体験談(約 24 分で読了)
【名作】日本にあるイタリア家具輸入会社で研修兼通訳をしていた金髪の嫁さん(1/3ページ目)
投稿:2014-05-15 07:00:00
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本文(1/3ページ目)
ボクが嫁さんと出会ったのは、ありきたりだけど職場でだった。
ボクの勤め先はイタリアの家具を輸入している会社で、その娘は仕入先から研修兼通訳として送られてきた。
青い目のストレートで金色の髪が背中の真ん中まである女性だった。
透き通るような白い肌で、外国人の女性にしてはソバカスなどもなく、顔の凹凸がちょっと少ない感じがしたけど、その分雰囲気が日本人ぽくって凄く綺麗な人だった。
日本語は達者で、聞いてみると日本のアニメが大好きで、小さい頃から独学で日本語の勉強を始めたらしい。
日本のアニメ製作会社で働くことを夢見て、少しお金を貯めてから何年か前に日本に渡ってきたらしいけど、そんなに都合よくアニメ製作会社が雇ってくれるわけもなく、一旦国に帰って家具屋さんに就職したという経緯があるらしい。
まだ、アニメ好きの少女と言う雰囲気を全身から漂わせていたけれど、少し慣れてきてから年齢を聞いてみると
「モウスグ二十七ニナリマス」
と言われて驚いた。
どう見ても20歳そこそこだと思っていた。年下だとばかり思っていたのに、まさかタメとは…。
彼女はボクの働く会社に2週間足らずの予定でやってきて、研修という名のもと、通訳や契約の仲立ちをしてくれた。
仕事ぶりは真面目で、日本のことにも理解を示してくれるのでとても助かった。
最初の1週間が過ぎて、宿泊先に戻る前にわざわざボクの席に挨拶に来てくれたので、
「クラウディア、週末はどうするの?」
と聞いてみたら、アキバに行くという。
「どうして、アキバなの?」
と尋ねたら、
「オタクの街だから」
と答えた。
「"オタク"なんて言葉知ってるんだね」
ボクが感心してみせると、
「ワタシがオタクだから」
と言って笑って見せた。
「今週はお世話になったから、ガイド役、勤めようか?」
と水を向けると、彼女は嬉しそうに、
「お願いします!」
としっかりした日本語で答えてくれた。
「ホテルまで迎えに行こうか?」
そう言うと、
「アキバの改札で大丈夫」
と言われ、これは本当にオタクなのかもしれないと思った。
彼女が駅で迷子になってはいけないと思って、15分くらい前に待ち合わせ場所についた。
改札に近づいていくと、真っ黒なコートに円柱の帽子を被ったコスプレ風の金髪女性が立っていて、まさかと思って目を凝らしてみたら…クラウディアだった。
「タナカさん、おはよう!」
「おはよう」
それまでとのギャップに驚きつつも、やっとの思いで挨拶だけは済ませたが、思わず頭の先から足の先まで彼女の衣装をしげしげと見つめてしまった。
多分ボクらが生まれる前にテレビでやっていたアニメで、ボクも再放送でしか見たことがない奴だ。
「凄いの、持ってるね」
「変ですか?」
「いや、似合ってるっていうか…、似合いすぎてるっていうか…」
あのアニメのこの役を実写でやるならこの娘しかいないだろうって思うくらいイメージにぴったりだった。
「へへ、うれしい!」
改札を通ったあと、彼女はそう言うとボクに腕組みをしてきて、街へと繰り出した。
彼女と歩いているとすれ違うほとんどの人が振り返ったり、露骨にボクたちを指さして、コソコソ話している。
"そりゃそうだよな…、振り返るよな…"
1人の子供なんか、
「写真撮らせてぇ」
と言って彼女の手を取ると、母親に写真を撮ってもらっていた。
どう見ても彼女とは不釣り合いなボクが一緒に並んで歩いているのも彼女を引き立てるのに拍車をかけたのかもしれない、なんて思いながら2人で街を彷徨った。
「クラウディア、なに食べる?」
散々オタクが集うショップを巡り、厳選に厳選を重ねて買い集めた荷物を少し持ってやりながら尋ねると、"お好み焼きが食べたい"という。
寿司でも天婦羅でも奢ってあげようと思って下調べをしてきたのに、お好み焼屋がどこにあるのか咄嗟に思いつかなかくて困った。
ボクが携帯を取り出して検索を始めようとすると、彼女は、
「コッチ」
と言い、スタスタとボクの前を歩き始めた。
自分の目的地は事前にしっかりと下調べしてあるようで、彼女について入ったビルのエレベーターに乗って、次に扉が開いたとき、某有名お好み焼き店が目の前に現れた。
「凄いね」
そう言うと彼女は少しだけ自慢げに、
「だって、ワタシ、オタクだもん」
と言った。
どうやら彼女の中でオタクはある種のブランド化されているらしい。
アキバ周辺の詳しさから見て、彼女のオタク志向は本気モードの筋金入りらしい。
"たぶんメニューを説明してあげる必要もないのだろうな"と思っていたら、果たしてその通りで、メニューを開く前に、
「ワタシ、豚玉」
と言った。
ボクも同じものを注文して、彼女に目を向けると彼女の青い目は真っ直ぐにボクを見つめていた。
何だか気恥ずかしくなったボクは、話題を探そうと頭をフルで回転させたが、出てきたのはありきたりな質問だった。
「クラウディアは日本に来て何が一番美味しいと思った?」
外国人はしょっちゅう聞かれる質問かな、とも思ったのだけれど、食事時の話題として他に思いつかなくて聞いてみた。
「うーん、いろいろあるけど、コンビニで売ってる食パンかな」
と意外な答えが返ってきた。
「コンビニのパンって、100円か200円ぐらいのヤツ?」
「そう、ヤツ」
ボクは彼女の答えに思わず笑ってしまった。
「イタリアのパンとは違うの?」
「うん、イタリアのはもっと硬くて塩気とか甘みが少ないの」
彼女は、テレビアニメで会話を覚えたらしく、話をしている分にはかなりナチュラルで、表現力もそれなりに豊かだ。
目を瞑って聞いていたら、外国人だとは気付かないかもしれない。
「午後はどうする?」
「どうする?」
「どこか行きたいとこ、あーりますかぁ?」
こっちが変な日本語になってしまいそうだ。
彼女はクスッと笑って、
「次は、中野ブロードウェイに行こうと思ってるの」
"うわっ、また、ディープなところを突いてくるなぁ"
ボクは、彼女の下調べと準備の周到さに舌を巻いて感心しながら、案内してやることにした。
もっとも、ボクが役に立ったのは目的地までどうやって最短で行くかということだけで、着いてみたら彼女の方が詳しかった。
彼女はここでも懐かしのアニメのポスターなどをどっさり買い込むと、駅前まで戻ってきたところで回転焼きを2つ買って1つをボクにくれた。
「この粒あんがいいよね」
回転焼きを一口食べて発した彼女の言葉にボクは脱帽した。
"コイツ、最近の日本の若者よりも日本人らしいかもしれない…"
「タナカさん、今日はありがと」
ターミナル駅に着くと、彼女はそう言ってボクの両頬にチュッチュッと向こう式の挨拶をしてくれた。
"うわっ"
慣れないボクは、それだけでなんだかドキドキしてしまった。
それから彼女はボクに預けていた荷物を受け取って、胸の前で小さく手を振ると声に出さずに口の動きだけで"チャオチャオ"と言って改札を通るとホテルへと帰って行った。
"少し変わっているけど、おもしろい娘だったなぁ…、それに何といっても綺麗だし…"
晩飯を済ませようと立ち寄った近所の定食屋で焼き魚をつつきながら彼女のことを思い出していると、チュッチュッが思い出されて一人で赤くなっていた。
すると、そこへメールが届いた。
彼女からだった。
『きょうは、おせわになりました。もし、よろしければ、おれいをしたいので、あした、ごはんをいっしょにいかがですか?』
全部ローマ字だったけど、ちゃんと日本語でのメッセージだった。
『よろこんで。よかったら、あしたもごあんないしますよ』
読むのはきっと漢字でも大丈夫だろうと思ったが、一応平仮名で返信しておいた。
『ほんとに、いいのですか。かのじょにしかられませんか』
"外国の人はストレートだなぁ"
そんな風に思ったが、正直に、
『かのじょはいないので、だいじょうぶです』
と返信すると、次には
『では、おねがいします』
と返ってきた。
そんなやり取りをして、ボクたちは翌日の待ち合わせをした。
前日のメールのやり取りで、日本らしいところが見たいと言っていたので、それらしいところを幾つか見繕って案内した。
秋葉原や中野を歩いていたときはアニメや漫画の話ばかりだったのに、その日は皇族について聞かれたり、日本史の細かい話や日本庭園についての質問が出てきたので、自分の不勉強が恥ずかしかった。
極めつけは茶室に入った時だった。
うっかり畳のヘリを踏んで歩くと、
「タナカさん、畳の黒いトコ、踏まない方がいいですよ」
と注意されてしまった。
"知らないわけじゃないけど、最近は和室も少なくなったし…"と思ったけど、"言い訳にしか聞こえないな"とひとりごちて、
「クラウディアは本当によく勉強してるんだね」
と素直に感心してみせると、少しはにかんで見せて、"いえ、いえ"と顔の前で手を横に左右に振って見せた。
彼女は知識だけではなく、動作まで日本人っぽい。
ここでも"わびさび"についての質問を受けて、答えられずに詰まってしまった。
「クラウディアは彼氏とかいないの?」
少し話題を変えようと聞いてみると、
「日本人の男の人、ガイジンが苦手みたい…」
と応えるので、
「へぇ、クラウディアは日本人がいいの?」
と聞き返すと、
「うん、サムライ、大好き」
なんて笑っていたので、冗談めかして、
「ボク、サムライじゃないけど、一応日本人だから立候補するよ」
と言ってみたら、
「ありがとう」
と言ってはぐらかされてしまった。
イエス、ノーをはっきり言わないところも日本人の真似をしているのかな…。
夕日が沈む頃、
「そろそろイタリア料理が恋しいんじゃないの」
と訊いてみると、ガード下の焼き鳥屋に行ってみたいと言う。
"どこまでディープな日本を堪能したいんだ…"
せっかくお洒落なお店を調べてきたのに、肩透かしを食った感じがしたが、本人が望むのならと、思いっきりディープなところへ案内した。
彼女は無難なモモ肉とかネギマになんか見向きもしないで、砂肝にレバー、ハツとかキンカンまで注文すると、美味しそうにパクパクと口に運んだ。
「おじさん、熱燗、もう一本頂戴!」
金髪の美人が焼き鳥屋で堂々と注文する様は、最初は異様な光景としてボクの目に映ったが、そのうちに風景に溶け込んできた。
ボクのそんな思いとは関係なく、彼女はお構いなしによく飲んでよく食べた。
「クラウディア、ちょっと飲みすぎじゃないの?」
ボクが注意をすると、
「西洋人は日本人よりアルコールを分解する酵素をたくさん持ってるのら…」
とか訳のわからないことを言って、半分呂律が回っていない。
「ほら、送っていくから帰ろう」
お会計を済ませた後、漸く彼女を立たせて、タクシーに押し込むと、彼女が泊まっているホテルへと車を走らせてもらった。
運転手さんが、ミラー越しに後ろを伺うので、
「そんなんじゃないですから」
と思わず言い訳をすると、運転手さんはバツが悪そうに視線を前の信号に向けた。
「クラウディア、何号室か覚えてる?」
何とかホテルのロビーに辿り着いてからそういうと、彼女は手持ちのバッグの中をゴソゴソと掻き回すと、キーを取り出した。
カードキーをひらひらさせながら、
「タナカさぁん、送りぃオオカミぃ…」
"おい、公衆の面前で何を言い出すんだ"
一体どこでそんな言葉を覚えるのだろうと感心しつつも、ボクは周りの目を気にしながら彼女をエレベーターに乗せて行き先ボタンを押して見送ろうとする。
扉が閉まる寸前に彼女が座り込むのが見えたので、慌てて閉まる扉に腕を差し込んで開くと一緒に乗り込んだ。
「ほら、クラウディア、そんな座り方したらパンツ丸見えだぞ」
「ん?タナカさん、ワタシのパンツ覗いたら、らめらよ…」
「バカ!誰も覗いてなんか…」
と言ったが、しっかり見えてしまった。
薄いブルーだった。
チンという音がして扉が開き、彼女の身体を支えて部屋に向かうと彼女の手から鍵を取ってドアを開けようとした。
でも、暗証番号と組み合わせないと開かないようになっていたので、
「クラウディア、暗証番号わかる?」
聞いてみると、
「わっ、タナカさん、夜這いはらめよ、夜這いは…」
と言い出すので、申し訳ないが彼女のバッグをごそごそ探させてもらって、ようやくフロントで渡されたのであろう暗証番号を書いた紙を見つけた。
やっとの思いでドアを開けて入ると邪な心がボクに囁いた。
"おい、チャンスだぞ"
でも、天使のような彼女の寝顔を見るとボクは何もできなかった。
それに、外人の奈良漬けみたいに酔いつぶれた彼女に悪さをして折角の思い出を台無しにしたくなかったので、ボクは彼女のコートだけ脱がせてベッドのシーツをめくると、彼女を寝かしつけて部屋を出た。
部屋はオートロックだったので、鍵の閉め忘れも心配ない。
ボクはエレベーターで階下に降りながら、メールした。
『鍵はベッド脇にのテーブルに置きました。フロントには7時半にモーニングコールを頼んでおきます。明朝、9時にオフィスで会いましょう』
"惜しかったなぁ"
本音がこみ上げてきて、残念に思う気持ちを必死に抑えながら、ボクは送信ボタンをおした。
電車に揺られながら、女々しく後悔し続けていると、メールの着信音がした。
彼女からのメールで、
『すえぜんくわぬはおとこのはじ』
と書いてあったので、ボクは思わず笑ってしまった。
一体どこでこんな日本語を習ったのかと思うと同時に、教えたヤツがなんとなく男であるような気がして、理不尽なジェラシーを感じていた。
翌朝、彼女は金色の髪をひっつめにして、すっきりした顔でオフィスに現れた。
その凛とした姿にボクは暫く見とれてしまった。
そんなボクを見かけると彼女はニッコリと微笑んで、胸の前で小さく手を振ってくれたけれど、ボクとの仕事は前の週で終わっていたので、彼女とはそれきりだった。
翌日も翌々日も彼女と話す機会はなかった。
何度もメールをしようと書きかけたけど、意気地がなくて出さずに消去してしまった。
もう一度会って話がしたかったが、結局食事にも誘えずにそのまま彼女の帰国の日を迎えた。
せめてコーヒーでも飲みながら話がしたくて、早めに出社したのにいつまで経っても彼女は現れない。
彼女と最後の打ち合わせをした部署に行って聞いてみると、午後一番のフライトなので、もう会社には来ないと言う。
目の前が真っ暗になった…。
でもそのことを聞いて、気がつくとボクは外出のフリをして彼女の泊まるホテルに向かっていた。
部屋に電話しようかロビーで迷っていると、彼女が大きなキャリーバッグを引いて、フロントへやってきた。
「クラウディア!」
思わずボクは声を掛けていた。
彼女は少し驚いた表情を見せたが、すぐにニッコリと微笑んでボクの方に近づくと、
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