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【評価が高め】義姉さんの胎内奥底に思いっきり出しちゃいました。もう、これで世界が終わっても構いません。(4/5ページ目)

投稿:2021-07-07 21:47:53

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本文(4/5ページ目)

「クルマってそんなに走るもんなんですか?しかもこのクラウンってそんなに古くないような・・・・しかもワックスも効いてて外見は極上ですよね。」

39万キロ・・・・この時代のクルマは、タクシーでもない限りこんな走行距離までクルマを使うことはあまりありませんでした。でも、車がクルマです。その役所が管理する道路を管理のため毎日何百キロも走っています・・・・コレばっかりは仕方がありません。

「そうだな。でも・・・このクルマって、恐らく5年満了でもうすぐ更新されるって言ってたかな?」

「5年って・・・・年間8万キロですか・・・。しかも、もうすぐ更新されるのにタイヤは新品入れるんですね。」

「まっ、いつも重いの積んでるからすぐに減っちゃうんだよね。でも、あの役所ってウチのお得意さんで・・・値段が10万超えるやつは入札になっちゃうけど、ソレ以下の値段のヤツは見積・納品・請求書の3点セットでやらせてもらえるから、ウチみたいな小さな店はすごく助かるんだ。」

「僕の義父さんも役所勤めですが、その10万っていうのは初めて聞きました。」

「何台かまとめてると10万を超えて入札になっちゃうけど、ここの役所は1台ずつ単発で発注してくれるんだ。だからウチみたいなところでもやってられるって訳。まっ、入札となると手続きが面倒で、おまけに時間がかかるから・・・」

「でも・・・まとめてやった方が安く上がると思いますが・・・・」

「まっ、ソレが役所ってところだから・・・・。それに、運転手に好評なBS(ブリヂストン)でこの値段はウチだけだし・・。」

そんな会話をしながらそのクラウンはリフトで上げられます。

その後、兵藤兄がエアインパクトレンチで外したタイヤを私が預かりました。

「チェンジャー借りますね・・・」

私がそう声を掛けてそのタイヤのエアを抜きました。

「アンタ・・・・タイヤ入れ替えできんのか?」

「はい・・・。バイトでいつもやってるんで・・・。」

その後、私のバイト先のスタンドを教えたところ、そのスタンドは昔から贔屓にしてもらっていて付き合いが長いことと、卸値を少し安くしていることなどを教えてもらいました。

そんなやりとりをしながら2人でやった作業はすぐに終わりました。その工藤兄曰く今までで最短記録だということです。

その後、作業が終わり今度は私がリフトを降ろしている時、ピット脇の事務所へ通じるドアからピンクのツナギが慌てた様子で現れました。

「お兄ちゃん・・・パンクだって。急行できる?」

「場所は?」

「うん・・・今、地図出すから・・・・」

そんなやりとりをしながらその兵藤兄妹は店の中へ消えて行きました。

現代でしたらナビひとつで目的地までいける時代ですが、平成一桁のその時代にはそんなものはありません。

兄妹で場所を地図で調べている間、手持ちぶさたの私は隣のピットに入ってるアルトにリフトを噛ませそれを上げてみました。

この頃になると大夫日も傾いてきて、作業用照明を下から照らしながら見る義父さんのアルトは、いろんなところに義父の拘りが感じられます。

下回りは全てブラック塗装され、足回りのアーム類にも防錆塗装がなされています。しかもエンジンやミッションもオーバーホール時にサンドブラスト処理のうえ再塗装された形跡がありありと見えました。

ただマフラーだけがあちこち溶接の跡が荒く、また塗装もされていなかったことから、マフラーだけは製作途中だったようです。さらによく見るとそのマフラーの後ろの部分が千切れてなくなっていました。

昨日見た時はそこにサイレンサーが付いていたと思うのですが・・・・つまりは現在このクルマは直管・・・・ということになります。

道理でうるさい訳です。ここはワークスに乗っているという兵藤兄に相談というところでしょうか?

そんなことを考えていると事務所へ通じる通路から舞衣さんが出てきました。

「ねえ、まーくん。パンク修理ってできる?」

その時舞衣さんの姿を見るとまるで別人です。

「ま・・・ま・い・・さん?」

「何よ・・・・ちょっと帽子被ってメガネ掛けただけなのに・・・コレだからオトコって・・・・」

そんな黒縁メガネの舞衣さんは、タイヤメーカーのロゴの入ったツナギを着ていて、その頭にはそのツナギとお揃いの帽子を被っていました。

しかも胸が苦しいようで胸元のチャックが開いていて、その豊満な胸の谷間が少し見えていました。それはどこかで見たアニメ・・・・そう、タイムボカンシリーズに出てきた何かのキャラクターのようです。

そう言えば、理央のピンクのツナギもタイムボカンシーリーズのどこかに出てきたなんとか2号みたいな感じを受けていました。これは、義父を問い詰めないと分からないことですが・・・。

そんな舞衣さんの話が続きます。

「なんかさ・・・奏ちゃんと伝票の突き合わせしてたら目が疲れちゃってさ・・・。その前になんか白いモノも目に入っちゃったし・・・コンタクトゴロゴロしちゃって・・・」

私はもう何も言えません。ただ、そんな舞衣さんに対して頬笑み返しかできませんでした。しかも、黒縁メガネにツナギと帽子におさげ髪・・・・・そんな姿は全てにおいてアンバランスで、見ようによってはすごくエロっぽい感じがします。

「す、すいません・・・前の舞衣さんに見慣れていたもんで・・・・」

「で・・・わたしとヤれる?」

「えっ?コレからですか?その格好も嫌いじゃないですが、さっきヤったばかりじゃ・・・・」

「なんか勘違いしてる?わたしは一緒にパンク修理できるかって聞いてんの!」

「あっ、そっちですか・・・・」

「どっちなの?」

「もちろん出来ますよ。クルマのタイヤはスペアに交換して、パンクしたタイヤは持って帰るってことですよね?」

「違うの・・・・現場で・・・・。ハナシ聞いたら釘拾っちゃったみたいだけだから、コンプレッサーがあれば対応可能よね?」

「それならそれでOKです。」

「コレから救急車のタイヤ交換があるんだって、もうすぐその車がピットに入るから・・・・」

話を聞いたところ、そのパンクの現場は役所を通過した先にあると言うことで舞衣さんと二人で出動することになりました。

そして私は黄色いパトカーに乗り込み舞衣さんの運転する店のトラックを先導しました。

この時私は直列6気筒エンジンのクルマを運転するのは初めてです。完調で無いまでも、整備されたそのエンジンは綺麗に吹け上がります。その6気筒エンジンのスムーズな出力特性に感心させられながらその役所に到着しました。

その途中、インパネ中央に取って着けたように設置されている回転灯やサイレンのスイッチを押してみたい衝動に駆られましたがグッと我慢していました。

そして役所玄関前でその黄色いクルマのドアを開けた瞬間、後ろのトラックから苦情が寄せられます。

「クサ〜イ。そして煙い〜。そのクルマ・・・健康に悪い!」

そんな事を言いながら舞衣さんは激怒していますが・・・・仕方がありません。役所の車なんですから・・・・。

そして、守衛にシャッターを開けてもらいバックでクルマを入れようとして後ろを振り返った時です。何かどこかで見たことがあるようなものが荷台の荷物の上に載っているのを見つけました。

その後そのクルマを停車させる時、何気に覗いたその荷台にあったのは私のアルトのマフラーでした。

ソレは、路上落下物として回収されたものと思われます。

「すいません・・・お手間取らせまして・・・・」

そんなことを思いつつ舞衣さんの待つトラックの助手席に乗り込みました。

「さて現場に向かいましょう・・・」

その現場とは、隣町のショッピングモールの駐車場で片道20分くらいの場所です。

「しかしさ・・・今日って日はクラウンに縁があるよね・・・。パンダパトに覆面。しかもレアな黄色いパトカーに、今から向かうパンク車両もまたクラウン。」

結構ひどい乗り心地の中、慣れた手つきでハンドルを握る舞衣さんがそう話を切り出しました。

「いつかはクラウンってフレーズありますよね。舞衣さんってそんなクラウンに興味ってありますか?」

「全くないね。クルマが良いのは認めるけど・・・・第一それって、オッさんかヤンキーの乗るクルマでしょっ?」

「スーパーチャージャー搭載車もあるみたいですけど・・・・」

「それって無理矢理感があるよね。日産の430(セドリック・グロリア)ターボに対抗して・・・みたいな?。高級車なんだから大排気量エンジンで王道行かないと・・・・」

「そうなると僕にとってますます縁遠い車になりますね・・・」

するとハンドルを握る舞衣さんが急に話題を変えました。

「ねえ・・・あの兵藤くんってどう思う?」

「どう?って聞かれましても・・・・頑張って店を切り盛りしてるとしか・・・」

「そうじゃないの。オトコとして」

「あっ、そっちですか?う〜ん、分かりません。ソレって他人のシモの話ですよね。」

「うん。ソレもそうなんだけど・・・・・。わたしね、兵藤くんからプロポーズ受けてるの・・・・・。あっ、返事は保留だけどね。」

「舞衣さん。ソレで舞衣さんはどうなんですか?」

「うん・・・・。兵藤くんのことは高校2年生の時から知っているけど・・・・どうしてもわたしの中じゃいつまで経っても高校生の教え子なんだよね。」

「・・・・なんか分かる気がします。でも、迷ってるんですよね?」

「それで、なんて言っていいのか分かんなくって・・・・返事できないの。」

「でも・・・・舞衣さん。舞衣さんって、さっきの水色制服のことも・・・・・」

「まっ、ソレもあるんだけど・・・・・。でも、コレって自分自身の問題よね。アイツって未だにどうでもいい内容の電話してくるんだよね。今日、どこで取り締まりやる・・・とか、整備不良で捕まえたクルマがどんな改造してた・・・とか。」

「それって・・・・多分、舞衣さんの様子を伺っての事だと思います。それとも声が聞きたいとか・・・・」

「それって・・・・考えようによっては気持ち悪いよね。ストーカーみたいな?・・・・でも、そんな電話待ってる自分自身も嫌になっちゃう・・・・。もう、年も歳なんだし、コレばっかりははっきりさせないと・・・・・」

この時代の女性は20代前半で結婚、後半で出産というのが時代の流れでした。そんな中舞衣さんは30目前で独身・・・・ちょっと分かる気もします。

そんな話をしながら走ることしばらくして現場に到着しました。するとその駐車場に少し傾いた状態で止まっているクラウンに見覚えがありました。

「ゲゲッ!あのクラウン・・・・」

「ねえ・・・どうしたの?」

「は・・い。昨日、あのクラウン・・・・さっきのラブホで見かけました。」

「ん?さっきのラブホ?昨日?・・・・ん?もしかして・・・昨日、ふたば先生と・・・・」

「すいません・・・・ちょっとシルビアに絡まれちゃって・・・そこに逃げ込みました。しかもそのシルビアって・・・・あの埠頭で舞衣さんに絡んできて、最後にパトカーに捕まったヤツです。」

「なに?あのシルビアってそんな輩だったの?捕まって当然よね・・・・」

この時、昨日のラブホという話題から話が逸れて内心ほっとしていました。

そしてそのパンクしているクラウンは、屋上の駐車場のなぜか目に付きにくい場所に隠すように停まっています。

兵藤タイヤのトラックを1台分間隔を開けた隣に停めた舞衣さんがそのクラウンの持ち主に挨拶をしました。

「兵藤タイヤです。この度は御用たていただきまして有難うございます。釘が刺さってのことと聞きましたので、恐らく15分くらいで作業は終了するかと思います・・・・」

この時、そのクラウンのオッサンがお辞儀をした舞衣さんの胸元を二度見したのを私は見逃しませんでした。

う〜ん・・・・オトコならやっぱり見てしまいます。そんな魅力的なモノに目が行ってしまうのは無理もありませんが・・・

今舞衣さんが説明した作業時間が15分・・・・バイト先での作業には慣れてはいましたが、この15分と言うのは結構なプレッシャーです。

その後パンクした左後ろのタイヤを外している時、聞いてもいないのにそのクラウンの持ち主が舞衣さんに話しかけています。舞衣さんの胸元を拝みたくって話しかけているのはミエミエでした。このオヤジ・・・・相当なスケベです。

「いや〜、今日、高1の娘にせがまれて化粧品買いに来たんだよね・・・。母さんだったら絶対に買ってくれないってことで、パパお願い・・・・なんてねだられて・・。」

「お父さん、お嬢さんと仲良いんですね・・・・」

「いや〜、会社の同僚なんかから娘が話もしてくれない・・・なんて聞くと、ソレ信じられないんだよね・・・・」

なんて舞衣さんに娘と仲が良いことを自慢しています。

そしてそのオッサンが、伝票を書いている舞衣さんに聞いてもいない話を続けます。

「それで・・・欲しい化粧品買ってやってクルマに戻ってきたらパンクしててさ・・・。時間かかるって言ったら、マネキュアも欲しいなんて言って今それ買いに行ってるんだよね・・・・」

「お父さんお優しいんですね・・・・」

舞衣さんがそんなオッサンの話に合わせてそう答えた時でした。

「パパー。3色で迷ったけど・・・・せっかくだからみんな買っちゃった。良いでしょ?」

という黄色いの声が聞こえてきました。

「えっ?・・・・」

私が外したタイヤを荷台に積み込みながら見たその娘は・・・・あの健康的な太ももの持ち主で、紛れもない1年6組の委員長でした。

その委員長は今、自分の父親と話をしているそのタイヤ屋の店員が自分のクラス担任だと言うことには気づいていないようです。

私はというと今被っている帽子を深く被り直し、トラックの荷台に積んだタイヤの釘を抜いていました。

すると舞衣さんが荷台の下から小声で話しかけて来ます。

「ねえ・・・由香ちゃん(委員長のこと)がパパって呼んでる人ってダレ?」

「えっ?誰って聞かれても・・・・お父さんなんでしょ?」

「それが違うの。由香ちゃんのお父さんってPTAの役員やってて、この前話したばかりなの。」

「じゃ・・・・あのオッサンは・・・・ダレ?」

「だから・・・・パパ・・なんでしょ?」

「あっ・・・えっ・そっちの・・・・?」

「うん。」

「でも、どうしましょうか?このまま知らないフリというのもアリかと思うんですが・・・・」

「そうね・・・。まーくんはいいとして、わたしがこんなツナギ着てこんなことやってるなんて学校にバレたら面倒ね・・・・」

「じゃ・・・後で何かあった場合のための手掛かりとか・・・・」

「あっ、そうだ。領収書切るとき・・・・その宛名とか・・・」

「舞衣さん。ナイスアイデアです。それでいきましょう。でも、その胸元・・・・ちょっとサービスしすぎじゃないですか?」

「いいんじゃない?いくら由香ちゃんが若くっても、わたしのコレだけは勝ってると思うから・・・・」

そして私の作業するそのパンクがすぐに補修できるものだと言うことが確認できた段階で舞衣さんがそのオッサンに作業の説明を始めました。

この時、そのオッサンの「娘」と称する委員長は、少し離れた自動販売機脇のベンチで膝をたて、それを台にしてマネキュアを塗っています。

その舞衣さんは説明のためそのオッサンと話を始めました。それはすぐに補修が完了できることと出張修理代金の支払いのことです。

さらに舞衣さんが差し出したバインダーに挟まれた伝票にそのオッサンが何か書いていました。

私はそんな状況をチラチラみながら修理を終えたタイヤにコンプレッサーでエアを入れていましたが、そこへ再び舞衣さんが現れました。でもその表情がなぜか冴えません。

「なんかあのおじさんセコイ人だね。最後に領収書の宛名を上様にしろって。こんなパンク修理・・・・会社の経費で落とすつもりだよ。たかが5千円・・・なのに。」

そして私はそのタイヤの空有気圧を測っていた時に舞衣さんに尋ねました。

「そうしたら名前とか・・・会社名とか・・・手がかりって・・・」

「うん。バッチリ書いてもらったよ!すいません・・・お手間取らせてって言って深めにお辞儀したら・・・鼻をヒクヒクさせながら名前まで書いてくれた・・・・」

「ヤッパリ舞衣さんのその胸は武器にもなり得ます・・・・」

「あら・・・そう?」

舞衣さんはそう言いながら、お茶目にベロを出しました。

そしてその後、全ての作業を終えたそのオッサンのクラウンは、助手席に委員長を乗せて駐車場出口に消えて行きました。

「舞衣さん・・・・どうしましょうか?今の件・・・・」

私は眼下に広がる光が灯り始めたネオン街を眺めながらそう尋ねました。

「うん・・・・そうだね。自分のクラスの生徒だし、コレって考えたくもないけど・・・・俗に言う援助交際だよね。」

舞衣さんは半分ため息混じりでそう答えます。

「はい・・・。自分の父親でもないオッサンに何か買ってもらって、そのオッサンをパパって呼んでるんです。世間一般的に見ればそれはスポンサーってことになります。スポンサーっていうことは、その金銭と引き換えに見返りを受けているはずです。」

「それって・・・・あの若い肉体ってこと?」

「そう見るのが妥当だと思います・・・・。」

「でもさ・・・・それって、学校に知れたら何らかの処分受けるよね。」

「その前に、噂が立って学校に居られなくなると思います。それって委員長の将来にも関わる重要な話です。」

「とにかくエンコーなんてすぐに辞めさせないと・・・・」

この時、私の中には心当たりがありました。それはこう言う事案に慣れている麻美子姉さんとあのインポ野郎です。

調べるやり方については姉さんから、クルマの所有者についてはそのインポ野郎から情報を得ようと算段していました。でも、この後この算段が本格始動する前に思わぬ方向に動き出すとは・・・

そして、この後舞衣さんと兵藤タイヤまで戻ると流石に日も落ちて暗くなっていました。この時あのピンクのツナギの姿がなく、入院しているお父さんのところに行っているということです。

そんな店のピットでは煌々と照明が点けられ、リフトで挙げられた私のアルトが兵藤兄によってマフラーが交換されていました。

「あっ、マフラーの件だったんですが・・・・この後相談しようと思っていたところなんです。」

「あっ、勝手に変えちゃってごめんな・・・。コレ?俺が前に乗ってた初期型ワークスの社外マフラーなんだけど、捨てないでとっておいてよかった・・・・。でも、よかったよ・・・」

「何がですか?」

「コレ・・・見てみ?」

そう言われた私が指されたその先を見てみると、バンパーの裏側が黒く焦げていてその一部が溶けかかっていました。

「コレって・・・・?」

「排気ガスが当たっていたところ・・・マフラーが途中で千切れて、その先がバンパー裏だったってことだな。」

「いや〜、本当助かります。このまま乗ってたらバンパー黒焦げでした・・・・。」

私がバンパー裏を覗き込むように見ながらその兵藤兄にそう伝えたところ、その本人が得意そうな顔をして腕を組んで私を見下ろしました。

「じゃっ・・・コレ、今日のバイト代ってことで・・・」

「えっ?パンク修理ってたかだか1時間くらいですよ・・・。」

「その前にタイヤ入れ替えもしてもらってるし・・・・舞衣先生にも帳簿整理手伝ってもらったし・・・」

この兵藤兄って本当にいい人です。こんな小さな店は顧客との信頼関係がなければ成り立ちません。恐らく、今入院中の彼の父親の人柄も何となく分かります。

そんな話に舞衣さんが割って入りました。

「あの外したマフラーって、わたしとゼロヨンやって抜けちゃったんだから、わたしのバイト代も込み・・・・ってことで。・・・・・ねっ?」

舞衣さんはそう言いながら満面の笑みを浮かべています。こんな顔を見せられたら誰も反論なんてできません・・・・。

その後、マフラー交換の終わったアルトを走らせ舞衣さんをアパートまで送って行きました。

そんな車中、交換してもらったマフラーがとても静かで驚いています。兵藤兄は、サイレンサーにFGKと刻印されたこのマフラーが静かすぎて物足りなかったなんて言っていましたがそんなことはありません。きちんといい音も出しています。

そして前まで聞こえなかったエンジンの音や、タービンの吸気音なんかもキチンと聞こえています。これでやっとクルマらしい乗り物に戻った感じがしました。

「いや〜、戦車からリムジンに乗り換えた感じだね」

助手席の舞衣さんがそんなことを言っていましたがなるほどその通りです。消音器を無くした直管マフラーはそれほどうるさいモノでした。

「ご飯作ってあげるから・・・・今日、泊まって行かない?」

舞衣さんのアパートに着いた時、舞衣さんが色っぽい言い方でそう言い出していました。でも・・・

「舞衣さんダメです。お互い卒業なんですから・・・・」

「ちぇっ・・・つまんないの・・・。でも、卒業式の時は覚悟しといて。足腰立たなくしてあげるから・・・」

「はい。その時は舞衣さんの思うように・・・覚悟していますのでなんなりとお申し付けください。」

「うん。それじゃ・・・とりあえず月曜日学校で・・・。」

そんなやりとりをしてそんな舞衣さんをアパートにおいてきていました。

でも・・・腹も減ったし・・・ちょっと後悔もしています。でもいいんです。コレで・・・・。

「まっ、とりあえず下宿に帰ってカップ麺でも食べるとしますか・・・・・」

私はそんな独り言を言って自分自身を納得させてました。そして下宿の駐車場に車を停め玄関まで来たとき、玄関脇のピンク電話のところにある掲示板にメッセージを発見しました。

「エンちゃん先輩へ女の人から電話がありました。帰ってきたらこの番号に電話ほしいそうです」

電話前のホワイトボードには、約1時間前の時間と共にそう記されていました。その番号はどこかで見たことのあるようなないような・・・。でも、とりあえずバスガイド寮でないことだけは分かりましたが、私は靴も脱がないままそのピンク電話に10円硬貨を入れてダイヤルを回しました。

「はい・・・・工藤です。」

私が掛けた番号は、私の彼女であるマコトのお姉さんのアパートでした。初め私はその事務的な口調にビックリしていると、突然「あっ、エンちゃん?久しぶり〜元気してた〜。マコトならここにいるよ・・・変わるね。」なんて明るい口調に変わりました。

恐らく今のは仕事で受け答えする口調から友達などに話す口調に変わった瞬間だったと感じています。

「あっ、エンちゃん・・・・」

「マコちゃん・・・。仕事お疲れ様・・・。事故の件テレビで観たんだけど・・・・大変だったね。」

優子ちゃんのアパートで見たニュース番組で知ったその事故。それは、高速道路での大型トラックの追突により前後の潰れた観光バスとその数台後ろに停車していたマコトの乗務するバス。それをヘリコプターから撮影した映像でした。

私はそれを見た瞬間から、そんな事故を間一髪逃れたマコトに労りの言葉を掛けてあげたいとずっと思っていました。

「うんそうなの・・・・お客さんと協力して怪我人手当てしたり、ドライバーやガイド引っ張り出したり・・・・非常扉ってあの位置で正解なんだね・・・・ヤッパリ、前も後ろも潰れちゃうと出口が窓しかなくって・・・でも今のバスって窓開かないでしょ・・・・」

そんな風にマコちゃんは臨場感を込めて興奮しながら話します。

「マコちゃん・・・大丈夫?」

この時私は、その事故処理を経験してバスガイドという職業に対して考え方なんかが変わってしまったのかと心配していました。

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