体験談(約 6 分で読了)
俺は美しい彼女に恋をした。
投稿:2024-07-13 17:07:31
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本文
俺は美しい彼女に恋をした。
これは、学生時代の話だ。
俺は美術部に所属していた。
当時副部長だった俺は、部長の一ノ瀬寧々に恋をしていた。
寧々は美人で、優しかった。
時に傍若無人な奴だった。
でも、それが気にならない程俺を夢中にさせてくれた唯一の人でもある。
そんなある日、たまたま部活で2人になるタイミングがあった。
そもそも田舎の学校で、然程部員数も多くないというのもあるが、今日は部員達に様々な事情が重なり、結果、俺と寧々のみで粛々と絵を描くことになった訳だ。
右手で筆を持ちながら、チラチラと寧々の方を眺める。
その横顔の美しさが、また俺の心をときめかせた。
すると、寧々がこちらに気づいた。
「どうしたの?」
俺は、気づかれたことに少し焦って、不自然な対応をしてしまった。
「いや、なんでもないよ」
ふーん、という感じで、あまりこちらに興味は無いようだ。
そこからまた会話が無い時間が続いた。
段々と部活が終わりに近づいていた頃、寧々が唐突に喋り出した。
「今日さ、うちこない?」
「急にどうしたの?」
「今日、うちだけ部活終わるの早くて家帰っても暇なんだよね。遊ぶ相手もいないし。」
「親いないのか?」
「今日は2人とも仕事で遅くなる日なんだよ」
俺は、迷いなくこう答えた。
「じゃ、俺も暇だし行こうかな。」
暇なのは事実なので、この機会にもっと距離を近づけようと画策したのだ。
部活が終わり、そのまま寧々の家に直行した。
その日は非常に蒸し暑く、家のドアを開けた瞬間、中からムワッとした熱気が漂ってきた。
寧々は俺を彼女の自室に案内し、下の階に飲み物を取りに行った。
その間に、部屋を色々と物色してみた。
特に目ぼしい物は無かった。
がっかりして床に座り込んだちょうどその時、寧々が部屋に戻ってきた。
「にしても今日は暑いねー」
寧々の下着が透けている。
寧々は別に巨乳では無い。
けれど、俺が惚れたのは別に身体なんかじゃ無いので心底どうでも良かった。
ゴクッゴクッと良い音を鳴らして寧々が持ってきたオレンジジュースを飲み干す。
そこから、くだらない会話を始めた。
学校生活の話、親の話、勉強の話。
寧々は、最近は幸せなのだという。
「あんたみたいに気兼ね無く相談できる友達が居て、本当に嬉しい」
「友達」
やはり、俺はそこから昇格することは無いのかなと、一瞬心が痛んだ。
けれど、きっと恋愛ってそういう物じゃ無い。
悲恋になると心から理解していたとしても、諦めず、相手の心を自分の色に染める事だけを考える。
「好きな人とかはいないのか?」
思い切ってそう聞いてみた。
寧々は驚いたような表情でこちらを見つめてくる。
「好きな人かぁ…今はあんまりそういう気分じゃないかなあ。」
少し肩を落とした。
けど、という風に寧々が続けた。
「気になってる人はいるよ」
シンプルな違和感を言葉にしてみた。
「なんか矛盾してないか?」
すると、寧々はこう答える。
「今は、多分その人あたしのこと好きじゃなくて。だから、なんとなく気になる人って呼んでる。」
そうか、と単純に返した。
寧々は誰かに恋をしている。
それは俺かもしれないし、俺じゃないかもしれない。
きっと不自然だったんだろう、寧々は俺に尋ねてきた。
「そういう君は好きな人いないの?」
なんと答えるべきか、一瞬迷いが生じた。
「いるよ」
なんとか答えることができた。
すると、寧々がこちらにゆっくりと近づいてきて耳元で囁く。
「もしかして、それってあたし?」
心臓がバクバクしている。
頭が真っ白になる。
「あ、ああ。」
肯定なのか否定なのかわからない返事をしてしまった。
寧々はまたゆっくりと元いた場所に戻る。
「…あたしも。」
「え?」
「あたしも、あんたの事が好きなの。」
正直、何を言われているかも理解できなかった。
「…女の子から言わせるなんて、サイテー」
そう言った寧々の顔は赤くなっており、少し口角が上がっていた。
「俺も、俺も寧々のことが好きだ。」
そうやって、俺と寧々は付き合い始めた。
寧々は俺よりも身長が低く、体重も軽かったため二人きりで待ち合わせした時にはよくお姫様抱っこをしてあげた。
手を繋いでデートをしてみたり、クリスマスプレゼントを交換しあったり、それなりの青春を送っていた。
付き合い始めて3ヶ月が経った頃、寧々は顔を赤らめながら言いにくそうに俺に尋ねてきた。
「ひろ(俺)ってさ、エッチな事とか興味あるの?」
まさか寧々の方からそんな話題が出てくるとは思わなかったが、俺は素直に答えた方が良いと思い、シンプルにyesとだけ答えた。
どうやら寧々は、最近友達に見せられたエロ漫画に強く影響を受けたらしく、本当にあんな感じになるのかやってみたいとのことだった。
しかし、俺には女性を喜ばせるテクニックやする際の注意点など、必要な情報が欠けていた。
どうしたものかと困っていると、寧々はこう切り出した。
「その…おちんちんだけでも見せてほしい。」
少し渋ったが、寧々がどうしてもと言うのでチャックを開けて、そのまま自らのモノを寧々の前に出した。
「おっきぃ…」
寧々は感心して、見惚れているようだった。
彼女とはいえ、好きな人に性器を見られるのは恥ずかしくて堪らない。
「も、もう良いか?」
「ねえ、触ってもいい?」
お互い顔が真っ赤だったと思う。
そこからはよく覚えていない。
初日はたったこれだけで終わった。
多分射精などの性的絶頂は迎えず終わった。
それから数日経ったある日、今度は寧々がウチにきていた。
それまでは普通に会話していたのだが、寧々が突然「この前の続きしようよ」と言ってきた。
寧々はあれから様々な知識について学んだらしく、少し自信ありげな表情をしていたものの、やはりまだ恥ずかしいのか頬が紅潮している。
そんな寧々を見て、俺の理性は崩落してしまった。
寧々と自らの唇を重ね、深くまで舌を入れ込んだ。
顔を離すと、寧々はトロンとした目付きでこちらを見つめてきた。
もう、我慢などできるはずがない。
そのまま座っていたベッドに寧々を押し倒し、制服を引き剥がすように脱がせた。
「ちょ、ちょっと強引すぎだってば!」
寧々は少しばかり反抗したが、最終的にはされるがままにされていた。
下着を捲ると、ピンクの綺麗な乳首が顔を見せた。
そこに欲望のままむしゃぶりつく。
「んっ…あっ…だめだよぉ」
言葉では拒否をしつつも、寧々も乗り気になっていく。
俺はゆっくりと手を股の間に這わせた。
すると、もう寧々の性器は愛液で溢れかえっていた。
「可愛い」
自然とそうやって声に出ていた。
一本、二本と指を中に挟んだ。
「んんっ!なにこれぇ…」
ゆっくりとした快感が寧々を襲う。
少しずつ、少しずつ寧々の顔が蕩けてゆく。
その一瞬を見計らって、手を動かす速度を素早くする。
「んあっ!もうだめ、ほんとにぃ!」
足がピンと伸び、寧々は絶頂を迎えた。
「こんなに気持ちいいなんて思わなかった」
寧々は、また俺に近づいてきてキスをしたかと思うと、今度は服越しにペニスを触り出した。
「今度は私がやってあげる」
そういうとチャックを開けて俺のモノを取り出し、手で握ったかと思うとそのまま口の中に入れてしまった。
「うっ、これはやばいな」
普段の独り事の何倍もの快楽が身体全体を駆け巡る。
ジュポ、ジュポと唾液と我慢汁が混ざり合う音が厭らしく部屋に響く。
「そろそろ出すぞ」
「ほのまま出していいよ」
その瞬間、俺は射精してしまった。
寧々は俺が出した精液をそのままゴクンと飲み込んでしまった。
「おいしくはないね」
「まあ、当たり前と言うかなんというか」
「どうする?最後までやる?」
「寧々がしたいならしよう」
寧々はまた少し恥ずかしげに「したい」と言った。
寧々がベッドに寝転がって手を広げた。
「きて?」
俺はそこに覆い被さった。
ペニスを寧々の性器に当てがい、ゆっくりと挿入した。
「っ〜〜〜!」
寧々が痛そうにしていたため、動くのをやめ、そのまま中に入れて慣らすことにした。
「もう大丈夫だから、動いていいよ」
少しずつ動かし始める。
今度の寧々は気持ちよさそうにしていたので、遠慮なくすることにした。
と言っても俺も初めてなので、一心不乱に相手に腰を打ちつけた。
「んあっ、ああん、んぅう!」
寧々も身体がぶつかり合う度に喘いでいる。
このまま動かせば射精しそうな勢いだったが、そうなる前に体位を変える。
寧々に四つん這いになってもらい、そのまま後ろから突きまくった。
寧々の柔らかいおしりを掴んで、また腰を打ちつける。
「ダメ!ダメダメイっちゃうー!」
寧々が派手に潮を吹きながらイってしまった。
けれど、もう俺も我慢できるフェーズではなかった。
「すまん!寧々!」
「ちょっとまって…!やばいやばいやばい!」
俺はイク寸前に性器を引き抜き、自分で扱いてお尻に射精した。
寧々も俺も疲れ果てて、そのままベッドに倒れ込み、しばらく動けなかった。寧々の温もりを感じながら、二人で息を整える。
「寧々、大丈夫だった?」
「うん、初めてだったけど、ひろと一緒でよかった。」
俺は彼女の言葉に安心し、そっと彼女の頭を撫でた。寧々はそのまま俺の胸に顔を埋めて、微笑んだ。
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(2020年05月28日)
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