JDの下着盗んで自己嫌悪

これは俺が40歳後半に差し掛かった時の話。

当時嫁にも愛想を尽かされ、子供も反抗期を迎えており、家庭内に居場所という居場所がなかった。

目的もなく家の周りを歩いていることが多かった。

そしてある朝、暗い薄明かりの中、大学の寮の前に立っていた。目立たない外観の建物が、俺の興奮を掻き立てる。

今日の目的は昨夜すれ違った女子大学生の下着を盗むこと。名前は由美子としよう。

何の罪もない由美子ちゃんに迷惑をかけるわけにはいかない。バレないように行わなければ。

堪らなく鬱屈な日常に嫌気がさした俺は刺激を求めて度々スリルを求めるようになっていた。その最たるものが下着の収集だ。このスリルがたまらなく生きている実感を感じさせてくれた。

静かな廊下を進むと、由美子の部屋の窓が目に入った。彼女は田舎出身のためか（調査済み）ドアの鍵を閉めないことが多々ある。

そっと部屋に入ると彼女は寝静まっているようで、部屋の中に入って行くのに最適な状況だ。一つ一つ、俺は計画を練りながら部屋に忍び込んでいった。

彼女の寝息が部屋に響いている中、俺は彼女のベッドに近づいた。彼女の姿は無防備で、まるで天使のように見えた。彼女が着ているパジャマの上から、薄いパンティーのラインが浮かんでいるのが見えた。俺は息を殺し、慎重に彼女の寝姿を眺めた。

突然、彼女の声が部屋に響き渡った。「誰かいるの…？」俺の心臓が激しく鼓動し、彼女の目が開くことを恐れた。しかし、彼女は再び眠りに落ちた。俺は再び動き出し、彼女のパジャマの裾を持ち上げると、パンティーの縁に指をかけた。

彼女が微かに身じろぎする中、俺は彼女の下着を慎重に引き下ろした。そして、それを手に取り、彼女の香りに酔いしれた。しかし、その快楽は短かった。盗みという行為が、なぜこんなにも間違っているのか、その重みが胸を押し潰すように襲ってきた。

寝静まった彼女の部屋を後にし、俺は自宅に戻った。盗んだ下着を手に持っていると、その行為の無意味さがますます鮮明になった。これが俺の求めていた興奮なのか、ただの虚しさなのか、自問自答する中で、涙が溢れ出た。

翌朝、俺は普段通りの生活を送った。しかし、その日から俺の中には何かが変わった。盗みのスリルが、もはや魅力的ではなかった。自分の行動が他人に与える影響を考えると、心が痛む。

俺の心の中には秘密の闇が潜んでいた。それは盗みのスリルではなく、自己探求と罪の意識の間で揺れる心だった。

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