官能小説・エロ小説(約 16 分で読了)
夏休み、中一の妹と・・・お盆に親戚の家に集まった(その二十三、由美、いずみ、けー子、せー子)(1/3ページ目)
投稿:2024-03-24 13:44:29
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本文(1/3ページ目)
小学生低学年のころ、ほかに友だちがいなくてせっちゃんという近所の女の子といつも一緒に遊んでいた。原っぱで花を摘んだり虫を捕ったり、まだ踏み入れてないエリアを探検したりしていた。自分の二つ下の妹はスカートをはいてなかったからその反面で、いつも赤いスカートをはいているせっちゃんがかわいいなと思っ…
盆踊り大会の実行委員をしていた叔母の和香さんが帰って来たのに気付き、けーちゃんの指示で女の子たちはみんな風呂から出ていった。男女一緒に入っていたことがばれないように、男子の自分だけが女子と入れ替わりに入ったことにしてタイミングをずらした。そのためか、自分が出る前に和香さんが全裸でお風呂場の中…
和香さんとよしひろ叔父さんの寝室を出たとたん、廊下の向こうから由美たちの騒々しい声が聞こえてきた。
眠かったはずのいずみや、ハスキーボイスを気にしていつもなら大人しめの話し方をするせー子のはしゃいだ声までも聞こえる。
「あははは」
「きゃはは」
「どっこいしょー、どっこいしょ♪」
「どっこいしょー、どっこいしょ♪」
「ソーラン、ソーラン♪」
「ソーラン、ソーラン♪」
女子会が盛り上がっているようだ。
「(そういえば、たこ焼きパーティーとか言ってたな)」
ふだんならいずみは眠っている時間だが、あのお風呂で眠そうだった状態から復活したらしかった。
聞き覚えのある歌だ。
「あ、これ、小学校の頃、女子が運動会のときに踊っていたダンスの歌だ」
みんなは先にお風呂を出た後、大広間でパーティーを始めたらしい。
せー子だって、けーちゃんに強制されて長時間の盆踊りに付き合わされてへとへとになっていたはずだ。さすが小学生、回復力がすごい。
これだけの音量だとさっきから寝室まで聞こえていても不思議でなかったが、寝室にはしっかり防音が効いていたようだ。
「(こんなに騒いでいて、だいじょうーぶかな)」
とりあえず、和香さんにもらったコンドームやアフターピルを、荷物部屋の自分のかばんにしまった。
みんなの声のする大広間に向かう。
ぼくや由美の家は集合住宅なので、部屋ではあまり大きな音を立てないようにしている。
そのうえ特に最近は、早朝や夜や休日のパパやママがいるときは、耳を澄まして、パパやママが来たらすぐ離れられるように気を張りながら由美とくっついていた。
夏休みの昼間は二人だけで思いきり好きなことができるが、お隣さんや上下の住人に聞こえてもまずいので、基本的に大きな音を立てるなんて、もってのほかだった。
「(ここは一軒家だしなー。それに、いずみの家がまた、とても広いときてる)」
いずみの家に泊まらせてもらったときには、いずみちゃんと由美と自分の三人で、事務所の2階のスペース全部を使わせてもらえた。伯父さん、伯母さん、かっちゃんたちが寝る母屋から離れていたので、音の心配は全然いらなかった。
「(面した道路の自動車の通行する音も工場の機械の音もあったし、いずみは、音なんて気にしたことないかもな)」
家の外のことは気にしなくてもいいかもしれないが、家の中の人は・・・、と思い返したが、今、大人たちは盆踊りの後、カラオケスナックに行ってしまって、夜中の子どもたちの大騒ぎをたしなめる存在はない。
一応、今、和香さんとおばあちゃんだけ、家に残っている。
「(その和香さんは、熟睡中)」
大イベントが終わってほっとして、かなり酒も入っていて、あっという間に眠ってしまった。自分が15分後に目覚まし時計をセットしたのだ。
おばあちゃんの部屋は、家の一番奥だ。
「(おばあちゃん、いつ帰ってきたか、気付かなかった。たぶん和香さんといっしょに帰ってきたと思うけど。あそこまでは、音は届かないのかな)」
おじいちゃんは亡くなって写真だけになってしまったが、おばあちゃんは全然元気で、耳の聞こえも悪くない。
「(おばあちゃんも本部に座ってたから、和香さんと同じようにお酒も飲んで、寝ちゃったのかな)」
おとなは以上ですべてだ。あとは、たしなめる立場ではないが、騒音に迷惑を受ける被害者側の存在、あかねちゃんとつよしとかっちゃん。
あかねちゃんは寝ているだろう、お風呂場で寝落ちして、けーちゃんに寝かしつけてもらったぐらいだ。
「(つよしとかっちゃんは、まだゲームを続けてるか、寝ちゃったか・・・)」
小学校三年生ぐらいだともう寝ちゃってる可能性が高そうだ。いずれにせよ、音なんか気にしないだろうから、うるさいと文句を言ってくるようなことはなさそうだ。
ぼくは生徒会役員なので、学校では、先生が話しているのに生徒たちが集中しないで騒がしい時、注意したりすることがあった。
「(夜だけど大丈夫だよな。夏休みだし、ここは学校じゃないし)」
大広間の前に来た。一応廊下との境界の襖は閉まっていた。襖の向こうの会話が聞こえてくる。
「マジマジョマジカル」
「マジョカポルテ、ほしー」
「ほしーよね」
「むりむり」
「あははは、可笑しい」
「ひ―、笑える―」
テレビかアニメかなんかの話をしているらしい。
襖の前に立った。襖を閉じたまま、室内のみんなに声を掛ける。
「みんなー、お待たせ―」
盛り上がっていても、由美が兄であるぼくの声に気付いた。
「お、あにき、やっと来たよ」
「ぺん太、遅かったな」
せっかく盛り上がっているところ、ただ開けるのではもったいないので、ちょっとふざけてみた。
「みんな!ひょっこりのじーかんーだよー」
「ぶはっ」
「ちょっと待ってー」
「ちゃらら、ちゃーらーちゃらっら~♪」
「ちゃらら、ちゃーらーちゃらっら~♪」
「はい、ひょっこりはん」
いずみとせー子の歌のタイミングに合わせ、通る側ではない意外な方の襖を開けて無表情の顔を出すと、大爆笑が沸き起こった。
「きゃはは」
「やめて―、死ぬー」
ようやく笑いが治まった。
「もー、やめてよー」
「笑い過ぎて死ぬかと思った」
ちゃぶ台の上にたこ焼きとかドリンクとか並んで、笑顔の美少女たちが盛り上がっている。
「もー、おにーさんったら、面白いんだから。何飲みますか?水がいい?」
「ありがと、お水で」
「はい♡」
「ぺん太、たこ焼き、ちょっとだけど残ってるぞ」
由美もいずみもけーちゃん・せーこ姉妹も、住んでいる県が違うのに、みんながよさこいソーランを知っているのか気になっていた。
「ありがと・・・みんな、よさこいソーラン、知ってたの?」
「もちろん知ってる」
「へー、全国共通なんだね」
「いずみとせー子が特に盛り上がった」
「さすが現役小学生」
「けーちゃんも踊ったの?」
「一応な」
「私も踊ったよ」
「うん、知ってる」
同じ小学校で踊るところを見ていたので、もちろん知っていた。あの頃の由美も可愛かった。
「ねー、なんでこんなに遅くなったの?」
「そーだよ」
「和香さんが帰ってきたから、出るのずらしたからだよ」
「それにしても遅くないですか」
「ちょっとずらすだけでよかったんだよ」
なんかみんなから責められてきた。
「実は・・・」
「ん?」「実は?」「?」「・・・」
「(うーん、和香さんの名前を出すのはまずいよな)」
「ねえ、遅かったから、罰ゲーム、どう?」
「おお、いいねえ」
「賛成!」
「私はどちらでも」
「じゃ、決まり。おにーちゃん、罰ゲームを決めるの、忘れてたしね」
思い出した。ぼくからいずみと由美に罰ゲームを出せるんだった。でも内容を決めてなかった。
「でもそれは、ぼくが罰ゲームを出す方だよね?」
「時間切れです、そうだよね、いずみ」
「えー、罰ゲーム出してほしいなー」
「(わあ、やっぱり、いずみ、いい子。可愛い!)」
「わかったよ、じゃあ、それはそのままで、今は、あにきが遅かった方の罰ゲームね」
「うん。お風呂の続き」
「ちょっと待った。まだ和香さんいるんだよ。まずいよ」
「カラオケの方、行くんだろ?」
「そーだけど、あと15分寝るんだよ、あ!」
みんなの目つきが鋭くなった。
「ちょっと、どーゆーことかな」
「なんでそんなこと知ってるの?」
「ぺん太、隠さない方がいいぞ」
「おにーさん、正直に話してください」
「(うわぁ、しまった!)」
どう取り繕おうか、必死に頭を巡らした。
「和香さんだけじゃなくて、おばあちゃんもいるよ?」
「いまは、和香さんの話をしようね」
めちゃくちゃ圧を感じる。
「おばあちゃんなら大丈夫だよ」
何が大丈夫なのか分からないが、大広間まで様子を見に来ることはないだろう、という意味だろう。
「あ、ほら、和香さんが、おばあちゃんに頼むのが聴こえたのかな、その、目覚ましを」
ついに嘘をついてしまった。バレたら絶対にまずい。
ピン・ポーン
そんな最中、玄関のチャイムが鳴った。
「え、こんな時間に来客?」
「私たち、こんな格好じゃ出られないよ」
パジャマぐらいなら出ていいかもと思うのは男だからだろうか。けーちゃんやせー子のキャミ&ショートパンツだとちょっと露出度が高いが、夏ならこれぐらいありそうでもある。
「ぺん太、ほら、出てきて」
「おにーさん、お願いします」
ピン・ポーン
催促のチャイムもなり、みんなから言われて玄関に向かう。みんなも耳を澄まして玄関の声に集中している。
奥からおばあちゃんも出てきた。
「ぺん太、とりあえず出て」
「はい」
おばあちゃんに促されて、玄関の外の人に声を掛けた。
「あのー、どちらさまですか」
「タクシーの運転手です」
そういうことか、とすぐ合点がいった、こういうところは、我ながら回転が効く。
伯父さんが和香さんを迎えにタクシーを寄越したのだろう、それしか考えられない。
「和香さんのお迎えですね。あと10分ぐらい寝たら起こすことになってるんだけど、大丈夫ですか」
「ああ、それくらいなら大丈夫ですよ。お金は先にもらってるし、車も敷地内に入って停めてあるから。待ってます」
簡単な用事で助かった。おばあちゃんにそう伝えた。
「ああ、そう。助かったよ、ぺん太、ありがとうね」
おばあちゃんはあまり酔っている感じではなかった。また自分の部屋に戻っていった。
大広間に戻った。
「和香さん起こして、連れてってもらいなよ」
「そーだよ。15分経ったよーって言えばいーんだから」
「・・・」
「運転手さん、待たせちゃかわいそうですし」
「みんなで和香さんの寝室に起こしに行こ?」
思わぬ展開になった。
「(あれ、和香さん、さっき全裸のままでベッドで寝たよな。絶対まずいって)」
またまた頭を巡らす。
「(待てよ、自分は寝室に入らず、和香さんから声を掛けられないようにすれば問題ないんじゃないか?)」
自分が顔を見せると思わぬ発言が飛び出すかもしれない。その場にいないのがベストだ。
「(自分は目覚ましは掛けたけど、もう一度起こしに来るとは言ってないし、和香さんもそこまでは求めていない)」
15分経つ前に目覚ましを鳴らすには、みんなに行ってもらうしかない。
「行ってらっしゃーい」
「ペン太は行かないのかよ」
「うん、女性の寝ている部屋なら、男子は行かない方がいいよね」
「なに、それ」
「今さら言うか」
「でも、おにーさんの言うとおりだと思います」
「うん。行こ」
みんな、和香さんの全裸姿を見てびっくりするかな、と思って、水を飲んで待っていたら、寝室がどうなっていたか知らないが、あっさりそのまま廊下を通って、みんなは和香さんを玄関で見送った。
「行ってらっしゃーい」
「行ってきまーす。みんな、よろしくねー♪」
和香さんが去っていき、敷地から車の出ていく音がかすかに聞こえた。
みんなが大広間に戻ってきた。特に変わった様子もない。
「おにーちゃん、行ったよ♪」
「これでもう邪魔する人はなし、と」
「待ってよ、まだおばあちゃんがいるよ」
「おばあちゃんは来ないだろう」
「そーですね、きっともう寝ます」
「かっちゃんとつよしは?」
「ちょっと見てくる―」
いずみはかっちゃんの姉なので、気になったらしく2階に上がっていった。すぐ降りてきた。
「二人で電気点けたまま寝てたから、消してきたー」
「あかねも寝てるし」
「いつもあかねちゃんが突然来たからね」
由美がウインクした。
「もう、今夜は私たちだけね♡」
で、遅れた罰ゲームがスタートした。
罰ゲームの内容は、各自が、ぼくに対して好きなことをリクエストすることになった。
「今夜はペン太に徹夜で頑張ってもらうからな。自分たちは寝るけど」
「えー!?なんでぼくだけ起きてなきゃいけないのさ?」
「徹夜できるでしょ」
「そりゃぁ、まあ、なんとか・・・本当に徹夜するとは思わなかった」
「徹夜はしなくていいけど、寝てる間にみんなに1回ずつは入れること」
「本当にそれ、やる意味あるの?」
「・・・そうですよね」
「寝てるときにしたって、覚えてないでしょ」
「まあ、そうだな」
「いずみ、どうしてそう思ったの?」
「眠いときしてもらったら、絶対気持ちいいと思う」
「うーん、そうね、そのまま寝落ちなんて、最高かな」
「たしかにな」
「ちょっと、けーちゃん、そこ頷かないで」
「だよね、だよね、ってわけで、あにき、よろしく」
「うん、お願い」
いずみは、また本当に眠そうになってきた。
「あのさ、でもそれって、勝手な想像だよね?経験の裏付けないよね?」
「じゃあ、こうしたら?あにき、研究や実験が好きでしょ?みんなにやってみて、後でアンケート取れば?真面目に答えてあげる」
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(2020年05月28日)
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