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【高評価】友達の彼女が俺の家にやってきた(1/2ページ目)

投稿:2023-08-23 00:38:29

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名無し◆FnAVdYI

俺は専門学校を卒業して、地元から近い勤務地で建築関係の仕事を始めた。

友達は大学にいって未だに学生が多い中、俺は専門知識を学んで現場での経験値を早めに稼ぐようにした。

それは実家の親父が就職したら学歴は関係ない。

その言葉で早めに就職をしたんだけど、大学に行った友達に会うと羨ましさが込み上げてくる。

それは俺が就職して3ヶ月経った7月に開かれた同窓会での出来事だった。

同窓会と言っても俺の住む地域の大学生が主催したため、人数が少ないことから学年で開催した。

渡された名簿には田島陸斗と俺の名前がしっかりと記載されていて、名前を見渡したが同じクラスで仲の良い奴はいなかった。

「おぉ、田島久しぶりだな!」

話しかけてきたのは、寺岡浩一。

同じクラスにはなったことは無いけど、中学から同じだった友達だ。遊んだりした事はあるけど、そこまで仲の良い友達では無い。

「田島君、久しぶり〜」

寺岡の横には可愛らしい女の子...

少し大人っぽくイメージが変わったが、高校の時に隣のクラスにいた相沢美緒。

「良かったら一緒に飲もうぜ!そんなに中の良い奴がいなくてよ。」

「俺もなんだよ。助かった!」

「じゃ、3人で並んで座ろっか!」

「そうだな。美緒、カバンこっちにおいてやるよ」

「うん、ありがとう」

その一連の流れでカップルだということが想像出来て、一緒に飲んでると確信へと変わっていった。

どうやら2人は同じ大学に通っているらしい。

お互いの近況や将来の事を話していたけど、なんとなく。社会を知らなく夢を語っているように聞こえた。

俺も就職をして3ヶ月だが、理想と現実の違いくらいは分かるようになってた。

「あぁ!寺岡くん来てたんだぁー!ひさしぶりすぎるじゃん!」

寺岡と同じクラスの女子グループに声を掛けられて、寺岡は席をたった。

「はぁ...」

相沢さんは小さくため息をついたのを隣の俺には聞こえた。

残された俺と相沢さんはぎこちなく会話をしていたが、会話が途切れないように頑張った!

なぜ、俺が気を使わなきゃ...

せっかくの同窓会で飲んでるのに……

「おぅ、わりぃわりぃ。ちょっと盛り上がっちゃってよ。田島はこの後どうするんだ?二次会あるらしいけど」

「明日は土曜日だけど、仕事が入っちゃってるんだよ。だから俺はこれで帰るよ」

「そっか、社会人は大変だな。また飲もうな」

学生は羨ましいな。

帰りにポツリと呟いて家に帰った。

翌週の水曜日。

その日は大雨だった。

少し残業をして、19時に自宅のマンションへ向かっていた。

ワンルームだが、俺にとっては専門学校から変わらぬ家で少し広めだし落ち着ける空間だ。

足早に傘を指して近道の公園に入るとベンチでずぶ濡れの女の人が座っていた。

不思議に思いながらも、その前を通るとビックリ。

「相沢さん?」

「……あ。田島くん」

「何してんの!ずぶ濡れじゃん」

傘を相沢さんにさした。

「うん...ちょっと色々重なっちゃって」

「寺岡の連絡先知ってるから迎えに来させようか?」

「やだ...今は会いたくない」

なるほど。

ケンカか。女好きっぽいし浮気かもしれないな。

「なら、傘あるし家まで送るよ!」

「家も帰りたくない...」

「実家じゃないよね?」

「親戚の家...けっこう複雑だから帰りたくないの。」

困った...

①このまま放置して帰るか?

②無理やりでも寺岡か家に連絡して帰らせるか?

行くは夏とはいえ、雨脚も強くなってるし、放置できない。

寺岡に連絡?もし、今現在浮気を見たのなら。逆効果か...

親戚の家...そもそも俺は何処か知らない。

③俺の家に連れていく...

でも、友達の彼女だぞ?

ただ、寒そうに震える相沢さんを見ていると時間に猶予がない事は俺でもわかった。

「ん〜。とりあえず。風邪ひいたら困るから。うちに来る?」

相沢さんは無言で頷いた。

「傘1本で悪いけど...これ以上濡れると風邪ひくから...入りなよ」

「うん...」

3分くらいしか歩かない距離だけど、万が一誰かに見られても困るから傘は深めにさした。

「ここが俺の家。タオル持ってくるから」

玄関で身体を拭いてるけど服はビショビショ。

「風邪ひくから...シャワーに入っておいで。」

「ありがとう...」

俯いたまま、相沢さんはシャワーにいった。

その数分後……

「ああああぁぁぁーーーーー!!!」

お風呂から相沢の叫び声が聞こえた。

大丈夫……だよね?

更に数分後には相沢さんがお風呂から出てきた。

「シャワー...ありがとう」

上着には俺のシャツを貸した。

なんとなく手にしたシャツは白だったけど、さすがに透けても困るから黒い大きめのシャツに切り替えた。

てか、紐付きのハーフパンツもないし。大きめサイズで許して欲しい。

「そういえば、さっき叫んだ?」

「え?叫んでないよ?さすがに人の家で叫ばないよぉ」

いや、絶対叫んだよね?まぁ隠したい気持ちは分かるから、これ以上は何も言わないけど、さっきよりも声のトーンが上がってるから元気にはなったのかな?

「あっ!」

「どうしたの?」

「何も無いから適当に夜ご飯買ってくるよ。ちょっと待ってて!!」

「ありがとう...お金渡すよ!」

「いいって、俺は社会人だし!」

実際はそんなにお金は無いけど。

それでも学生よりはあると思うし、ちょっとだけ格好を付けた。

「でも...」

「何も気にしないで!」

友達の彼女とはいえ、風呂上がりで俺のシャツを着た女の子が家にいるって考えると俺にも落ち着く時間が欲しかった。

1人にするのは申し訳ないけど。

俺は玄関に傘を置いたまま、専門学校の時に親に貰った車に乗り込んでスーパーへと向かった。

そういえば女子って何を食べるんだろう?

分からん...

麺?肉?魚?野菜?

弁当はピンポイント過ぎるし適当に食材を買ってくか。

肉くらいなら俺にも焼けるし。

野菜だって切れる...

そう思いながらも、悪戦苦闘して大量の食材を買って帰った。

「お待たせ!」

「おかえり!」

おかえりだと?

そんな言葉は暫く聞いて無さすぎて新鮮すぎる!!

「あれ?何してるの??」

「ごめんなさい。田島くんの洗濯物も溜まってたし、勝手に洗濯機借りちゃった。」

「え、いや。むしろありがとう」

「なんかたくさん買ってきたね?」

「何がいいか、わからなくてさ。」

「それなら、お礼に私が作るね!」

洗濯に料理まで??

友達の彼女に!!

脱ぎっぱなしの服まで片付けてくれてるし。

少し元気にはなったけど。

相沢さんは落ち込んでた理由を話してこなかった。

俺は同窓会以上に気を使って、会話が途切れないようにしようと思ったんだけど。

意外と気にしなくても会話が途切れることは無かった。

料理の献立とかの話だったけど。

「あっ、洗濯終わった!干すのはこっちでいいの?」

「うん、とりあえずね。ワンルームだから俺が風呂に入ったら風呂場に干すよ。てか俺が干そうか?」

「ううん、大丈夫だよ」

手際よく洗濯物のハンガーを干していて、最後に洗濯用ハンガーを持ってきた。

俺の靴下やパンツ。

そして、ミントグリーンのブラジャーとパンツ。

シャツ1枚で背伸びする相沢さんから目を反らせた。

「どうかした?」

「え、いや……」

ブラジャーという、見慣れない形の物が干されているから、ついつい視線をそちらに向けてしまった。

「あ、ごめんね。私のも洗っちゃったの」

「そんなのは全然かまわないし、むしろ洗うのが正解だよ。」

なるべく下半身を見ないように、相沢の顔を見て話すようにした。

「あ、もしかして?」

間違いなくバレバレだよね。

「大丈夫だよ。履いてるから!」

安心しろと言わんばかりに、シャツを捲ると、いたってシンプルなピンクのパンツを履いていた。

「勝手に脱ぎ捨ててたスラックスを借りてコンビニで買ってきたの!」

「いや、それでも……パンツだよね?」

「あっ!!」

すぐに隠して恥ずかしそうにしてる所を見る限り。

想像と違って天然??

「あっ、お味噌汁作らなきゃ」

ここで初めて沈黙が流れた。

ご飯を食べる時には会話は戻ったし、俺が風呂に入る時はテレビを見てたようだ。

家に来てからスマホは1度も見ていない。

洗濯物を移動する時に確認したけど、相沢さんの服は乾いていない。

要するに帰れないってことだ。

「家は大丈夫?」

「……うん。親戚っていってもママの従兄弟でそんなに会ったことがなかったし。障害を持った子供がいるから大変そうで。一人暮らしする為にお金貯めてたの」

「なるほど、それは居づらいよね」

「こうちゃん...あっ、寺岡くんはお兄さんと住んでるからそっちにも行けなくて。」

「寺岡……とは?」

「もともと浮気性なんだけど、同窓会で会った子とも浮気してるの。」

「ごめん」

「ううん。気にしないで。」

「でも、さすがに家に泊まるってヤバくない?」

「う〜ん、話してて楽しいし。それに変なことする人じゃないでしょ?」

なんとなく釘を打たれた感じ...

まぁ、友達の彼女だし、手は出さないけど。

「まぁ、変なことはしないよ。多分」

「多分ってなに〜?」

「普通にしないよ!こんな家で良かったら、くつろいでよ」

「ほんとに??」

「うん。何も気にしないでいいからさ!」

「やっぱり田島くんは優しいね!良かった!」

多分、無意識なんだろうけど、体育座りはやめて欲しい。パンツが丸見えだし...徐々に割れ目にくい込んでるし。

「じゃあ、俺は明日仕事だし。もう寝るよ。雨に濡れたんだから相沢さんはベッドを使って!俺はたまに座椅子のソファで寝てるくらいだし、これで寝るから!」

「え、」

「気にしないで!もう、自分の家だと思って寛いで良いからさ。」

「うん!」

「明日はちょっと早いから、寝てていいから。鍵のスペアはそこの引き出しに束で入ってるからそれを使って!」

7時出社だったから、6時過ぎには家を出た。

朝起きると、相沢さんはまだ眠っていて、パンツとお腹を出して寝てるから隠すように、掛け布団を掛けてあげた。

まさか、友達の彼女を1泊させてしまうとは思わず。

不思議な気分のまま仕事をして、早出出勤だった為、16時には仕事が終わり家に帰った。

もちろん、家は鍵が掛かっていて誰もいない。

綺麗になったベッドの上にはシャツがたたまれていて、クローゼットの前には洗濯物も畳まれていた。

非日常の昨日と比べて、日常の我が家。

冷蔵庫には買いすぎた食材たち。

スーツを脱いで部屋着に着替えると、玄関で何か音がした。

リビングの扉が開くと、そこには相沢さん?

なぜ??

しかも、両手に大きなバッグ??

「遅くなっちゃってごめんね!ご飯の準備しちゃうね!!」

「へ?」

俺は昨日1日くつろいでと言ったつもりで、自分の家のようにと...

そして、合鍵の場所...

見事に相沢さんと俺の意思の疎通は出来ていなかった。

一人暮らしだし、良いと言えば良いけど。

友達の彼女だぞ??

でも、今更ダメだなんて言えねぇ!!

「ねぇねぇ、何かケースある?」

「クリアケースなら余ってるよ」

「ごめん、借りるね!クローゼットの中もちょっと借りる!」

カバンから取り出したものをクリアケースにいれている。

赤、白、ピンク、水色、黒……

下着だった

「ちょっと!」

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(2020年05月28日)

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