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実はレズだった憧れの先輩の口止め料は②(1/2ページ目)

投稿:2022-08-24 17:01:53

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本文(1/2ページ目)

土方 煉◆IkWDNHA
前回の話

①首すじの後ろににジリジリと日光の紫外線を浴びながら、僕は高校に入ってから二度目の夏休みを終え登校した。約一ヶ月もダラダラとアルバイト先と家との往復だけの生活をしていた僕にとっては三十度を下回る九月の気温ですら猛暑に感じた。高校の最寄り駅に近付くにつれて同じ制服の学生が目立つようにな…

2

僕のギンギンに勃起した性器を咥えた黒崎がたまらず声を漏らす。

「うごっ…!んっ…んぐっ!!……ぶはっ!!ちょっ…マジ無理!ほんっ…と、んぐっ!くさいっ!」

「そんなに臭いですか?」

「はぁ…はぁ…あんた頭おかしいんじゃない!?こんなのどうかしてるわよ!」

「いや、何でもするって言われたから……嫌ならやめてもらっても大丈夫ですけど」

黒崎は僕を見上げながらキッと睨みつけた。そして呼吸を整えて再び僕の性器を咥えた。亀頭は黒崎の唾液でジュクジュクだった。

「ジュポッ…!チュパッ…んっ…はぁ」

先ほどに比べると黒崎は積極的に舌をよく動かしている。レズの彼女はフェラがとてもうまかった事に驚いた。舌を亀頭にまとわりつかせて、竿の部分を上下する。僕はすぐに絶頂を迎えそうになった。

「あっ…黒崎さんっ、すげー気持ちいい」

膝をついて頭を振りながら必死にフェラをする彼女の頭を僕が撫でようとすると、彼女は性器を咥えたまま僕の手を振り払った。よほど男性に触れられたくないらしい。それに感じる僕の反応を見て彼女はすぐに抜きにかかった。

添えているだけだった彼女の右手に力がこもる。舌と手を使ったピストンが一段と速くなった。

「ああっ…イキそっ!…出しますよ」

「んぁあ!?んんんっ!……んーっ!!」

僕は彼女の口内に数日ぶりの射精をした。彼女は涙目になりながら僕の精子を受け止めた。口を開いて「んー!んーっ!」と声をあげた。多分、なんて事するんだ!どうにかしろ!という事だろう。だが僕はさらっと言った。

「ちゃんとそれも飲んで下さいよ。てか飲んだ事あります?」

彼女は口からこぼれる精子を手で受け止めながら激しく首を横に振る。

「ああ、垂れてますよ。ほらっ」

促すと彼女はしばらく僕を睨んだまま固まっていたが、上を向いてゴクッと僕の精子を飲み込んだ。

「おえっ…マジ…マジで無理なんだけどっ。どんだけ出すのよっ!てか濃すぎでしょ…ほんとキモい」

そう言って彼女はスクールバッグからペットボトルのお茶を取り出して、それをこまめに口に含んでは何度もうがいをした。

「じゃあ次は僕がしてあげますよ」

「はっ?何を?」

「さっき黒崎さんがしてたみたいな事ですよ。さぁ座って下さい」

「無理!」

「あっそ。じゃあもういいです」

僕が口を閉ざすと彼女はさらに不機嫌になり「ほんっとウザい!分かったわよ!!」と怒鳴ると、手でスカートを押さえてパンティを隠しながら股を開いてベンチに腰掛けた。

「今さら隠さなくったていいのに。今日はピンクでしょう?」

僕がそう言って彼女の手をどけると、彼女は「せめて目閉じてよ!」と怒った。

「やだね」僕は静かに言い、指を彼女のパンティの隙間に入れた。

「んっ!?ちょっと!直はやめっ……!あぁっん」

僕は何度も指を前後にピストンした。美里との行為の後だからか彼女はすでに相当濡れていた。ペニスバンドについた巨根を挿入した後という事もあって彼女の膣はすでにある程度広がっており、僕の指は難なく彼女の膣へ吸い込まれる。

膣から指を抜くと、僕の指は第二関節辺りまで彼女の愛液でぬるりとねばついていた。彼女の目の前で指を動かして糸をひいている愛液を見せつけると「やめろよテメー!」と怒られた。

彼女に見せつけるように指を自分の口に含んだ。少しだけ塩気を感じた。そしてパンティにシミが浮かぶほど濡れている彼女の陰部に鼻を当て、Vラインと生地の隙間に舌を入れるとがむしゃらに舐めまくった。これが僕の人生初のクンニだった。

「いやっ…ああ!もおっ…ちょっ!やめ…て。んん」

感じる彼女を見るとさらに興奮した。しかしどれだけ激しく舌を彼女の膣内で動かしても彼女はなかなかイカなかった。

(あれ?さっきまであんなにすぐイッてたのに)

僕は探るように膣を舐めると、ぴょんと出っ張ったクリトリスの存在を感じた。舌を伸ばして何度も膣奥まで入れるのはさすがにしんどかったから、次に手前に位置するクリトリスに舌先を当てた。

「あっ…んあっ…はあっ!んーっ!!」

彼女の喘ぎ声のトーンが明らかに変わった。手応えを感じた僕は舌を振動させながらクリトリスのみを舐めた。すると彼女は面白いほどあっさりと絶頂を迎えた。

「イッ…!ちょ、イクッ…!んっ…イクッ…てばぁ!……んんんん!!ああっ!!」

彼女は大きく股を開いてガクガクと震えていた。男と違って女性は何度でもイケる。と、何かで得た知識を思い出した。嘘か信か、要領を得た僕は何度も繰り返し彼女をイカせた。イカせられすぎて彼女はやがて声をあげる事すら出来なくなっていた。表情もリアルなあへ顔になっていた。

目をとろんとさせ、「気持ちよかったですか?」と聞いても反応はなかった。

自慰行為のおかずにするほど美人な黒崎のこんな姿を見て、彼女の膣と愛液の臭いを嗅いで興奮した僕は再び勃起した。僕が膝立ちの状態から立ち上がると彼女は開脚したままベンチにもたれ掛けてぼーっと僕の勃起した性器に目を向けた。

一瞬驚いた表情をしたが、すぐに顔色が曇った。

「じゃあ…挿れますね」

僕は強引に彼女のパンティをずり下ろした。綺麗に手入れされた彼女の薄い陰毛が露になった。彼女は目を丸く見開いて何かを伝えようと口をパクパクとさせた。

彼女の唾液で汚れた僕の性器と僕の唾液で汚れた彼女の膣。亀頭を膣に当て、ゆっくりと押し込むとニチュッと音をたてて僕の性器はあっさりと彼女の中に入った。僕の性器には彼女の温かい膣内の肉がまとわりつく。

「んんんんっ!いやぁぁっ……」彼女は声にならない声をあげた。そして休む事なく僕は何度も力強く突いた。徐々に突くスピードをあげると自然と彼女の声も大きくなる。

「あっ、んっ!あんっ!あっ!やっ…!ああん!」

パンッパンッとリズミカルに音をたて、やがて僕は今度は彼女の口内ではなく、膣内で二度目の射精迎えようとした。

「黒崎さんっ…!もうイキます…」

「あんっ、あっん…えっ!?ちょっ!ダメ!抜いてっ…!」

彼女が青ざめながら言ったと同時に、僕は二度目の射精をした。性器が彼女の中に入ったままドクドクと脈打ちながら精液が流れ込む。彼女は体をよじって急いで性器を抜いた。膣から離れてもギンギンになった性器からはまだビュッ!ビュッ!と精液が噴き出していた。彼女は地面に落ちた精液を見て青ざめたまま言った。

「ちょっと…これ、どうしてくれるのよ。なんて事を……」

彼女は涙目になりながら鞄からティッシュを取り出すと、自らの指で膣から精液を出そうと必死にかき出した。僕は黙ったまましばらく彼女を見ていた。

激しく乱れた彼女もまた美しかった。

「あの」

声を掛けても彼女は無視して除菌シートやティッシュで入念に手や体を拭いていた。

「あの…これも綺麗にしてくれません?舐めてですけど」

ここまで来れば僕に怖いものなんてなかった。彼女は手を止めて驚きと呆れを通り越した何とも言えない表情をしていた。

「はっ?一体あんたは何を言ってんの?」

「いや、だから。ちんこ舐めて綺麗にしてって事です」

僕が言うと彼女は今だ半勃ちの性器を見た。

「バカじゃないの!誰がそんな事…二度とうちと関わらないでくれる」

「分かりました、じゃあこの事学校中に広めますから。さっきの美里さん?とのやり取りも動画で撮ってますし」

「は?何よそれ」

もちろんハッタリである。けれど彼女は明らかに動揺していた。

「ほら」

僕が腰を前に突き出すと、一瞬悩んだが彼女は黙って再び僕の性器を咥えた。舌先で竿から亀頭まで何周かゆっくり舐めて、口を離すと早々に精液と愛液が混じったねばついた液体を地面に吐き捨てた。そして再び残っていたお茶で入念にうがいを行った。

「あの、僕達…」

彼女は一刻をも早くこの場を立ち去ろうと身支度を整えている。僕が声を出すと眉間にシワを寄せながら鬱陶しそうに振り返った。

「なに?さっきも言ったでしょ、話し掛けないでくれる?」

「怒ってるんですか?」

彼女は一層怖い顔で言う。

「当たり前じゃない!こんなのただのレイプよ!絶対許さないから!」

「何でも言う事聞くって言ったのは黒崎さんじゃないですか。それに僕は嫌ならやめとくって言いましたし」

「何でもって…!限度ってもんがあるでしょ!?好きでもない相手に犯されるってどういう気持ちか分かる!?」

彼女は怒鳴りながらぜぇぜぇと呼吸を乱していた。

「それでも自分がレズって事がバレたくなかったんでしょ?別にいいじゃないですか、今時そんなの気にしなくて。そりゃあ驚くでしょうがそれであなたの交友関係や地位が変わるとは思えませんけど」

「もう話さないでいいわ。あんたとは口も利きたくない。もう満足でしょ?さよなら」

彼女はそう言い残すと踵を返して立ち去ろうとした。言おうか迷ったが僕は言った。

「誰が一回で終わりって決めたんですか?」

「はい?」

彼女はこちらに背を向けたままだった。

「別に彼女になれとまでは言いません。だけどあなたにセフレになってもらいたいなーって。別に嫌ならいいですけどね」

「セ、セフレって何よ…?」

「そのままの意味ですけど?ただセックスするだけの友人」

「今したじゃない」

「はい。だけどまたすぐしたくなるじゃないですか」

「…………」

黒崎はこちらに背を向け立ち止まったまま動かない。そしてしばらくの沈黙の末に彼女は口を開いた。

「条件次第よ」

「条件?何ですか?」

「まず第一にゴムは絶対着けてもらうから。それにもちろん口外禁止。後、生理中はやめて」

「それだけですか?」

「それと、その…美里との動画は消して」

「それは僕達の関係が終わり次第消しますよ。今消してしまうと黒崎さんは何をしでかすか分からない」僕は冗談ぽく笑った。無論、こちらを振り返った黒崎はまったく笑っていない。

「分かりました」僕が答えると、彼女はさっさとその場を後にした。ベンチには彼女が置いていったお茶のペットボトルが取り残されていた。

結論から言うと、僕達の関係は彼女が卒業する三月まで続いた。

翌日からしばらくの間、校内で黒崎を見かける事はなかったが、今思えば僕の事をただ避けていたのだろう。昼休みにばったり出くわした時の彼女の顔が全てを物語っていた。

「あっ…」

彼女はフリーズした。僕は人目を気にしながら彼女を校舎の脇に呼んだ。

「久しぶりじゃないですか。かれこれ一週間は見てない」

「そう?学校には来てたけど」

僕は時計に目を向け時間を確認した。五限目まではあと十分あった。

「じゃあ早速抜いてもらえますか?」

「えっ、ここで…?」

「黒崎さんのフェラならすぐ終わりますよ」

僕がベルトを外してパンツを下ろすと彼女は渋々屈んで僕の性器に口をふくんだ。

「ジュポッ…ジュジュッ…んあっ、んっ」

数分で僕が射精すると彼女はなにも言わずハンカチを口に当てて、そそくさとその場を後にした。それから僕がフェラを頼むと彼女は毎回そんな感じだった。

時には帰りの電車の中でも行為をした。僕達は連結部付近のスペースへ移動し、そこで彼女の短いスカートを捲り上げて手マンをした。彼女は僕の指示通りに手コキを行い、興奮が絶頂に迎えた時にサッとフェラを行い僕の性的欲求を満たした。

僕の親が仕事で家を留守にしている時や、時にはカラオケボックスで僕達はセックスをした。何度も何度もセックスをし、僕は黒崎の身体を知り尽くした。彼女の性感帯や前戯の癖など全て。

それに彼女の下着のローテーションもほぼ完璧に記憶できた。

ただ、数えきれないほど彼女をイカせたが、意地なのか彼女は一度たりとも「気持ち良い」とは言わなかった。

そろそろ彼女の肉体にも飽きがきた時に三月を迎えた。もうその頃になると、僕達はどこであれ出くわせば、時間を確認してそれに見合った行為を行う関係になっていた。

黒崎もいちいち露骨に嫌な顔をする事もなくなったし、僕も暇さえあれば彼女の胸を揉んだり、スカートの中に手を入れて尻を揉んだりした。

そして卒業式当日。いつも以上に綺麗におめかしした黒崎は卒業生の中でも一際浮いていた。黒崎が卒業証書を受け取りに壇上に上がると、後方に座る父兄がざわめいた。

僕はスカートから伸びる黒崎の綺麗な脚を見て勃起していた。多分今日のパンティは紫のレースのやつだ。勃起しながらそんなくだらない事を考えていると、式はあっという間に終わった。

式が終わり卒業生同士で談笑している黒崎を見つけた。僕はいつも通り黒崎に近付いて欲求を満たそうとした。

「卒業おめでとう」

「ありがとっ」

「この後予定は?」

「クラスで打ち上げがある」

「そっか」

「もしかして…するの?」

「そのつもりです」

黒崎は一瞬考えて言った。

「分かったわ。だけどあんまり乱れるような事はやめてね。髪も美容室で綺麗にしてもらってるんだから」

「学校でします?それともどっか出ます?」

「今日は友達と帰るから。さっさと済まして」

黒崎は相変わらずだった。黒崎の提案で僕達は音楽室の用具部屋へと向かいそこでコトを済ませる事にした。黒崎に股を広げて台に座るよう言い、僕は彼女のパンティを見た。予想とは違い、彼女はこの日真っ白のパンティを穿いていた。

「まさに純白ですね」と笑い、彼女の陰部の割れ目に鼻を当ててスーッと臭いを嗅ぐ。

「ちょ、そういうのいいから」

僕は何度も鼻をグリグリと当てた。嗅ぎなれた彼女の家の柔軟剤の香りと少しだけ汗ばんだ生臭さが混じっていた。

場所も場所だし落ち着かなかった僕は早々に挿入を試みた。財布からゴムを取り出して着けると、彼女にキスを迫った。だが、彼女は「化粧が取れるから」と僕を突っぱねた。

じゃあいいや、と僕は彼女に挿入した。この半年間、これだけ頻繁にセックスしてるもんだから彼女の膣はとっくに僕の性器のサイズにマッチするよう形成されている。徐々にピストンのスピードを上げると、次第に黒崎の喘ぎ声が大きくなる。

「あんっ…んくぅ、あっ…んんっ」

「はぁっ、はぁ…気持ちいいですか?」

「んっ…別に…!あっ…んっ、んん」

「強がりですね」

「あっ、あんっ…は、早くその汚いの抜いてっ…終わりなさいよっ…んん!」

「はいはい、じゃあご希望通りに…」

そう言って僕はぐちゅぐちゅに濡れたゴムを引き抜いた。そして再び挿入し腰を振る。彼女はあれ?っという顔をした。僕は腰を振りながら彼女腹の上に外したゴムをポトリと落とした。彼女は喘ぎながらもゴムを拾いまじまじと見た。

「気持ち良すぎて取っちゃいました」僕は言うと彼女は般若みたいに怒った顔をした。

「えっ!!?んんっ、ちょ!ちょっ!!や、やめて…!無理だってば!」

「あー、もう出そう…!あーイクイクッ」

「いゃあ!もうっ!やめてっ…!」

僕は最後に「ぐんっ」と渾身のひと突きを放って射精した。

「ああああっ……!!」僕が突くと同時に彼女は大声で喘いだ。幸い近くに人はいなかった。

ドクドクと脈打ちながら射精を続ける性器が完全に精液を出し終わるまで僕は抜かなかった。そして頃合いをみて性器を抜くと、彼女の膣から濃い精液がボタボタッと地面に落ちた。

黒崎は精液を垂れ流しながら何も言う事なく、仰向けになったまま腕で顔を隠している。「気持ち良かったです」と僕が言っても返事はなかった。

自分でしといてなんだが、僕はその場にいるのが気まずくなったので「じゃあまた連絡しますね」と一方的に伝えて部屋を出た。それが僕が見た黒崎の最後の姿だった。

卒業式から一週間が経ち、学校は短い春休みへ突入した。僕は黒崎に電話した。だが、彼女は出なかった。しばらく待っても折り返しもなく、メッセージを送っても既読すら付かなかった。

「あー、やっぱそういう感じ?」

僕は溜め息混じりに声を漏らした。あれだけセックスして互いの身体を知り合った仲なのに、結末は実にあっけなかった。最初は嫌がってたけど徐々に打ち解けてくれてると思ってた僕は肩を落とした。

考えてみればそうか、卒業してしまえばレズって脅されても痛くも痒くもないしな。在校生にバレたとてもう彼女には関係のない話だ。

(こんな事だったら卒業式の日もっと楽しめばよかった……)

ひょんな事から黒崎と親しくなり、またひょんな事が原因で僕達の関係は終焉を迎えた。本当に人生は何が起こるか分かったもんじゃない。

彼女の友人と親しいわけじゃないから僕には彼女がどういう進路を進んだのかは不明だ。

その後、僕は高校を卒業してFラン大学へと進学した。大学では夢見たハーレムは訪れず、冴えない学生生活を送った。大学ではとにかく無難に過ごした。すぐに破局したが、それに比例して僕には身の丈に合った無難な彼女が出来たし、それはそれで楽しかった。そして卒業後も無難な中小企業へ就職した。

そこで出会った事務職の同期と交際し、結婚した。もちろん彼女も可もなく不可もなく無難な女性だった。世の中広いからいるはずだろうけど、僕は黒崎瑠花を超える美女に今だ出会ってはいない。

結婚して三年目に娘が産まれた。僕は「瑠花なんかいいんじゃないか?」と言った。そんなにすぐ決まるものじゃないと思っていたが、思いの外妻や両親の受けが良く、娘の名は瑠花になった。

僕達夫婦は共働きで生活する事になった。僕の稼ぎが良くない事が主な理由だが、意外に妻は仕事が好きで働きたがった。子供が小さいうちから保育園に入れる事に少し抵抗があった僕は妻に提案した。

「共働きは良いけどさ、パートに切り替えて瑠花がもう少し大きくなってから幼稚園ではダメなのか?」

だけど妻は反対し、あくまで僕と同じ元の職場で正社員で働くという事にこだわった。「今時どこの家庭もそんなもんよ」とだけ言った。

そして娘が一歳になる四月に最寄りの保育園に入園させる事ができた。妻は育休を終え職場に復帰した。娘の送り迎えは基本的に妻がおこなったが、たまに僕も同行した。

そして娘が入園して二年が経ったある日の朝。娘を保育園まで送る道中に突然娘が僕と妻に言った。

「あのね、あの、あのねっ!同じ名前の先生がいる!」

「へぇ、そうなんだ!お揃いだね」

「うん!お揃い!」

妻と娘は手を繋ぎながら楽しそうに話している。僕はそんな先生いたっけ?と思った。が、正直他のクラスや学年の先生まで把握していない。

「じゃあ今度その先生いたらパパとママに紹介してよ」と僕も笑い三人で園へ向かった。園に着くと娘がすぐに声をあげた。

「あれ!あそこ!瑠花先生」

僕と妻は娘が指差す方へ視線を向けた。視線の先にはネイビーのジャージに白の無地のTシャツを来た先生がいる。娘の言うその瑠花先生は遠目からでも分かるほど身体の線が細く、他の先生と比べてもなかなか良い身体をしていた。

それにマスクをしていたから顔まではよく見えなかった。

「あの先生、瑠花って言うんだ」隣で妻が呟いた。

「知ってるの?」

「うん、たしか隣のクラスの先生よ。挨拶ぐらいはした事あったと思う」

「へぇ、知らなかった。初めて見たかも」

「美人な先生で親御さんに人気があるみたい」

真っ直ぐ正面を見ていると隣から妻の視線を感じた。僕は正面を見たまま「ふーん」と答えた。

すると、僕達に気が付いたのか、瑠花先生がこちらへと向かってきた。

「おはようございますぅ!…あ!瑠花ちゃーん、おはよっ」

「おはよ!」

彼女は屈んで娘とじゃれあい、改めて僕達に挨拶をした。

「おはようございます、吉野です。じゃあ、お願いしますね」と妻が言うと彼女は「はい、お預かりします」とニッコリ微笑んだ。彼女は僕を一瞥しただけで終始妻の方を見ていた。

無事娘を送り届けると僕は妻に言った。

「あの先生あんまり愛想良くないなー」

「そう?普通だけどねぇ」

「チラッと見ただけで頭も下げやしなかったぞ」

「あなたがじっと見つめるから恥ずかしかったんじゃない?美人な人だから」と妻は笑った。

「んなことねぇよ。マスクしてたし顔も良く分からなかった。ただまつ毛はすげー長かったな」

「ほらやっぱ見てるじゃん」

「うるさいよ」

「だけど……」と妻は言った。

「黒崎先生、体調悪いのかしら?あの子にうつらなければいいけど」

言った後の僕の顔を見て妻は慌てて訂正した。

「いや、別に自分の子が大丈夫ならそれでいいって意味じゃないわよ?ほら、他のクラスでも風邪流行ってるみたいだしさ」

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(2020年05月28日)

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