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ボッチだったけどキャンプで仲良くなった話

2013-05-11 23:00:00

この話のカテゴリ

本文(1/2)

名無しさんからの投稿

祖母の危篤でゼミをしばらく休んでから復帰した時、

『実はみんなでキャンプに行く事になったが俺氏は来れないと思って黙ってた』

と前日に聞かされた。

「ごめん、うちの車6人乗りなんだ…」

「大丈夫ww車出せるからwwwソロで行くからwww」

「え…1人?本当に?来るの?…(あっ)えっと、無理してない?」

「全然行けるからwww今すぐ帰って準備してくるからwww」

「お、おう…(おい、大丈夫かよ…)あの、食料とか人数分しか…」

「うんwww2泊?おけwww持ってくwww」

「え…じゃ、じゃあ明日の朝早いけど、学校の駐車場集合大丈夫…?」

「おkwwwおkwwwじゃっ、明日」

アウトドアは姉弟で子供の頃から親父他に仕込まれてて、唯一の特技。

なので、出遅れを挽回するチャンス!と興奮気味の俺氏。

学校からの帰り、仕事中の姉貴に電話をかけて車使う許可を得た。

車は姉と共用で買った乗り出し60万のポンコツ中古ボルボ。

キャンプ道具は一式、常に車に積んである。

(部屋に置くとこ無いから)

屋根にはカヌーも積んである。

(姉貴が男に騙されて買った)

家に着いて、すぐスーパーで食べ物と救急セットの消耗してた薬類を調達。

台所からワイン(安いやつ)とグレープフルーツ(デザート)をパクる。

その後積荷チェック。

行き先は過去に行った事があるキャンプ場の近くだったので、軽く地図チェックして、明日早いから早く寝よう!と布団に入るも興奮して全然寝付けない俺氏。

翌朝集合すると、完全に浮く俺氏。

まず、普段ユニクロと無印しか着ないのに、アウトドア服。

しかも、車の上に船。

「え…何かいつもと違う…」ヒソヒソ

「船とかwwやる気出しすぎwww」

という声が聴こえないフリをしていたら

唯一、先生だけは山登りそうな服で、デカいザックを背負って登場。

そしてなぜか先生が俺の車に同乗する事に。

多分ぼっちにならないように気を使ってくれたのだろうけど。

道中、休んでた時の事と、お互いアウトドア好きな事など話し、

先生「彼ら、ほとんど皆素人だから、色々面倒見てあげてね」

と仰せつかる。

昼飯は高速降りたところで先生にゴチになった。

キャンプ場に着いた時は時間が微妙で、ほとんど駐車場みたいなサイトしか空いていない。

男女「(こんなところでやるの…?)」

と変な空気になったところで

「もう20分くらい行くと、もっと広い所があるんだけど」

と提案。

電話して空きがあるのを確認して、運転手2人にナビで場所を伝えて移動。

到着後、

男1「良いとこじゃーん!湖あるじゃーん!」

男2「マジで助かったわー、さっきの所酷かったもんな!」

女1「俺君、よく知ってたねー!」

と褒められ、俺氏軽くドヤ顔

水辺から程よく離れたサイトを見つけて設営に入る時、

男1「テーブルとかねーの?」

男2「え?まじで?普通あるっしょ?」

と話して、管理所に折り畳みテーブルを借りに行こうとしていたので

「テーブルならあるよ」

と車から出してみた。

テーブルと言っても、元々車内の荷物を積む台として使っていたデカい板2枚に、簡単な脚をDIYしたもの+テーブルクロス(姉チョイス)。

「すっげwwwテーブル出てきたwww」

「ちょっと、これ可愛くなーい?」

と意外に評判が良く、俺氏かなり得意げ。

男1「丸太拾ってきたwwこれ俺らの椅子なwww」

男2「低いだろwww」

とかやり出していたが、女子がちょっと不満気。

先生はザックから小型チェアを出してそれに座ろうとしてたから、

「あああ、椅子!ありますあります!」

と言って、車から姉のチェア(高い)を出して先生を座らせ、俺チェア(まぁまぁ)と予備チェアを女2人に貸す事にした。

男1「俺君、ジェントルメンwwww」

男2「つか何で椅子なんて持ってんのwww」

と評価され、俺氏だんだん調子に乗る。

順番が逆になったけど、タープを張る。

先生以外はタープ知らなかったようで、

男1「脚2本なの?大丈夫なの?」

男2「手伝うわー、脚持つしか出来んけど手伝うわー」

と興味津々。

女子も

女1「日陰!日焼けすると思ったんだー」

女2「ねー、俺君ありがとー!」

とご機嫌のようで、俺氏完全に自信を取り戻す。

先生は何故かソロテントを黙々と張っていた。

男共「俺君!俺君!!この船乗れんの?」

という事で、カヌーに乗る事にした。

3人乗れるんだけど、気をつけないと簡単に沈むので俺が1番後ろでバランス取り。

大事なのは女の子2人乗せた時、

「だだだ大丈夫?きき気持ち悪くない?」

女1「うん大丈夫ー!風が気持ちいー!」

女2「男君、格好良いじゃんー」

もう一度、

女2「男君、格好良いじゃんー」

この女wwww完全に俺に惚れとりますわwwww

先生は植物の写真を黙々と撮っていた。

戻ってテントを張る。

先生の予想通り初めての彼らを手伝うんだが、

「手伝ってもらって悪いけど、このテント4人用なんだ…」

「あ、でも先生がソロ…」

と言いかけたが、ここでぼっち根性が顔を出し、

「大丈夫www自分のテントあるからwww」

とソロテントを張ってしまう。

しかも、微妙に離れた位置に。

男1「悪いな…って、え?テントも持ってんの…?」

男2「つか、張るの早くね…?」

先生が何故か俺のソロテントを褒め、テント談義に。

親戚に貰ったお下がりなんだけど。

晩メシの準備にかかる。

彼らは予想通りカレー。

「俺君も一緒に食おうよ」

「うん、食べてー」

「食べてー」を脳内HDDに保存しながら

「じゃあ、自分の用意してきたからちょこっとだけwww」

と。

それよりも野郎ども直火で火を焚こうとしていたので、焚き火台を出したり、そちらを手伝う。

て言うか、彼らが飯盒を持ってたのに往生した。

自分も使うのは小◯校の時以来で、あれこれ聞かれて焦った。

自分の飯は、

『鶏チーズホイル焼き』
『ベーコンキャベツスープ』
『マカロニトマト缶和え』

と半調理済みをバーナーで温めるだけのいつもの手抜きメニュー。

でも、まずバーナーが男達に受けた。

男1「それかっけー!」

男2「うん、何かキャンプっぽい!」

そんな事はどうでもいい。

そしてメニューが女に受けた。

女1「えー、わたしそっちがいー」

女2「わー、なんかお洒落じゃない?」

僥倖である。

これが姉貴だったら手抜きを指摘され、魚釣ってこいだの、山菜の天ぷらが食いたいだの言われているはずなのに。

暗くなってきて、俺があるものを装着したら爆笑された。

「何それおかしーwww」

「プロだwwwプロがいるwww」

ヘッドライト。

自分では当たり前装備だっただけに新鮮な反応に思えた。

姉のと予備のを野郎2人に貸したら評判良かった。

調子に乗って

「これもあるよ!」

とドヤ顔で出して、意外に滑ったものが、電池式のLEDランタン(要は照明)。

「え…ガスとかじゃないんだ…」

「何かこう…今っぽい形だよね…自然じゃないっていうか…」

ガスランタンは古いなー。

「キャンプ先生」「キャンプ師匠」というアダ名を頂いて、やっとボッチを解消し、先生が箱で買ってくれたビールで楽しく酔っ払えた。

女2はまったく飲めないらしく、ジンジャーエールを飲んでいた。

女1は飲めるけどビールは苦手だと。

「家でかっぱらってきたワインがあるよwww安いのだけどwww」

これが受けた。

女1「俺君、欲しい時に何でも出てくるねー!」

さらに先生が

「ワインをジンジャーエールで割るといい」

と言い出し、俺のデザート(台所からかっぱらったグレープフルーツ)の絞り汁を加えたら

女2「これなら私も飲めるかも!」

となり、皆で楽しく宴会できた。

女1「ちょっとトイレ…」

トイレは管理所のそばで、林の中を5分ほど歩く距離

「じゃあ、この(俺の色々染み込んだ)ヘッドランプをwww」

女1「えー、やだーwww」

やっぱ俺汁がいかんのかとションボリしてたら

先生「暗いし、俺君一緒に行ってあげなさい」

と一言。

正直、この一瞬で数通りのシチュエーションを妄想できたんだけど

男1「俺も俺もー」

男2「俺も行くわー」

女2「じゃあ私もー」

で妄想は終わった。

「みんな歯ブラシ持ってー」

と言って全員で行った。

「じゃあ寝ますか」

という事で火を消してテントに入る。

自分は1人だけソロテント。

さっきまで仲良くやってた分だけ、ぶりかえしぼっち。

外から、笑い声が聞こえる(気がする)。

男女2つのテントが

『色んな意味で合体してるんじゃないか』

というような妄想が一瞬頭を過ぎったり過ぎらなかったり。

早朝、湖に来たら誰も居ない間にカヌー出して湖面を独り占めするのが俺のジャスティス。

皆を起こさないようにしたつもりなんだけど、船を担いだところで

「俺君?何やってんの?」

「えwwwちょっとwww湖にwwwねwww」

「うそー」

「静かにwwwみんなwww起きちゃうからwww」

「分かった、ちょっと待ってて」

とテントに戻っていった。

皆起こすのかよー、と残念に思ってたら

ひ と り で 来 た。

「水、冷たいからね」

「大丈夫!ってうっわ冷た!」

なんて言いながらとりあえず漕ぎ出す。

波の全くない湖面が好きな話とか、カヌーの漕ぎ方の話とか、ガキの頃から親と姉にアウトドア仕込まれた話とか、一方的にした。

昨日考えておいたルートを進みつつ、対岸に上陸。

ここは山側なので船がない人は入ってこれない場所。

おいおいお嬢さん、こんな人気のない所に男と2人きりですぜ!

とか思うまもなく、日の出直後でまだ寒い事に気づく。

俺は船漕いでたのでいいんだけど、女が。

で、元々ぼっち朝飯のために持っていたグッズをバッグから取り出して、

「寒くない?www今、紅茶淹れるからwww」

とカップを火にかけた時点で気づいた。

カップ1個しか無いwwww

しかもお茶っ葉ダイレクトの俺仕様wwww

「これねwww火から下ろせば熱くないからwww口つけられるからwww」

「お茶っ葉入らないようにねwwwそーっとねwww」

と焦って説明していたら

「1個しか無いんでしょ?代わりばんこに飲も?」

とか抜かしやがりましたよ。

それなんてエロゲ?って声に出して言いそうになった。

そりゃあ、舞い上がりましたよ、俺の女耐性はそんなもんかと。

で、卵とウィンナーとロールパンも持ってたんだけど、フォーク・スプーンセットが一組しか無い事に気づき、さすがに代わりばんこは精神が耐えられないのでそのまま戻りましたとさ。

2日目、先生の植物観察に付き合うのも飽きてきたので、皆で軽くドライブに行く事に。

何とマイカーにレデーが2人(と老人が1人)。

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