官能小説・エロ小説(約 25 分で読了)
【超高評価】後輩の女性社員に、仕事だけでなく女としても一人前にしてくれと言われた(1/4ページ目)
投稿:2016-11-06 21:37:42
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本文(1/4ページ目)
「今日のプレゼンは良かったぞ」
ボクと藤倉は、この数週間、そのプレゼンに全力を注ぎ、準備してきた。
そしてプレゼン当日、ボクは後輩に全てを託し、藤倉はその期待に応えてくれたのだった。
「全部、先輩のお陰です」
偉いさんたちから珍しく拍手が起こり、壇上から降りてくると、殊勝にも藤倉はボクのことを立ててくれた。
それも部長の前で。
ボクは藤倉のそんなところを偉いと思っていた。
昔の自分を振り返ってみると、自分のことしか考える余裕はなくて、恥ずかしいと思った。
「今日は、みんなで打ち上げにいこう!」
すると、藤倉は悪戯っぽくペロッと舌を出してボクに応じた。
「最初からそのつもりでーす」
そう言うと、携帯を取り出して、お店のホームページを映し出してみせた。
「ここ、十人で予約しておきました」
失敗に終わることなど考えていないポジティブさと準備の良さに舌を巻きながら、ボクは流石だと思った。
できる社員というのはこういうものか。
おまけに美人だ。
藤倉ひとみがボクの所属するマーケティング部に配属されてきたのは、新人研修が終わった4月の中旬だった。
もう二年も前になる。
その年の女性新入社員は四人しかいなくて、営業とラボと工場にひとりずつ配属されたほか、奇跡的に弱小マーケにもそのうちの一人が配属されてきたのだった。
「今年の新人たち、見た目は悪くないけど、揃いも揃って貧乳ね」
久しぶりの女性新入社員の配属に、周りの部署も含めて、男性社員は浮足立っていた。
それほどの出来事だった。
一方、ベテランの女性陣は面白くなく、給湯室でディスっているのを聞いてしまった。
マーケへの新人配属は、それほどにボクら男性社員にとって大きなニュースで、仕事へのパワーが漲る出来事だった。
本題に戻ろう。
藤倉はけっこう大柄で、身体も脚も細くてモデルみたいな体型をしている。
二重のアーモンドアイなので、顔立ちも綺麗だが、ブラジャーはきっとAカップに違いない。
その点については、ベテラン勢の見立ては正しそうだ。
化粧っけもない。
それでいて、化粧などしていなくても、街ですれ違った人が振り返るくらい綺麗な顔立ちだった。
きれいな女性は同性に嫌われがちだけど、藤倉にそんなところはなかった。
誰とでも気さくに話をするし、媚びるような目をすることもない。
男になんて目もくれず、最初からひたすら仕事に没頭していた。
その点においては、結構男前なやつなのだ。
そんなやつだから、ベテラン勢も直ぐに藤倉のことを認めて、打ち解けていった。
藤倉が配属になってきてから、ボクは会社に行くのが楽しくなった。
そうだ、正直に言おう。
ボクのひとめぼれだった。
けれどもボクは、生憎自分がビジュアル的に恵まれていないことを自覚していた。
運動も得意ではないので、学生時代からモテたことなどない。
だから、藤倉は後輩でありながら、ボクにとって高嶺の花だった。
それでも良かった。
十分すぎるほどだった。
「四月に入社した藤倉です」
部長に連れられて着任した朝、ボクは自分の目を疑った。
『掃き溜めに鶴』
そんな諺がボクの頭の中に浮かんだ。
だが、間違ってもそんなことは口にできない。
ベテラン女性社員の反感を買うことは、ある意味で、会社の中では上司に嫌われるよりも厳しい。
別の部署に配属された男性社員が、若い女性社員とばかり仲良くしていたら、速攻でお局さまたちの逆鱗に触れ、半年で社会人生命を絶たれてしまった。
首になったわけではないが、遠くへ行ってしまった。
社会人としての安否が気遣われる。
会社とは、カンボジアの原野のようなものだと最初に教えてくれたのは、総務の島田女史だった。
学校ではなく、会社なのでイジメを受けるようなことはない。
少なくともうちの会社はそうだ。
だが、ベテラン勢から地雷がどこに埋まっているのか教えてもらえないので、自爆するのだ。
その男性社員も同じだった。
上司が可愛がっていた事務の女の子に手を出そうとして、地方に飛ばされた。
そこに地雷が潜んでいることを、誰も教えてくれなかったのだ。
そんな不遇に見舞われる奴がいるかと思えば、お局さまの寵愛を受けて、順風満帆なやつもいる。
ベテラン勢の一人である島田さんは、どういうわけかボクに優しくて、会社で生き残る大切な情報をさりげなく回してくれるのだった。
尤も、モテないボクにとって、その手の地雷がどこに埋まっていようが、関係なかったが。
島田さんは、特に新人に厳しいと言われている人だった。
マーケの人間には優しいのかと思ったこともあった。
けれども先輩に訊いてみたら、みんな口を揃えて『厳しくておっかない』と言っていた。
だが、最近社員食堂で耳にした噂では、島田さんにもそのころには変化があったようだ。
どうやら、春が来たということらしかった。
「なぁ、島田さん、最近感じ変わったよなぁ」
「うん、前はもっと怖い感じでさぁ、仕事も何だか頼みにくいっていうか…」
「そうそう、でも最近、何かこう、柔らかくなったよなぁ」
そんな風に噂される人でもあったから、もともとやさしい部分もあったに違いない。
島田さんに初めて会ったときの反応は今でも覚えている。
少し驚いた風にボクを見て『ショウちゃん…』って呟いていたので、ボクは誰かに似ていたのかもしれない。
おっかないと思われている人だったが、綺麗な人ではあった。
今回のプレゼンは、商品開発部の新人くんを援護射撃するものだった。
小林という新人で、藤倉よりさらに若手の男性社員だ。
そんな素人が企画を手がけたものだから、援護をするのも今回はかなり骨が折れた。
そのままでは三百六十度包囲網に遭って、一斉射撃を受けるのは目に見えていた。
商品開発部はいつからそんな無謀なことをするようになったのか、と最初は思ってしまった。
着想そのものはいいのだが、コストのことやマーケットリサーチの視点が抜けているので、本来は早々に企画倒れになる代物だった。
ところがそれを、そいつの上司が何とか形にしようとしていた。
その上司というのが名倉さんと言って、ボクが新人のときの教育係だった。
世話になった人なので、マーケティングの部分を援護してやってくれと頼まれたとき、ボクとしても断れなかった。
名倉さんのいる商品開発部は、新人研修の一環として毎年一人は新入社員が配属になる。
藤倉が入った年も、男性社員が配属された。
そして、四年前はボクがその新人で、名倉さんはボクの当時の指導員だったというわけだ。
仕事に厳しい人で、昨年の春からは、その小林という運動バカが扱かれていた。
尤もボクは、運動すらできないのだけれど。
名倉さんは仕事ができる人なので、今では管理職になっていて、小林は部下として名倉さんについていた。
「荒削りだけど、センスは悪くないの」
新人くんの企画を聞かされたとき、名倉さんからそう切り出された。
企画に関わっていくうちに、その通りだと思うようになった。
流石は、名倉さんだ。
今のボクがこうしてやっていられるのは、名倉さんのお陰と言っても過言ではない。
だから、藤倉にも声をかけて、一緒に協力することにした。
藤倉は、忙しくしていたので、断られたら一人でやろうと思っていた。
だが、藤倉は迷うことなく、二つ返事で引き受けてくれた。
嬉しかった。
藤倉も後輩のために何とか力を貸したいと考えてくれたようだった。
やはり、男前だ。
いや、ひょっとすると、小林に気があるのかもしれない。
そんな邪念が脳裏をよぎったが、仕事なので忘れることにした。
本来の業務に小林の商品企画をサポートするマーケティング企画をすることになったので、残業が多くなった。
けれども藤倉と一緒だったので、苦にはならなかった。
デートの約束などないボクにとっては、夜遅くまで藤倉と会社に居られるだけで幸せだったのだ。
自分に自信のある奴なら、彼氏は居るのかとか、週末はどうしているのかとか聞き出して、アプローチをするのだろうが、ボクにはそんな自信の欠片もなかった。
高望みをしても仕方がないから、気のある素振りなども見せたことがない。
けれども、先輩としてボクにできることを精一杯にやることが、藤倉に示せるボクなりの誠意だと自分の中で勝手に思っていた。
だから、藤倉がボクのお蔭だと言ってくれた時、率直に言ってうれしかった。
藤倉の成功を妬むこともなく、素直に嬉しかった。
浮かれている自分に気が付いて、ひとつの仕事の区切りがついただけのことだと自分の中で言い聞かせた。
だから、打ち上げの席でも、遠目に藤倉のことを見ながらも一度も話をする機会はなく終わってしまった。
宴会がお開きになって、偉いさんたちをタクシーに乗せて見送った。
他の連中は三々五々家路についたようで、気が付くとボク一人だった。
最終電車の時刻が迫っていたので、ボクも地下鉄の駅へと急いだ。
入社当時と比べて少し給料が上がったとはいえ、飲んだ後、タクシーで帰れる身分ではなかった。
地下鉄の入り口の階段を下りかけたところで、後ろから呼び止められた。
「山崎くん!」
それが嘗ての指導員の声であることは、振り返らなくても分かった。
声の主の方を振り返ると、そこには名倉さんが立っていた。
意外だったのは、名倉さんの後ろに隠れるようにして藤倉が立っていたことだった。
「もう、みんな帰ったのかと思っていましたよ」
二人に向かってそう言うと、名倉さんはボクの方に歩み寄ってきた。
「まだ、山崎くんにお礼も言っていないのに、先に帰るわけないじゃないの」
確かに、名倉さんはそんな人ではなかった。
でも、プレゼンをやってのけたのは藤倉だ。
「お礼なら、藤倉に言ってやってくださいよ」
「でも、山崎くんが陰で支えてくれていたことはわかってるわ。本当にありがとう」
名倉さんに礼を言われて、何だか気恥ずかしい気がした。
名倉さんは厳しい人だけれど、そういうところをちゃんと見てくれている人だったことを思い出した。
照れて首だけで会釈をすると、名倉さんが言った。
「自分の後輩なんだから、ちゃんと送って行ってよね」
藤倉に視線を向けてそう言うと、名倉さんは踵を返し、その場を立ち去った。
そこには、ボクと藤倉だけがとり残されていた。
「地下鉄でいいの?」
尋ねると藤倉は頷いた。
その時、最終電車のアナウンスが聞こえてきた。
「ヤバい!走ろう!」
ボクたち二人は階段を駆け下りて、改札を抜けると列車は既にホームに停まっていた。
慌てて電車に駆け込むと、ボクたちの後ろで直ぐに扉が閉まった。
週末前の最終だというのに、電車をそれほど混んではいなかった。
二人で並んで座れるところまで歩いていって腰を下ろすと、藤倉は肩で息をしていた。
「こんなに思いっきり走ったの、学生時代以来です」
「そうだね。何だか汗をかいちゃったよ」
そう言い合って顔を見合わせると、どちらからともなく笑いが零れた。
幸せな時間だった。
名倉さんからのご褒美のような気がして、心の中で手を合わせた。
隣に座った藤倉の横顔は、いつ見ても綺麗だった。
「藤倉は、どこまで?」
藤倉の顔に見惚れてしまっている自分に気が付いて、ボクは目を逸らすと尋ねた。
よく考えたら、二年も一緒の部署にいて、住んでいるところさえ聞いたことがなかった。
ところが、藤倉の口から出てきた駅名に驚いた。
「えっ?それって、反対方向じゃん」
そう言うと、藤倉は肩を竦めて俯いてしまった。
「向こう行きの電車も、もう終わってるよ…」
そう言うと藤倉は顔を上げ、真っすぐにボクの方を見ると言った。
「先輩のところに、泊めてもらったらダメですか?」
思いもよらぬ藤倉の言葉に面食らいながら、ボクは何と答えるのが正解なのか焦っていた。
迷った挙句、漸く口をついて出た返事はこうだった。
「いいけど、実家だから、親もいるよ」
すると、藤倉からはさらに意外なことを告げられた。
「知ってます」
どういうつもりかわからなかったが、何だか嬉しさが込み上げてきて、それを隠すのに必死だった。
「人畜無害と言われてるボクだけど、何が起こるかわからないよ」
そんな冗談を言って、取り繕おうとしたけれど、藤倉はサラッと切り返してきた。
「ご両親が居られるから、大丈夫です」
少し安心したのと、少しがっかりしたような複雑な思いを胸に、ボクたちは降車駅に着いた。
地上階に出て、歩き始めると、藤倉はボクの腕に自分の腕を絡ませてきた。
藤倉の薄い胸がボクの肘に押し付けられていると考えると、ボクは言葉を発することができなかった。
暫く、腕を組んだまま歩いていると、藤倉が切り出してきた。
「名倉さん、お礼がしたいからって、私の腕を引っ張って一緒に先輩を追いかけてくれたんです」
「それって、さっきのこと?」
藤倉はボクに頷いてみせた。
「今日は先輩と話がしたかったのに、話せずに落ち込んでいたら、名倉さんが声を掛けてくれたんです。『約束のお礼をするわよ』って」
ボクは目で先をを促した。
「これまでも名倉さんと話していて、先輩のことをよくご存じだから、少し妬いちゃいました」
『妬いちゃいました?』
心の中で藤倉の言葉に驚いたが、こういうのが精一杯だった。
「昔、ボクの指導員だったからね」
そんなセリフを吐かれては、いくらボクでも、それから何を言われるのか期待してしまっていた。
ドキドキして、冗談を言う余裕もなかった。
ところが、それっきり、藤倉は家についてからの心配をしだしてしまった。
「ご両親に何て言えばいいですか?」
「えっ?」
「女性がこんな時間に突然押しかけて、泊めてもらうなんて…」
「何て思われるか、心配?」
「はい…」
ボクが黙り込んでいると、藤倉は再び、驚きの案をぶち込んできた。
「先輩のカノジョってことで、いいですか?」
「藤倉はそれでいいの?」
「勿論です。先輩さえ嫌じゃなければ…」
喜んだらいいのか、驚いたらいいのか、ボクは訳がわからなくなっていた。
わからずにいる間に、ボクたちはうちについてしまって、玄関前で藤倉を振り返るとニッと笑ってチャイムを押してしまった。
パジャマの上に、カーディガンを羽織った母親が鍵を開けてくれたが、ボクは親に支離滅裂なことを言っていたと思う。
母親はあきれた顔をしていたが、藤倉を追い返すこともなく、家に入れてくれた。
「もう遅いから、お茶は自分たちでやってね。それとお風呂のお湯は流しておいて」
それだけ告げて、母親が寝室に戻っていくと、ボクたちは二人、リビングに取り残された。
母親がドライで良かった。
そういう風にも思ったが、後日、父親から聞いた話では、驚きすぎて言葉も出ず、早々にその場を立ち去りたかっただけらしい。
「どうする?お風呂入る?」
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(2020年05月28日)
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