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【エッチな体験談】妹 (中◯生編-2作品) - エチケン
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投稿:2018-09-11(火)18:05

妹 (中◯生編-2作品)

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名無しさんからの投稿

前回の話:妹 (中◯生編-1)

カーテンの外でスズメがせわしく鳴き始め、家の前の道路を朝早く出勤する近所の車が横切る。

そんなかすかな音に促されて目を覚ます。

時間は5時半、小学校からサッカー部に所属してきた僕はすっかり早起きのクセが染み付いてしまっていた。

2年生の終わり、受験を控えた僕は成績に不安を感じた両親や担任の勧めで塾へ通うことになり部活を辞めることになった。

僕自身このままだと学費の高い私立にしか行くところが無いとまで言われ、両親に負担をかけたくなった僕は素直にそうする事にした。

正直惜しい気持ちもあったが別に息抜きにサッカーは何時だって出来る。

真剣にプロを目指してた訳じゃないし、またやりたいなら高校でだって出来る。

そう思っての決断だった。

学校が終わると美香と一緒に家に帰り、軽食をとってカバンを置くと塾へ行く。

美香は僕より一足先に通い始めていてクラスは違うが時間帯は同じなので一緒に通っている。

因みに僕のそんな話を聞きつけた理佐ちゃんも同じ塾へ通っていて彼女とはクラスが同じだ。

自宅から見て理佐ちゃんの家の向こう側に塾があるので帰りは理佐ちゃんを家の前までしっかり送ることができる。

若い子の一人歩きに不安な理佐ちゃんのご両親も喜んでくれた。

元々理佐ちゃんも美香も成績に不安は無いのだけど・・・

相変わらず僕と理佐ちゃん、そして僕と美香という関係は続いている。

コレを三角関係と言うべきなのか今思い返しても自信が無い。

理佐ちゃんとは相変わらずキスだけ。

反対に美香とは行く所まで行き着いてしまっていた。

一線を越えたのは2年の夏休み、両親が共働きの僕達は僕がサッカー部の練習や試合、理佐ちゃんとのデートの日以外夏休みの殆どを2人だけで過ごした。

美香は僕がサッカーやデートで家を空けるときだけ友人と遊び、僕が居る日は必ず家に居る。

相変わらず束縛というような束縛を一切しない女で、生活は僕中心で僕の予定を見て自分の予定を立てる。

それでも友人関係を含む私生活を上手く回しているのが美香だ。

夏休み中の僕の世話は殆ど美香がやっていたようなもので、もう殆ど夫婦と変わらない形に収まっていたと思う。

早い話僕は美香に管理されてたわけだけど、それがちっとも窮屈に感じない所が美香の凄い所だと思う。

僕のパンツの場所は美香の方が詳しく知っているし、僕のお気に入りの靴下の片方がないときは美香に聞けば直ぐに見つけてくれた。

僕が好きなことをドンドン吸収していく美香を僕もドンドン一人の女の子として好きになっていった。

もう兄妹という感覚はこの頃殆どなくて、両親の前・・友人の前で兄妹を演じるというレベルになっていた。

理佐ちゃんと何とかして早い目に別れるべきだと焦っていた時期は過ぎ去り、

「もしもの時は必要でしょうw」

「でも理佐ちゃんとしか使っちゃダメよ・・」

「減ってたら理佐ちゃんに教えて貰うから直ぐバレるからね」

と避妊具を美香に渡された時も、

「ああわかったよ」と返す。

我ながら最低だが理佐ちゃんとはこのまま仲良く過ごし、そのうち彼女が勝手に心変わりすればソレも良いし、続いたら続いたらで美香との事を隠し続けていけると考えるまでになっていた。

勉強は思ったほど苦ではなかった。

元々サッカー漬けではあったが勉強は嫌いではないし、理佐ちゃんや美香が教えてくれるので割と直ぐにコツを掴んで順調に進んだ。

特に美香はなんと1年生のクセにもう3年生の勉強をしている。

正直僕は勿論、2年の成績上位の理佐ちゃんよりもよっぽど進んでいた。

コレには僕も理佐ちゃんもビックリだった。

「優を助けたくて勉強してたら面白くなったのw」

と言ってたので多分持ち前の完璧主義のハートが暴走したのだろう、美香のこういう一度決めたら病的にやりこむ性格は完成の域に達していた。

しかし、少しだけ先の話をすればコレだけの才能がありながら結局美香は僕と同じ学校へ通うのだ。

彼女にとってはソレが最大の目的なのだから仕方が無いけど、僕も含め両親も当時はかなり勿体無いと思った。

この頃の僕は完全に美香のそういう病的な僕への執着やその為の尋常ではない努力が普通と違うと認識はしていたが、驚き、怖い、何で俺?と思いつつも妹としての愛らしさや恋人としての愛しさを感じていて、恋人とかそういうものを超越した「こいつは人生の最後まで一番の味方だ」という気持ちを抱き始めていたと思う。

それに美香は僕の前以外ではそういう病的な部分をおくびにも出さないので、害がある訳でもなく、こういう美香を知っていたのは僕だけだったと思う。

「何故俺なんだ」と随分後になって聞いてみたことがあるが、返って来た答えは割りと僕と同じ直感的な確信でしかなかった。

美香はこう答えた。

「昔、冒険家の人が何で危険だと解ってて山に登るのかって聞かれたの知っている?」

「その人は、ソコに山があるからだって答えたんだよ・・ソレと同じ」

全く関係ない話のようだったが言いたい事は良く解った。

今思えば変に長々難しい単語を並べて

理屈をこねるよりも僕が直感的に理解しやすい偏差値の低い答えを美香はわざと選んでこう言ったのかもしれない。

理佐ちゃんと美香はお互い大親友といってはばからないほど親しくなっていた。

年の差は気にならないようでお互い同じ年の友達のようにして仲が良い。

家に遊びに来ると当然のように3人で机を囲んで談笑するが、流石に両方を付き合ってる僕は事あるごとにハラハラする。

「私お茶いれてくるね~」

その日も3人で勉強会の名目で集まり結局名目だけで終わり、楽しく談笑してたのだが美香がお茶を入れるために部屋を出て行くと、やっぱりというか理佐ちゃんが甘えてくる

「ねっ優・・・」

悪戯っぽく笑いながらキスをねだる。

「美香いるし・・」

階下に居る美香が気になり躊躇する僕。

正直美香は僕と理佐ちゃんが隠れてキスしているのは知っているが、どうも知っているから余計に3人でいる時はしにくいのだ。

「美香は直ぐに来ないよ・・ねっ?」

この頃になると美香も理佐ちゃんもお互いを美香・理佐と呼ぶようになっていた。

理佐ちゃんに言われるままキスする。

理佐ちゃんは情熱的に手を回してきて体を密着させる。

胸を押し付けるようにしながら何度も短くキスしてくる。

「もう美香きちゃうよ・・」

「うーんまだー」

コンコン

「おーいお茶持ってきたよー手が塞がってるんだからあけてー」

美香が気を回してドアをノックしてくる。

湯のみ3つなんだからその気になればドアくらいあけられるのに僕と理佐ちゃんが何をしているか解っててやっているのだ。

「あーまって今あけるよ」

僕と理佐ちゃんはぱっと離れて服を調えると理佐ちゃんは何事も無かったようにドアを開けて美香を迎え入れる。

理佐ちゃんは未だに隠しきれていると思ってるようだが、美香にはバレバレ・・理佐ちゃんは天然なので計算高い美香にはさぞ扱いやすいタイプだったと思う。

美香に悪意が無いのが救いだった。

「2人とも私が居ないからってHなことしてないでしょうねw」

美香がニヤッと笑いながらからかう様に言う。

「なっそんな事してないよ!」

理佐ちゃんが真っ赤になりながら言う。

「なんだw別にいいのにw」

「もー!しないってば!」

理佐ちゃんがムキになってごまかす。

「つまんないのw」

理佐ちゃんはこの態度で本気で誤魔化せてるつもりだから逆に凄いと思う。

2人は本当に真逆なタイプだ。

でも、この位天然で鈍感な理佐ちゃんでないと美香のようなキャラクターと付き合うのは難しいかもしれないと思う。

それに僕としても理佐ちゃんのこういうキャラには救われる部分も多い。

「理佐って本当に可愛いw私が男だったらぜったい付き合いたいかもw」

その日のベッドの中で裸で抱き合いながら美香が楽しそうに言う。

「後で2人だけの時聞いたけどあの子本当にしてないって言い張るのw」

「でも顔真っ赤なんだもんw」

「理佐は優と私がこういう関係なの絶対気がつかないかもねw」

美香が腕を回してきます。

僕はその腕を掴み制します。

「美香・・そういう言い方は理佐ちゃんが可愛そうだろ」

調子に乗って理佐ちゃんの事を話す美香に少し腹が立ちました。

さっきまでニコニコしていた美香の顔から笑顔が抜け落ちます。

しまった!自分としたことが!という感じです。

「ごめんなさい・・お兄ちゃん・・そういうつもりじゃないの私理佐ちゃんの事本当に好きなんだよ・・」

急におべっかを使うような言葉使いになって僕の機嫌を伺うような自身の無い表情になります。

「分かったよ・・でももうそういう言い方は二度とするな」

「はい・・」

僕に叱られてションボリとします。

そんな美香を見て自分にも腹が立ってきます。

(美香を怒る資格なんかない・・俺が一番酷いことしているのに)

ションボリして元気をなくし不安げに僕を見る美香を抱きしめます。

「もう怒ってないよ」

不安げな美香に優しく声をかけます。

「本当?美香の事嫌いになってない?」

美香が様子を伺うように覗き込んできます。

こういうときの美香は酷く幼く見えます。

「美香を嫌いになんてならないよ・・」

優しく抱きしめて頬にふれます。

「ごめんなさい・・ごめんなさい・・」

美香が必死に抱きついて甘えてきます。

「今日大丈夫?」

「うん今日大丈夫、大丈夫、中でする?」

美香がパッと明るい表情になります。

「・・・・先に口でして」

「うんw」

美香が嬉しそうに布団に潜りこみます。

直ぐに暖かい息がアソコにかかります。

美香の細い指先が僕のソコを這い回り、徐々に血液が集まるのを感じます。

美香はその先端に優しく口付けすると徐々に激しく舌をはいまわらせてきます。

竿の部分や裏筋・・先端の溝や凹凸を丁寧に舐めしゃぶってきます。

情熱的で美香の気持ちをダイレクトに感じるフェラチオです。

僕は布団を剥ぎ美香がソコに吸い付いてる姿をさらします。

美香は僕と目が合うと頬を染めながらも情熱的で挑発的視線を送り、一層激しくしゃぶりついてきます。

さっきの事を奉仕で帳消しにしようとしているように。

僕は美香の頭を両手で押さえ激しく上下に動かします。

美香はむせない様に器用に口をすぼめたりしながら動きに逆らわず、僕のされるがまま頭を動かします。

喉の奥に突き刺すような激しい動きも美香は懸命についてきます。

「美香・・出すぞ・・」

「んぐ・・・ぐ・・・」

美香は目で答えます。

僕は美香の口の中に一回目を出し、出きった後もしばらく抜かずに美香の口の中でゆっくり上下に動かします。

美香は丁寧に舌で口の中のソレを舐め尿道に残った精液を吸い取ります。

「お兄ちゃん頂戴・・もう準備できてるから・・」

美香はそういうとお尻を向けてきます。

美香のソコは太ももに滴るくらいに濡れていて愛撫は必要なさそうです。

僕は未だ硬さの残るソレを押し付けゆっくりと挿入します。

「はあぁあああ」

少しずつ入れていくと美香はそれだけでブルブルと震えます。

美香の中は推し進めるたびに奥の方からトクトクと愛液があふれ、ウネウネと生暖かく蠕動する膣内は別の生き物のようです。

突き入れるときは僕を歓喜に迎え入れるように広がり、引き抜こうとすると今度は名残惜しむように締め付けてきます。

「お兄ちゃんもっと・・もっと・・」

つぶやくように美香は催促し

「あっあっあっ」

突き入れる動きに合わせて美香は短くなきます。

「美香気持ち良い?お兄ちゃん!」

「気持ちいいよ」

「嬉しい・・嬉しい・・ああっ」

美香は自分からお尻をグイグイと押し付けてきます。

しばらく動き続け時にはかき回しこすり付ける様に動きます。

体位を変え正常位で突きます。

美香がキスを求めてしっかり抱きついてきます。

そのまま激しくついてスパートをかけながらキスします。

「ああっううっうっ」

「うううあああっ!」

美香は激しく体をのけ反らせてイキます。

同時に美香の中が激しく絞まりキュッキュッと刺激してきます。

僕は震えながら美香の中に2回目をだします。

「ああぁ・・」

美香はソレが解るのか恍惚とした表情で天井を見つめてトローンとしています。

僕は出し終わると離れようとしますが、美香が抱きついて嫌々します。

しばらく入れたままで居たいときの合図です。

「きついよ・・」

正上位なので腕立て伏せみたいな体制できついです。

「乗っかって良いから・・まだダメ・・」

僕は言われるまま美香に体重をかけます。

「苦しく無いの?」

「平気・・」

美香は目をつぶって幸せそうに言います。

時々美香の中が精液を飲み込むように動きます。

「理佐ちゃんとしてないんだね・・」

「出来るわけないだろ・・俺が好きなのはお前なんだから・・」

「理佐ちゃんの事も好きでしょう?」

「好きだからって両方となんて出来るかよ」

「・・・・」

「ねえ・・」

「なに?」

「もっかいキスして・・」

僕は言われたままキスしようとします。

それを美香は指で制します。

「お昼理佐ちゃんにした時の気持ちでして・・」

「・・・・・」

意味が良く解りませんでしたが出来るだけ理佐ちゃんとする感じでして見ます。

「・・・・・・・」

そのあと言われるまま何度かキスして眠りに付きました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3年生はあっという間だった。

勉強と勉強に挟まれながらその隙間でさらに美香と理佐ちゃんに挟まれて過ごした。

何時使うんだよという良く解らない数学を詰め込み、一生使わない気がする英単語と文法を一生懸命に覚える毎日が続き、そうこうしている間に学校見学そして受験そして合格発表と矢のように過ぎて行った。

僕は努力が実り第一志望に合格。

結構無理をしたおかげで県内でも上位の高校へ入る事ができた。

自宅からも近く目と鼻の先にある高校だけに、両親からの「出来ればアソコに行ってほしいな」という無言の期待にもなんとか答えられたと思う。

とかく良い高校が近所にあるというのは子供にとってプレッシャーだと思う。

しかも母が妊娠出産した事で僕と美香に新しく妹が生まれた。

桜の季節に生まれたので春と名づけられた。

小さい手で力強く僕の指を握り締める春に感動した。

「ああ、こんなに小さいのにこんなに力がある・・命がある」と感動した。

父も母も僕も嬉しかったが、特に美香の喜びようは凄くて、春に夢中になった。

幸せいっぱいの家族だった。

しかし、いい事ばかりでは済まなかった・・・

理佐ちゃんが県外の進学校へ行くことになったのだ。

頭が凄くいい子なのでそれは当然だ。

お馬鹿の僕が努力してソコソコ良い高校なのだ。

それで同じ様に努力すれば当然自力の差が出る。

余りにも遠いので寮生活となる・・つまり僕達はお別れとなった。

どんなに好きあってても将来を左右する進路まで同じと言うわけには行かない。

ましては僕には後ろめたさもある。

それが建前と本音だった。

「優君が同じ高校行こうって言ってくれたらそうしたのに・・」

駅のホームで新しい生活へ旅立つ理佐ちゃんが最後にポツリと漏らした言葉がそれからしばらく僕の胸を締め付けた。

今にして思えば、お互い予兆のようなものは感じていたと思う。

1年間の受験勉強で中々遊ぶ機会が無かったし、その反面僕と美香の関係はより濃密になり成熟していった。

久しぶりに会うと、何故か何時も自然に出来ていたキスが出来なくなる・・

そのうち手をつなぐことも妙に意識して・・僕と理佐ちゃんは気まずくなっていた。

でも、それは俺の勝手な思いでしかない。

多分理佐ちゃんはキスも手をつなぐ事もしたかったと思う。

久しぶりに好きな人に会うんだ普通はキスも手もつなぎたいはずだ。

ソレが普通だ・・

何時もためらって出来なかったのは僕に問題があった。

久しぶりにあう理佐ちゃんに何処か他人行儀な壁が出来ている自分に気がついていた。

駅でもはっきりと別れ話をしたわけじゃない・・

でも、悲しいかなそれで全てを悟れるほどにはお互いの事は良く理解しあえていた。

「終わったんだと」おもった。

理佐ちゃんとのお別れの後、気持ちを引きずりながらも高◯生活に追われていた僕だったが悪い事は終わっていなかった。

僕が晴れて高校へ通いだして、しばらくして父が一人の女性と5歳位の女の子を連れて出張先から帰ってきた。

その女性と父は会社の先輩と後輩の仲で以前から不倫の関係があったようだ。

数年前に女性の転勤で関係を解消したのだったが、女性は転勤した先で自分の妊娠を知りそのまま父に内緒で出産していたのだった。

女性は直ぐに会社を辞めて実家に戻ったようだが、父の出張先でたまたま再開。

懐かしんで話をするうちに結局女性は子供の事を打ち明けたのだった。

女性はその頃には両親共に女手一つでパートをしながら女の子を育てていたのだ。

あとの流れはお決まりのものだった。

ショックを受けてふさぎこむ母と父の裏切りに怒涛の如く怒り狂う美香。

母と僕達にすまないと思いながらも生まれた子供に対して責任をとらんとする父。

修羅場だった。

結局結論から言えば僕達家族バラバラになった。

母はショックで寝込んでしまいソレを知った母のお父さん、つまりギン爺ちゃんが怒り心頭で母と春・・そして母と春を心配した美香を連れて他県の実家に帰ってしまった。

母のお父さんであるギン爺ちゃんは昔学校の先生をしていた大変厳格で厳しい人だ。

オマケに母のことをとっても可愛がっている。

その母を裏切った父への怒りはすさまじかった。

離婚については母は最期まで悩んでいたようだった。

父は父で新しく生まれた春と女性との間に生まれた子供の間で迷った挙句、結局は身寄りの無い女性のほうを選んだ。

正直どうする方法が正しいのかは解らないし、僕には父の選択を責めることが出来なかった。

母と春と美香はギン爺ちゃんの家で暮らす事になった。

母への慰謝料や僕達への養育費など払うために父は僕達の家を手放した。

女性も両親が残していた財産を手放し、それでも足りずに父は自分の両親に頼み込んでお金を借りたようだった。

その後どこか他県へ移り住み暮らしていたようだった。

僕は時々連絡を取っていたが美香はその後何年たっても父と会話すらしない時期が続くことになった。

僕も最初は母達と暮らそうかと思ったが、ギン爺ちゃん曰く、

「お前はもう一人前の男なんだから」

「せっかく努力して受かった高校へそのまま行きなさい」という事で元々住んでた家から近い父方の実家から通うことになった。

美香は最後まで一緒に来てほしいと頼んだのだがギン爺ちゃんに、

「お前がそんな事を言ってどうする!お兄ちゃんの将来のためだ」と説得されて諦めたようだった。

しかし、アレだけ僕へ執着していた美香がそれだけで引き下がったのには、弱った母と産まれたばかりの春の存在が有ったんだと思う

と、まあ父の実家に住むことになったので僕と父が頻繁に連絡を取れたのはこういう理由もあったのだった。

父の相手の女性は正美さんとしておくが、時々は父の実家に娘である由紀ちゃんを連れて遊びに来ていた。

正美さんは最初僕にも父の両親に対してオドオドと本当に肩身が狭そうにしていた。

僕の母は父の両親とも凄く仲が良かったから、当然といえば当然なのだけれど、それでも父方の両親にとっては由紀ちゃんも正美さんも家族ではあるのだ。

僕はというと、辛く当たってもいい立場ではあったのだけど不思議と美香ほどに怒りを示す事はできなかった。

美香やギン爺ちゃんの父への怒りようはむしろ父が哀れに思えるほどだったし、父は十分に責任と呼べるものは果たそうと努力していた。

何より由紀ちゃんというまだ小学校へあがったばかりの女の子を連れたその哀れに痩せた身寄りのない女性を責めることが僕には出来なかった。

それは父方の両親も同じだった。

最初は距離感に戸惑っていた爺ちゃんたちも、それでも孫は孫なのだ。

僕に遠慮がちであはあるが由紀ちゃんを可愛がるようになった。

父達は僕に遠慮するようにではあるが、行事のたびに遊びに来るようになった。

父方の家は農家なので家の祭ごとには親戚が大勢集まる。

そういうときの正美さんと由紀ちゃんは本当に可愛そうだった。

親戚中から好奇の目で見られ、年配の方たちからは蔑みの目で見られていた。

食事の支度や何かで露骨に正美さんをこき使う年配の女性陣に素直にペコペコと従う正美さん。

親戚の同じ年くらいの男の子達に仲間はずれにされる由紀ちゃん。

反面僕はそんな中で異常にチヤホヤ大事にされた。

まるで2人へのあてつけのように・・・

父に言ったことがある

「あんなに酷い目に会うのに行事なんか来るなよ」と。

そんな僕に、優しいなお前はと言った父はこう続けた。

「コレはお父さんと正美さんがやった事に対する報いだよ」

「なおさらコソコソと逃げるわけには行かないんだよ・・」と。

この時は完全に理解できなかったけれど、後になって思ったのは由紀と正美さんにとっては親戚といえるものはもう父方の両親しかいないのだ。

父自身何時まで生きているか解らない。

ココでコソコソとしては何時までも2人は本当の身内が居ないままなのだ。

どんなに責められてもそれに向き合う必要があったのだと今は思う

と、側で見ているからこそ僕は2人の事や父の事も冷静に見ることが出来たと思う。

美香に言わせれば相手の事なんか知ったことじゃない、同情なんて出来ない!って訳だが、僕は立場上知ってしまった。

知ってしまった以上結局僕は由紀ちゃんや正美さん達をそれとなく庇うようになっていった。

最初は恐々していた由紀ちゃんも、二度三度と実家に遊びに来るたびに打ち解けていった。

人見知りでオドオドした由紀ちゃんはまるで昔の美香のようだったが、慣れてくると「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」と嬉しそうに懐いてくるようになった。

由紀ちゃんにしては唯一仲間はずれにしない僕のそばが一番安心なのだ。

色々と複雑な気持ちではあったが・・・しかし

後になって父と正美さんに、「お前としては憎い相手かもしれんが・・あの子に罪はないんだ・・出来れば妹として可愛がってやってくれ」と頭を下げて頼まれた。

父と正美さんの経済事情では兄妹は望めないからだろう・・

由紀ちゃんが不憫だった僕は「わかったよ」というほか無かった。

よくよく僕は押しに弱く流されやすいんだと思った。

随分後になって美香に優しすぎる・・ソコがよくもあるし悪くもあると指摘されたからその通りだと思う

美香は夏休みやちょっとした連休があると遊びにきていたが、一度父達とばったり遭遇してから寄り付かなくなり、休み前になると頻繁にコッチに遊びに来い。春が会いたがってるなどと電話で僕を母方の実家へ引っ張り込もうとした。

要するに僕が父達や、ましてや正美、由紀ちゃんと一緒に居るのが嫌なのだ。

美香は一度人を嫌うとその後一生嫌い続けるくらい執念深いのだとこの頃からうすうす感じていた。

愛情が深すぎるというのは反面そういう裏もあるのかもしれない。

ギン爺ちゃんと美香はそういう部分が似ている

美香が誘いの電話を入れてくるのは大抵夏休みや冬休み。

クリスマスにお正月とイベントごとの時だ。

当然といえば当然だが、コレは当然正美さんたちが実家へ遊びに来るタイミングでもある。

僕も美香や春に会いたい気持ちは勿論あった。

凄く会いたいという気持ちは本当にあった。

でも、結局僕は殆どその誘いを断った。

親戚の子達の間で、遊び相手が居ない仲間はずれ状態の由紀ちゃんが心配だったのだ。

美香や春や母達に悪いと思ってはいたがそれでも実際腹違いではあっても半分は同じ血が流れているし、自分よりはるかに幼い女の子を目の前にしてソレが可愛そうだと思うのは仕方がないと僕は思っていた。

由紀ちゃんはどうやら通ってる学校でも友達が少ないようだ。

そんな所も少し昔の美香を思い起こさせた。

僕はやっぱり女性に弱いんだと思う・・さすが父の息子だ。

僕に父を責める事は出来ない。

続き:妹 (高◯生編)   

- 終わり -

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