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投稿:2018-07-11(水)17:22

漫画みたいなツンデレ?クーデレ?系美人とのお話 続

この体験談のシリーズ一覧
1:漫画みたいなツンデレ?クーデレ?系美人とのお話
2:漫画みたいなツンデレ?クーデレ?系美人とのお話 続

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名無しさんからの投稿

前回の話:漫画みたいなツンデレ?クーデレ?系美人とのお話

俺と綾が付き合ってからもう半年。

俺と綾は相変わらず冷めてる様で熱々という訳の分からない関係で、ずっと変わらなさそうとさえ思えた。

ただ唯一の誤算があるとすれば、親戚中に俺と綾の関係がバレてしまったんだけれども、それはまた別のお話。

俺と綾の身体の相性の方もかなり良く、半年かけて大分調教してやったと思う。

そんな俺と綾が間も無く高校3年生になる前日…つまり始業式が始まる1日前のお話。

2人でいつもの様にJR駅で待ち合わせをして、そのまま最近行きつけのカフェに2人で入った。

最近ここで2人で静かに勉強するのが密かな楽しみだったりする。

これでも一応受験生なので。…と言っても、俺も綾も完全に進路が決まったわけではなく、これから最終決定…と言った感じだった。

「綾。たまには映画とかカラオケとか行きたくない?」

まぁ楽しみと言ってもやはり飽きるもので、たまにはぱぁっと遊びたい気分だったりした。

「具体的に教えたら考えてあげる」

相変わらず綾は冷めているが、これでも最近は2人きりの時は本音というか、感情全開で話してくれる方が多い。

「だから、今カラオケとか映画って…」

「嫌だから他の出せって暗に言ってるんだけど」

ペンを回しながら眼鏡をかけた綾が言う。

「う〜ん…。遊園地でも行くか」

「やだ」

即答された。

「なら何なら良いんだよ」

ちょっとイラっと来て、強めに言うと、綾は少し考えてから言った。

「たまには美味しいご飯が食べたいかな」

うわぁ……

これはもう目に見えてるやつだ。

俺が奢らされ、万単位でお金が無くなる。

これは付き合い出してからもう幾度となく経験しており、たまにはという言葉を出されては、お金がブラックホールに消えてゆく。

「それはちょっと…俺今経済的にやばくて…」

今月はリアルにピンチなので行けないよという風に伝えようと俺は頑張った。

「今回はイタリアンにしようかしら…。でも中華も捨てがたいし、和食も…」

こういう時は乙女っぽくなって妄想に耽る綾の所為で今度はイタリアンの店に行くことになったとさ。

翌日。

始業式の前にまた貼り出されているクラス替えの用紙を綾と見ていた。

「綾は何組?」

俺は自分のを探しながら尋ねた。

「私は3-A」

そう言って俺がまだ探しているのに気付いて、探すのを手伝ってくれた。

「あ、俺3-Bじゃん」

先に俺が見つけ、自分のクラスを知りがっくりと肩を落とした。

それを見て、綾はクスクスと笑いながら言った。

「まぁでも、AとBなら教室は隣だし、合同授業も多いはずだから大丈夫よ」

綾がそう言うならまぁそうなんだろうと、少し元気が出た気がする。

そして始業式が始まり、それが終わると、俺と綾はその足で学校の側のバス停から1時間程行った先のところにあるイタリアンレストランに行くことになっていた。

2人でバス停で待っている時のこと

「綾。イタリアンって言われたら何思い浮かべる?」

不意に出てきた疑問をぶつけると、綾はうーんと可愛く唸った。

「そうね…。やっぱり1番最初に出てくるのはパスタだけれど…私はブルスケッタが食べたいの」

ブルスケッタってメインディッシュじゃないですやん…。

「そうでございますか…。俺はアクアパッツァとか好きだなー」

そう言うと、綾はは?みたいな顔をしながら言った

「あんなのイタリアンの中でもかなり作りやすい部類だと思うのだけど…。家で食べたことないの?」

アクアパッツァってそんな簡単に作れるものなの?とか思いつつ

「その口振りだとまるで作れるみたいだな」

そう言うと、綾は可愛らしく胸を張って言った。

「自慢だけど私料理は出来る方よ。」

成る程自慢された。

結局そこからはイタリアン料理で何を食べるかと言う議論が展開された。

まぁ結局店に着いたら色々頼んで2人で食べてたんですけどね。

その日のかかった費用は凡そ1万2千円でございます。

「金がねぇ…」

店を出て真っ先に呟くと、綾がめっちゃ可愛い笑顔を作りながら

「ごちそうさま」

と言ったので、許してしまう自分と綾が憎い。

「これからどうする?」

一応今はまだ15時くらいだ。

尋ねると、綾は暫く思案してから

「琉唯に任せる」

あ、それはおっけーって事なのかな。

俺は携帯を取り出し、Googleマップ大先生様に行きたい場所を探し出してもらうと、幸い結構近くにあった。

俺は綾の手を取り歩き出した。

ただ、途中で思い出した事がある

「あ、俺ら制服だ」

言うと、綾はそうですけどみたいな顔をした。

「まさかじゃないけどホテルとか行こうとしてたとかないよね…?」

綾が怪訝な眼差しを向けてくる。

いやいや、あの口ぶりはオーケーなのでは?!!

と思ったが、まさかそんなこと言えるはずもなく

「違う違う。ただ思い出しただけ」

そう言い、手を引っ張って目に付いたカラオケに向かった。

学生証を出し割引にして貰って、部屋に行くと、2人用のはずなのに何故か広かった。

取り敢えず座ってから、何しようかと考える事にした。

俺が座ると、綾は俺の隣にちょこんと座った。

この頃になると分かってきたが、綾は結構寂しがり屋というか、無意識に甘えようとしてるのか、結構俺の近くにすり寄ってくる。

「綾はなんか歌うの?」

「歌うかも?」

こっちを向きながら、首を傾げてそう言う綾が可愛すぎて、堪らずキスしてしまった。

まぁ唇を重ねただけなんですけど

綾は耳まで真っ赤にして怒った

「なんで急にキスするの…!!」

まぁでも満更でもなさそうだし、もう一回キスしてやった。

勿論唇を重ねただけです。

ただ、綾の華奢な身体に手を回すと、綾も反応する様に俺の背中に手を回した。

あ、これいけるんじゃねとか思って、舌をねじいれてみると、綾も舌を絡めてくれた。

舌と舌だけでキスしてみたり、俺が舌を舐めたり綾が舐めたりと、繰り返してると綾が

「ん…ふぅ…」

と息を荒くし始めたので、恐らくそう言うモードに入ったんだろうなとか思って、キスしながらブレザーのボタンを外して脱がせると、シャツの上からおっぱいを揉んだ。

雰囲気は完全にそういうムードになっていて、いやらしい音を立てながらキスをしていた。

ちょっと前に綾が

「キスをしてる時が1番幸せ」

と言ってたけど、何となくわかる気がする。

キスが1番恋人っぽく思えるのは自分たちだけなのでしょうかw

愛し合う様にキスしながらも、俺は右手だけは動かし、ずっと胸をわさわさしていたのだが、下の方へと持っていった。制服のスカートは膝丈くらいなので、手の侵入など赤子を泣かせるより簡単だ。

侵入させた手は、綾のパンツの上から軽く触ると、既に濡れているのがわかった。

パンツの上からワレメをなぞると、ずっと舌を絡めながらキスしていた綾の肩がピクッと反応した。

もう一回だけなぞってみると、さっきまで目を蕩けさせながら舌を絡めていたのに、急に目を瞑って快感を堪える様にしながら一生懸命舌を絡めてきた。

可愛いなぁとか思いつつ、パンツを横にずらし指を侵入させると、軽くクリを撫でてみた。

「んっ…」

とキスをしながら嬌声を上げ、より強く俺に抱き付いてきた。

何というかもうとにかく可愛い。

中指を挿入し、Gスポットを責めていると

「んっんっんっんっ」

と指のリズムに合わせて声を出していた。

声可愛くてもっと出してやろうとか思い、ちょっとだけ激しめに指を出し入れすると、とうとう綾はキスをやめて喘ぎ出した

「あっはぁっあっあっあっ」

甲高い嬌声と綾の蕩けきった顔がエロくて、俺のペニスもどんどん大きくなっていった。

暫く、Gスポット責めやピストンをした後、一旦指を抜いた。

綾はえっ?という顔をしていたが、俺は綾から離れ、ソファから降りると、綾が座っているところの前で屈んで、ちょうど顔の前に綾の性器が来る位置を陣取った。

綾の足をソファの上に上げ、M字開脚の様な体勢を取らせると、そのまま綾のスカートの中に顔を埋め、パンツを横にずらし、ワレメを舐めると

「ひゃっ…!」

と可愛い嬌声を上げた。

そのままクンニを開始。膣にねじ込んでみたりクリを吸ったり舐めたりワレメを舐めたり尿道を舐めたりアナルを舐めたりとにかく舐め回した。

段々と綾の足がピクピクと痙攣し出し、綾も目をつむり手を口元に持って行って必死に何かを堪えていた。

もうちょっとでイくかな?とか思い、ちょっと一旦離れ、パンツをもう下に降ろして剥ぎ取ると、再び膣に舌をねじ込んで舐め回し、右の人差し指と親指でクリを摘んでこねくり回した。

「んー!んー!」

と目に涙を溜め全力で首を横に振りながら俺を見ている綾が、普段からは想像できない程エロい…。

そのままイかせてやろうと思い、クリをクンニし、指を膣に挿入してGスポットを責め続けていると

「――――!!」

と言葉にならない甲高い声を出しながらイった。

肩で息をしながらぐったりとしている綾は、ソファーにM字開脚しながら持たれかかっていて、もう我慢限界の俺は、自分のペニスを取り出すと、先走りまくりのペニスを一旦放置し、財布からゴムを取り出し装着すると、ゆっくりと挿入した。

ソファーの背もたれと向かい合う様な位置に俺はいるので、壁に手をつきながら挿入すると、自然、綾を壁ドンしてるみたいになってなんか恥ずかしかった。

今では綾は俺のモノを全部加え込む程にガバガバなのは言うまでもない。

入れる時も

「ぁぁ…」

とぐったりしながら声を出す綾は最早誰?レベル。

そのまま挿入しきったら、ゆっくりと腰を動かしながら綾のシャツのボタンを外し、ブラの上から胸を揉みしだいていた。

「あっあっあっあっ」

と先程と同じくらい高い嬌声を上げながら俺を見つめる綾は目が虚ろで、まだイったばっかなのに悪いなーとか思いながら突きまくった。

体位を変えるのはちょっとめんどくさかったので正常位で暫く突いてると、大分現実に引き戻された綾が、俺を見ながら口元に手をやって声を堪えていたが、なんだかそれだと俺がバカにされてるみたいにも見えたので笑えた。

まぁ実際は顔が蕩けきってるのでそんなことはないが。

「ん、ん、ん、ん」

そろそろイきそうになり、フルスピードで突きまくってると、綾もそれに合わせて喘ぎ、パンパンという音と綾の喘ぎ声、それとぐちゅぐちゅと愛液がかき回される音だけとおまけ程度にカラオケのテレビの音が防音の室内に響いてた。

「あーイきそ…」

そう言うと

「私もっ」

と綾も口を開いた。

俺は綾の弱い部分を積極的に突きながらオーガズムへと確実に導いた。

「ああっ!!あんっ!!イクイクイクイク!!」

とかなり大きい声で喘ぐ綾は、もういつでもオッケーと言った感じだったので、トドメでポルチオを突いて、俺はフィニッシュした。

「んっ…」

と小さく肩を震わせ、下半身を痙攣させながら綾もイった。

その後は取り敢えずゴミ箱にゴムを捨て、綾が持っていたハンカチで綾の性器の周りについてる愛液、というかこの時も流れ出てたのをタッチする様に優しく拭き取って行為自体は1時間もかからなかったと思う。

綾は暫く俺の肩に身を預けてぐたーっとしていたが、10分くらいした頃

「ねぇ…」

と口を開いた。

「ん?」

「なんか今日普通だった気がする」

多分セックスの事なのだろう。

「俺がいつもいつも変なことばっかりすると思うか」

最近結構色々冒険し過ぎたせいか、綾が俺が完全にそういう人なんじゃないかと思ってるのかもしれない。

「思う」

案の定そういう変な人に見られてた。

「違う。あれはちょっと遊び心でやっただけだ」

そう言うが綾ははいはいと聞く耳持たずと言った様子だった。

「そう。まぁ良いんだけど…」

多分満更でもない綾はやっぱりドMなんだなと思う。

まぁ実際軽いSMとは言えあれで感じるんだからマゾっ気沢山じゃない方がおかしい気もする。

それからは暫く無言で肩を寄せ合い、手を繋いでいた。

室内は何やら良くある選曲してない時に流れるコマーシャルの様なものの音だけで、俺と綾はそれをぼーっと見ていた。

何だかんだ言ってこうやって側でくっ付いてるのが、俺と綾はセックスをしたりするよりも好きだった。まぁ盛りの年頃だしやるにはやるんだけれども。

暫くの静寂の後、不意にカラオケボックスには備え付けてある電話が鳴った。

「私が出るから」

そう言って立ち上がった綾は受話器を取ると

「あ、はい、わかりました」

とだけ言って電話を切った

「10分前だって」

「それじゃあ出るか」

2人で手を繋ぎながら、カラオケを後にした。

ちょっとそこからはいつも通りというか、特別何かあった訳でも無いので時を進めること夏休みのある日。

大会が終わり、俺たち3年生の引退式という名のパーティをとあるカラオケの一室を取り、部活動のメンバーでどんちゃん騒ぎをしていた。

俺は綾の隣で周りの奴らのバカっぷりを笑いながら見てたんだけど、そんな時に、不意に1年の後輩が

「古川先輩と綾さんって付き合ってるんすか?」

と聞いてきた。

ぶっちゃけテニス部の3.2年は全員知ってるが、1年は多分知らないのだろう。

すると部長と、次の代の部長が

「そうそう!こいつら付き合ってるんだぜw」

「先輩達あつあつでね!しかも出会いがめっちゃ…www」

とめっちゃ茶化してくる。

「おいおい、やめろって」

と制止しても、3.2年全員で茶化しだし、とうとう綾が耳まで真っ赤にして俯いたので

「おまえらw綾が可哀想だろ」

と言えばまた更に茶化されるので、こりゃダメだともう放置してた。

結局その後収まり、普通に戻ったのでよかったが、ずっとあれだったら俺は綾を連れて先に帰っていた自信があった。

マネージャーが綾だけというのもあり、結構大事にはされているが、度がすぎる事もあるのでたまにこんな風になってしまう。

夏休みの最後の思い出と言えばそれくらいだった。

そして秋。体育祭は省いて11月頭。もう俺と綾も進路を大体決めて来た感じだった。

俺は東京のとある大学に行きたかったのだが、そうなると場合によっては綾と離れないといけなくなる。それが堪らなく辛くて、言い出せなかったのだが、そんな中、三者面談が行われることになった。

簡潔にまとめると、俺の第一志望はその東京の大学に決まった。

綾とは別々の道を歩む事になるかもと思って、その日はちょっと落ち込んでいた。

そんなある土曜日。

三者面談が終わり、多分全員の進路が決定したと思う。そんな日に、俺と綾はまたいつものカフェで勉強をしていた。

ただ、この日は俺も綾もかなりテンションが低くて、ずっと無言で勉強してた。

そんな静寂を破ったのは、綾だった。

「ねぇ…。琉唯はどこの大学に行くか決めた…?」

心なしか不安げな眼差しを送ってくる綾の振ってきた話題に、ちょっと心が痛くなる。

「あぁ…うん。決めたよ」

「そう…。県内の大学…?」

「…綾こそどこに行くか決めたのか」

言い出す勇気がやっぱりなく、疑問を疑問で返してなんとか話題を変えた。

「私は…。決まったけど…」

綾も何やら言いずらそうな雰囲気があり、ひょっとしたら別の県の大学に行こうとしてるのかもしれない。

なら、どっちみち別れる事になるのか…。そう思い、勇気を振り絞った。

「…俺、ここから出るんだ」

そういうと、綾はびっくりしたような表情をした後

「そう…なんだ…。」

と俯いてしまった。

「綾は…県内?」

「私も県外…バラバラね」

いつものクールさなんて言うのはなく、弱々しい1人の女の子だった。

「どこの大学受けるつもりなの…?」

綾がそう尋ねて来た。

「俺は教育学部がある学校に行くつもりだよ…」

俺もかなり落ち込んでしまってたと思う。

「そう…。私は女子大なの。」

綾も普通にいようとしてるのか、口調こそ冷静だが、態度でもう完全にわかったね。

その日、俺と綾はそれ以来口を聞いてない。帰るときもどちらともなく立ち上がり、綾を家まで送り、その時にやっと

「それじゃ…」

「うん…ありがとう」

とだけ言って別れた。

その日はラインもしてない。

その日の夜のこと

「琉唯、綾ちゃんがどこに進学するかは知ってるの?」

「いや…?」

母親が突然綾のことについて尋ねて来たのでちょっと今日の出来事を思い出して落ち込みながら返事をすると母は

「あっそおなの?」

とだけ言って食器を片付けに行った。

その日、色々考えた。

綾が決めた進路を応援しないでみっともなく駄々を捏ねるより、頑張れって見送ればいいんじゃないかって。

どうせ俺も上京してしまうなら…。

どうせ上京しても会えるし、幸い女子大なので男に喰われる可能性は低いだろうとかクズいことも考えた。

結局その日俺は綾を応援すると決めて寝た。

30分くらい

次の日、目にクマができそうなレベルで寝てないまま、綾とJRで気まずいまま合流し、そのまま学校に向かっていた。

ずっと黙ったまま隣り合わせで歩いていたのだが、俺は綾に自分の気持ちを伝えようと勇気を振り絞った。

横を見ると、綾もこっちを見ていて、数秒見つめ合った。

「「あのさ…」

そして見事なまでのハモリ。惚れ惚れするね

「あ、先にいいよ」

そう言うと、綾は「そう…」と言って続けた

「昨日1日考えたんだけど、やっぱり私はあなたを離れてでも応援する」

嬉しかったし、安心した。綾も同じこと思ってくれたんだなって

「俺も綾を応援したいって思ってる。」

その意思を伝えると綾は

「まあ別に今生の別れって訳じゃないから」

とちょっと作り笑顔っぽい笑顔を見せた

「そうだな…」

「まぁでもそれなら多少なり会う回数減らさないといざって言う時に困りそうだよね」

不意に綾がそう呟き、思案した。

たしかにずっとべったりなだけに今ショックを受けているが、多少なりとも距離感が出来てれば問題無いのではないかと。

と言うわけで俺と綾はラインと登校中以外会話はしない事にした。

大学の話に関しては空気悪のでタブー気味w

それから俺と綾は勉強に没頭した。

入試の日も特に綾と何かある訳でもなく終わり、2人とも受験に合格したとだけ話して、喜びあって、それで終わった。

春休みに入ってからは、俺は引越しの準備をしていた。綾もだけど。

そして、綾が引っ越す日。

俺は1日後の予定だったので見送りに行った。

空港にて。

「元気でな」

泣きそうな思いを引っ込めてそう言うと、綾は一言

「うん…。琉唯も頑張ってね」

綾は完全に目に涙を溜めていた。

「綾…大好きだよ」

そう言って最後にハグをすると綾も

「私も…」

そう言って唇を合わせてきた。

周りの視線を感じたが、気にせずそのまま抱き合いながら数分くらいの間唇を重ねてた。

「…それじゃ、行くね」

綾が自分から離れ、手を小さく振った。

「うん…。着いたら連絡寄越してくれよ」

「うん。絶対」

そう言うと、綾はずっと俺の方を見ながら歩いて行き、暫くすると人混みに隠れ、見えなくなった。

その日実は帰ってわんわん泣いたのは今でも綾には教えていない。

翌日、気持ちを切り替えて俺も飛行機に乗り、東京へ向かった。

ただ1つ気になるのは、母が見送りの時に

「あんた、綾ちゃんを気遣ってあげなさいよ」

とよく分からない事を言っていた事だ。

俺は飛行機に数時間乗り、羽田に着くと、すぐに新しい家に向かった。

新しい家は人生初のマンションで、結構な高層マンションだ。綾の家が思い出される。

俺は鍵を使い中に入り、そのまま自分の家となる部屋まで行くと、鍵を開け、入った。

開けると、物も一切なく、空き部屋と言った感じの匂いと雰囲気だった。

「お〜…」

感嘆の声を漏らしながら玄関に入ると、少し違和感に気付いた。

なんだかちょっと普通じゃない気がする。

霊とかそう言う類ではなくて…。

違和感の正体を掴むため、辺り一帯をじっくり観察すると、違和感の正体が判明した。

「これは…」

靴があった。スニーカーだ。

『誰かいるのかな…』

空き巣だったらやべぇこえぇとか思いながら、足音を立てないようにリビングに入るドアに近づいていった。

このマンションは一人暮らしするには広すぎるくらいで、結構家賃も高そうだから、親のどこにそんな金があるのか知りたい。

室内中防音で、いやらしいこと…まぁ自慰のことだろう。そんな事をしても外はおろか、他の家の人にも聞こえないぐらいらしい。母親が言ってた。

逆に不便じゃね…。

とか思ってのを思い出して、足音は気にせずに、リビングのドアをコソッと開けた。

何もない部屋の真ん中にポツンと布団が敷いてあり、膨らんだ毛布がひとが寝ていることを証明していた。

『こんな時間に寝てるのか…』

一応今は昼前の11時なはずなんだけど…。

ワンチャンよくあるシェアハウスなのかも知れない(空き巣が入れる程やわな警備システムじゃない)。

そう思いそっと毛布をめくった。

「……………………」

目をぱっちり開けた綾がいた

「…は?」

数秒後、目の前の人物が誰なのか理解した俺と綾は、お互いよく分からない歓声をあげたながらぴょんぴょん跳ねたりしてた

「で、何で琉唯がいるの?」

落ち着いた綾はその場に雑魚寝ならぬ雑魚座をして尋ねてきた

「いや、何でも何も俺ここに住むはずなんだけど」

そういうと綾は「そう…」

と冷静に言って、側からスマホを取り何やらいじりだすと、誰かにコールをかけた。

数秒後

「もしもしじゃなくてどういうこと!!!!」

と怒鳴った。

「嬉しいでしょって…それは今は関係ないでしょ!!何で黙ってこんなことしたの!!!」

以後綾の怒声が10分程響き続けた。

「なるほどねぇ…」

まとめるとこうらしい

・俺の母と綾の母は三者面談後電話をし、お互いの子供がどこに行くのかを教えあったらしい。そして偶然にも同じ東京。

東京は治安悪いって聞くし心配ね

いっそのこと一緒に済ませたら?付き合ってるんだし

そうね!!なら事に至っても近所にご迷惑がかからないように防音がいいわね!!

その日の夜、上記の事を俺と綾に教えようとする俺母と綾母は俺と綾がお互いが何県(都)に行くか告げていなかった事を知る

サプライズプレゼントみたいにして喜ばれる方が良くない?!

俺と綾が悲しい別れをした翌日に再開という恥ずかしい事になる

綾激怒

す、すみませんでした…年寄りのお茶目なイタズラなんです

と言った感じだ。

綾はぷんぷんと怒ってて可愛かったし、何より俺としては綾と離れ離れにならなくて超嬉しい。

そう思ってると、何だか無性にホームシックトゥー綾になり、思わず抱き着いてしまった。

ぷんぷん怒ってた綾は、びっくりして

「ちょっと…」

と言いながらも俺の背中に手を回して抱き合った。

それからは2人一緒に家のモノを仮設したりして日中を過ごした。

そして夜。

俺と綾はご飯を適当にコンビニで買って食べた後、2人で敷き布団の上で肩を寄せ合いながら、テレビを見ていた。

ちなみにベッドもあるけどシーツが洗濯なうなので使えない。

「…何かこうしてると落ち着く」

ふと綾がそう言われて、いつぞやのカラオケを思い出した。あの時も最後はこうして肩を寄せ合っていたんだっけ。

何とも言えない懐かしさが込み上げてくるのがわかった。

「…そうだな」

そう言ったきりまた無言になったけど、ずっと綾の温もりが感じられて幸せだった。

見ていた番組が終わると、2人ほぼ同時に

「面白かった」

と口を開いた。

ハモって、顔を見合わせるとなんか笑えた。

「今日は疲れた」

そう言ってそのまま後ろに倒れ、布団に横になると、綾も倒れてきて、並ぶようになった

「私も」

見つめ合いながら綾がそう言ってきて、堪らずキスした。唇を合わせるだけの軽いキスだったけど。

ずっと手を恋人繋ぎにしながらキスして、いつのまにか眠りに就いていた。

翌日。目を覚ますと、俺の胸の中に綾が収まってた。

多分寝ているうちに抱き枕にしたのだろう。

綾は先に起きていたらしく、じっと俺の方を冷めた顔で見つめていた。

「おはよう。暑い」

そう言いながらも微妙に恥ずかしそうな、でも満更でも無さそうなのが俺には何となくわかった。

おはようという意味で俺は綾の唇に唇を重ねた。

綾は拒絶せずにただじっとしていた。

横になる俺の腕の中で俺と唇を重ねている綾は、凄く華奢で、力を込めたら折れてしまいそうな抱き心地だった。

綾と離れなくて良かった。

そう思えた瞬間でもあった。

「今日用事あんの?」

そう尋ねると綾は首を横に振った。

「なら、久々に一緒に遊びに行く?」

綾は、一も二もなく頷いた。

その日は綾の服を買いに某都内デパートへ行った。

特に特別な事があった訳ではないけど、楽しかった。

その日、帰りに綾が交通事故に巻き込まれた。

突然帰りに雨が降り始め、俺と綾は急いで駅へ向かおうとしていたのだが、綾が信号のない横断歩道でコケてしまい、運悪く車が通った。

綾は意識不明の重体だった。

俺は泣きながら救急車を呼んで、心音と呼吸確認をしたら、呼吸をしてない様に感じたので、気道を確保して人工呼吸をしてた。

泣き叫びながら雨の中で周りに人だかりが出来てもずっと。

その後の事はあんまり覚えてないけど、次の日の朝には俺母と綾母が来たが、俺は完全に顔が死んでいたらしい。

綾は呼吸はしてたらしいが俺は多分必死だったんだと思う。

手術は行われたのだが、意識が回復せず、危険な状態と言われた。俗に言う植物障害。

脳の損傷があって、意識は戻っても後遺症が残ると言われた。

それから2ヶ月。俺は毎日毎日綾の元へ通った。

泣きながら綾の手を取って、僅かな意識の回復の可能性に頼る事しか出来なかった。

そして6月頭。

俺はいつもの様に授業が終われば綾の元へ向かった。大学でも友達は出来たが綾の見舞いに行くのでそんなに遊びに行けなかったし、友達もそれをわかってくれた。

「綾…」

病室で1人ずっと綾の手を取りながら見つめてた。

綾の意識が戻らなかったら俺はどうすれば良いのか、そんな事ばかりがぐるぐる頭の中で周り続けた。もし、最悪の事になったら、俺は正気を保てないかもしれない。

3年間とは言え、俺は綾に助けてもらってきてばかりだったし、これからもそうであって欲しい。

そう考えるたびに涙が出て来た。

「綾…」

1日何回名前を呟いているのかは分からない。

ただ、この日だけ、握ってた手から出ていた右の中指がピクッと動いた気がした。

「綾…?!」

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