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兄妹の一線を超えた話
2018-08-14 00:11:04
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私には1つ上の兄がいます。兄は見た目スポーツマンという感じで、実妹の身で言うのもあれですが、かっこいいのです。また兄は頭がよく、性格も優しくて、よく私と遊んでくれます。そんな兄を私は『お兄』と呼んで慕っていました。
そんなお兄と私でしたが、夏休み前のあの日から大きく変わりました。
その日は夏休み前の定期試験の回答返却があった日でした。試験の点数が良かった私は心を躍らせながら速足で家に帰りました。「いい点取れたよ」とお兄に報告するためです。
家に帰った私は早速お兄に報告しようとお兄の部屋に入りました。
「……」
「……」
そこにはお兄とお兄と同じくらいの知らない女の人がいました。
「えっと、お兄…?」
何が何だかわからず混乱した私はぼーぜんとしながら、出来る限り何が起きているのか整理しました。そして1つの答えが出ました。
「お兄、なんで裸なの?」
混乱した私の頭で整理できたのは、裸になったお兄と女の人がぴったりとくっついていたことだった。
だけど
"なんでお兄の部屋に女の人がいるの?"
"なんでお兄たちは裸なの?"
整理はできたものの、混乱が止まらない私はただただ部屋の入り口で突っ立っていました。そんな私にお兄は私を私の部屋まで引っ張っていき、そしてお兄は部屋を出ていった。
そんな私は余計に混乱し、しばらく部屋で突っ立っていました。
その日の夜遅く、私は再びお兄の部屋に行きました。さっきの事を聞いてみたかったのです。
「ねえお兄、入っていい…?」
そう言うとお兄は「ちょっと待って」と言って少し経った後、OKが出たので部屋に入りました。
お兄は椅子に座ってました。私はお兄と対面出来るベッドの上に座りました。そして私はさっきの事をお兄に聞いてみました。
「お兄、聞きたいことがあるんだけど」
「なに?」
「お昼のあれ、なに?」
「ぅぐ…っ!」
「それにあの人誰?」
「……」
黙り込むお兄。そんなお兄に私は「なんで、なんで」としつこく聞きました。しばらくお兄は黙っていましたが、私のしつこさにとうとう口を開きました。
「彼女。彼女だよ」
お兄曰く、その彼女と言う人は小学校からの友達で高◯生になってから付き合い始めたそうです。
「お兄、付き合ってる人いたんだ」
「そうだよ」
「ふーん、そっか」
「そうなの」
「じゃあ、お兄たちは何してたの?」
お兄が付き合っていることはわかりました。しかし私にはまだあの時お兄たちが何をしていたのか分かってないのです。
お兄は顔を赤くし、口をまごまごとしました。何か言えないことなのだろうか。そう思った私ではありましたが、興味の方が上まっていたため、
「お兄聞こえない」
と言いました。そんな私にお兄は少しイラついたのか
「セックスだよ」
と荒く言いました。セックス。セックスです。お兄は彼女さんとセックスをしていたようなのです。
「セ、セックスしてたの?」
「そ、そうだよ」
「じゃ、じゃあお兄は彼女さんと赤ちゃんつくるの…?」
「…ん?」
私の発言にお兄は「何言ってるの?」という顔をしました。それもそのはずで、お兄の言っていたセックスは愛情表現の1つであり、私の言う子作りの意味ではないのです。しかし私は当時、セックスというものは子作りのためのものとしかわからなかったのでこう言ってしまいました。お兄が混乱するのも普通です。
「文(ふみ、私の呼び名)、知らないの?」
「何が?」
「その…セックスのこと」
「赤ちゃんが欲しい時にするのでしょ?」
「そうじゃなくて…」
はあーとため息をつくお兄。当の私はお兄のため息の意味が分からず、混乱しました。
しかしそんなのも束の間、お兄がいきなり立ち上がり、私に近づいてきたと思ったら、私を抱きしめてベッドに倒れました。
「えっ、お兄、なに!?」
余計に混乱する私。そんな私にお兄は
「そんなに気になるんなら、教えてあげるよ」
そう言って私のおでこにキスをしました。
「教えるって、な、なにを…?」
「だからセックス」
「で、でも私まだ赤ちゃん欲しくないの」
「大丈夫。そういうのじゃないから」
そう言われて頭を撫でられた私は、途端力が抜けていきました。そして私はお兄に唇を奪われました。私のファーストキスでした。
続きはまた書きます。
前回の続きです! 愛情表現としてのセックスを知らない私はお兄に教えてもらいます。 私のファーストキスは映画であるようなキスでした。お兄に抱きしめられ、頭を撫でられながらのキスでした。 「今度はもう少し凄いのやろっか」 そう言ってお兄は舌を出すように言いました。言われた通りに舌を出した…
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