、なかなか見る目あるわね。」
「そうでしょう!」
僕は思わず、身を乗り出してしまった。カウンターから半身が出る。
「あ、う、うん」
泥棒猫は目を丸くし、驚いた。
「すみません。。。」
やってしまった。
「あ!いいのいいの、うちらもそんな感じだしね。船長が褒められるとうれしいわよね」
「はい、親方は凄いんです!2億ベリーのお尋ね者で、期待のルーキーなんかにも・・・」
「うんうん!」
・・・・気が付くと、僕は接待する側ということを忘れて、親方のすごさを熱弁していた。
しかし、泥棒猫は全く気を悪くしていない。
「ねえ、良かったらあんたも飲まない?おいしいわよ、ここのお酒!」
「おいしいわよって、僕が店側です!」
「あはは、あんたやっぱり面白いわね!いいわ、驕ってあげる。」
そう言って、隣に座ることを催促する。
別にお客に驕ってもらうことはとがめられてない。
寧ろ、年が若い僕は年上に取り入って驕ってもらうぐらいしか、売り上げに貢献できないと言われていた。
「あんた、歳いくつなの?」
「16歳です」
「え~わっかいわね」
「でも、仕事をしている分には関係ありません」
「ふ~ん、でも私が見る分にはまだまだ、子供だけどね」
からかうように泥棒猫は目を細める。
僕はむっとした。でも、態度に出してはいけない。
「あっ、ちょっと、怒ってる!かわいい!」
僕は黙った。
「でも、わたし、子供好きよ」
「子供じゃないですよ」
流石にしつこいので、たしなめてみた。多分、大丈夫だろう。この感じだと。
そうすると、泥棒猫は
「あ~私酔ってきちゃったかも」
と言って、上着を一枚脱いだ。
僕はびっくりした。
はち切れそうなブラジャーに、くびれ。
生まれて初めて生で見る美人の素肌。
「あっ、エッチ」
僕は見ていないという風な素振りを見せるが、さすがに騙せない。
「あんた、うぶね」
「そりゃ、奴隷みたいに使われてきましたから」
僕は正直に言う。
こういう相手には変に取り繕っても、面白がらせるだけだ。
そんな僕を無視して、泥棒猫はお酒を選ぶ。
なんて、自由な女だ。
すると、
「あっ」
と明るい声を出し、樽を転がしてきた。
この店でも大男しか開けないような品物だ。
「あんた、名前は」
「レンです」
「レンね。これ飲むわよ。」
「あ、どうぞ」
「あんたもよ!」
「えっ」
泥棒猫は鉄の棒で樽をたたき割り、両手で抱えて、豪快に飲み始めた。
そして、真っ赤にした顔で
「ほら、呑め」
とジト目で見た後、催促してきた。
仕方ない、呑むか。
僕は夏みかん酒の甘ったるい臭いとガツンと来る強烈なアルコールを感じながら、浴びるように飲み始めた。
度数が強いこのお酒だが、口当たりの良さで、どんどん飲めてしまう。
隣からは泥棒猫の大きな笑い声が聞こえた気もするし。
それが終わったら、ありったけの愚痴をこぼしてきたりしたような気もする。
その後、目もくらむような大金をレジに入れた泥棒猫は、僕に
「行くわよ」
と言って、引きずりながらお店を出たのは覚えている。
3.ナミとのセックス
気が付いたら、宿屋にいた。
そして、泥棒猫の声がシャワーから聞こえてくる。
状況を飲み込んだ。それと同時に心臓が破裂しそうになる。
まさか、初めてがお尋ね者になるなんて。
しかも、かなりの美人。
ガチャリ。
ドアノブが回る。
僕は息をのむ。
湯を滴らせる裸の泥棒猫がいた。
大きな胸には乳首があった。
そして、陰毛が生えていた。
あまりにも普通に女体がそこにあった。
「あら、おきた?」
「はい、なんとか。これは?」
一応、聴く。
「あ~、したくなったの。いや?」
「いやじゃないです!でも、その、お仲間とかとは?」
「あ~しない、しない!あいつらは違うの」
「僕なんかじゃなくても・・・」
「も~あんた、男なの?か弱い女の子をエスコートしないと!」
すこし、イライラしている。
それでも、気になったのでちょっと聴いて見た。
「その、やっぱり、海賊ってたまるんですか?」
泥棒猫は少し顔を赤くして、
「凄いわよ。航海中は一人でしようにも新世界は気を抜けないし。」
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