体験談(約 16 分で読了)
【名作】会社で一番可愛い後輩は、彼氏持ちにも関わらず…(3)完(1/3ページ目)
投稿:2025-02-08 16:12:18
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本文(1/3ページ目)
こんにちは。俺は都内のIT企業で働いているサラリーマンです。学生時代は何人か彼女も出来ましたが、社会人になってからは全く女に縁がありませんでした。これは、そんな俺が実際に体験した話です。会社の同じ課に宮島藍という、めちゃくちゃ可愛い後輩がいました。年は23歳で、入社2年目。俺…
前回の話の続きですので、まずはそちらをご覧ください。宮島さんとエッチしてからというもの、会社でも彼女のことが気になって仕方がないくらいでした。一度そういう関係になると、余計に魅力的に見えてしまうのはなぜだろうか。とはいえ、その後、宮島さんの方から誘ってくることも特にありませんでした。…
藍との最高のセックスに酔いしれた日から、俺の頭の中は藍のことでいっぱいでした。
仕事中ですら思い出してしまうこともあります。
単なるワンナイトでは満足できなくなった俺は、藍完全攻略を目指すことに決めました。
それはもちろん、今付き合ってる彼氏から完全に奪い取るということです。
エッチの時の藍の姿を思い出す。
俺の部屋に上がり、俺の方が気持ちいいと言い、何度も俺に抱き着き、何度も絶頂した。
俺の方に心が動いていると思うのは、決して自惚れではないはずだ。
9月下旬の社内。
藍の席をちらりと見るが、今日は空席だ。
先月、藍は俺と進めている案件以外の仕事も忙しく、お盆休みを取ることができなかった。
そのため、今週に連休を移動しているのです。
そして、その長期休暇を利用して、旅行に行っているらしい。
つまり、会えるのは早くても来週以降になります。
そう考えていると、後輩の木村が声をかけてきました。
「ハヤトさん、今週空いてないですか?予定してた合コンのメンバーが一人無理になっちゃって、来れないっすかね?」
「うーん、まあいいよ」
「あざーす!じゃあ、集合時間とかまた送りますね」
「よろしくー」
合コンか。
今は藍に集中しているので全く興味はなかったが、後輩が困っているのなら、数合わせとして参加してやるかという気持ちです。
そうして週末。
合コンはめちゃくちゃ盛り上がる、ということもなく、解散となりました。
「ハヤトさん、今日はありがとうございました」
木村が話しかけてくる。
「いいよいいよ、また誘ってよ」
「はい。いやあ、今日は女の子、あんまりでしたねえ」
「まあ、確かにな」
実際、藍と比べてしまうと、どの子も数段下ではありました。
とはいえ、本当に数合わせとして行っただけなので、俺にとってはどちらでもいいことでした。
「あっ、そういえば、宮島さんのこと知ってます?」
「え?」
今まさに考えていた藍の話を振られて、少し驚いてしまいました。
「宮島さん、今週休んでるじゃないですか」
「ああ、せっかくだから旅行に行くとか」
「それです。その旅行、彼氏と行ってるらしく、ラブラブだなあと思って(笑)もしかしたら、結婚近いのかもなっていう雰囲気感じたんですよね」
「へえ、よく知ってんねー」
何気ない感じでそう返しましたが、頭の中は真っ白でした。
「まあ、歳も近いですから」
「あっ、もしかして木村、宮島さんのこと狙ってた?(笑)」
「まさか、ないですよ。それに宮島さん、社内恋愛は面倒くさいから絶対しないって言ってましたよ。100万賭けてもいいって(笑)」
「そうなのか、ふーん、そっかあ」
「あっ、それじゃあ僕は、こっちなので」
木村と別れた後も、その事実が頭から離れません。
彼氏とふたりでラブラブ旅行中。
もしかしたら結婚も近い。
本心かは分からないが、社内恋愛は絶対しないという発言。
やっぱり、藍の本命は今の彼氏なのか……。
俺への態度は、あくまでワンナイトを盛り上げるためのものでしかなかったのか。
そう思うと、藍との魅惑のセックスすらも、幻影のように感じてしまう。
家に着き、ベッドに体を投げ出す。
もう一つショックだったのは、彼氏との関係を、木村は知っていたということです。
木村も藍と仲が良いのは知っていましたが、さすがに木村には勝っていると思っていました。
しかし、俺が知らないだけで、木村と藍の仲にも、男女のそれがあるのだろうか。
そんなことをグルグルと考えてしまいました。
(あー、無性にイライラする……)
そのイライラは自分へのものだったのかもしれませんが、俺はストレスを解消するため、AVを見始めました。
藍とは全くタイプの違う、巨乳でグラマラスな女優。
その女優がバックで突かれているところを見ながら、自分のモノをしごく。
しかし途中から、無意識に脳裏に思い描いているのは藍の姿でした。
男優が女優の顔に精液をかける。
目を閉じ、藍の身体の奥深くに中出しした時の感触を思い出す。
ティッシュの中に大量の精子が出ていた。
俺は、勝手に流れ続けるAVを止め、自己嫌悪を感じながら、ティッシュを丸めてゴミ箱に捨てました。
結局、休みの間、何回もオナニーをしてしまいました。
ただ、最初の一回以降、AVは使っていません。
セックスの時の藍の表情、声、髪の匂い、体温を思い出すだけで、精子は何度でも出ました。
―――――
翌週、出社すると、そこにはいつもと全く変わらない藍がいました。
藍の気持ちはどこにあるのか。
当然のこと、その内面は読み取れません。
俺はどう接すればいいのかも分からず、その日は話しかけられませんでした。
数日後。
定時を過ぎ、一日の作業のまとめをしていた時のこと。
「ハヤトさーん」
その声に、心臓が跳ねる。
まるで、何年かぶりに聞いたかのような錯覚。
「今日、ご飯行きませんか?」
突然の誘いです。
ですが、彼氏と実はラブラブというのを聞いた今、楽しくご飯を食べられる気はしませんでした。
しかし、それ以上に藍の心が知りたいという気持ちもあります。
「いいよ」
会社を出て、お店のある駅前の方に歩いていく。
「休み中、旅行行ってたんでしょ。楽しかった?」
「はい、最高でした」
そんなによかったのか……。
「そうか、よかったな」
なんとか、笑顔を浮かべる。
「……ハヤトさん、何かありました?」
「え、何で?」
「うーん、いつもよりテンション低いかなって」
「いや別に、そんなことないよ」
いつもと変わらないようにしていましたが、気を遣わせていたようです。
「ほんとに?」
「マジマジ。それより、ご飯何食べる?」
「あ~、どうしよっかなあ~」
「藍さあ」
駅前が近づいてきて、我慢できずに聞く。
「いいの、彼氏と……」
「あっ、もしかして、もう知ってます?」
知ってる?
「知ってるというか……」
「わたしが、その……」
やはり、結婚するのか。
「彼氏と、別れたこと」
「え?」
「えっ、違いました?」
別れた?
木村からの情報と違いすぎて、脳の処理が追い付かない。
「いや、彼氏と、ラブラブ旅行してたって」
「え~誰がですか?」
「木村が、そう言ってたから」
「あああ、木村さんにはそう答えたかも……」
「木村にはって、何で?」
「だって木村さん、彼氏とだろってしつこくて(笑)めちゃくちゃ誘ってもくるんで、彼氏と仲いいですからって断ってて」
うわっ、そうなのか。
だとしたら、全部勘違いということなのか。
「彼氏と別れたの?」
「はい、今の彼氏とは一緒になれないかなって。付き合ってから色んなことがあって、お互い変わる部分もあって、改めて考えた時に難しいかなって……」
「マジか……」
「彼氏には、めっちゃ止められましたけどね(笑)」
彼氏とは順調どころか別れていた。
しかも、木村に負けてるなんてのも完全な早とちりだった。
地獄から天国に変わったような気分だ。
「そうだったんだ。じゃあ、俺にもチャンスある?(笑)」
「え、ちょっと待ってください。もしかして、テンション低かったの、わたしが彼氏とラブラブだと思ってたせい?」
「は、そんな訳ないだろ」
「いや、無理無理、無理ですって(笑)」
「うっ……」
「マジですか?わたし、愛されすぎじゃん(笑)」
「だからそんなこと言って……」
「ハヤトさん、わたしのことそんな好きだったなんて。わたしの身体にしか興味ないんだと思ってたのに、意外~♪」
痛いところを突かれるが、最初は身体目当てだったのは紛れもない事実です。
「それは、ごめん……」
「いや冗談ですって(笑)調子狂います」
そう言いながら、手を叩いて笑う藍。
「さすがに笑いすぎだろ!」
「じゃあもう一個、ハヤトさんの知らない情報、教えてあげますよ」
「まだあんのか……何?」
藍が歩みを止めて、こちらを振り向く。
「ハヤトさんのせいです」
「せい?」
「別れた理由。ハヤトさんのことが……す……ぷっ、ダメ、笑っちゃいます」
「おい、何だよ」
相変わらず笑い続ける藍の姿にたまらず、髪をくしゃくしゃっとかき乱してやった。
「まってまって、怒りすぎ、ぷぷっ」
「うるせえ」
「ねえ、付き合いたい?」
乱れた髪を両手で押さえつけながら、聞いてくる。
めちゃくちゃ可愛い仕草に、その場で抱きしめたくなりました。
「付き合いたかったけど、性格悪そうだから、迷ってるとこ」
「いいんですか?じゃあ、他の人と付き合っちゃいますよ」
「ダメだ」
「じゃあ、早く言って」
「はあ……」
ここまでお膳立てされて、恥ずかしい気持ちもありましたが、負けました。
「藍、俺と付き合ってください」
藍が、顔を近づけてきて、
「いいですよ」
と一言。
満足げな表情を浮かべると、がばっと抱き着いてきた。
「おあっ……」
一歩下がって受け止める。
彼女になったんだよな。
なんだか手玉に取られた気もするが、完全攻略は、成功ということでいいのだろうか。
だんだんと、嬉しさが込み上げてくる。
恋人の座は、彼氏から永久に奪えないことを覚悟していましたが、一発逆転を決めた気分……。
「おいおい、こんな外で抱きつくなよ」
「嬉しいくせに」
「そりゃ嬉しいけど」
セフレから恋人になった後輩女子の顔を改めて見る。
「ああっ、ハヤトさん、エッチしたいときの顔してる(笑)」
「そうだよ、よく分かったな」
「じゃあ、ハヤトさんの家行こ。ご飯食べる間、我慢できないよ♡」
その言葉に俺も火が付く。
駅前に向かっていた足を反対方向に向け、ふたりで俺の家に向かう。
内側から溢れてくるような喜びに、思わず顔がにやけてしまう。
「ハヤトさん、めちゃくちゃ嬉しそう。さっきまでと真逆の顔、超受ける(笑)」
「やっぱりセックスだけして捨てようかな」
「え~~~!!」
藍の手を引っ張り、早足で歩いていく。
そうして俺の家に着き、鍵を開けたところで気づきました。
そういえば、藍と会えない間オナニーしまくってたんだった。
しかも、処理したティッシュは、ゴミ箱に適当に捨てたままです。
案の定、部屋中イカ臭いにおいが充満していました。
「ハヤトさん、このにおい……わたしと会ってない間、女の人連れ込みまくってます?」
「ごめん。でも、連れ込むとかそういうのじゃないというか……」
藍に、ゴミ箱の中を見られる。
「うっ、くさぁっ!こういうのは、ちゃんと片付けておいてくださいよー」
「急に来ることになるとは思わなくてさ……」
「あっ、もしかして、わたしに会えなくて、一人でしてました?」
「はい、すんません……」
何を思ったのか、藍がゴミ箱の一番上のティッシュをつまんで、臭いを嗅ぎだす。
「くんくん……くっさぁー!(笑)」
「お前、やめろって!」
顔から火が出るくらい恥ずかしくて、慌てて止める。
「いつもこんなにしてるんですか?」
「いつもはしないよ」
「じゃあ、どうしてですか?」
「ああもう、いいだろ」
藍を後ろから抱きしめる。
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(2020年05月28日)
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