体験談(約 7 分で読了)
痴漢した女性と少しだけ和解してその人の横でオナニーをした話
投稿:2023-11-19 01:56:07
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※2022年04月19日:不具合を修正しました。
本文
僕が大学に入学して一カ月程経った頃の話だ。通学に電車を利用していた僕は、その日、大学での用事があっていつもより一本前の電車を待っていた。地元の駅はいくつかの路線が合流するターミナル駅で、いつも混雑していた。僕の大学も都市部にあったので、乗車する電車はいつも満員だった。一本早いとは言え通勤…
痴漢をした相手に脅される羽目になってしまった僕。
その日、彼女に解放されてからも暗澹たる気持ちは晴れなかった。このまま全財産を搾り取られてしまうのか、警察に通報されるのか、不安に押し潰されそうだった。
とりあえず、翌朝からは彼女と同じ電車に乗ることはやめよう。こちらから何もしなければ、彼女も忘れてくれるかもしれない。僕は淡い期待を抱いた。
翌日、僕の期待は打ち砕かれた。彼女から早速LINEが来たのだ。
「昨日の続き。話があるから。日曜日会える?」
よくわからないアニメキャラのアイコン。アカウント名は「yuki」とある。ユキさんという名前なのだろうか。
正直、逃げたかったけど、僕は大人しく従うことにした。
具体的な日時のやり取りをして、死刑宣告を受けた受刑者ような気持ちで、四日後の日曜日を待った。
不安な気持ちを抱いたまま日曜日になった。
待ち合わせ場所は先日のファミレスだ。入り口で合流し、先日と同じように半個室の席に着く。
「変態君。ここ2、3日大人しくしてんじゃん。他の女の子に痴漢してんの?」
「…いえ、反省して、もうやめました」
「ふ〜ん…。この前はここで射精までしちゃった変態なのにね。我慢できるんだ」
「……」
今日は僕も好きな物を頼んでいいと言われた。どうせ支払いは僕だ。別に食べたい物は無かったけど、とりあえずフライドポテトを頼んだ。昼時だったので、彼女は定食的な物を頼んでいた。この前と同じ様に、僕がドリンクバーで彼女の分の飲み物も注いでくる。
「あのぉ…」
恐る恐る話しかける。
「なに?」
「お名前は"ユキさん"でいいんでしょうか?」
「そうね」
そっけない返事だ。
「変態君の名前は"痴漢さん"だっけ?」
「……」
笑いながら、ユキさんが僕をからかう。
食事が運ばれてきて、僕達はしばらく黙々と食べる。会話が無い。帰りたい。
ようやくユキさんが話しかけてきた。
「あんたさあ、バイトとかしてんの?」
「…いえ、大学に入りたてなので、まだ…」
「私への慰謝料、どうすんの?親の金?親が知ったら泣くね」
「……」
どうしよう。僕は本気で考えた。ポテトなど食べている場合ではない。
「慰謝料の具体的な金額とかは決めてないけどさあ、バイトくらいしなよ。変態でもできるバイトがあるかは知らないけどさ。それまでデート代は私が立て替えておいてあげる。利子付けて返して」
デート?なんの事だ?これはデートなのか?よくわからない。とりあえず、バイトはしようと思った。
食事を食べ終わりユキさんはデザートを頼んだ。この前と同じ一番高いパフェだ。
パフェを食べながらユキさんが話しかけてくる。僕はお茶をすすっていた。
「ねえ、この前ここでオナニーした時、気持ち良かった?」
「…はい」
僕は素直に答えた。
「私の肩に手を回してさあ、ほっぺにキスしようとしたよねー。マジ、ありえねーから。自分でキモいと思わない?痴漢さん」
「……」
「……」
しばしの沈黙。
ユキさんが小声で話し出した。
「……ねえ、またここでオナニーしたいと思わない?……おっぱいくらいだったら……触らせてあげるよ」
優しく微笑むユキさん。僕は一瞬戸惑った。ユキさんの思わぬ発言に生唾を飲み込む。
「……あのぉ…いいんですか?」
一時の間を置いて、途端に吹き出すユキさん。
「アハハハハ!!……馬鹿じゃないの?そんなことさせるわけないじゃん。やっぱ変態だね。普通は断るよね。マジでキモい」
「……」
僕はいたたまれなくなった。多少、怒りの感情も湧いている。無表情で黙りこくる。
僕は俯いてユキさんから目を逸らし続けた。
「なに?もしかして怒った?」
僕は何も答えない。目も合わせない。
重い空気が流れる。
「一方的に馬鹿にされて悔しい?私も悔しかったよ」
さっきまでとは違うトーンで話し始めるユキさん。
「一方的に体を触られて、性欲解消の手段にされてさ。どこの誰かもわからない男に、毎日毎日。気持ち悪いし、逃げられないし。私だって悔しかった」
彼女が真剣な眼差しで僕を見つめてきた。
その時僕は初めて気付かされた。今の今まで自分の保身のことしか考えていなかったことに。ユキさんの立ち場になって、心から謝罪をしていなかったとことに。
僕は今さらながら反省の気持ちが湧いてきた。
ユキさんの眼差しをしっかりと受け止める。
僕は改めてユキさんに謝罪をした。ユキさんの気持ちも考えず、とんでもないことをしてしまったと。償いもするし、法に訴えられても甘んじて受け入れると。そして誓った。二度と、誰にもあんな行為はしないと。
黙って僕の謝罪を聞くユキさん。じっと僕の目を見つめ続ける。そして、穏やかに僕に話し出す。
「ねえ、改めて聞くね。なんであんなことしたの?本当に私だけ?」
僕は包み隠さず経緯を説明した。最初は本当に不可抗力だったこと。ユキさんが気付いていないと思ったので調子に乗ってしまったこと。一応、痴漢行為という自覚があり、他の女性には怖くてできなかったこと。
一通り説明を終え、僕は改めて何度も謝罪した。
ユキさんは終始、真剣に聞いてくれていた。
「ふ〜ん、そっか。男ってのは不便な生き物だね。ま、君が根っからの変態ではないってことはわかったよ。これに懲りて二度としないことだね」
「はい。二度としません」
その後、ユキさんは今後のことを話し始めた。
「真剣に謝ってくれたから私はちょっと気が済んだけどさ、ケジメはつけないとね。慰謝料とか大袈裟なものはいいからさ、たまにこうしてご飯奢ってよ。それでいいよ。どうせ彼女いないでしょ?」
「はい。いません。心から奢らさせていただきます」
「アハハハ。君、おもしろいね」
ユキさんが僕の隣に移動してきた。
「なんだかお腹いっぱいになっちゃった。手伝って」
ユキさんが食べていたパフェをスプーンで掬って僕の口元に持ってきた。
「はい、あ〜ん」
これは罠なのか?誘いに乗ったらまた馬鹿にされるのではないか?一瞬、逡巡したが、そのままパフェを頂くことにした。
「おいしい?」
「はい」
ユキさんも同じスプーンでパフェを掬って食べる。交互に僕にも食べさせる。
こんな恋人同士がするような経験をしたことが無かった僕はドキドキしてしまった。ユキさんと間接キスをしている。
ユキさんの横顔を改めて見る。眼鏡をかけた知的美人。切れ長の上品な目。艶のある黒髪。キレイだと思った。歳はいくつなのだろう。例の良い香りが漂ってくる。パフェの甘さとユキさんの香りの甘さ。間接キスをしているという状況。
気付いたら僕は勃起していた。
思わずズボンをいじってチンコの位置を調整してしまった。
ユキさんがそれに気付いた。
「……もしかして、勃ってんの?」
「…はい」
「なんで?」
せっかく少しだけ和解できたのに、また軽蔑されてしまう。僕は必死に理由の説明と弁明を繰り返した。そしてユキさんを不愉快にさせてしまったことを謝罪した。
ユキさんがじっと僕を見てくる。軽蔑の色は見えない。
「ここってさあ、半個室をうたってるけど、ほぼ個室だよねえ。普通にしてたら周りの客から見えないし」
「……」
「黙認してあげるから、出したら」
「……またオナニーしろってことですか?…いえ、大丈夫です」
これも罠に違いない。
「いいからスッキリしなよ」
ユキさんが髪をほどいた。甘い香りが漂う。
やっぱりこの人はどこかおかしいのかもしれない。改めてそう思う。
どうしようか。こんな状況、そうそうあるチャンスではない。勃起したチンコが苦しそうにしている。
「…ユキさん、ごめんなさい。我慢できません。します」
「アハハハハ!いいよ。しな。でも今日はティッシュを使ってね」
僕は意を決してチンコを取り出した。先日とは違い、すでに完全勃起状態だ。僕はゆっくりしごき始めた。今日はある程度リラックスしている。しごいていても気持ちがいい。
ユキさんはじっと僕のチンコを見ている。
「ユキさん」
「ん?」
「髪の匂い、嗅ぎますね」
「うん」
「………肩に腕を回していいですか」
「………うん。おっぱいはダメだよ」
僕は右手でしごきつつ、左隣に座っているユキさんの肩に手をかける。この前より強めにユキさんを抱き寄せた。
顔を近付けて髪の匂いを嗅ぐ。相変わらず良い匂いだ。首スジ近くの匂いも嗅いでみる。強い匂いは感じなかったけれど、何故か興奮した。
ふと見ると、ユキさんの服の隙間からブラジャーが見えた。緩いシャツを着ているからだろうか、白いレースの刺繍が覗いていた。僕はちんこをしごく手を早めた。
「ユキさん。ブラが見えてますよ」
「いちいち言うな。変態」
そう言ったものの、胸元を抑えようとはしない。心なしか、僕の方に体をゆだねてきているような気もする。
僕はあらかじめ用意しておいたティッシュをチンコに巻きつけた。
「出そう?」
「はい」
僕はユキさんとより密着した。ユキさんも拒みはしない。胸元から覗くブラの面積が広がり、胸の谷間が見える。甘い香り。間接キス。
出そうだ。
その時だった。
ユキさんが僕の方に顔を近付けてきた。一瞬、僕の唇に何か柔らかいものが触れた。
気が付くと僕は快感に包まれていた。幸福感に包まれた射精だった。
「出た?」
「はい」
もしかしてキスをされたのか?
とりあえず処理を進める。ここにきて恥ずかしくなってきた。
お茶を一杯飲んでようやく落ち着く。
「……ユキさん、僕はやっぱり変態なんでしょうか?」
「気にしすぎじゃない?」
ユキさんは何事も無かったようにパフェの底をスプーンで突いている。
「……あのぉ……キスしてくださったんですか」
「……さあね。ていうか、デリカシー無いね。あんた童貞でしょ?」
「はい。スイマセン童貞です」
「アハハハハ!なに謝ってんの?おかしい」
その後、僕達はしばらく駄弁っていた。ユキさんも少し自分の事を話してくれた。僕より五歳年上の社会人だった。不動産関係の仕事をしているらしい。
僕も少し身の上話をした。どんなバイトがお勧めか相談したら、ユキさんが丁寧に教えてくれた。
レストランの会計は僕が支払った。無理しなくてもいいとユキさんに言われたけど、償いたい気持ちがあった。ユキさんが苦笑していた。
ユキさんは僕の地元の駅から一つ先の駅まで帰るという。ターミナル駅でもある僕の地元の駅でいつも乗り換えているそうだ。
改札まで見送る。
「ごちそうさま。またね」
「はい。ありがとうございました。また償わせてください」
「フフフ。期待してるよ。"Kくん"」
最後の最後に、僕を下の名前を呼んでくれたユキさん。
彼氏はいるのかな。ふと考えた。
痴漢した相手のユキさんと、なんとか和解に漕ぎ着けることができた僕。ユキさんと同じ通勤電車に乗ることをここ数日は控えていたけれど、思いきって朝も会ってみることにした。もちろん痴漢行為はしない。翌朝、ちょっと早めに駅に着くと、ユキさんを探した。まだホームにはいない。駅構内に続く階段の近くで待…
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(2020年05月28日)
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