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【短編小説】 亜樹〜一夜だけの開口〜(1/2ページ目)

投稿:2024-05-06 13:50:30

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本文(1/2ページ目)

スカートの中の通り道◆NSRlUWA
最初の話

初めての投稿です。読みにくかったらすいません。長いので、時間がある時にゆっくり読んでいただければと思います。そんなに遠くない、最近の思い出です。僕は初めての恋で自分の性癖を知る事になりました。小、中、高校とずっと机に向かっていた為、友達もかなり少なかったのです。そ…

前回の話

【前書き】こちらのお話は、『体験談』ではなく『小説』となりますのでご注意ください。投稿する際には『小説』を選択していますが、『体験談』として表示されるのはサイトの仕様なのでご理解ください。ーーーーーーーーー運命のざわめきによって解けていた二本の糸は、ま…

駅の改札を出ると、亜樹は人目につかない片隅へと移動し、柱の影に隠れるようにもたれかかると、大きく深呼吸をした。六月にも関わらず、この異常な暑さのせいで全身から汗が滲み出ていた。

不快でたまらない、嫌になる。亜樹は先ほどまで乗っていた電車の車内の暑苦しさを思い出しうんざりした。

ショルダーバッグからハンカチを取り出し、顔を豪快に拭った。化粧が崩れないか気にはなったけれど、もう時間も時間、夜の十時を過ぎているし、辺りを見回しても人の気配は感じられない。普段なら忙しなく人が往来するロータリーも、今夜に限っては別世界のような光景だった。

とにかく、亜樹のことを気にかける人などいない。

そんな状況の中肌を拭っていると、いつもと違う雰囲気と苛立ちが、亜樹の理性を淫らに誘惑した。

亜樹は以前から露出癖があった。最初こそ控えめというか、不安や恐怖があったから少しスカートをめくってみたり、何かの拍子にシャツを引っ張って肌の露出を増やしてみたりする程度で満足していた。しかしそれが、道流との出会い、結婚を機に、少しずつ大胆になっていった。

最近では、それが明確に表に出て来るようになった。はっきりとした理由は自分でもわからない。なぜだろう?もしかしたら、道流の会社での立場が変わり、連日忙しい時間を過ごしている中、かまってもらえないもどかしさが原因なのかもしれない。多少こじつけであるような気もするが、きっと今の心境を具体化するなら、でもそれが一番の理由のような感じがした。

……暗闇の中、横に設置されている自動販売機の光だけが、亜樹の身体を照らしてた。まるでスポットライト。亜樹は汗を拭うフリをしながら、白いプリーツスカートをゆっくり摘み上げ、ピンクのパンティを露わにした。花の刺繍が入ったハーフバックのセクシーなパンティだった。

でも、この下着を選んだ特別な理由はない。今夜、たまたま性が目を覚まし、たまたまセクシーなパンティを履いていただけに過ぎない。しかし、それがまた情欲を湧き立てる。

亜樹は正面だけではなく、背面も同様にスカートを捲り上げた。そのまま腰の辺りで固定して、下半身を全て曝け出してしまう。艶かしい白く伸びた足と、柔らかくふっくらした美尻が明かりに映し出される。亜樹はあまりの恥ずかしさに身体をモゾモゾと揺らす。

この羞恥がたまらなかった。自ら恥ずかしい格好をして、背徳感に身を置く。この感覚が露出の醍醐味であることを亜樹は理解していた。

さらに、パンティを二本指でTバックのように食い込ませる。もうほとんど、履いていないようなものだった。

秘部に、じわっとした潤みを感じた。胸が高鳴る。興奮がじっとりと全身に広がった。

亜樹はパンティ越しに、中指を割れ目に当てた。前後に摩擦を与える。

あん……はあ……ダメ……ダメなのに……。

してはいけないことをしている。その事実がさらに熱を高める。呼吸が荒くなり、熱は全身に広がり、汗も毛穴という毛穴から溢れ出ている。このまま脱いでしまいたい。全てを曝け出してしまいたい。

亜樹はUネックの白いシャツの中へ手を入れ、フロントホックに手をかける。辺りを気にすることもない。むしろ身体は見られたいと願っている。

……でも、本当に見られちゃうのは困るけど。亜樹は苦笑う。

ホックを外し、シャツからストラップレスブラを抜き取った。ショルダーバッグに仕舞うと、一つ息を吐いた。

シャツに、二つの突起が現れた。亜樹は片方の手を秘部へ、もう片方で乳首を摘んだ。

「あん……ん……あん……はッん……」

我慢できず声を漏らしてしまう。秘部のヌメりが広がり、クチュクチュ、クチュクチュと卑猥な音を奏でる。身も心も反応が深まって来た。神経が針のように鋭くなり、指の動きに合わせキュンとする。

ところが、その雰囲気に水を差すようにして、バッグに入れてあったスマホが振動した。

ハッと我に返った亜樹は、一つ大きな深呼吸をした。興奮が徐々に冷めていくと同時に、身体の熱がフッと離散した。

亜樹は服装を戻し、スマホを確認した。商品の発送が完了したという案内だった。そういえば、昨日通販を利用したのだった。

亜樹はそれを確認すると、タイミングが悪いなあ、と呟き、いつもの落ち着きを取り戻した。

「いけないいけない」

と独り言を唱え、フウ、と気分をリセットした

亜樹はスマホを片手にそっと空を上げた。雲一つない晴天に、綺麗な星が無数に広がっていた。思わず見入ってしまうようなとても素敵な夜だった。そこに、火照った身体を撫でるように、一瞬の涼風が吹いた。

心地良い。先ほどまでの不快さがなくなっていた。

亜樹はふと、このまま帰ってしまうのは勿体無いと感じた。気まぐれな感覚ではあったけれど、でも不思議と気分が舞い上がっていたから、きっとこの気持ちを道流と共有したかったのかもしれない。道流がオカズに出来るような余韻もあったし。

亜樹は、外食でもしようと道流にメッセージを送った。マンションの帰りの道中に、最近新しくオープンした居酒屋がいくつかあることを知っていた。深夜までやっているお店だった。

連日の疲れを癒してもらうために、道流を労うついでに行ってみるのも悪くないと思った。

亜樹はとりあえずメッセージを送信して、返事を待ってみることにした。

しかしこの時の亜樹は気づいていなかった。すぐ後ろに、鋭い視線を向けながら醜悪な行為に乗じている男の存在があることに。

それはいつものように、獲物を探しているところだった。駅から出てくる亜樹を見つけた男は、一目見てそのスタイルを透視した。もちろん超能力ではないが、その経験に基づいた見抜く力で、すぐに亜樹を裸にした。

白く滑らかなふくらはぎ、フェロモンを撒き散らしている太もも、舐め回しがいのありそうな美尻。手に馴染みそうなくびれと、唾液を垂らして塗りたぐってやりたくなる背中。豊満な乳房と、可愛らしいさくらんぼが二つ。滴る汗が光る首と、髪の隙間から覗くうなじ……。

コレハイイ。コンヤハコノオンナニシヨウ。

男が獲物を定めた瞬間だった。

好都合にも、獲物は自分から人目に触れない空間へと移動する。男は後をつけ、忍足で近づき五歩ほど離れた背後に立つと、その時が来るまで闇に身を潜めた。そしてスマホで、目の前にいる獲物を捉える。写真を撮って、その画像を眺めながら舌なめずりをした。

しばらくすると、なんと女がスカートを捲った。予想通りの立派な形の良いヒップだった。パンティもなかなか、そそられる。男がすかさず動画で撮影を始めると、直後、女がパンティを淫らに食い込ませた。

ハハハ。男は胸中で高笑う。サイコウジャナイカ。

すでに股間は膨れ上がっていた。女の痴態を、まさか自分から晒してくれるなんて。男はそんな驚きのままペニスをズボン越しに刺激し、スマホと生の光景を交互に見ていた。

やがて女は、胸の辺りでゴソゴソと手を動かした。

オッ、ツギハナンダ?オッパイデモミセテクレルノカ。

期待していると、案の定女はブラを抜き取った。

まさかこんなところで若いキュートな女のストリップを見られるなんて……。ズボンのファスナーを下ろし、すでに臨戦体勢となっているペニスを捻くり出すと、男の興奮はさらに高まった。

すると女が、オナニーを始めた。

男もそれに同調するようにしてペニスをしごく。それからゆっくりと近づき、あと一歩という距離に迫った。目の前には珠玉の美尻が無防備に晒されている。男はなんとか、今すぐにでも揉みしだきたいという衝動を抑えた。

コノアトニモタノシミハマッテイル。アセルヒツヨウハナイ。

一方で、しっかりとスマホの撮影は続けていた。こんな上玉はそうそういない。残しておかなければ野暮というもの。

とその時、

「あん……あっ……はあん……」

なんと女は、この後に及んで喘ぎ声を出した。

男の興奮は最高潮だった。

ナンテカワイイコエヲダスンダ、コノオンナハ。

女の甘い声が、男の性の中枢をくすぐった。ペニスを握る手の動きが早まる。

視界で美尻を堪能しながら、女の美声を耳で満喫し、鼻の奥には、女の淫乱な香りが漂ってきた。

こんなシチュエーションは二度とないかもしれない。男は、最高のオナニーに興じていた。

そして、

「あ……あっ……あっん……んんんッ」

女が声を発した瞬間だった。男は、腰の部分でまとめられているスカート目掛けて勢いよく射精した。ドピュ、ドピュ、ドピュ、ドピュ。

白く濃厚な精液が、べっとりとスカートに付着し、それから少量が地面に向かって溢れ糸を引いた。その量たるや、射精した本人でさえ驚くほどだった。女はそんなことなどつい知らず、今も目の前で一人、下半身を淫らに晒しながらオナニーしている。すぐ後ろにいる男にオカズにされているというのに。

男はその後も、柱に身を隠しながら女の行動を注視した。

ーーー

メッセージを送ってから数分が経った頃だろうか、亜樹は返信が来ないことに不安を募らせていた。何かあったのだろうか、事故ではないだろうけれど、仕事が片付かずまだ会社に残っているのかもしれない。それにしても、スマホを確認できないほど切羽詰まっているのだろうか。少し見るだけなら、返信をするだけならそこまで手間はかからないと思うのだけれど……。

だんだんと、亜樹の胸の奥に罪悪感が広がって行った。軽率だったかもしれない。馴れない立場と業務に右往左往しながら頑張っている道流に、自分の気まぐれで、一方的な気遣いを押し付けてしまった。もしかしたら、道流は疲れていて、そんなことは望んでいないかもしれない。

いくら自分が心地良くて愉快であっても、それを道流と結びつけてしまうのは良くない。道流はきっと、今も必死に部下のために、会社のために精一杯汗を流している。それを思うなら、メッセージの内容はもっと違った内容に変わっていたはず。

自分にできることは、おとなしく家に帰って愛する夫の帰りを待ち、その疲れた身体を労ってもらえるようにするのが、本来、今の亜樹にできることじゃないのだろうか。そう送ればよかった。

思い直した亜樹は、すぐにスマホでメッセージを送った。そこにはねぎらいの言葉と、愛してるの言葉が入っていた。

胸の奥が、ふっと軽くなると同時に、頬にうっすら熱を感じた。

亜樹はスマホをバッグに戻した。帰ろう、そう思った時だった。

「ハア……ハア……ハア……」

すぐそばで、野太い息遣いが聞こえた。

え?亜樹は驚き振り返る。

なんとそこには、不気味な笑みを浮かべる五十代くらいの細身の男がいた。

え、いつから!?

目線を下ろすと、男のズボンから極太のペニスが曝け出されていた。

亜樹は絶句する。そして、これまでの自分の行動が一気に脳裏を駆け巡った。

もしかして……見られていた?

その瞬間、なぜか頭の中に矛盾という言葉が浮かんだが、亜樹はそんなことどうでもよかった。

「オマエ、エッチネ。ズットミテタ、オマエオイシソウネ」

片言の日本語だった。いや、それよりも、聞き間違いじゃなければ、この男は確かにずっと見ていたと言った。

顔から血の気がサーっと引いていった。亜樹は何気なしにスカートに触れる。指に、何かが付着した。

なに、これ……?

その感触には覚えがあった。まじまじ確認してみると、それは白く透明な液体だった。

「サイコウダッタ。オマエ、ヒトリデヌギダシタ。エッチハジメタ。ワタシキモチヨカタネ」

男の言葉が、亜樹を確信させた。その瞬間、亜樹の全身からまた汗が滲み出てきた。それは冷や汗だったかもしれないが、同時に恥の念が一気に広がった。

亜樹は本能的にすぐにこの場を離れなければと危機感を覚えた。しかし男がそれを許すはずがなかった。後ろから亜樹のお腹に左腕を巻きつけると、自分の方にギュッと抱き寄せた。男は亜樹の右肩の上に顎を乗せ、覗き込むようにして亜樹の二つの膨らみと谷間、そして突起物を見下ろした。

「フフフ」

薄気味悪い声を耳元で放つ。

亜樹はどうにか抵抗しようとするが、男がスッと腰の横から右手でスマホを差し出した。亜樹がそれを追うように視線を右下に移すと、男が映像を流し始めた。亜樹の後ろ姿から始まるそれは、スカートを捲り上げ、パンティを食い込ませるところ、ブラを抜き取り、果てはオナニーまでがしっかりと映されていた。

それはとても屈辱的なものだった。だがここでもまた、頭の中に矛盾という言葉がちらついた。

でも、その理由は分かっている。なぜその言葉が出てくるのか。でもいい、今はそんなことどうでもいい。亜樹はその雑念を振り払う。

男がスマホの音量を上げた。

『あん……ハァん……あん……』

亜樹は目を背けたくなった。やはり、しっかりと撮られていたのだ。

亜樹の動揺を、男は見逃さなかった。またニヤニヤと笑い、巻き付けていた左手を無遠慮にシャツの中に潜り込ませた。

亜樹は恥ずかしさのあまり目を瞑った。

「ダメ、オマエヨクミル」

例え片言であっても、その声に秘められた狂気はしっかりと理解出来た。この男は本気なのだ。

亜樹は恐る恐る、目を開くしかなかった。

男の手が、お腹やへそ、くびれや背中を念入りに撫で回した。まるで何かを集めるようなその動きに、亜樹は顔をしかめ嫌悪した。

やがて男の手がシャツから出てくると、その表面には亜樹の汗がたっぷりとついていた。それを嬉々しく自分の口元に運ぶと、舌で隅々まで注意深く味わうように舐め取った。指についている汗も、一本一本丁寧にしゃぶる。

それを見て、亜樹は恥辱を受けた。額からさらに汗が滲み、それが頬を伝って滴る。

男はそれを見逃さない。すぐさまそれを指に絡め、口内に運んだ。続けて亜樹の顔に広がる汗を、男の手が撫でるようにして拭い取ると、これもまた男の口内に迎えられた。

一体どういうことなのか。この男が何をしたいのか、亜樹にはまったく理解出来なかった。ただそれでも、一刻も早くこの場から逃げなくてはと、気持ちが焦る。

しかしその焦りがまた新しい汗を滲ませてしまう。

亜樹の首、肩、胸元に汗の粒が光る。

「オイシイネ、オマエイイカラダシテル、サイコウネ」

その言葉に、亜樹はいい加減腹が立った。

「ふざけないで!もう、離してよ!」

「ノー、ダメネ。ワタシ、オマエノコトスキ。ダカラエッチスル。コレカラオマエ、ワタシノモノ」

耳を疑う言葉だった。この外人は、一体何を言っているのか。本当に自分の言っている言葉を理解しているのだろうか。亜樹の中の怒りがさらに大きくなる。

「するわけない。何であんたなんかと。いい加減にして!」

と、その時だった。亜樹のシャツの襟元に、男の手がかかる。次の瞬間、シャツが強引にずり下げられた。

「イヤッ!」

短い悲鳴が響く。しかし周りには誰もいない。

男がほくそ笑む。

なんと亜樹のシャツが、チューブトップのような形になってしまったのだ。

肩が全て曝け出され、セクシーな鎖骨も、そして魅惑の谷間までもが露になった。それでもかろうじて、勃起していた乳首にシャツが引っかかったことで、胸全体が男に見られることはなかったが、亜樹の乳輪がかすかにはみ出していた。男はこの状況を狙ったのかはわからないが、これはこれでとても卑猥な格好になってしまっていた。

だが男にとっては、この姿の方がそそられた。

「ダメ……いや……やめて……」

儚い声だった。男には、そんな抵抗でさえ養分となり、性の活力となる。

男は、ここでも執拗に責める。亜樹の身体には、まだまだ女のエキスを含んだ汗が所々に光り輝いている。

舌が首や肩を入念に舐め回し、滴りに沿って肌を滑らかに伝う。自分の体内で生成された汗が、卑劣な男の舌によって口に運ばれ喉を通っていく。

ゴクリ、ゴクリと喉が鳴っている。とてもじゃないが正気とは思えなかった。しかし男は、それが好物だと言わんばかりに、ただひたすらに亜樹の汗を舐め取っていく。

「もう……お願い……やめてよ」

悲痛な声だった。でも、男の耳には届かない。さらには亜樹の腕を持ち上げ、なんと脇の汗までもが吸われる。

亜樹は恥ずかしくて顔を真っ赤に染めた。こんな仕打ちは耐えられない。早く、早く終わってほしい。

くすぐるようにして、男の舌が上下に動く。不意に男の顔が身体から離れると、亜樹の緊張が一瞬和らいだ。

しかしそれはつかの間だった。

亜樹の正面に周った男は、今度は左手で腰を抱き寄せ、右手でペニスを亜樹の太ももに押し付けるようにして擦った。そして顔は、亜樹の豊満な谷間に埋められた。

「いや……やめて!……離れてよ!」

それでも意に返さない。

男は顔を右に左に舌を出したまま動かし、ついには谷間に隠れている汗までも舐め取ってしまう。そしてもちろん乳房の汗も。男にとってそれは、至極の瞬間なのだろう。いつの間にか、ペニスが黒々と脈打ち、射精したばかりとは思えないほど剛直に反り返っていた。しかもそれを、亜樹の柔肌、太ももに押し付けオナニーをしている。

まだ前戯であるとはいえ、男はこの淫らなシチュエーションを存分に楽しんでいた。

男の左手が、亜樹の背骨のくぼみをツーっとなぞる。

「あっ……ダメ……」

思わず声が漏れそうになる。

指は、そこからゆっくりと下へ降りていって、腰からスカートの中に滑り込み、さらにパンティを避けて、お尻の割れ目に中指が入って来る。

得体の知れない感覚に、亜樹の下半身は震える。

そして、その指は割れ目の深いところまでしっかりと辿り、アナルの周りも丁寧に通った。ここでも、指は亜樹のエキスを集めたが、その動きは今までが何かが違った気がした。本当の目的がこれだと言わんばかりに。まるで砂漠の中にあるオアシスを見つけたかのように。

注意深く、さらに入念に中指を這わせたあと、ようやく取り出された汗を、男は物欲しそうに眺めた後、まるでグラスに注がれた高級ワインのように大切に口内へと運んだ。

男は、目を瞑り天を仰いだ。

「オオッ……オウ……ウオオオ!」

まるで雄叫び。

全身を歓喜で震わせた後、太ももに押し付けていたペニスをより強く早くしごき始めた。

物凄い勢いだった。右手で、これでもかと言わんばかりに上下に動かしている。

やがて限界が近づいたのか、男は左手で亜樹の右膝を裏側から持ち上げ、片足立ちの体勢にすると、亀頭を太ももに当て、左右に擦り付けながらオナニーを加えた。

亜樹は呆然とそれを眺めるだけだった。と、次の瞬間、

「オオ……オオオッッ!」

亜樹の太ももに、大量の精液が放たれた。今までのどの誰よりも濃厚で、目を疑う量の精液だった。

男は余韻に浸ることなく、すかさずその精液を手で伸ばし始めた。太ももどころか、膝、そして脛やふくらはぎまで。挙げ句には、掬い取り、ペニスから絞り出した精液と合わせ、亜樹の左足にまで塗り拡げたのだ。

呆気に取られる亜樹を尻目に、男はスカートの中に頭を突っ込み、太モモの付け根の方まで念入りに塗り込んだ。

それはまるで、マッサージをする際に使うボディオイルのように、男は自分の精液を下半身に塗りたくった。手がヌルヌルと肌の上を動き回る。

亜樹は、もう何がなんだかわからなかった。この男は一体何がしたいのか。これは何かの儀式なのだろうか?それともその国のしきたり?まるで理解が追いつかなかった。

ようやく、男の頭がスカートから出て来た。男の表情はとても満足気で、充実感で満ちていた。

亜樹はそれを見て、先程までの怒りが猛烈に込み上げてきた。散々身体を触り、舐め、気色悪い液体を塗って、好き勝手に人の裸体を弄んでくれた。

絶対許せない。

「オマエサイコウネ。モウハナサナイヨ」

亜樹は聞き捨てならなかった。ずっと思っていたけど、オマエとか、ハナサナイとか、オレノモノとか……。ふざけんな。

亜樹の怒りが沸騰しかけた、その時だった。

男の手に何やら小瓶が握られていた。香水のように見えなくもないそれに、亜樹のは気づくのが遅れてしまった。その隙に、男がシュッ、シュッ、と二度ほど中身を吹きかけた。

辺りに強烈な香り漂う。

亜樹は不意をつかれたような格好になり、一瞬ひるんだが、男のニヤつく表情を見たら、もっと腹が立った。

「この変態!」

そう言って、男の頬を思い切り叩いた。パン!という乾いた音が周囲に鳴り響いた。

男は頬に手を添える。ところが、その表情はまるで崩れていなかった。痛がる素振りも、悲しげな仕草もなく、そこに弱味はまったく感じられない。

亜樹は男の手を振り払い、その場を離れた。

男は、その後ろ姿を眺めながら、

「ノーノー。オマエ、オレノモノ。ニガサナイヨ」

呟いた。

ーーー

男の魔の手からなんとか離れた亜樹だったが、マンションへと向かう途中、男が背後から迫っていることに気づいていた。

もう、本当にしつこいな。

まだ多少距離はあったけれど、男のことだ、きっとこのまま後をついて来て、住んでいる場所を特定しようとしているに違いなかった。男は間違いなくストーカーの類だ。きっとそうに違いなかった。

亜樹は、このまままっすぐ帰ってしまうとそれこそ男の思う壺だと考え、あえて遠回りをすることにした。人通りの多い道を歩き、その道中に交番ががあればなおよし、助けを求めることができる。亜樹はそう考え、歩むスピードを速めた。

途中いろんな思いが頭の中を巡った。その中の一つが後悔と反省だった。これは、自分の行いが生んだ必然。自分の性癖だからと軽んじ、見られても良いという浅はかな考えを持っていた自分のミスだった。男は、亜樹のそんな隙を見逃さなかったのだ。

これは、起こるべくして起こったことである。

亜樹は誓った。もう二度と、こんなことはしないと。

ふと、後ろを振り返る。二十メートルほど後方で男が歩いていた、まっすぐ亜樹に向かって。でも、とりあえず今は不安も恐怖もなかった。もうすぐ明るい場所に出る。そこは繁華街であり、こんな時間でも賑やかな声が飛び交う場所だった。

亜樹は安堵の息を吐く。

後もう少し。もう少し進めば、この薄暗く細い路地から抜け出せる。男の欲望から逃れることができる。後、少し。

しかし、亜樹は忘れていた。自分が、下着を身につけていないことを。今の亜樹はブラをつけていない。ブラは、バッグに仕舞ったままで、しかも汗をかいたことでシャツの所々が透けている。乳房はおろか、乳輪も乳首も上半身のあちらこちらが見えている状態だったのだ。

それに気づいたのは、路地を出る瞬間、明かりが身体を照らした時だった。

亜樹はすぐに胸元を腕で隠し、路地へと引き返した。

ダメ、こんな格好で表に出たら、私こそが変質者になってしまう。

助けを求めるはずが、それでは本末転倒だ。

早く、せめてブラを着けないと……誰かに見られちゃう。……誰かに……見られる?

そう思った瞬間、ドクン、と胸の鼓動が高鳴った。続いて、全身が異常なほど熱くなり、下半身が強烈な疼きを発した。

え……なに……これ……。身体が……いったい……。

疑問に思っている間にも、身体はどんどん熱く、敏感になっていく。もうすでに、全身が腫れ物のようになっていた。服が擦れるだけで、シャツが乳首に触れるだけで全身に電気が流れた。

戸惑う暇も、考える時間すらない。さらに燃えるように熱くなり、毛穴という毛穴から汗が吹き出してくると同時に、頭がクラクラした。続いて意識が朧げになり目眩が起きた。何とか理性を保とうとするが、それ反して興奮が猛烈に湧き上がってきた。下半身はより疼きだす。

身体が……熱くなって……ダメ……イヤ……お腹の下……疼く……。やめて……こんなのイヤ……でも……したい……グチョグチョに……ダメなのに……。

頬に汗が滴る。亜樹はそれを感じて、先ほどの行為を思い出してしまう。男の手、体温、舌の感触も、全てが興奮になって蘇ってくる。

「ダカライッタ。オマエオレノモノ。エッチスルネ」

いつの間にか、男は隣に立っていた。

「誰が……あんたなんかと……どっか行って……」

亜樹はなんとか、振り絞るようにして声を出す。

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(2020年05月28日)

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