【放尿少女シリーズ】グラビアの放尿少女

ある日─自分が十代の頃、田舎道で自転車を走らせていた時のことだった。

その“田舎道”、片側の路肩は並木のように木が生えていて、その外側は一段下がって舗装された車道になっており、そして反対側はまた一段低くなって田畑が広がっている。そう、所謂「土手」であった。

並木を左側にして走っていると、木の根元に何やら、色の着いた“紙のかたまり”が目にとまった。

（何だろう…？）と思って拾い上げて見てみると、それは当時、所謂その手の情報を入手するための唯一の手段、「エロ本」であった。

ただ、放り出されてから大分経っているせいか、湿気でページが貼り付いていて、さっきも述べたように、まさに紙のかたまりと化していた。

それでも辛うじて開けられそうなページがあったので、何とか捲って

みると、そこには今まで見たことのない、｢人生最大級の、衝撃の光景｣が広がっていた！

そこは、どこかの公園だろうか、一本の木が立っていたのだが、そこに“女子高生”（らしい格好をした女優さんかもしれない）が片足を幹に掛け、｢立ちション｣をしていたのだ！

両足でバランスを取り、両手で少し引き上げられた“制服”の、プリーツスカートの裾の奥から木の根っこへ描かれた｢放物線｣…

それまで女子は｢しゃがんでオシッコをする｣、というのが一般常識として頭にあったので、余りにも衝撃的なシーンを見せつけられた。

そしてまたもう１ヵ所、何とかまた捲れそうなページがあったので、広げてみると、こりゃまた吃驚仰天！！

また“制服姿”の女のコがオシッコしているではないか！？

今度は普通に（？）しゃがんで用を足しているが、その場所が何と、駅のホームである。

しかも、ホーム上に設けられたトイレとか、ホームに降りる階段の裏側でこそっと、なんてレベルじゃなく、ホームに─すぐ後ろの方に改札方面と行き来できる階段の出入口近くで─しゃがんで堂々とオシッコしていたのだ！

これが例えば、一時間に一本、列車が来るかどうかといったレベルの、田舎の駅ならこんな光景もメルヘンチックかもしれない。

しかし周囲の風景からみて、一時間に十本位は電車の停まる都会の駅、だから利用者もそこそこ多いと思われる。

そんなところで“野外放尿”、恐らく撮影そのものはゲリラ的に行われたと思うが、編集によって｢女の子は露出狂だよ｣、という性格をアピールさせる設定だったのかもしれない。

“オカズ”に持って帰ろう、とも思ったが、持ち帰るための入れ物がないのと、“物”自体の状態が良くなかったため、彼女たちの姿を目に焼き付け、後ろ髪を引かれる思いで泣く泣くその場を後にした。

そしてこれが、自分の性的な歪みを決定付けた、最大の要因でもある。

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