官能小説・エロ小説(約 5 分で読了)
【高評価】叔父の葬儀で出会った美少女と僕との物語【20年後の再会】
投稿:2023-10-12 00:17:30
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本文
つい先日、叔父がなくなった。ある初春の木曜日の話だった。叔父と親しくしていた僕は、通夜に立ち会った。その帰り道、親戚が僕を呼び止めた。「孝行、この子を近くの駅まで送ってくれ。母親が迎えに来てるから」それが僕と美沙との出会いだった。雑踏のきらめく明かりの中、彼女はいくらか大人び…
ある初夏の金曜日、僕は亡くなった叔父が以前から親しくしていた民宿へ5年ぶりにやって来た。僕は1週間、コラムを作る仕事の休みを取って釣りをしに来たのだ。最初の朝、釣り船に乗ろうとすると、客は僕1人だった。何だか他の予約客がキャンセルしたそうだ。少し申し訳ない思いで船に乗り込み、準備をし…
止んだばかりの雨が、アスファルトに鏡のような水たまりを作っていた。
特別に暑かった夏がようやく終わり、街のネオンがたくさんの水たまりに反射して、幻想的な夜を演出していた。
その日、毎日のイラストの打ち合わせを終えた僕は、昔とはずいぶん変わってしまった夜の街を、なぜか少し感傷的な気持ちで歩いていた。
そしていつもの通りの角を曲がり、昔のままの派手なピンクと水色のネオンが輝く韓国料理の店の前にさしかかった。
その時、僕は信じられない光景を見た。
「美沙・・?」
彼女は長い髪をかきあげながら、現実感のない美しい顔のままで、20年前と同じ少しふてくされた表情でそこに立っていた。
僕はまるで時計が逆戻りしたかのように混乱した。
そして動悸が早くなり、足をふらつかせながら近くの自動販売機の横にしゃがみ込んでしまった。
「おじさん、どうかしたの?」
彼女は、僕の顔を訝しむようにのぞきこんで話しかけてきた。
「いや、少し眩暈がしたんだ」
彼女は販売機でお茶を買うと、
「あげる。」
と言って僕にペットボトルを差し出した。
僕はまるで遠い幻でも見ているかのように、彼女から目が離せなくなった。
そして僕の頭の中に、いまから10年前の記憶が鮮明に甦ってきたのだった。
僕は彼女の横でしゃがんだまま、過ぎてしまった過去をゆっくりと思い出し始めた・・・。
・
・・・美沙が旅立って5年後、僕は釣り船の上で彼女の妹の美香と出会った。
それから、美香は海辺の街から僕の部屋に越してきて、3年間の高校生活を送ったあと、そのままドイツの大学へ留学したのだ。
「孝之さん、行ってきます。ずっと大好きです。」
僕たちは深く愛し合っていたが、徐々に家族のような親密感が大きくなり、むしろ歳の離れた兄妹のような関係になった。
そして美香が留学して2年がたったある日、僕は彼女から長いメールを受け取ったのだ。
そこにはドイツで好きな人ができたこと、このまま結婚してドイツに永住したいこと、そして最後に楽しい高校生活を送らせてくれたことへの感謝の言葉が綴られていた。
なんとなく予期していたこととはいえ、美香へ幸せになるようにと返信したあとの僕は、しばらく虚ろな思いで毎日を過ごしていた。
そんなある日の夕暮れの街で、僕は遠い親戚でもある、美沙の母親に出会ったのだ。
「お久しぶりです。もうあれから10年近くになるんですね・・よければ食事でもどうですか?」
美沙の母親は彼女の面影を残したまま、とても40歳そこそことは思えないほどに若く美しかった。
ワインの揃ったレストランで、彼女はあれから独りで仕事をしながら自由に生活していると言った。
そして僕は、まるで姉に甘えるように、これまでのことを全て彼女に話したのだ。
「そう。頑張ったわね。孝之さん。」
彼女は、ときおり涙ぐみながら話をする僕の手を握り、まるで子供をあやすように優しく僕を見つめてくれた。
「今夜は少し飲み過ぎました。今日はありがとうございます。またお会いしましょう。」
足をふらつかせながら別れの挨拶をした僕に、とつぜん彼女が後ろから抱きついてきた。
「孝之さん。今日はずっと一緒にいてあげます。」
僕は驚いたが、今夜は独りで居たくない気持ちも手伝って、近くのシティホテルを予約した。
少しの時間、ラウンジでくだけた話をしたあと、僕たちはホテルの部屋に入った。
それぞれシャワーを浴びて、ツインベッドに寝転ぶと、飲んだアルコールの酔いもあって、僕はすぐにウトウトし始めた。
しばらくしてふと気がつくと、彼女がまるで猫のように僕の布団にもぐりこんでいた。
高層ビルのほのかな灯りの差し込む部屋の中で、僕と彼女は目を合わせた。
「孝之さん。あなたには、美沙の分も幸せになって欲しいの。」
彼女は僕に優しくキスをして来た。
「はあっ、ふうっ」
彼女はいつかの美沙と同じように足を絡め、湿り気を帯びた割れ目の部分を僕に押し付けて来た。
「ああっ。孝之さん‥」
彼女は徐々に高まり、唾液を交換する激しいキスをしながら、僕の手を濡れそぼった熱い部分に導いた。
「はっ、ああっ。いいっ!」
彼女は布団の中にもぐり込み、僕のモノを優しく舐め回すと、口の奥に咥え込んだ。
「はあっ。はあっ。わたしもう・・孝之さん。お願い・・」
僕はガマンできず、屹立した肉棒を彼女の中に差し入れたのだ。
「ああっ。ダメっ。気持ちいいっ。もっとお願いっ。わたし、ずっと無かったから・・すごくいいです。」
僕はストロークを速めた。
「ああっ。ああっ。たまらないっ!ゴメンなさい。わたしもう・・来ちゃいます」
彼女は僕の腰を両足でがっちりホールドしながら、下から腰を突き上げ始めた。
「もうダメっ!逝きそうですっ。孝之さん、お願いっ。中にください。」
彼女の喘ぎ声が大きくなった。
「孝之さん。いっしょにっ。ああっ。わたし逝きますっ。ダメっイクっ!あ、あーっ!今よっ!いま一緒にちょうだい!・・ああっ、ああっ逝くうーっ!!」
僕は彼女の一番奥の部分に、長い射精を行なった。
そして激しく上り詰めた彼女から、僕はゆっくりと肉棒を抜き取ると、彼女に何回も優しいキスをしたのだ。
そしてその翌朝、彼女はまた会って欲しいという僕の申し出にかぶりをふった。
「あなたは私たちを忘れて、幸せに生きるの。叔父さんも、美沙も、心からそう願ってるわ。」
僕はそんな事出来るわけがないと思ったが、彼女の真剣な眼差しを前にして、何も言うことができなかったのだった・・・。
・
・・・長い回想からふと我に帰ると、美沙によく似た少女は隣で僕と腕を組み、いつの間にか静かな寝息を立てていた。
「なあ、あの女の子、スゲー可愛くない?」
「ダメだよ。よく見てみろよ。親父が横にいるじゃん」
そうだ。あれから20年が過ぎて、僕は美沙の父親といえる年齢になったのだ。
「おい、大丈夫か?」
僕は彼女に声をかけた。
すると彼女はゆっくりと目を開けた。
そして、美沙によく似た美しい顔を僕に向けて、確かに、そして真っ直ぐに僕の目を見ながらこう言ったのだ。
「孝之さん・・わたしのお父さん・・」
僕は、聞き間違いなのか、それとも空想が生み出した幻聴なのか、よくわからなくなって唖然としていた。
「フフッ・・孝之さん、行きましょう!」
彼女は今度こそ間違いなく僕の名前を呼ぶと、僕の手を取って立ち上がり、先に歩き始めた。
「お、おい、お前・・何で僕の名前を知ってるんだ?」
彼女は再びピンクと水色のネオンの下で、現実感のない美しい顔を僕に向けて振り返った。
「孝之さん、おい、とかお前、じゃなくて、ちゃんと名前で呼んでください!」
僕の中の記憶と、目の前の現実が錯綜した。
「な、名前はなんて言うんだ・・?」
彼女はにっこりと笑いながら答えた。
「千春・・千春っていうの。・・美沙は会ったことのないわたしのお姉さん・・そして孝之さん、あなたはわたしのお父さん・・」
僕は立ち止まり、その言葉を理解するのにわずかな時間がかかった。
そうだ。美沙の母親は10年前のあの夜、僕の子供を宿していたのか。
そして再び僕の前に、千春を送ってきてくれた。
「千春・・・」
僕は、初めて娘の名前を呼んだ。
そして彼女は、もう我慢に耐えきれないように大きな瞳から涙をこぼし、僕の胸に飛び込んできたのだ。
「お父さん、お父さん・・ずっと会いたかった」
僕の喉の奥の方から、声にならないかたまりが込み上げ、千春を抱きしめた僕は20年ぶりの涙をこぼした。
互いにひとしきり涙したあと、もう一度自動販売機の横に座ると、千春はぽつりぽつりと語り始めた。
「お母さん、わたしが美沙と同じ年になるの、待ってたみたい。それで、今日行っておいでって。」
「ちゃんと挨拶しなさいって言われてたけど、何か照れ臭くて上手くできなかった。」
僕は、今夜の千春と同じように最初は無愛想だった、美沙のことを思い出した。
「それでね、孝之さん。わたし、これから1週間そばにいてもいいかな?」
彼女は何も準備していないようだ。
「もちろん。これから身の回りの物を買いに行こう」
千春は嬉しそうに、ハイ、と笑って、僕と腕を組んで来た。
そして彼女は僕の顔を覗き込むようにして言った。
「あのね。お母さんからプロポーズの伝言を持って来たの。・・孝之さん、私たちと一緒に暮らしませんか?」
僕は笑顔でもう一度涙ぐみ、返事の代わりに千春を抱きしめた。
そうだ、千春に部屋のチャイムを3回鳴らす合図を教えよう。
そして扉を開けると、彼女は背中を向けているだろうか。
それとも正面から僕の胸に飛び込んで来るだろうか。
僕はまばゆい都会のネオンの中、夜空を見上げた。
美沙、美香・・。
そして雨上がりの水たまりを避けながら、僕はもう振り返らないと誓っていた、あのピンクと水色のネオンを振り返った。
そこには、少しもやがかかったような明るい店の前で、まだ小さな美沙と美香が、二人で仲良く手をつないで僕たちに手を振っている姿が、まるで幻影のように浮かび上がったかのように見えたのだった・・。
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