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体験談(約 42 分で読了)

【名作】【お勧め】ボクの勤める会社で働いている、清楚で既婚者の派遣社員さん(2/5ページ目)

投稿:2015-08-01 07:00:00

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本文(2/5ページ目)

お昼からオフィスに戻ると、机の上に茶封筒が置いてあった。

中を見ると紙幣と硬貨が入っていて、数えてみると前の晩の食事代とホテル代をちょうど割り勘にした金額だった。

律儀で几帳面な高倉さんらしいと思った。

一週間ほど、ボクの中でだけ、ギクシャクしたままの日々が続いた。

高倉さんは何事もなかったかのように、毎日普通にボクに接してくれていたけど、気がつくと高倉さんの姿を目で追っている自分がいた。

でも、師走を迎えた会社は忙しくて、気がつくと、街ではどこもかしこもジングルベルを奏でていた。

クリスマスに高倉さんと食事に行けたら、どんなにいいだろう。

ボクの妄想は留まるところを知らなかった。

その年のクリスマスは、イブから週末に差し掛かっていて、ご主人のいる高倉さんとそんなことが出来るはずもなかった。

"何が、「一日だけ、女に戻ってみよっかなぁ」だよ"

ボクは、自分勝手でやり場のない恋心と、一方的な嫉妬心を持て余して一人ごちた。

することもなく、予定もなくて、暇を持て余すに違いなかったイブの朝、ボクは携帯のベルに叩き起こされた。

「新庄くん、トラブルだ。週末のところ悪いんだが、休日出勤してくれないか」

いつもどっしりと落ち着いている部長の声が、その日ばかりは少し上ずっていた。

かなりマズいことが起こっているらしい。

「わかりました。一時間ちょっとで社に着けると思います」

電話を切ると、ボクは急いで着替えながら頭の中で考えていた。

"バタバタと仕事をしている方が、気が紛れるかもしれない"

会社に着いてみると、営業部の連中が既にもう何人も出社していた。

技術部の自分のデスクに向かうと、部長が待っていた。

「新庄くん、悪いね」

ボクは、首だけを前に突き出すようにちょこっと会釈をして見せて挨拶をした。

「技術部で出社できそうなのは、君しかいないんだ」

"どうせ、ボクは彼女もクリスマスの予定もない身の上ですよ"

ちょっとだけ、心の中で口を尖らせていた。

他のみんなは所帯持ちで、家族との約束もあるだろう。

何と言ってもクリスマスイブだ。

「対応は基本的に営業部でやってくれるらしいんだが、技術サポートとして、"どうしても誰か出してくれ"と言われてしまってね」

部長はホッとしたのか、オフィスの暖房がまだ効き始めてもいないのに、しきりに禿げあがった頭をタオル地のハンカチで拭いていた。

「お客さまの対応は営業に任せておけばいいから、技術は二人もいれば大丈夫だろう」

「部長と二人でお留守番のクリスマスイブですかぁ?」

悲壮感が漂わないように、ボクは少しおどけた風に言って見せた。

すると部長はボクの言葉には笑ってくれなくて、真顔になると言った。

「ん?いやいや、申し訳ないが、私はもう少ししたら失礼するよ」

"はぁ?"

思ったことが露骨に表情に出てしまっていたのだろう。

部長は少し気まずそうにボクから目を逸らすと、しどろもどろになりながら言い訳をし始めた。

「いや、その・・・、娘がね・・・」

でもボクは別のことが気になって、部長の言葉を遮った。

「部長、さっき二人って仰いましたよね?もう一人は誰なんです?」

ありえないと思っていたが、もう一人が高倉さんであって欲しいとボクは切に願った。

「ああ?あぁ、そうだ。高倉さんが来ると言ってくれているんだ」

「部長、彼女は派遣さんですよ。それって酷いんじゃないですか?」

ボクは本当は飛び上がって喜びたいのを我慢して、いかにも冷静なフリをしてコメントをしてみせた。

「いや、たまたまね」

部長は湿ったハンカチを乾かそうとするかのように、パタパタして見せながら話を続けた。

「緊急連絡用のリストの中に彼女の名前もあったから、ダメ元で電話してみたんだよ。そうしたらいいって言うから」

「派遣元にはちゃんと連絡したんですか?」

「しましたよ。これでも私は部長なんだから、それくらいの手順は心得てますよ」

部長は、今度は少し芝居がかったような丁寧な口調で、得意げにボクに言って見せた。

「そういうことで、高倉さんが着いたら私は失礼するから」

そう言いながら、部長は既に書類を自分のカバンの中に仕舞い始めていた。

三十分ほど経って、いつもよりもカジュアルな格好の高倉さんがオフィスに現れた。

普段はパリッとしたスーツ姿の高倉さんなのに、休日出勤なのでカジュアルにしたようだった。

白のブラウスにフレアスカート姿の高倉さんは清純度マックスで、可愛らしくてとても人妻には見えなかった。

「おはようございます」

高倉さんは部長に挨拶した後で、目だけでボクにも挨拶した。

「ああ、高倉さん、申し訳ないねぇ」

「いいえ」

「やるべきことは新庄くんに伝えてあるから、あとは彼に聞いてください」

それだけ言うと、部長はそそくさとカバンを掴み、ボクと目を合わさないようにしてオフィスを出て行った。

営業チームは既に取引先に向かっていたので、ボクと高倉さんだけがオフィスに取り残された。

沈黙を破るように、高倉さんが言った。

「コーヒーを淹れますね」

そう言って給湯室に向かうと、しばらくしてクリームだけ入れた、砂糖抜きのコーヒーを持ってきてくれた。

「今日は・・・」

言いかけたとき、デスクの電話が鳴った。

反射的に受話器を取ると、営業の田中だった。

ボクは電話で田中の話を注意深く聞きながら、その場でパソコンにデータを次々に入力していった。

本来ならば営業が手持ちの端末でデータを入力して送ってくるのが通常の手順だったが、そんなことはしていられないほど対応件数は多かった。

結局午前中はどちらかが電話に出て出ているか、話をしようとしてもすぐに次の電話が鳴ってしまって、まともな会話はできなかった。

午後になって、ようやく一段落すると、高木さんが言った。

「お昼、買ってきますけど、何がいいですか?」

「あ・・・、ありがとう。この時間だと、もうあんまり残っていないだろうから、何でもいいです。それとこれ、二人分」

ボクが財布から千円札を二枚取り出して、渡しながら言うと、高倉さんはクスリと笑ってボクに言った。

「今日は土曜日ですから、何でも残っていると思いますよ」

そうだった。

休日出勤していることをしていることすら忘れるほどに、猛烈な忙しさだった。

「あっ、それじゃ、卵焼きが入っているやつをお願いします」

それを聞いた高倉さんは、渡された千円札を自分のポーチにしまいながらにオフィスを出て行った。

すぐに電話が鳴って、ボクは再びパソコンに向かったが、そのとき、営業部のデスクの島に人影があるのが目に入った。

いつものスーツ姿ではなかったので、一瞬誰かと思ったが、それは今年入ってきたばかりの営業の倉木さんだった。

倉木さんは新人女性の中で唯一営業職に配属された社員で、ボクのひとつ上の、あまり面倒見がいいとは言えない男性先輩社員とコンビを組まされていた。

倉木さんも応援で駆けつけたのかと思っていたが、ボクの電話が終わる前に、彼女は何かを営業のデスクに置いてそのまま立ち去って行った。

電話がちょうど終わった頃に、高倉さんが帰ってきた。

手にはお弁当が二つ入ったビニール袋が下げられていて、ボクと目が合うと袋を軽く持ち上げて見せた。

「本当に、ご馳走になっていいんですか?」

高倉さんはボクにお釣りを渡しながら、遠慮がちにそう言った。

「どうぞどうぞ」

「私、お茶を淹れますね」

そう言ってニッコリ笑い、給湯室に向かうと、高倉さんの驚いたような声が聞こえてきた。

「あっ、すみませぇん」

そんな風に言っていたようだった。

お茶を二つ淹れて戻ってきた高倉さんに、ボクは尋ねた。

「何かあったんですか?」

「給湯室で、笹倉さんにバッタリ会って・・・」

「笹倉さんって、あの笹倉さん?」

「ええ、あの綺麗な笹倉さんです」

高倉さんはボクの心を見透かしたように、茶目っ気な目をして言った。

笹倉さんはうちのベテラン社員で、女性社員の間では、"お局さま"なんて言われている。

でも、それが若手女性社員のやっかみだということも知っている。

笹倉さんはなんと言っても、見た目が若くて綺麗だ。

ただ、仕事には厳しくて、特に営業職の人間はしょっちゅう笹倉さんに注意されていた。

「そう言えば、倉木さんも来ていたのをさっき見かけたよ」

「営業の倉木さんですか?」

「応援に来たのかと思ったんですけど、すぐに帰っちゃいました。忘れ物でも取りにきたのかな」

でも高倉さんはそれには答えずに、ビニール袋からお弁当をひとつ取り出すと、割り箸と一緒に渡してくれた。

「神田くんも結構優秀だけど、倉木さんはかなり優秀らしいよ」

ボクは割り箸を割りながら、社内の噂話を口にした。

神田くんは、倉木さんと同期で営業に配属になった男性の新人くんだった。

仕事はまだまだだけど、正義感の強い若者だと聞いていた。

高倉さんと二人きりでいるせいか、ボクはいつの間にかタメ口に戻って話をしていた。

「二人とも真面目ですものね」

「うん、たまに二人でお昼を食べに行ったりしているみたいだから、結構いい感じだったりして」

「神田さんと倉木さんがですか?」

「うん」

「・・・それは、違うと思いますけど・・・」

高倉さんは自分もお弁当をつつきながら、ボクの勘繰りを否定してみせた。

ボクが話の続きを促すように、箸を止めて高倉さんを見つめていると、視線に気がついた高倉さんは慌てたように言った。

「ただの勘ですけどね」

そう言いながら、高倉さんはお箸を逆さに持って、自分のお弁当に入っている玉子焼きの一つを摘むと、ボクの方に移してくれた。

「それ、口つけてないですから」

高倉さんは、それで話題を変えようとしていたようだった。

「高倉さん、さっきの口ぶりは絶対何か知っているよね」

下衆の勘繰りだとわかっていたけど、つい野次馬根性でそんな風に訊いてしまった。

高倉さんは黙ったまま、箸で器用にお惣菜の煮豆を口に運びながら黙っていた。

でも、ボクの視線が引き続き自分に注がれているのに気がつくと、少し肩を竦めてお茶を啜ったところで、ようやく話を続けた。

「神田さんは、島田さんと時々一緒に帰っておられるみたいですよ」

ボクは、箸で摘み上げた弁当の唐揚げをポトリと弁当の容器に落としてしまった。

「ええーっ!?島田さんって、総務の島田さん?」

あまりのボクの反応に、高倉さんはおかしそうに目で笑うと、他には誰もいないのに、口の前で指を一本立てて見せて頷いて見せた。

「島田さんって、昔うちにいた島田さんだよね?」

二人とも、その頃の島田さんのことは知らないが、何年か前に技術部にいて、総務に移ったと聞いていた。

「島田さん?ええーっ、島田さん!?」

ボクは、にわかには信じることが出来なかった。

島田さんは確かに若作りだけど、三十歳は超えているはずで、新人の神田くんとだと、島田さんの方が十歳くらい年上の筈だった。

「それにさぁ、島田さんって、うちの部長のコレって噂も・・・」

ボクは自分でも"品のないことを言っているな"と思いながらも、高倉さんの前に自分の小指を立てて見せていた。

それを見た高倉さんはちょっと苦笑いをして見せて、ゆっくりと首を横に振りながら、そのことも否定して見せた。

「私、給湯室で笹倉さんと島田さんが話しているのを聞いちゃったことがあるんです」

「何を?」

そのとき再び電話が鳴って、ボクたちの話は中断させられた。

午前中ほど忙しくはなかったけど、電話はやはり何度もかかってきて、ボクたちはパソコンへの入力作業に追われた。

一段落したところで、ボクは再び高倉さんに尋ねた。

「笹倉さんと島田さんは、何を話していたの?」

もう野次馬根性丸出しだと思ったが、ボクたち二人の話になるよりは少しはマシだと思って訊いていた。

「お二人とも、年下の彼氏について悩んでおられるようでした」

「ええーっ!?笹倉さんにも年下の彼氏がいるの?」

ボクはその日、何度目かの素っ頓狂な声を出した。

「だれ?」

「それは、わかりません」

「ホントに?」

「はい。でも、笹倉さんは彼氏が一時的に熱に浮かされているだけだから、と割り切っておられるようでした」

ボクは、順に若手の独身男性社員の顔を思い浮かべて行ったが、相手が誰なのか、思いつかなかった。

しかし、ふと自分と高倉さんのことを思い浮かべて、独身男性とは限らないのではないかとも思ったりした。

衝撃の社内事情を一気に聞かされて、ボクはしばらく感慨に耽っていたのだけれど、油断したのか、つい高倉さんのことを訊いてしまった。

「イブなのに、旦那さんとの予定はなかったの?」

すると高倉さんは急に顔を曇らせ、少し寂しそうに言った。

「主人は週末を挟んで、出張なんです」

「えっ?こんな時期に?それって、おかし・・・」

言いかけて、ボクは思わず自分の言葉を飲み込んだ。

クリスマスを挟んで出張なんて、どう考えてもおかしい気がした。

高倉さんも同じように思っているのだろうけど、恐らく必死に自分の中で否定し続けているのだろう。

夕方になって、営業チームがポツリポツリと社に戻ってきた。

最後の報告を聞きながら、ボクたちはパソコンにデータを入力して言った。

「お先に失礼するよ」

休日出勤とトラブル対応を終えた営業チームは、次々に帰って行った。

気がつくと日はどっぷりと暮れており、戻ってきていない営業マンは、二つ後輩の田中と倉木さんとコンビを組んでいるひとつ上の先輩だけだった。

二人とも遅くなりそうだという連絡が入ってきたので、ボクと高倉さんは先に帰らせてもらうことにして、"お疲れさまです"としたためたポストイットを持って、営業チームのデスクの島へと向かった。

先輩と田中の机にはそれぞれ紙袋が置いてあって、ひとつは明らかにケーキだとわかった。

倉木さんが先輩に置いていったのはきっとこれなのだろう、とその時思った。

もうひとつの田中の方も、きっとクリスマスケーキなのだろうと想像がついたが、誰が置いて行ったのかはわからなかった。

何となく笹倉さんの顔を思い浮かべたけど、営業成績トップの田中と笹倉さんがボクの頭の中ではどうしても繋がらなかった。

「何か、食べて帰る?」

断られると覚悟しながらも、高倉さんに訊いてみた。

すると、高倉さんは少し返答に迷ったようだったけれど、やがて、意を決したようにボクに言った。

「もう一度だけ、女にしてもらっていいですか?」

"高倉さんって、なんてストレートなんだろう"

ボクは黙って手を上げてタクシーを止めると、二人で乗り込んだ。

イブの夜にラブホテルに入れるとは思えなかったので、ボクは自分のアパートへ向かってもらうよう、運転手さんに告げた。

高倉さんは、それを聞いても何も言わなかった。

発進したタクシーの中で、隣り合わせに座った高倉さんのほうに、ボクが掌を上に向けて差し出すと、高倉さんは黙って自分の手を重ね合わせてきた。

うちの近所のスーパーで少しだけ食材を買ってから、ボクたちはアパートに向かった。

「ずいぶん綺麗にしているんですね」

部屋を見渡しながら、高倉さんは感想を述べた。

「本当に彼女とかいないんですか?」

それを聞いたボクは苦笑するしかなかった。

「この部屋に女の人が入ったのは、もう何年も前だよ」

すると、高倉さんは買ってきた材料で食事を用意しようと台所に立った。

「手伝うよ」

そう言って高倉さんの隣に立つと、高倉さんは意外そうな目をしてボクを見つめた。

「新庄くん、お料理するの?」

気がついたら高倉さんもいつの間にかタメ口になっていた。

「こんな生活をしていて、料理ができなかったら飢え死にしちゃうよ(笑)」

ベストとは言えないまでも、軽口を叩けた自分を偉いと思った。

お互いに得意料理のおかずを一品ずつ作り、ご飯を炊くと時間がかかるのでレンジで温めるだけのものにした。

「いただきます!」

二人で食卓に向かい合って座り、ボクたちは料理を前に手を合わせた。

お互いに相手の作ったおかずを最初に口にした。

「美味しい!」

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(2020年05月28日)

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