官能小説・エロ小説(約 7 分で読了)
純愛? 空と海。そのエロチックな恋の行方は?
投稿:2022-06-03 13:35:28
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ウミがイジメられている。
ソラはそれを横目に見ないふりで通り過ぎようとする。
“ウミ、お前がいつもそうやってウジウジしてるからイジメられるんだ。もっと自己主張しろよ。助けたいけど、そうするとオレまでイジメられる”
通り過ぎようとした時だった。そんなソラにちらっとウミが視線を向けてきた。何かを哀願するような目...。
“ウミ!助けを求めてるのかよ?そんな目で見んなよ。そんな悲しそうな目で見るな!オレだって...”
・・・・・・・・・・・・・・・
森山空(ソラ)と、里中海(ウミ)は物心ついた頃からいつも一緒だった。
ふたりの母親同士が幼馴染で、唯一無二の親友、現在でも近所に住む。
ソラが生まれたのは7月、その一ヶ月後にウミは生まれた。お互いの母は大喜びで、先に生まれた男の子が『空』と名付けられたので、空ときたら、女の子は『海』だね。そんな話し合いがあったのだと容易に想像できる。
でも、不幸なことにウミが三歳になる頃だった。ウミの父が不慮の事故で亡くなったのだ。母一人娘一人の母子家庭になり、ウミの母はパートで必死に働かなければならない。
ソラの母も心を痛め、親友が働いている間は娘のウミを預かることにした。ソラの母もウミを娘のように接した。
ソラが焼き餅を焼くほど可愛がった。
それ以来、ソラとウミはいつも一緒。兄妹同然の様に育ってきた。
「ウミ!ほら、見てみろよ。潜望鏡だぞ、ほらほら。あははは!」
「キャ!ソラってエッチね。お母さんに言っちゃうからね...」
幼い頃、ソラとウミは一緒によく湯船に浸かった。ソラは足を開き、浴槽の両側に足をかけ体重を支え、腰を浮かすとオチンチンを水面から潜望鏡のように突き出してウミに見せつける。
それを恥ずかしそうに、キャーキャー言いながら見ているウミが面白くて何度も潜望鏡をした。勿論、勃起はしていないし、かわいらしいオチンチンを自慢げにさらすだけだった。
それが、大人の男たちがソープランドで受ける性的サービスであることは、当時のソラもウミも理解していない。
まだまだ無邪気で、エッチという概念はなく、それにお互いを異性として意識なんかしていなかった。
ソラとウミは、お互いの家を行き来してはたまにお泊りをした。
隣同士で枕を並べても、いつの間にかソラはウミの布団に入りその大きなウミの身体に抱きついた。
小柄で華奢だったソラが、大きくてぽっちゃりしているウミに抱きつくと、まるで巨大な抱き枕に抱きつく幼子のようだ。ウミもそんなソラを拒むことなく、頭を撫でてくれる。
「ソラって、自分の方がお兄さんだと言って威張ってるけど、こうして見ていると、ウミちゃんの方がお姉さんみたいね?母親にも見えちゃう...」
「ウミは大きいから、、ソラちゃんを弟のように思ってるのかも。このまま大きくなって結婚してほしいわ...」
一緒に抱き合って、スヤスヤ眠っているソラとウミを、ふたりの母親は微笑ましく見ている。
ソラは小柄だがすばしっこくて気が強かった。ウミは大きいが内気で引っ込み思案のところがある。たった一ヶ月だけ早く生まれただけなのに、ソラはウミに威張りちらす。
「ウミ!ぶっ飛ばすぞ!」
自分のワガママが通らないと、ソラはウミを叩く。それでもウミは困ったような顔でそれに反撃することはない。
あまりにも癇癪が激しい時は、ウミはそれを止めさせようとソラの身体を抑える。ウミとしては加減しているのだろうが、ふたりの体格差は歴然だ。
身動き取れなくなったソラは悔しくて泣き出してしまう。わんわん泣く。
ウミが困ったような目で、ソラの母に助けを求めている。
「こらこら、悪いのはアンタでしょ?ソラ。そうやってすぐ泣くんだから。アンタ、お兄ちゃんなんでしょ?ウミちゃんに謝りなさい!」
泣いているソラに、ウミは困惑しながら「ゴメンネ...」と言うものだから、ソラは尚更泣く。
“お母さんは、いつもウミの方ばかり肩を持つんだから...”
本当は、ソラが悔しいのは母がウミの肩ばかり持つからではなく、女の子に負けてしまった。妹だと思っているウミに体力的に敵わない屈辱?
本当に怒ればウミは強いんだ!
だから、そうやってウジウジする必要はないんだぞ。ソラはいつも心の中でそう思っていた。
無邪気に戯れていた時期はアッという間に過ぎる。
ケンカをするのも仲の良い証拠。
小学校3年生頃になると、ソラはウミと距離を置くようになった。学校でも女子と仲良くしていると、周囲から冷やかされたり色々噂になるからだ。
ソラは活発で気が強く、スポーツも勉強も良く出来た。性格も明るいので、ちょっとした人気者である。
ウミは地味で思うこともはっきり言えない。太っているのでスポーツは勿論のこと、勉強も出来ない。
鋭いソラに、愚鈍なウミ。
そんな愚鈍なウミを、クラスメートはバカにしているのが見て取れる。
ソラはそれに気付いていたが、見てみぬフリをしている。妹同然だと思っているウミを庇えるのは、自分だと分かっていてもどうすることも出来ず、そんな関係を疎ましくさえ思う。
基本、ウミには仲の良い女子友達はいない。一緒にいても暗くてはっきりしなくて楽しくないからだろう。
でも、ウミはソラの前では明るくよく喋るのだ。ウミにはソラしかいない。
そんなウミにソラが距離を置くと益々彼女は孤独になり、休み時間もいつも一人席でポツーンとしている。
ソラは学校だけでなく、家に遊びに来るウミにも距離を置くようになっていった。異性を意識する年頃だし、男友達と遊んでいる方が楽しい。あまりウミと話すこともなくなっていった。
そんな素っ気ないソラに気遣ってか?
ウミは母のパート時間中も、ソラの家に来なくなった。小学校四年生になった頃だ。ウミは誰もいない家で一人留守番するようになった。
「ウミちゃん、どうしたんだろうね?最近、様子がおかしいようだけど、ソラ、お前知らないかい?」
ソラの母は、ウミのことを娘のように可愛がっていたので心配そうだ。
「知らないよ!」
その頃から、ウミは元々ぽっちゃりしていた身体を更に醜いほどぶくぶく太らせていった。
ウミがイジメられているのを明確に知ったのは、五年生になってからだろうか?誰もウミに話しかける者はなく、
いつも一人で俯いているだけ。時にはうっすらと涙ぐんでいる時がある。
最初は無視だけだった。
それはどんどんエスカレートする。
教科書が、靴が、体操着が、、。
それを隠されたのか?泣いているウミを何度も見た。それでもソラは情けないことに何もしてやれない。
“ウミ!お前はひときわ大きいんだ。本気で怒れば男子にだって負けない。一度怒ればイジメはなくなるぞ...”
ソラは無責任にもそんなことを考えていた。自分がウミを庇う勇気がないという現実からの逃避だ。
ウミに対するイジメの中心人物は添島渚だ。彼女は女子グループのリーダー的存在で学年一の絶対女王。男子の取り巻きも多く、誰も彼女には逆らえない。ウミはそのターゲットになった。
ソラはそんな渚に仄かな恋心を抱いていた。オシャレでスタイルが良く、小学生ながら小悪魔的なかわいらしい顔立ち。頭脳もキレ、だが残酷なのだ。
ウミはずっと渚とそのグループからイジメられていた。でも、ウミは教師に相談することはない。
それは自分のために必死に働いている母に知られ心配かけたくないから。
ソラは知っていて目を瞑っている。
小学校六年生にもなると女子は成長期になる。ウミは益々大きくなり、男子を含めても学校一の巨体だ。バストも目立つようになり明らかにオンナの身体になってゆく。
それをまたからかわれる。
誰かがウミを「ブス!デブ!ブタ!」と言っていた。ウミがそう言われるのは、ソラとしてもとても悲しいが、まだ我慢していた。
我慢ならない声が聞こえてきた。
「ウミ!近くに寄らないでよ。あんた臭いんだから、向こうへ行って!」
臭い?ウミがクサイ??
ソラは一瞬、頭に血が上った。
この世代の女子は男子と違って色気づく年頃。皆、ファッションにも気を遣いオシャレになってゆく。
しかし、母子家庭で決して楽でない生活をしているウミは、オシャレに気を遣う余裕がなくいつも粗末で地味な服を着ている。
「おばさんみたいな服ばかりね...。ウミのお母さんって、どっかの掃除してたよね?だから臭いのよ。あはは!」
“ウミにそんなこと言うな!ウミは身体は大きいけどやさしくて、ハートは傷つきやすいんだぞ。自殺したらどうするんだ?ウミをバカにするな”
元々、気が強くカッとしやすいソラ。イジメられるウミを見て黙っていられなくなりそうだ。限界に近い。
そして、あの事件が起こった。
昼休みになると渚とそのグループが騒ぎ出した。
「ねえ!みんな、みんな、、ウミったらね。パンツ穿いてないのよ。スカートの中、ノーパンなの」
皆の視線がウミに集中する。
ウミはスカートの裾を抑え、目に涙を滲ませ俯いている。
「キャー!見てみて、こんなところにこんなもんがあったよ」
渚の取り巻き女子が、教室のゴミ入れから白いものをわざとらしく取り上げると騒いだ。白い大きなパンツだ。
「返して~返してぇ〜!」
ウミがそれを必死に取り戻そうとしている。そんなウミの背後から、渚の取り巻き男子近藤が、ウミのパンツを捲った。ウミの尻の割れ目が顕になる。
「でけえケツ。きったねぇ〜!」
近藤と今井が笑う。
このふたりは喧嘩自慢で学年一のワルコンビだが、渚にぞっこんなのだ。
渚がウミのパンツを取り上げた。
「なに、このお相撲さんみたいに大きいパンツ。汚いから捨てないでよ。教室中が臭くなるのよ!」
渚はそう言うと、パンツをつまみながら鼻もつまんだ。
ソラはそれに完全にキレた。
「なぎさぁ~!お前らがウミのパンツを取り上げてゴミ入れに隠しておいたんだろ?ひどいことすんな、、ふざけんな、返してやれ!」
ソラは渚に恋心?初恋のような感情を抱いていたこともあったが、この時ばかりは絶対に許せなかった。
「え!?なに、ソラくんマジんなってんの?そういえば、あんたんちウミを預かってたよね?こんなメスブタ飼って、家の中臭くなんない?それとも、ふたりは出来てるの?あはは!」
ソラは渚に近寄り手にしているウミのパンツを取り返そうとする。
近藤がソラの足を引っ掛けた。
床に倒れるソラを、近藤と今井は二人がかりで蹴り上げる。小柄なソラは何の抵抗も出来ない。でも、今日ばかりは絶対に引く気はない。そうでないとウミは、ウミは...。
蹴られる度に耐えがたい激痛。
それを渚は腕組みしながら、ニヤニヤして見ている。他のクラスメートは関わりたくないように遠まわしに見る。
そんな時であった。
今までうずくまって泣いていたウミが突然立ち上がった。今まで見たこともないような表情だ。ウミは決然とした態度で、ソラを蹴り上げている近藤と今井の方へツカツカと歩み寄った。
すると、いきなり突進して近藤に体当たり。近藤は後方に吹っ飛ぶとそのまま転倒した。
「何をするんだ!」と、ウミの前に立った今井の胸を、力士の突っ張りのように突くと一発で倒れた。
立ち上がった近藤が悔しそうにウミへ突っかかっていく。ウミはその身体をむんずと掴むと、振りまわした。近藤の身体は人形のように裏返った。
ノーパンのウミは下半身の前も後ろも丸見えだ。それでもなりふり構わず、
ソラをやつらから救おうとしている。
ケンカ自慢男子の近藤や今井であっても、相手は女子といっても、小六にして身長165、体重も80Kg以上あるだろう。巨大なる壁なのだ。
渚も青ざめている。
そして、ウミは倒れているソラを助け起こすと静かに微笑んだ。
教室中がシーンと、水を打ったように静かになった。
そこへ担任教師が、騒ぎを聞き駆けつけ入ってきた。
“ウミは本気になれば強いんだ”
ソラはこの時のことを生涯忘れなかった。まだまだ、自分はウミよりずっと小さくて弱いけれど、自分がウミを守る。一生守る!
そう決心した瞬間だった。
イジメはまだ終わらない...。
続?(反応によります)
里中海(ウミ)の暴力事件は担任教師の知るところとなり、多少問題視もされたが、調べていくうちにイジメからの反逆ということで、ウミに対しても近藤たちに対しても厳重注意ということで表面上は丸く?収まった。しかし、本当に悪いのは渚なのだ。ウミが一番心配していたのは、母に知られ心配をかけてしま…
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