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美形な甥との精神的な立場が逆転した

投稿:2014-02-06 10:00:00

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アキコ(20代)
前回の話

これは私のツバメとの馴れ初めです。私と兄は年が離れていて、私は両親が40代になってからの恥かきっ子でした。兄にはリュウイチという息子がいて、私とは10歳ほどしか年が違わず、リュウイチが小◯生くらいの頃までは私がよく面倒を見ていました。私と兄はあまりパッとしないのですが、リュウイチの母親は美人でリュウ…

春にツバメは私の元に帰ってきました。

「何かあったら、私が様子を見るから」

兄夫婦にはそう言っておきましたが、リュウイチにはそれを両親から勧められても不自然にならない程度に難色を示すよう、言い含めておきました。

果たして、兄夫婦の強い意向が働いて、リュウイチの下宿は私のアパートと駅を挟んで歩ける程度の場所に決まりました。

最寄りの駅が、大学への通学沿線上にあった事も幸いしました。

入学式の前夜、兄夫婦は田舎からのお土産をたくさん持って、私のアパートを訪れました。

部屋の散らかりようは、仕事の納期に追われているときより幾分酷くしておいて、会社から帰ったばかりの"仕事女"をアピールしておきました。

「アキコ、この散らかりようじゃ男も逃げ出すぞ」

兄は呆れていましたが、義姉は、

「お仕事大変なのよねぇ、アキコさん」

とフォローしてくれました。

曖昧に頷きつつ、改めて私は心の中で義姉に手を合わせました。

"リュウイチを美しく産んでくれてありがとう"

兄の子だとは直ぐに分からなくても、親子ペアの"神経衰弱"をすれば、リュウイチは誰もが義姉の子供だと分かります。

当たり障りのない世間話をして、2人を車でホテルに送り届けると急いで部屋を片付けました。

明日も会社があるので入学式には行けませんが、金曜日です。

入学式が終わったら、リュウイチは必ず私のところに連絡してくるはずです。

ソワソワしても時間は早く経たないのに、仕事をしていても私は落ち着きませんでした。

ランチタイムが終わる頃、リュウイチから電話がかかってきました。

「もしもし、アキコ姉ちゃん?」

「はい」

私はよそ行きの声を出して、携帯を持ったまま同僚から離れて店の外に出ました。

「パパたち、帰ったよ」

普通であれば、"大学生の男の子で、パパ、ママはないだろう"と思うところですが、リュウイチはギリ許せます。

許容範囲のストライクゾーンが広いのは、美形に生まれた者の特権です。

「じゃあ、晩ご飯一緒に食べる?」

「うん」

「分かった。19時には迎えに行くようにするから下宿で待ってて」

そう言うと、緩んだ頬を引き締めて、同僚達のもとに帰っていきました。

午後は精力的に仕事をこなしました。

「アッコちゃん、一体どうしちゃったの?」

同僚の目から見てももハッキリと分かるくらい、この日の午後は気合が入っていました。

「お疲れさまでぇす」

会社を出る前に化粧室に寄って、念入りにメイクを直します。

相手は大学生なので、あくまで薄化粧で。

19時ちょっと前に着くと、リュウイチはもう下宿の前で待っていました。

目ざとく私の車を見つけると駆け寄ってきて、助手席に乗り込みました。

「お待たせ」

「アキコねえちゃぁん」

リュウイチが甘えた声を出して運転席にいる私に抱きつこうとします。

あれからずっとお預けだったので、我慢も限界だと容易に想像がつきます。

「こら、リュウイチ!人が見ているでしょ!」

本当は抱き締めてあげたかったのですが、そこは敢えて大きな身体を押し返し、助手席に座らせると車を発進させました。

今日はお祝いなのでリュウイチの好きなところへ連れて行くつもりでしたが、この様子だと落ち着いて食事も出来ないと思い、予定を変更して家でステーキを焼いてあげる事にしました。

買い物を済ませ、私のアパートに来た事で、後のお楽しみに期待が繋がった分かり、リュウイチはようやく落ち着きました。

時間をかけて焼き上げたお肉をあっという間に平らげると、リュウイチは再びソワソワし始めました。

「お風呂、入ってきたら?」

そう促すと、

「凄く美味しかった。ご馳走様でした!」

と言ってそそくさとバスルームに向かおうとしましたが、食べたお皿をきちんとキッチンに持って行ってくれました。

"ゲンキンなものね"

そう思いかけましたが、ぎりぎりセーフです。

お義姉さんは、最低限のマナーは息子に躾けているようです。

お風呂から上がってみると、リュウイチは既に私のベッドに潜り込んでいました。

この日のためにカーテンを分厚いものに替え、部屋のシルエットが外から見えないようにしておきました。

私は灯りを点けたままベッドに近づき、掛布団をゆっくりと剥がしました。

案の定、リュウイチは一糸纏わぬ姿で、ベッドに横たわっていました。

私も身体に巻いていたバスタオルを開いて、リュウイチに覆い被さりました。

「リュウイチ」

「はい」

「溜まってるのはよく分かってるけど、今日は私の好きにさせて。いい?」

リュウイチは再びお預けを食らい、子犬のような目をしましたが、素直に頷きました。

私はリュウイチに唇を重ね、舌を絡め合うと唇を耳から首筋へと移していきました。

少女漫画に出てくるような美男子の裸体をじっくりと目で味わう最中、屹立したペニスが既にお腹に当たっているのを感じましたが、胸からお腹、脚の付け根へと舌を何度も往復させた後で、リュウイチの竿の根元から先にかけてゆっくりと舐めあげていきました。

「ああ・・・」

リュウイチが歓喜の声を漏らすのを聞いて、私はリュウイチを深く呑み込みました。

私はディープスロートが得意なので、一気に根元までを目指しましたが、リュウイチのそれは長く、全部は口の中に収まり切りませんでした。

強く刺激すると、リュウイチの意思とは関係なく暴発してしまうのは目に見えています。

私は手加減をしながらリュウイチをしゃぶり続け、一度ビクビクっとしたところで止め、ゴムを被せるとリュウイチに跨り、一気にストンと腰を落としました。

「アキコねえちゃぁん・・・」

リュウイチが私の一番奥に当たっ時、私のスイッチが入り、腰を激しく上下させました。

あっという間にリュウイチが放出したのが分かりましたが、私は恥骨を強く擦りつけて、快楽を味わい続けました。

リュウイチを跨いで覆い被さったまま、私はリュウイチに抱きつきました。

細身とは言え、男の子です。

私を力強く抱き締めてくれました。

リュウイチは大学生活が始まるといっそう垢抜けて、どこかのタレント事務所に所属していてもおかしくないくらいに成長しました。

そんな中、私はリュウイチとの距離感に悩みました。

今、リュウイチはセックスに目覚め、子供の頃から間近な存在だった私にご執心ですが、夢がそう長くは続かない事は解っています。

正直なところ、リュウイチ以上に私の方がのめり込みそうになっているのが解っているだけに、注意が必要です。

都会に出てきてそれなりにメイクアップ術を覚えたりして、以前より自分の見せ方は進歩しましたが、悲しいかな…土台が普通です。

スタイルだけは標準以上であると自負し、親にも感謝していますが、女は所詮は顔です。

だから、リュウイチが一緒にいてくれるのはせいぜい私が30になるまで…。

どんなに遅くとも、大学を卒業する頃には綺麗なお嬢さんのところへ走っているのは分かっています。

色々と考えた末、私はリュウイチと言うツバメのヒナを巣立ちの日まで育てていこうと決めました。

私の理想の男性。

世の中のどんな女性でも憧れるような男性に育てる事が、リュウイチを失った時に自分を慰められるプライドとなるように感じられたのです。

愛情は精一杯注ぎます。

でも、甘やかす事はしません。

学業を疎かにするとリュウイチの将来の選択肢が狭まってしまうので、大学にはきちんと通わせました。

そして、週末のデートの代わりに一緒にお茶やお花のお稽古に同行させ、自然に和の作法を覚えさせ、学生では行けないような高級レストランにもたまには連れて行き、美味しい料理に舌鼓を打ちながら、それとなくテーブルマナーなどを教えました。

一流大学に現役で合格する力を持っている子なので、学習能力は高く、探究心も旺盛で、学生の特権としてたっぷり自由時間がありますので、何か1つ覚えるとその10倍くらい勉強してきて今度は私に教えてくれます。

カラオケなんかは最初から私より上手いので友達との研鑽に任せ、私はゴルフの打ちっぱなしに連れて行ったり、たまには社会見学のために競馬場に連れて行ってアルバイト代を損させました。

勿論、夜の営みも一から全て教えましたが、これだけは他所で予習、復習をしないよう固く約束させました。

「アキコ姉ちゃんは心配性だなぁ」

リュウイチは、そう言って笑っていましたが、虚ろい易いのは“乙女心と秋の空"ではなく、本当は"男心と秋の空"である事を身を持って体験しています。

お義姉さんはリュウイチを甘やかして家事の出来ない男にしてしまっていました。

リュウイチに二つ年下の妹がいるのも災いしたようです。

そこで、炊事、洗濯、掃除といった家事全般を一緒に楽しむ形で、私はリュウイチに覚えさせていきました。

「リュウイチ、いつでもお婿に行って、主夫になれるよ」

そう言うと、

「あれ?アキコ姉ちゃんは自分が楽をするために仕込んでるんじゃないの?」

などと心をくすぐる事を言ってくれます。

車の免許も取り、リュウイチはどんどん良い男になっていきました。

リュウイチに巣立ちの日がいつ来るのか、私にはそれだけが気がかりでしたが、決して束縛しないようにしました。

車を借りたいと言えば貸してやり、携帯を盗み見るような事もありませんでした。

いえ、正直に告白すると一度だけリュウイチの携帯を手に取った事があり、どうせパスワードが掛かっているだろうと思っていましたら、掛かっていなかったのです。

私は自分を恥じました。

いいえ、これも正直ではありません。

私は覗き見るのが怖かったのです…。

仕事がどんなにキツくても、仕事でどんなに嫌な事があっても、"仕事を家庭に持ち込むな"の精神でいられたのは、偏にリュウイチのお蔭です。

いつだったか、リュウイチが初めて私を名前で呼ぼうとして、

「アキコ…」

と遠慮がちに言った時、私はジロッと目でそれを制してしまったので、リュウイチは取り繕うように続けました。

「…姉ちゃん」

あの時の自分の咄嗟の反応が悔やまれます。

今はどれほど名前で呼んで欲しい事でしょう。

でも、私からはそんな事は言えないので、ずっと"アキコ姉ちゃん"のままです。

私の出来る事、知っている事で、料理以外はリュウイチの方が上手(うわて)になったころ、その時はやってきました。

「アキコ姉ちゃん、話があるんだ」

夕食を終えた後、リュウイチが切り出してきました。

遂にその日が来た事を覚悟して、私はエプロンを外すと背筋を伸ばしてリュウイチの向かいの椅子に座りました。

「なに?」

「もう、ここには来れない」

「おっ、さてはカノジョでも出来たかな?」

何度も頭の中で繰り返してきたセリフを努めて冷静に言って返しました。

「アキコ姉ちゃんには感謝してる。ごめん」

ここで私はリュウイチの頭を軽く小突いてやり、巣から飛び立たせてやるシナリオでしたが、私の口からは予定外のセリフが出て来ました。

「イヤ…」

「えっ?」

「別れない…」

「アキコ姉ちゃん、話がちが…」

「いやっ・・・、無理っ、絶対イヤ!」

「そんな…」

「好きなの」

リュウイチは黙って立ち上がると部屋から出て行こうとしました。

「リュウイチ!」

私はリュウイチの足に縋り付きながらわんわん泣きました。

「アキコ姉ちゃん?アキコ姉ちゃん?」

目を開くとリュウイチが心配そうに私の顔を覗き込んでいました。

"夢?"

「凄くうなされてたけど、大丈夫?お水、飲む?」

気がつけば、全身汗でびっしょりです。

リュウイチが持ってきてくれたミネラルウォーターをひと口飲むと、私はリュウイチに抱きつきました。

「好きなの」

「えっ?」

「リュウイチが好きなの」

リュウイチは照れたように笑うと、

「分かってるけど、そう言って口に出して言ってくれると嬉しいよ」

そう言って、私を抱き締めてくれました。

「抱いて」

私はそう言うとパジャマを下着ごと脱ぎ去って、リュウイチのパジャマのボタンにも手を掛けました。

長い長いキスの後、リュウイチは私が教えたとおり、私のおっぱいから脚の付け根まで舌を這わせ、軽くイカせてくれました。

それからゆっくりと私の中に入ってきて、長いストロークで私の秘所を突き続けました。

「イ、イク…」

絶頂を迎える直前、リュウイチは腰の動きを止めて言いました。

「もう一度"好き"って言って」

「バカ」

私はそれだけ言ってリュウイチの脇に手をやって早く続けるように促しました。

リュウイチはさっきより力強く私を突き、再び私がアクメに達しそうになったところで、

「アキコ姉ちゃん?」

と言って腰の動きを止めました。

リュウイチは、明らかに意志を持って私を焦らしているのでした。

"そんな焦らしには屈しない"そう思って首を振っていましたら、今度は軽くイカされました。

それから更に強く蜜壺を長いペニスで掻き回されると、私が屈服するのに時間は掛かりませんでした。

何度目かの"アキコ姉ちゃん?"を聞いた時、私は叫んでいました。

「好き!大好き!だからやめないで!」

「どうして欲しいの?」

「…」

「どうして欲しいの?」

「…イカせて…、お願い、このままイカせて!」

「あ、あ、あ、あ」

リュウイチが私の子宮に当たる度、私は声を上げていました。

「あーっ、イク、イク、イクっ!!!」

私は深いオルガを味わうとそのまま何も分からなくなりました。

リュウイチが私の中でまだ暴れているのを感じて、私は目を覚ましました。

身体中に快感が走り、触られるだけでイッてしまいそうだった気がしますが、覚えているのはそこまでです。

再び絶頂を迎えるとリュウイチの熱いほとばしりが私の中に広がった気がしました。

リュウイチは態度を変えませんが、その日から精神的に立場が逆転した気がします。

いつか巣立っていくのを見守るはずだったのに、私からリュウイチに連絡する事の方が多くなっていました。

そして、いつものようにリュウイチに抱かれながら、アクメを迎えようとした瞬間、耳元で囁かれました。

「アキコ姉ちゃん、受験の前の晩、ボクのブリーフの匂い、嗅いでたよね」

恥ずかしさも重なって、私はそれまでに感じた事のないようなエクスタシーを感じました。

ハッキリと私がリュウイチの軍門に下った瞬間でした。

この話の続き

立場が変わったと思っていたのは私だけだったのかと錯覚するほど、リュウイチの日常の態度は変わりませんでした。相変わらず甘えてきますし、私の作る料理も美味しい美味しいと言って食べてくれます。会社の接待や行事が無い限り、平日の夜は2人で食事をし、求められれば身体も開きました。リュウイチも私との約束を守り、…

-終わり-
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