胸をクラスの男子に見られてしまった話　

屈んだポーズの私の頭と、胸元の構図、明らかに今日、今の場面を絵に描いたものだとわかりました。

イラストには理科の図の説明みたいに線が引っ張ってあって、

ブラ線ーーーー

全身色白だけどおっぱいはもっと白くて美しいーーーー

薄桃色でちっちゃめ。ちょっと上向きーーーー

のような恥ずかしい解説（？）まで書かれています。

すでに作業を開始してから３０分くらいたってたのですが。ずっと見られてたって事……？

全身がヒヤっとする衝撃を感じながら、急いでトイレに行って鏡で確認したところ、本当にブラのカップが浮いてて乳首が見えてしまっていました。

（普段十分に気をつけているので本当に生まれて初めてです）

しばらくして彼が戻ってきます。

私からその話題を出すわけにもいかず、しばらくは何も気づかないフリをして作業をつづけました。

トイレでブラを直したつもりですが、やはりさっきの事があるので、彼の視線を避けるように、横向きの体制で作業をします。

しかしどうしても途中で彼と向かい合うように体制を変えなければなりませんでした。

その時、どうしても彼の視線がきになって顔を上げたら、私の胸を見ようとする彼とバッチリ目があってしまったのです。

反射的に胸を手で抑えてしまいました。

もうごまかしようがないので、彼にノートのさっきの部分を見せて「バカ！」といいました。

彼は、とっさの事態にショックを受けたのか、少し固まったあと、

ごまかすように小さな声で「ごめん」

とつぶやきます。

「…ずっとみてた…？」

「うん…」

「いつから…？」

「最初に座った時からずっと見えてて…」

「…変態…。もう見るなよ…？」

彼がなんと返答したのかはおぼえていませんが、その後も一緒に２人で作業を続けました。

しかし最初とは違ってA君は挙動不審というか、あきらかにうわの空なのがわかります。

ブラはさきほど直したのでもう見えないはずですが、やっぱり私も意識しちゃうので、胸を押さえながら作業を続けました。

やがて作業を終え、その日はそれで終わりなので帰ることに。。

「じゃぁまたね」とA君にいうと、「あ、う、うん。。」とまだ落ち着かない様子。

私はシャツの胸のところを押さえる仕草を見せながら

もう一度「ばか。。」とつぶやいて小さく笑うと、

「ごめん…」とつぶやくA君。

たまに廊下で彼とすれ違うと、きまり悪そうにあわててA君は視線をそらしてしまうのですが、そんな日の夜はA君の顔を思い出しながら１人で励んでしまうのは誰にも言えないヒミツです

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