体験談(約 9 分で読了)
慰めてくれると噂の先輩にお世話になった(1/2ページ目)
投稿:2023-12-28 23:17:33
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本文(1/2ページ目)
高校生の頃、1つ上の学年に失恋したら慰めてくれる先輩がいるという妙な噂があった。
実際に慰めてもらった先輩が何人かいたようだったが、具体的に何をしてくれるのか、一体誰のことなのかは分からなかった。
初めて噂を聞いたのは俺が同学年のバスケ部の女子と付き合い始めたばかりの頃だったので、俺は「そんなヤリマンいんのかよ」くらいにしか思っていなかった。
約半年後、半年記念日の3日前に俺は振られた。しかも、俺を振った4日後には元カノは別の男子生徒と付き合い始めたようだった。
なんの予兆も感じていなかった俺は突然の出来事に驚き、呆れ、怒り、悲しんだ。
実際、2日間は仮病で休んで、半年記念日にプレゼントする予定だったネックレスを片手にスマホで写真を見返しながら泣いた。
それから1週間程経ったある日、未だに気持ちを切り替えられずにいた俺に見知らぬアカウントからDMが届いた。
「これ、斉藤和人くんだよね?」
こちらの名前を知っているそのアカウントは、アイコンは俺が通う高校の渡り廊下から見える景色だったが、フォロー中もフォロワーも0人だった。
「どなたですか?」
俺がそう返すと、すぐに返信が来た。
「恵里香の知り合いだよ」
恵里香というのは例の元カノだ。
「何の用ですか?一応言っておきますけど、もう別れましたよ」
「その件で教えたいことがあって」
「なんですか?」
「実は1ヶ月くらい前から、二股してるって恵里香が部内の仲良い子に話してたらしいよ」
あの感じはそうだろうと思ってはいたが、いざ本当に言われてみると、なかなかに応えるものがあった。
しかし、それと同時に今更それを伝えてくる相手にも少し怒りを覚えた。
「それを言ってなんになるんですか?」
「一応、証拠も多少あるから拡散してみない?」
一瞬、やってやろうかとも思ったが、俺は思い留まった。
第一に恵里香が二股してたらしいというのはそれなりの人間が勘づいていたし、第二に拡散するのはなんだかダサい気がした。
「いえ、大丈夫です」
「なんで?」
「たぶんそれなりの人が勘づいてますし、なんかダサくないですか?」
「でも、復讐したくない?」
「遠慮しときます」
俺は提案をお断りした。
「そっか」
「気分はどう?」
正直、俺はもうこのよく分からない相手とは話したくなかったし、例の出来事を振り返りたくもなかった。
「あの、誰かもよく分からない人に話したくないので、もういいですか?」
「ごめんごめん」
「ほんとは復讐のお誘いをしに来たわけじゃないの」
「じゃあなんなんですか?」
「失恋した男の子を慰めてあげたいなって」
この時、俺はあの噂を思い出したのだ。これが例の先輩なのだろうか。
「どうやってですか?」
面倒くさいという雰囲気だった俺が急に興味を示した様子はさぞ滑稽だったろう。
「会って話したいから、3日後の放課後に旧部室棟の近くで会わない?」
旧部室棟は校庭の端にある使われていない部室棟だ。もはや興味津々だった俺は承諾しかけたが、我に返った。
これがもし男子のイタズラだとしたら、とんでもない笑いものだ。
「信用できません」
「まあ、そうだよね」
「じゃあ、やっぱり昇降口で待ってることにするよ」
「青い髪留めしとくから見つけたら話しかけずに良い感じの距離感で着いてきて」
「分かりました」
「あと、誰にも言わないようにね」
そして3日後の放課後、俺は半信半疑で昇降口に向かった。
すると、そこには青い髪留めをしたポニーテールの女子生徒がいた。
しかもよく見ると、それは同学年の間で入学直後から可愛いと話題になっていた元生徒会長の2年生だった。
名前はたしか長谷川明音だった気がする。
長谷川先輩は俺に気づくと、昇降口を出た。駐輪場に行き、自転車に乗って帰路とは反対方向に走る長谷川先輩を追った。
しばらくすると住宅街に入り、長谷川先輩は一際大きな住宅の前で自転車を止めた。俺は長谷川先輩の隣まで自転車を走らせ、そして止まった。
「初めまして」
「初めまして……」
「長谷川明音です」
長谷川先輩は透明感のある笑顔と透き通った声で自己紹介をしてくれた。
勿論、名前も知っていたし、こちらからしたら初めましてではなかったが。
「斉藤和人です」
「うん、知ってるよ」
長谷川先輩は笑いを堪えるように言った。
「それを言うと、僕の方も名前は知ってますよ」
「あれ、あ、そうか!1年生には入学式とかで挨拶してるんだった!」
俺は少し拍子抜けした。どうやら長谷川先輩は少し抜けているようだ。
「気を取り直して、今から和人くんを慰めようと思うんだけど、良い?」
「まだどうやってかを教えてもらってないです」
「それはほらー、ね?」
長谷川先輩は先程とは打って変わって透明感とは程遠いものを感じさせるような笑みを浮かべながら少し顔を近づけてきた。
俺だってそこまで鈍感ではない。女性にこれ以上追及するのも野暮だ。
万が一、俺の勘違いだったとしてもこんな可愛い先輩に慰めて貰えるならどんな形であれ嬉しい。
それに、裏切られてズタボロにされた俺にはそれぐらいの幸運が降ってきてもいいはずだ。
そして、恐らく長谷川先輩の自宅なのであろうこの住宅にも少し興味があった。
もし本当に「そういうこと」になってもこれは浮気ではないし、俺は誘いに乗っただけだ。
そう自分に言い聞かせ、俺は長谷川先輩のお言葉に甘えることにした。
「分かりました。お言葉に甘えます」
「よーし、じゃあ行こっか」
長谷川先輩がポケットから鍵のリモコンを取り出し、目の前の豪邸に向かって押すと、ガレージらしきシャッターが開き始めた。
車3台分程のスペースには真っ白な高級外車が1台停まっていた。
そして、ガレージの端に自転車を停め、俺は長谷川先輩に続いて居住空間へと入っていった。
俺の自宅なら玄関から2階の端までを1往復できそうな位の距離を進むと、長谷川先輩の自室に着いた。
広さ10畳程のその空間は家具のカタログにそのまま載せられそうなくらいオシャレで、どこからか甘い香りがほんのりと香った。
「ここ座っていいよ」
長谷川先輩は人をダメにしそうなソファを指して俺に促した。
「失礼します」
俺が座ると、長谷川先輩もその隣の同じく人をダメにしそうなソファに座った。
「いやー、不運だったねぇ」
「まあ、そうですね」
「私ね、恵里香と同じ部活でよく話聞いてたんだよね」
「じゃあ、あの話は直接聞いた話なんですね」
「そっ、和人くんの話も付き合いたての頃から聞いてたから、あんな良い彼氏差し置いて浮気かよって思ったよ」
「今思えば、性格はあんまり合ってなかった気がします」
「恵里香めっちゃわがままじゃない?」
「ですかね。でも俺、初彼女だったんでそーゆーもんなのかなと思ってました」
「じゃあこれからは安心だね。初めてが酷いとハードルが下がるから」
「だと良いんですけど」
「じゃあ、ファーストキスも恵里香と?」
「え、あ、はい」
「キスくらいで動揺しないでよー」
長谷川先輩は俺をおちょくるように小突きながら言った。
「じゃあ、初体験も?」
「まあ、はい」
長谷川先輩とそういう話題で話していることに少し高揚する反面、恵里香との行為を思い出し、俺は腹に黒いものが溜まるような感覚を覚えた。
恵里香との行為は快楽や興奮とは程遠いものだった。
勿論、初めては興奮していたが、初体験を済ませたその日に俺は下手くそだと貶された。
初めてに上手いも下手もないと思いたかったが、「元カレは初めての時からもっと気持ちよかった」などと言われるとなかなか応えるものがある。
2回目からはもはや快楽や興奮はなく、「上手くやらなきゃ」という重圧に俺は支配されていた。
そんな状態では動くどころか勃たせることもままならず、最終的には「粗チン」と言われる始末だった。
「嫌なこと思い出したみたいな顔してるね」
どうやら長谷川先輩にはお見通しだったようだ。
「ごめんごめん」
「いえ、大丈夫です」
「でもね、ほんとはすごくいいものなんだよ?」
長谷川先輩は子供を諭すように言った。
「ちゃんと私が教えてあげるから、どう?」
早くもその時が来たようだった。俺は黙ったまま頷いた。
すると、長谷川先輩は右手を俺の頬に添わせ、唇に優しくキスをした。
そして、耳元でこう囁いた。
「1人目になりたかったな」
俺の中で何かがぷつりと切れたような気がした。
そして、長谷川先輩は今度は俺の唇をこじ開けるようにして舌を入れ込んできた。
それに応じるように舌を絡めると、湿った音が響いた。
そのまま長谷川先輩は右手を俺の下腹部に這わせてズボンの上からまさぐった。
何ヶ月か振りに俺のが本気で勃つのを感じた。
「和人くんのすっごくおっきいよ」
長谷川先輩は妖艶な笑みを浮かべながらそう言ってくれた。
「脱がせるから腰上げて?」
「あ、でも、結構蒸れてるんで……」
「それはそれで、ね?」
もはや何も気にする必要はなさそうだ。俺は言われた通りに腰を浮かせた。
学生服のスラックスがするすると脱がされていった。
脱がし終わると、長谷川先輩はご丁寧にスラックスをハサミ付きハンガーに掛けてくれた。
下腹部へと戻ってくると、ピンと勃った俺のを前にすーっと大きく息を吸い、不敵な笑みを零した。
そして、右手で俺のを握ると、目の色を変え、俺のを咥えた。
一気に温かな柔らかいものに包まれ、思わず声が漏れそうになった。思えば、フェラは初めてだ。
長谷川先輩が頭を上下に動かす度にぐぽっぐぽっという音が聞こえてくる。
俺はみるみるうちに快楽で満たされていった。絶頂が近付いてきた頃、長谷川先輩は口を離した。
「焦っちゃダメだよ」
上目遣いでそう言うと、今度は右手でしごきながら、玉の方を舐め始めた。
俺はゆっくりと着実に絶頂に近付きつつあった。
暫くすると、長谷川先輩は再び俺のを咥え、今度は喉奥まで咥え込むようにした。
すぐに射精感が込み上げてきた。
「長谷川先輩、出ちゃいます……」
「うん」
そして、俺のは長谷川先輩の口の中で激しく脈打ちながら、精液をぶちまけた。
「いっぱい出たねっ」
長谷川先輩は俺の精液をごくっと飲み込み、優しさで溢れた笑みでそう言った。
「あ、そういえば長谷川先輩って呼んだでしょ」
「はい、ダメでしたか?」
「下の名前で呼んでくれた方が嬉しいかなぁ」
「じゃあ、そうします」
「呼んでみてよ」
「明音先輩……」
「いいねぇ」
またしても明音先輩は俺をおちょくるように小突きながら言った。
そうこうしているうちに俺のは完全に回復していた。
「まだまだこっからだね」
そう言うと、明音先輩は机上の箱ティッシュケースの裏を開け、そこからゴムを取り出し、着けてくれた。
「あれ?もしかしてキツい?」
たしかに俺のはゴムでギチギチに締め付けられていた。
「ちょっと痛いかもしれないです」
すると、明音先輩は棚の小洒落た木箱からLサイズのゴムを取り出し、着けてくれた。
「用意が周到ですよね」
明音先輩は俺のにゴムを着けながら、一瞬微かに笑みを浮かべたが、何も言うことはなかった。
俺は明音先輩の中の触れてはいけないものに触れた気がした。
しかし、こんなオシャレな部屋のあちこちからゴムが出てくるのだから、つっこまないわけにもいかなかったのだ。
「ごめん、ちょっと萎えちゃったね」
「いや、俺こそすみません」
「でも大丈夫。またすぐ復活するよ」
そして、明音先輩はスカートの中に手を入れ、ハーフパンツと紺色の下着を脱いだ。
遂に明音先輩と繋がるんだ。そう思うと、明音先輩の予想通り、俺のはすぐに元気になった。
「挿れるよ」
明音先輩は俺に跨り、挿れるところが見えるようにスカートを捲りあげてくれた。
明音先輩の秘部は剃毛をしたのか、毛は全くなく、綺麗な肌色だった。
「あぁっ、んっ、ふぅー……」
遂に俺のが明音先輩の秘部に根元まで飲み込まれた。中は口内よりも熱く、締め付けも強かった。
「動くね」
そう言うと、明音先輩は俺の上で上下にピストン運動を始めた。
自分が動かずして行為をするのも俺にとって初めての経験だった。
動き始めると、さらに締め付けは強くなり、中がうねうねと動いているようだった。
「和人くんの太くて……すっごく気持ちいい……」
「俺も気持ちいいです……」
ポニーテールに結った髪や制服の上からでもその存在をはっきりと感じられるような胸が動きに合わせて上下に揺れていた。
それは以前の生徒会長としての姿からは想像し難いもので、俺をより昂らせた。
最初は乾いた音だった肌と肌がぶつかり合う音が徐々に湿り気を帯びていった。
「明音先輩、出ちゃいます……」
「いいよ……和人くんの……せーしっ、いっぱいっ、ちょうだい……」
そして、今度は明音先輩の中で激しく脈打ちながら、俺は射精を迎えた。
「ふぅー、もしかして初めて?」
「初めて中でイキました……」
「じゃあこれをもって童貞卒業ってことでっ」
そう言うと、明音先輩は再び舌を絡めてきた。
「楽しかった?」
「はい、すごく……良かったです」
「うん、なら良かった」
俺の目を見ながらそう言う明音先輩の顔には今日初めて絡んだ人とは思えないような安心感があった。
その後は2人で恵里香や新しい男への愚痴を言ったり、俺が励まされたりして過ごした。
本音を言えば、明音先輩の胸を堪能してみたかったが、それは贅沢な気がして言い出せなかった。
帰り際、俺は半年記念のプレゼントを返品し、念の為に用意しておいた1万円を明音先輩に渡そうとした。
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(2020年05月28日)
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