エチケンTOP
エチケン > エッチな体験談・エロい話 > 合宿中のラッキーハプニング後のサプ…
投稿:2018-03-22(木)23:57

合宿中のラッキーハプニング後のサプライズ

自動スクロールボタン
(1秒で2行ペース)

本文(累計閲覧数:28,213回)
名無しさんからの投稿

前回の話:合宿中に起きたとんでもないラッキーハプニング。

すみません。前回の続きではあるんですが。純粋に続きを綴ってみたら・・・エロがありません・・・・。実用できない回想になります。予めご了承ください。。

時系列は前回の数時間後になります。

------------

ヨウジさんをはじめ、社会人メンバーの一部が合宿に到着して。午前中の練習はレクリエーション、障害競走で楽しんで終了。

その後は自由時間で、スキー場でソリをやるもよし、ペンションや売店、美術館もあったかな?現地を自由に楽しんでよし、の時間でした。

・・・が。

前の晩で、オールナイトで花火やら酒やら、小さなキャンプファイヤー的祭りで盛り上がった学生達はみんなグロッキーでその日の午後はほとんどが旅館の自室で寝ていたと思います。

僕も自室に帰るとウトウトしていたんですが

「・・・・・・。」

ふと、目が覚めて時計を見た。

14:11

昨晩も確認した大きく明るいLEDを見ると、股間に血流が集まってくる。

(やべ・・・・思い出しちまう)

周囲を見回せばルームメイトの野郎どもが3人ともぐっすり寝ている。

僕はエリちゃんが大量に漏らしてびしょ濡れにしてたコタツ布団を探した。

(えっと、、・・・これだ。これだったな。)

既に乾いて見分けがつかなかったが、ひとつだけ裏返ってコタツに接地されているからすぐわかる。僕はそれを持って、野郎どもが寝息を立てている部屋を奥まで通過し、

縁側スペースに出て障子が張ってある扉を閉めて。

横長の2畳ほどの隔離された空間に1人閉じこもって、記憶に新しい光景を思い出しながらオナニーを始めた。

(エリちゃん・・あんなにカワイイのに、お漏ら・・・。恥ずかしすぎるだろ・・・。)

朝練の時の普段のエリちゃんと目が合った時に見た、膨大な恥じらいが隠しきれなかった"たった一瞬の苦笑い"を思い出す。困惑して笑ったのを慌てて隠し、キリリと運営秘書の顔に戻そうと焦っていた表情。

「はぁ・・・はぁ・・・・っ」

(ごちそうさま・・・。)

僕の懐の中で醜態を晒されまくった女の子の姿と感触を思い出しながら射精した。そのままマネージャーをしている真剣な女の子の顔を浮かべてリラックスしていく。

(女の子の弱みを手にするってのは、こんなに気分が良いもんなのか)

・・・・ティッシュを重ねて数億の命の死骸を包んで丸める。手元のコタツ布団を抱きしめて縁側スペースの壁にもたれてボーっと考えていた。

握り締めたティッシュをゴミ箱に捨てずにトイレに流して証拠隠滅し。僕はルームメイトが全員ぶったおれて眠ったままの部屋を出て単独行動。ひとり、ぼんやりと散歩に出かけた。

------------

外は良い天気だった。

もともと避暑地ってこともあり、冬の冷たい空気が透き通るように美味しい。除雪されて道端に積もっている雪に反射した日差しが都会の青空よりも明るく感じた。

(鳥とか飛んでるしww都内じゃなくて、こういう場所で過ごすのもいいな。就職、田舎にしようかな)

そんな事を思いながら足が向いたのは体育館だった。

(ウミさんの車がある。。練習してるのかなぁ。コッソリ入って脅かしてやろう)

そう思って、外から体育館の2階に上がって音を立てないように中に入ってみた。

・・・・2階バルコニーから下を見ると、レギュラーの兄貴達だけが集結してるじゃないか。サークル1番の実力者、パパさんも一緒だ。奥さんとお子さんが、練習するお父さんを体育館の隅から見ている。きっとついさっき、ぐらいの時間差で到着したんだろう。

(1on1やってる!)

こんなことはめったにない。

1on1ってつまり、バスケのルールを使った1対1のタイマン勝負なのだが通常の練習としては時間のコスパが悪すぎる。サークルの通常練習ではまずやりません。

(スゲぇぇ!こんなの滅多に見れない!)

僕は興奮して息を潜めながら、2階バルコニーからその過程を覗き見することにした。

1on1は、練習効率よりも遊びの要素の方が強い。ヨウジさんやウミさん達をはじめとする、経験者でもレベルが高い次元の人たちが1on1をやると、

10戦やって10対0でオフェンス側が勝つ、ぐらいな感じになる。

20戦やっても20対0になるかな。19対1ぐらいにはなるかも。

個人技を練習するなら基本動作の反復の方がよっぽど良いし、勝ち負けを争う競技にするには偏りが激しい。

特にウチのようなボールムーブのパス連携でチームを作る所は、1on1をやる機会が殆どありません。

例えるなら、"アッチ向いてホイ"だろうか。

アッチ向いてホイの最初のジャンケンで、ディフェンス側はグーしか出せない縛りがある感じ。

つまり、ずっと守りっぱなしのままで、いつか負けて終わる。上手な人でも普通はこんな感じ。

ところが、少し例外がある選手がいる。それがウチのサークルの場合はウミさん。

ウミさんだけはこの"アッチ向いてホイ"が、とにかく負けにくい。

ホイ、、ホイ、、ホイ、、と指を刺しても、やたら粘りまくるんです。

ずっとジャンケンで勝てなくて、指差しを連続で食らいながら負けを回避し続けて、

ようやっとジャンケンで攻撃権をゲットしたと思ったら1発で勝利を持ってく人っていますよね。ウミさんはそういう感じのプレイヤーです。

負けにくい人。

この時僕が見た兄貴達の高貴な遊びは、他のメンバーがウミさんからディフェンスの粘りを学ぼうとしている場でした。

「ちくしょう。やりくい。」

オフェンスしながらクラマさんがマジトーンで言う。

「結局、持ち替えの一歩で勝負したがるだろ?そこにはもう俺の脚がホラ、あんの。」

ウミさんが説明してた。

「その脚ジャマだーーw」

強引にウミさんの脚を上から踏みに行くクラマさん。

「怪我するってwオマエが怪我するってww」

カンさんもヨウジさんも冷静に関心していた。

「相手のリズムで守るんじゃなくて、あくまでも自分がリズム作んだな」

ウミさんが続ける。

「そうそう。ヨシみたいな奴はリズム自体が無いから、こっち側がリズム作らんとやりにくい」

(あ!・・なんか僕の話題出てるww)

ちょっと嬉しくなって、見つからないかな、見つけてくれないかな、みたいな位置まで出て行ってみる。

「よし君って、うまいの?」

(・・・げ)

・・・・げ。

・・・・・げ。

聞き覚えのある女の子の声がした。

エリちゃんだ。

バルコニーの下、ちょうど僕の真下にいる。

(僕って、若いのな・・・・。もう勃起しとる・・・。)

先ほどオカズにしたばかりの女の子がまさか居るとは思わず、僕は股間を抑えながらソソソ、とまた隠れた。

「上手いっていうか、小ざかしい。」

クラマさんの声だ。

「褒められるとこたくさんあるよ。今度ヨシが練習してるとこ見てみ。」

「すごそうには見えないけどなー、よっしー君。普通にヘタじゃないけど、ぐらいに見える。ね、なんでベンチ入りできたの?」

(くそ・・・ガキに何がわかる・・・。)

「個性。チャーハン出たら、スプーンの方が食いやすいけどレンゲで食いたくなる。レンゲはコンビニに売ってねぇ」

カンさんがフォローしてくれてる。

「えー。よし君ってそんなに貴重な選手かなぁ?」

女の子の遠慮の無い言葉に少しイラっと来た僕は、ここで挨拶に顔を出した。

「あ、・・・・どもっっすww」

「お!何だよ、いたのかww」

「すんません、上から見てました」

「ノゾキか。お前らしい。」

「調度いいとこに来たわ。・・・・。少しだぞ。少しだけ動くか?」

ウミさんが僕を手招いている。ちょっと1on1っぽいのを見せてやれ、と言うのだ。

「3割ぐらいで動けよ。3割だぞ。」

鎖骨が繋がったばかりのこちらの身体を気遣ってくれている。僕はバルコニーから降りて、一同の場所に近づいていった。

広い体育館には少人数すぎる。静けさの中に、兄貴達に歩み寄っていく僕の足音が響く。

「(・・・・・・!)」

エリちゃんと目が合った。

途端に、、ガクン!と勢いよく下を向いて、前髪で顔半分を僕から隠す彼女。キッと引き絞った口元と尖ったアゴだけが見えた。

(ありゃ?午前中と態度違わね?)

僕はめっちゃ彼女と近くなって従妹みたいな仲になってるつもりだったのだが。

午前中の体育館では彼女から馴れ馴れしくしてきたはずなのに、たった数時間の経過で態度の変化がめまぐるしい。今度は近づくどころかあからさまに避けようとしてる。

(まぁ、要するに、現実を実感しているうちに後悔しまくっているとw)

ヨソヨソしく距離を取る女の子の反応を僕は内心楽しんでいた。

・・・・ウミさんが僕に接触しないようにディフェンスのマネごとだけしてくれてる。

バスケはボールを弾ませてドリブルするから、フツーにボールを手にするとボクシングの選手みたいなリズムの躍動が生まれます。この単純な話がかなりの盲点で。

テン、テン、テン、とリズムよくボールを弾ませてはいかんのですよ。

僕のドリブルは、審判によってはホールディングだと判断されることがあるくらい遅かったり。これに高速ジャグリングを混ぜたりするので、ボールが一定の速度で弾むことはありません。

巨人の壁を出し抜くには最初の一歩で斬る、動き出しの一歩目で即死させる、これが全て。

リズミカルなボクサーじゃなくて、弓道で弓を射る感じ、というか。座頭市の勝新みたいな居合いっぽい感じ、というか。これが僕のやり方です。

「・・・・。よし君って。。骨折してるんだよね?」

遠くの方からエリちゃんがその場の参加者に話しかけている声が聴こえてきた。

ウミさんは治療中の僕に身体が接触しないようにディフェンスするフリだけしてくれてるからねw

それこそ、時代劇の殺陣と変わらない。あらかじめ振り付けが決められた気持ち良いアクションシーンみたいにしてもらってるから僕は絵に描いたように華麗に見えただろうw。

「どうよエリちゃん。ちょっとはカッコいいって思ってくれた?」

「・・・・・・。」

彼女はポカーンと僕に見入りながらも、僕が話しかけると下を向いたままパパさんの後ろに隠れてしまった。

(エリちゃんの中で僕のポイントは上がったのか?下がったのか?わからんww)

------------

調子に乗ってきたと思ったら、やっぱり10分もしないうちにストップ。

「はいはい、ヨシはここまで。」

ウミさんがお預けサインを出した。ぜんぜんまだまだイケると言おうとするも、ちゃっちゃと終了にされてしまう。

クラマさんが僕の肩にそっと手を置いて(大事にしろ)と伝えてくる。兄貴たちの寛大な対応には感謝したいけれど個人的には切ない。まだまだ怪我人扱いで、僕は孤立した立場だった。

1on1遊びが一段落したところで、まったり時間になったので。僕はイタズラ心が湧いて。

「パパさん、エリちゃんにフェイドアウェイを教えてあげてくださいよ」

僕にしかわからない現象に掛けて1人満足な提案をした。

「ん?ロールターンとステップバックの練習の方がいいよ?」

・・・・まぁそうなんですが。

「コービーのやつでしょ?知ってるよ!できないけど。」

兄貴達全員が練習を止めて落ち着いたコート。そこにエリちゃんがテンテンとボールをつきながら入っていって、見よう見真似でフェイドアウェイをやって見せた。

(wwwwww)

僕は心で大爆笑しながら大満足。リングのはるか手前に落ちたボールを拾いに行く。クラマさんがエリちゃんに優しく教え始めた。

「エリ、バックジャンプしないで良いんだわ。ヨシを前蹴りするつもりで後ろに倒れながらいつものシュートしてみ」

ウミさんも微笑みながらやってくる。僕がエリちゃんのディフェンス役になり、エリちゃんがフェイドアウェイのお遊び練習をはじめた。ほぼゴール下じゃないと、彼女の力ではシュートが届かない。

「wwwww」

カンさんが笑いながら小さなエリちゃんの背中を支えてアシストしはじめる。

満面の笑みで僕をマジ蹴りしながら、後ろ側にフェイドしてシュートする小柄な女の子。大きく上げた片足を正面から見るフリをして、ジャージがピッタリと浮き上がらせる柔らかそうなお尻と股間の膨らみを見ていた。

(昨晩、ココをイロイロされちゃって、エリちゃんは何度もアウェイしたよwおしっこを大量に漏らしながらねww)

繰り返し練習しながら、何度も僕と目が合う。

やってるうちに、とうとう彼女は僕にエロい目線で自分の身体を見られてた事に気づいたみたいだった。

「(・・・・!)」

ビク!と泣きそうな笑顔になる。一瞬で顔面が真っ赤だ。すぐに次のシュートを打つ反復練習中なので、サッと表情が元に戻ったが顔色だけが元に戻らない。

(ざまぁみろw。ずっと視姦してやる。ハッキリ思い出させてやる。)

「(・・・・・・・。)」

途端にエリちゃんのシュートが届かなくなり、上げる足が下がって内側を向く。周りの兄貴たちはエリちゃんの大きなシャックリに気づかなかったようだ。

「ちげえよ、もっとこうだ」

カンさんが非情な仕打ち。女の子の足首を持って片膝を思いっきり上げさせた。

「(~!)」

めっちゃ恥ずかしそう。僕はニヤニヤしながら、その光景を正面の特等席から見続けた。

「もういい!もういいよっ!おしまいにする、つかれたっ!」

「もうか?遊びにしかならんぞコレじゃ」

「よし君やだ!笑うんだもん!」

わかりやすい分別態度だった。よっしーくんと呼ばれていた僕への呼称が、よし君に戻ってる。

和む一同、笑顔になる兄貴達。

「wwwww」

「wwwwww」

「ヨシ、エロい目でエリを見るなよw」

ドクター、鋭い。正解です。

「見てませんってw」

------------

そんなやり取りがダラダラと続いてまったりとした時間が流れる中で。パパさんのお子さんとエリちゃんが楽しそうにボール遊びをしているのを見ていると、、

・・・ウミさんが僕に小さなポーチを渡してきた。

昨晩、兄貴の車に置いたまま忘れてしまってたものだ。携帯と、小銭入れと、ミニトリマーセットが入っている。

それをポケットに入れて、しばらく兄貴たちとドリンクを飲みながら雑談していると。。

ごそごそごそ

(・・・・?・・・。)

エリちゃんが忍び寄ってきて、後ろから前に手を回して僕のポケットを探り始める。大きく膨らんだジャージの前ポケットが気になったんだろう。勝手にポーチを取り出して物色し始めた。

(なんだぁ?エリちゃん、すげー距離感が不安定なんだけど・・・w)

さっきまで目も合わせてくれなかったのに、今度はまた馴れ馴れしい。嫌な気はしなかったのでそのまま無視して雑談を続けてたけど。

(・・・・・。)

ジジジジ、カタッ、パカ。カチャッカチャッ。カサカサカサッ

黙ったまま躊躇なく人のもんを開けて中身を見て取り出して遊んで、元に戻してる。

(極端なんだよなぁ。運営の手伝いしてるときは大人っぽいのに、いきなりこういう、幼稚園児みたいな・・・。)

普段のエリちゃんには隙が一切ないんだ。

垢抜けた服装、綺麗な髪質。イメージにピッタリの甘いバニラ香水。お化粧も上手だ。爽やかな高○生らしくファンデーションとかはしてないが、目元や眉に一見ではわからない絶妙な手入れをしている気がする。

ノートに書かれるペン字は丸文字ではなく大人も驚かされる優秀な秘書の筆跡。それでいてお遊びモードの時は萌えっ子になる。

いわゆる、真面目な時とチャラけてる時のメリハリがしっかりしていて、その場に合わせて自己管理してるって感じ。そういう女の子。

・・・これに加えて酒呑童子の裏の顔、酔っ払いモンスター。・・3つ目の性格がある、と。

(エリちゃんが僕と仲良くしてくれるのは、萌えっ子の時と酒呑童子の時だけか)

そんな分析をしていた。

・・・・ポーチに面白いものが入ってないと確認した彼女は、ごそっと僕のポケットにそれを戻すと、今度はウミさんのリュックサックを黙って釣り始める。

パパさんのお子さんもエリちゃんと一緒になってウミさんのリュックを持って逃げはじめた。

「おおい!何やってんだよw」

見られちゃ困るものでも入っているのか、途中で気づいたウミさんが笑顔で逃げる女の子たちを慌てて追いかける。

「なにこれ!なにこれウミさん!」

月刊BOMBという雑誌をリュックから出してヒラヒラと旗にしながら走り回る女の子とそれを必死に追うガタイの良い兄貴。

「wwwwww。」

まぁ、いつもの光景だ。いつのまにか僕もイタズラされるようになったのか。兄貴たちと同等に彼女が僕をリスペクトし始めてくれているのかな?

僕は勝手にそんなふうに思ってた。ほんわりした光景がなつかしく感じます。

------------

「そろそろ夕食だな」

「また、明日の朝連でな」

夕食後は体育館が開くが、この日は強制タイムスケジュールじゃなかった。社会人第2派が到着する明日からが本格的な練習になる。すっかり日が暮れた外を見てヨウジさんが解散を促した。

合宿の宿は班に分けられていて。以下の様になってました。

ホテルA→学生女子+家族親子メンバー+ヨウジさんリンさん、というサークル本部拠点。

ホテルB→独身男性社会人の宿。

旅館A→学生男子の託児所。

旅館B→独身女性社会人の宿。

僕が戻るのは旅館Aだ。

「ヨシ、送っていってやる。乗れや。」

ウミさん、カンさん、クラマさんが乗る車に乗せてもらったのをボンヤリと覚えてます。車内でクラマさんが夢芝居を歌ってた。

-------------

旅館について自室に戻ると。

「おいぃっす!!お帰り!!どこ行ってたよお前~!」

「おっじゃまっしてま~~すwwww」

学生の女の子が5人も来てた。そこにルームメイトの仲良し野郎が3人、別の男子が1人の系9人。室内密度はかなり高い。どこかに遊びに行って合流したメンバー通しがそのまま流れ込んでる感じだ。

「夕食は?」

聞くと、皆もうとっくに食い終わってると。これからまた飲みが始まるとのこと。

「げ!僕、飯まだなんだけど!」

時間を見ればギリギリ間に合いそう。・・・・この合宿ではずっとこんな感じ。ただでさえ怪我の影響でハブられがちなのに、ついつい取った単独行動で孤立に拍車がかかってる。あわてて旅館の食堂に行って寂しく1人で夕食を食べた。

もうね、広い旅館の食堂で食べる1人だけの夕食の切ないこと、切ないことw。あっという間に僕は凹んでたw

(このまま風呂入って、どっか静かな部屋にお邪魔させてもらって寝よ・・・・。)

ちょうどベンチ入りしたばかりだったから学生チームとも距離が遠めになってきていたし、かといってレギュラー陣とも距離がまだあるし。僕の立ち位置はサークル内で階段の踊り場のように微妙な場所になっていた時期だったんです。

お風呂セットと貴重品一式を持って脱衣所に行って。服を脱ぎかけたときに気づいた。

(あれ?サポーターのクッションがない。)

鎖骨の矯正サポーターは、内側にスポンジタオルみたいなのが挟める仕組みになっていて、寝るときだけはそれを装着して肌に革バンドが食い込まないようにできる機能がありました。

ところが、それが見当たらない。

(うわー。。アレが無いと痛くて寝るのしんどいんだぞオイ。。)

ゴソゴソと探しているうちに痛み止めの薬も無くなっているのに気づいた。

(おかしいぞ、無いわけがない。ここに入ってないってことは、、ポーチに入れてあるはずなのに、、。)

「・・あー!!」

無人の脱衣所で1人、声を上げてしまった。

同時にキューンと胸が甘く締め付けられてホワホワホワホワ、、と心にお花畑が広がっていく。

わかります?この時、僕はラブレターを貰ったのと同じ状態になっていたんです。

(ウミさんがこういうイタズラするとは思えない。マジで困るような悪質な事を兄貴はしない。)

(体育館のときだ。エリちゃんが、、ポーチから取り出して持ってった!!)

痛み止めと矯正サポーターのクッションが無いと僕は眠れないほど辛くなる。それを知らなかったとしても"コレが無くなったら困る。必ず探すに違いない"というのがハッキリわかるモノをあの子は盗んでいった。

(あのヤロぉw)

僕は風呂に入ることなく、慌てて脱衣所から部屋に戻り、すぐにエリちゃんのいる宿に向かいながら彼女に電話をかける。

・・・・2回か3回ぐらいしか通話したことがない。しかも彼女からの業務連絡のみで、僕から連絡したのはこの時が初めてだったはずだ。

・・・緊張した。

電話で告白の返事をするみたいなテンションで、微妙に手が震えてた。

「もしもし?」

「はい・・どなたですか?」

思いっきり通常テンションのエリちゃんの声。

(うわー・・。何言えばいいんだコレ)

「あ、えっ・・と。ヨシ、、ですけど。」

「あ、よし君?びっくりしたw誰かと思ったww」

(うげー・・。沈着冷静秘書モードだ・・・。)

「あ。あーと。えーと。・・・あのさ。僕、体育館で落し物しちゃったっぽいんだけど、エリちゃん知らないかな?骨の痛み止めと、サポーターのクッションなんだけど」

「落し物?今日の体育館で?」

「うん。」

「一応、練習の時に使った用具一式はバッグに持ってきてて、1番最後に私が確認したけど。よし君の私物は体育館に残ってなかったよ?」

めっちゃ業務的な会話。まるでウソとかふざけた感じがしてこない。楽しむテンションにもなってないから、これは僕の勘違いかな、と思って。ホテルに向かっている足を止めて、歩道に立ち止まった。

(コレ、僕の勘違いで1人相撲取ったってヤツか?)

「・・・あ、そうwwごめん、僕の勘違いかもwwホラ、エリちゃんさ、体育館で僕がウミさんとかと喋ってたとき、ポケットのポーチ弄ってたでしょw中に入ってた痛み止め、持って行ったんじゃないかと思ってww」

「なんでー。そんな大事なもの勝手に持ってくわけないよーw」

「・・・そうだよねww。勘違いしてたwごめん。」

うわー・・・。めっちゃ恥かいた・・・・。

冬のリゾート地、しかも夜。誰もいない、何も無い歩道で1人、ポツーンと立ち尽くして電話してました。

ふと、車が4台ぐらい連続で、茶色に汚れた雪を掻き分けて僕のすぐ側を走り抜けていった。

シャアアアアア・・・・・・・。

シャアアアアアアア・・・・・・・。

哀愁すぎるミザリーなチェリー坊やになっていました。。

「ごめんね、変な電話かけちゃって。それじゃ。」

「うん、一応こっちでも探しておくけど。」

「ありがとう。・・・じゃね。」

ぷつん。

・・・なんてことだ。

あの様子だと、昨夜のこともわかってない可能性が高い。今のいままで、僕が全部思い込みで勝手にズレてたってやつか。。

・・・・ストーカーって、こんな感じなんだろうか。

気づかないまま、自分の都合で相手の感情を読み取ったつもりでいた。。

つまりだ。

昨夜、酔ったエリちゃんを犯してヤっちまった。ここまでは間違ってない。

・・・が。

今日の午前中にエリちゃんが僕にいきなりしがみついてじゃれて来てたのは、ヨウジさん達が集合してテンションMAXになった環境でゴキゲンになって楽しんでいただけだった。彼女は昨晩のエッチの相手が僕だと気づいてたわけじゃなかった。

そうなると。

ポーチから痛み止めとクッションを馴れ馴れしく勝手に持ち出すなんてイタズラをするわけがない。

(酔ったエリちゃんはマジで記憶が飛んでてヤられた事にも気づいてない!?)

僕は、、自分で気づかないまま相手の気持ちを勝手に思いこんでいて。ストーカーまがいな自分だけの世界に迷い込んでいることに恐怖感を覚えて。反省しながらトボトボ旅館に帰ろうとしたときだった。

ブーン、ブーン、ブーン、ブーン

着信があった。番号はエリちゃん。

何か言い忘れたことでもあったのか、と僕はすぐに電話に出る。

「はい。・・・・どしたの?」

「何度もごめんねw」

「いやいや。」

「よし君。今もしかして外なの?」

「なんでw」

「車の音がしたから」

「そだよww。聞いてよw。僕さぁ、今日丸1日なんかエラい勢いで勘違いやらかしててww。イロイロあってめっちゃ凹んじゃったよwwそっちに向かおうとしてたww今、もう戻るとこ。」

「えーっ!そうだったの?調度いいよ、よし君ちょっと!手伝ってよ、運営事務!」

「何々、どういうこと?」

「明日までに学生のお会計済ませないといけないの、リンさんと一緒にやってるんだけど、ちょっと手を借りたいんだよー」

やたら罪悪感に襲われていた僕は、贖罪のつもりで2つ返事をしました。

エリちゃんをヤっちゃった罪悪もあったけど、それよりも今日一日、自分で勝手に思いこんで物事を進めてたことに恥を感じていて。"色々と僕、キモい。キモすぎるわ"と凹みまくりだった。

「いいよ、どうすればいい?」

「あのね、○○○号室で整理やってるから、ノックしてくれれば。」

「わかった、手伝いにいくよw」

そんなわけで。

下心なんてお恥ずかしい、そんなものは全部フっとんで。

本部のあるホテルに男子学生が行ったら浮きまくって目立つし、どうしよう、とか思うこともなくなって。

生真面目にサークル運営事務を手伝う人間としてロビーに入りフロントに挨拶までして、エレベーターで指定の部屋に向かった。

--------

コンコン。

僕が扉をノックする音だ。

「はいはいー」

可愛らしい女の子の声がして、オートロックのドアが開いた。

「来た来たw」

すぐにエリちゃんが僕を部屋に入れてくれる。一瞬だけだったが、近づいたときに昨晩嗅いだお菓子の香水の匂いがした。

(ちっくしょう・・・・可愛いな・・・)

ついつい昨晩の事を思い出してしまう。

(顔にかけられた事も覚えてないのか・・・。)

下腹部が締め付けられる。

「こっちこっち」

エリちゃんは部屋の奥のテーブルにお金を小分けに並べながらノートに印をつけている。

部屋はフツーの観光ホテルの洋式ツインルームだった。シングルベッドが隙間を開けて並んでおり、奥に縁側みたいな細長のスペースがある。そこに向かい合わせのソファと低めのテーブルがあり、彼女はそこで会計のまとめをしている様子だった。

(なるほど。エリちゃんはリンさんと2人部屋なのかな)

「男子と、女子学生のぶん。あと、家族連れメンバーの。コレをね、集金できてない人の金額を今日までに出さないと」

「はいよ。僕はどうしたらいい?」

「男子学生のぶん、まとめて欲しいんだー。この袋が男子から集金できてるお金。」

「了解w」

携帯の電卓で合計金額を割り出して手元の現金と差額を出すだけ。要領は得たので作業に取り掛かったのだが。

・・・・リンさんがいない。

すぐに現れるのかな、と思ってツッコミもしなかったが、一向に現れる気配も無い。

(リンさんと一緒にやってるって電話で言ってたよな)

「ね。リンさんは?」

「?・・あ、リンさんはもっと大変だよ。社会人全員と、交通費と、雑費全部やってくれてるから。」

「いやいや、ここ、エリちゃんとリンさんの部屋でしょ?」

「へ?ちがうようwwリンさんはヨウジさんと一緒の部屋。そっちで事務仕事してると思う。」

ヨウジさんとリンさんは付き合ってる男女って言うよりも"籍をまだ入れていない事実婚のカップル"って感じ。相部屋でも、イヤらしさも不自然もありません。

って。そうじゃなくて。

「ええ?エリちゃん、ちょっと僕、いろいろ把握できてないんだけどもww」

「とりあえず、それだけ終わらせちゃってよー」

「・・・わかったw」

釈然としないまま僕は会計を終わらせた。

(この子はこういうの、いつも手伝ってるのか・・・。)

なんの感謝もしないまま託児所レベルで遊んでただけの僕はチクリと胸が痛んだ。

(僕より、ずっと大人だ・・・・。ヤるとか、ヤらないとか、酒飲みモンスターとか、、それ以前にきちんとやることをやってる子だ。。)

「終わった!たすかったーーー♪これで自由時間っ!よし君ありがとー♪」

「い、いやいやwごめん・・・w」

理由もなく謝ってしまう。

ホント、エリちゃん、、ごめんよ・・。

虚勢された犬みたいになってました。尻尾ダラーンと引きずって申し訳なさそうに背を向けて去ろうとする犬。

「エリちゃん、誰と相部屋なの?」

「あたし?あ、ココのもう1人が誰かってこと?」

「そうそう」

「お母さんだよ?」

「へ!?」

うーーーんーーーんぎゃーーーーはーーーーーっ!・・・・

とか思った。

中腰になって反射的にドアの方向に逃げ出しそうになる。

(そうか、エリちゃんのお母さん、確かに見かけた気がする。でも、初日にチラっと見ただけだった。家族メンバーと行動してたのかな?)

「美術館だけ回って、2日目で帰っちゃったけどねw」

「はぁ!?」

「だってお母さん、ウチの仕事あるし。ずっとは居られないもん。」

「じゃ、今はこの部屋、エリちゃんだけなの?」

「そうだよww」

この時。。

"なるほど今、2人っきりじゃねえか"とか。

・・・・エロ感情が出なかったんですよ。

この時はもう合宿5日目ぐらいです。エリちゃんは高○生。男子高○生は数人いたが、女子○生はエリちゃん1人だけ。

つるむ相手がいない。。

お酒飲める女子学生とも、社会人とも、家族連れメンバーとも自由時間に一緒に過ごせない。実質、皆が楽しく騒いでいるときにはひとりぼっちで3日以上過ごしてた。

(だから昨夜、少人数で細々とやってる僕の4人部屋に隠れるようにして遊びに来ていたんだ・・)

でも・・・・遊びに来て、、酔っ払って、、イタズラされて、、犯されて。。・・・・それを覚えていないまま今に至ってる。。

野郎の友達は、この子をイタズラを常習でやれる好きモノのエロ娘だ、と言っていた。

(ちげぇ・・・、ちげぇよ・・。エリちゃんは、そういう子だったんじゃない。。)

(なんじゃそりゃ・・・・・。)

まるでマッチ売りの少女じゃねぇか、そんな使いっぱしりあるかよ、と。鬼畜な僕でも、この時は流石に健全なお兄さん感情が激しく立ち上がりました。

「・・・今日これから、どうすんの?」

「ん?どうしよかなw お風呂入って、テレビ見て、ちょっと内緒でお酒飲んで寝ようかなw内緒ねww怒られちゃうからww」

いつもの可愛いエリちゃんだった。

「1人で?」

「うんw」

平気そうに言う。縁側のソファに、膝を抱えるようにして丸まって座り、ユサユサと前後に揺れながら楽しそうにしてる。

自分は完全に兄貴になりきった感覚だった。

この時、恥ずかしながら下心がゼロです。僕は童貞戦士さくらんぼ、になっていた。

「エリちゃん、これから僕の部屋おいでよ。今ね、女子学生も4、5人来てて楽しくやってるから。」

「・・・・・・。」

女の子は首を横に振った。

「なんで?大丈夫だって!ヘンなことにならないよ。僕が保障するって。絶対。」

「・・いかない・・・やだ・・・w」

キリッと唇を内側に噛み締めてうつむいた。・・・昨晩の酒の席で何をされたのか、この子は覚えている。

「じゃぁさ、カンさん呼ぶか!ウミさんとかも。」

「・・・・・いい。1人が、いい。」

(まじか。。僕はエリちゃんに鬼畜なことヤっといて、罪滅ぼしできない悪人で終わるしかねえの?)

明るかったエリちゃんが陰を落とした空気をまとってしまった。いたたまれなくなって、オイシイ2人だけの空間を悪用することができないヘタレの僕は、気が利かないことばかりをエリちゃんに提案して、すべてが却下になって。

「・・・・じゃ、エリちゃん、おやすみ。」

「うんw・・ありがとー♪よし君ww」

「明日、みんな集まるから、絶対盛り上がるよ。また明日、体育館でね」

「うんw」

ガチャン。

オートロックのドアが閉まって、僕はホテルの廊下に1人。凹んだまま取り残された。

(なんじゃこりゃ・・・・。僕、なんでこんなにカッコわりぃの?)

当時の幼い僕にとっては猛烈な屈辱なのです。カッコつけたくて仕方が無いって隠れナルシストでしたからw

今思うと当時の自分は、鬼畜な性欲と正義ヅラしたい偽善根性が同居した、不安定な人間だったなぁとしみじみ思います。

カッコつけたい願望と、情欲に弱く自制の利かない暴走グセと、自分の甘えで傷つけた他人を気遣う臆病さに入り乱れてました。。

・・・・そして、そういう不安定な僕を、、何を思ったか勘違いして、慕ってくれる人もいたww

----------

シャアァァア・・・・。

旅館に向かう夜道、たまーに車が通過する。雪は降っていなかったけど、積もった雪が路肩のガードレールを半分隠してる。

(ほえぇ・・。ここってこんなにハッキリ星が見えんの?プラネタリウムってあながちウソじゃないんだな)

とか思いながら。電灯もないのに星灯りで薄く明るい、不思議な夜の空間を歩いていました。

(宮沢賢治とかってこういう場所で本を書いたりしてたんかな)

あまりに日常から外れた場所にたった1人で黙々と歩いてたもんだから。思考がアホになっておりました。

ちょっと夜空を写メってみよう、とか思い立って。・・・・携帯を取り出したときだった。

「不在着信2件」

(ん?着信あったっけ?いや、無いぞ・・・・無かったはずなのにな)

リダイヤルしてみると繋がらない。

(これ、誰だ?・・・・エリちゃんだ!)

慌てて何度か掛け直すも、微妙に繋がらない。電波わるいんすよ。周りは大自然だったから。ようやっと繋がったのは、最初に電話が出来てたあたり。僕の旅館のごく近くまで戻って来たあたりだった。。

ッチなPR

ッチな広告