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投稿:2011-12-01(木)18:00

式場で働いてたら昔好きだった人が新婦として来た

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名無しさんからの投稿

俺今結婚式場で働いているんだ。

まあ働くといってもちょっと違くて、結婚式って式の様子とかをまとめたエンディングムービーが最後に流れるじゃん?

俺それ作ってんのね。

仕事内容っつうのは式中の撮影と、それの編集。

元々趣味の延長で大学生の頃にバイトとして始めたんだけど、作ったものが実際に流れて来た人が笑ったり、泣いたり、拍手してくれたりすんのがすげー気持ちよくってさ。

そのままムービーを作る会社に雇われて、ずっとやってたんだ。

かれこれ始めて10年以上は経つ。

結婚式ってのはやっぱりいいもんで、幸せそうな新郎新婦をみるだけでまじでこっちまで幸せな気持ちになる。

それを見てる人たちも祝福して、笑って、泣いて、皆いい顔してんだよ。

ちなみに俺が一番好きなのは新婦のおやじさんが娘を送り出す時の顔。

ぞくぞくするねwww

そんなんが好きでずっとやってたんだ。

俺はこの仕事が好きで、誇りを持ってる。

ただその仕事の性質上、土日が主だから友達と遊んだりする事もできない。

そこが辛いっちゃあ辛いんだけどね。

だから案外俺の周りには未婚とか×がついてる人も多い。

当然俺も未婚。

そんでその日、いつものように結婚式場へ向かった。

式場はホテルの7階。

そんでいつも俺が作業するのは非常階段と、式場を繋げる物置のような10畳ぐらいの部屋。

その一角に備え付けられた机とパイプイスに陣取って動画の取り込み、編集をするんだ。

基本的にPCがあればそれでいいので場所に困る事はないけども、タバコが吸えないのが残念としか言いようがなかった。

色んな式場に赴いてやるんだけど現場ではプロデューサーみたいな人がいて、最初に打ち合わせを行う。

その式場はよくいく場所で顔馴染みも多く、プロデューサーも自分が駆け出しの頃からお世話になっていた人だった。

「チっす」

「おおお疲れ〜今日もよろしく」

「うっす。どっすか今日は」

「今日はやりやすい方だと思うよww」

「まじっすか!ラッキーwww」

エンディングムービーは新郎新婦が決めた曲にあわせて一つの作品を作る。

大体4〜5分。どう作るかは俺の自由。

作りやすさの目安として

・曲のテンポ
・曲調が新郎新婦and会場の空気に合ってる
・新郎新婦がいい顔をする
・出席者が多いorノリがいい

とかがあったりする。

個人的意見なんだけどね。

前あったすげーやりづらかった案件は、新郎新婦+親族(6人)で曲がゆずの「夏色」だった時。

曲が結婚関係ないし少ないし盛り上がらないしできつかったねあれは。

そんでその日の曲はドリカムの「未来予想図Ⅱ」

出席者も多いしノリもよさげとの事だった。

「新婦可愛いっすかwww?」

「かわええよwwww多分お前の好みなんじゃない?」

「まじっすかwwたまんね〜www」

プロデューサーは40間近の×1子持ちのいいおっさんで、よく飲みにつれていってもらったりしてる。

なかなか偉い人らしいのだが、気さくな人柄からみんなに慕われていて、ちょっとした軽口ぐらいなら許してくれる。そんないいおっさんだ。

雑談をしてたら、開場の時間になった。

「そんじゃ今日も幸せな家庭を築いていきますか〜」

「自分は逃げられたのにっすか?www」

「うっせえwwwww」

そんな、いつもと変わらない現場で、いつもと変わらない仕事だった。

まあもったいつけるのもあれなんでここらで登場人物の紹介だ。

■俺
25歳
160㎝60k
中肉中背
ブサ

■片思いの女
25歳
160・?
かわええむっちゃかわええ

■プロデューサー
39歳
170・80
おなかのでっぱりがものすごいおっさん
あと加齢臭がしてきたおっさん

■天♀
23歳
155・?

■同級生1♀
25歳
165・?

■同級生2♀
25歳
170・56

なんて事はない普通の人達だ。

撮影用のカメラをもって会場に通じるドアをあけ通路を進むと、出席者の控室から賑やかな声がする。

これはいい絵がとれそうだな〜なんてニヤニヤしながら歩いていた。

新郎新婦や親族たちの控室とチャペルで挟まれる広場に出ると、スタッフの人たちが準備を終え待機していた。

現場のちょっとピリピリした雰囲気が伝わってくる。

「どもっす!よろしくお願いしゃす」

スタッフ達「「お願いします〜」

スタッフの中に、俺の一個したでほとんど同時期に働き始めた子がいるんだ。

天真爛漫って感じの子で、結構かわいい。話も合い、しばしば飲みに行ったりする事もある。

名前を天としようか。

「あ、俺さん!俺さん!今日の新婦さん俺さんと地元一緒みたいよ」

「え、まじで?○○?」

「うん。さっき聞いた!盗み聞きだけどねww」

「盗み聞きすんなwww」

「聞こえたんだもんしょうがないじゃんwwもしかして知り合いだったりするんじゃない?」

「え〜さすがにないっしょwww知り合いだったら飯奢ってやるわwww」

「まじで!?絶対ね!違ったら何もしないけどw」

「おいww」

実家の農家を継ぐのが嫌で、俺は大学を口実に逃げるように地方から上京してそのままこっちで就職した。

天も同じような口らしく、それがきっかけで話すようになったっけ。

少し雑談しながら、カメラのチェックをして新郎新婦が写真撮影のために入ってくるのを待っていた。

そして時間。

スタッフ「新郎新婦さん入ってこられま〜す」

スタッフの一人の合図とともに、広場のドアが開く。

ドアの向こうには通路が伸びていて、その突き当りの角からスタッフにエスコートされた二人が見えてくる。

そこから撮影はスタート。

今日はいいムービーできるかな〜なんて考えながらカメラを構えて大きめのディスプレイを覗き込む。

と、思わずカメラを落としそうになった。

ディスプレイに映りこんできた二人のうちの一人が

俺がずっと高校時代からずっと

片思いしてた女の子だったからだ。

「は?え?」

手が震えてカメラがぶれる。

ディスプレイから目が離せなくなっていた。

「どう?知り合いだった?w」

そばにいた天が小声で話しかけてくる。

二人がディスプレイの中で大きくなってくる。

幸せそうな顔を浮かべて。

「・・・?俺さん?」

天が怪訝そうな顔で覗き込んでくる。

「あ、ああ大丈夫大丈夫」

「ちょっとどうしたの?カメラ震えてるよ・・・どうしt」

「天さーん!いきますよー!」

「あ、はーい!ちょ、また後で」

カメラのブレを止めようと必死だった。

必死で脇をしめ、カメラを強く握りこみ、息を止めてなんとかブレをなくそうとしていた。

この時の俺はどうしようもなく動揺していたんだ。

後で動画を見返してもヒドいもんwwww

ちなみに、7、8年前の話になる。

ふと今日思い出した。

彼女が広場に入ってきた。

純白のドレスに身を包み、色鮮やかなブーケを大事そうに持って、当時から自慢気にしてた長い黒髪はてっぺんで形よくまとめられていて、全身ドレスなんじゃないかっていうほど、真っ白な肌はとても綺麗で、キツそうに見える釣り目も、薄い唇も、ほどよく施された化粧によりとても映えていて、彼女は間違いなく、間違えようもなく、彼女だった

彼女との出会いは高校の時。最初のクラスで席が隣だったんだ。

「うっす!始めまして!これからよろしくwww」

「・・・よろしく」

暗い感じの子だった。

愛想ねえなーwwwと思ってた。

まあ実際愛想はないんだけど。

クラスで、入学してすぐ受けさせられた実力テストが返ってきた。

俺の結果は酷いもんで、とても人様に見せられるもんじゃなかった。

「やべー点数とったったwwwwww」

「俺もーwwww」

そんな会話をしていると、彼女の名前が呼ばれた

「この調子で頑張れよ!」

「あ、はい」

厳しそうな先生で、そんな褒め言葉をかけたのは彼女のみ。

興味本位で彼女の答案用紙を盗み見した。

答案用紙には90点台ばかりで花丸までついていた。

ちなみにその花丸は先生が書いたものらしかったきもかった。

「ちょwwwwなにその花丸wwwwwwwww」

「・・・知らんし」

「え、なにすげーじゃんお前wwww」

「・・・ありがと」

ちょっと照れてたのを覚えてる。

長い前髪に隠れてハニカム彼女に興味をもった俺は、そこからちょくちょく話しかけるようになった

そうして、式は始まった

俺はひたすら顔が見えないようにカメラや柱で顔を隠しながら、ごまかしごまかし撮影を進めた

なんて声をかけていいか分からなかったんだ。

挙式が終わり、リラックスしている出席者の人たちの様子を撮影しようと、出席者たちが披露宴前に通されるかなり大きめの広場でうろうろしてた。

当然出席者達の中には高校時代の同級生も何人かいて、後ろから声が聞こえた。

「ねーあれ俺じゃない?」

「え、うそ?出席者の中に?」

「違う違うほらあの人」

「えー・・・違うくない?」

「いや絶対そうだって!話しかけてみよう!ねー俺!」

きたかー・・・と思いつつ無視するわけにもいかないので振り返ると、同級生の1、2がいた。

「おー・・・どっかでみた事ある顔だと思ったらwww何やってんのこんなとこでwwww」

同級生1「いやいやww結婚式中ですけどなにかwww」

同級生2「びっくりしたー、あんたこそそんなでっかいカメラもってこんなとこで何やってんの?」

「盗撮だよ盗撮ww」

同級生1「おいwww」

同級生1、2とは高校以来顔を合わせていなかった。

ボーイッシュな1とお姉さん系の2はクラスでも目立つグループだけど、二人とも頼られるタイプでだれとでも仲が良かった。

もちろん俺とも彼女とも。

「まあかくかくしかじかでね、こっちでこんな事やってんのよ」

同級生2「へ〜まさかこんなとこで会えるとはね」

「全くだ・・・あー、今日あいつの結婚式なんね」

同級生2「・・・見りゃわかるでしょ」

同級生1「あれ、俺呼ばれてないのwwwww?」

「カメラ持ってるからね」

同級生1「ぷっwwwかわいそwwあんた仲良かったのにwww」

「あー、ねww」

同級生2「・・・ちょいちょい聞いてるよ」

「あー・・・まじっすかw」

同級生2「うん。大丈夫?」

「まあ仕事だからねwww」

同級生1「え、なになに?ww」

同級生2「なんでもない。今日あの子とは?」

「・・・とはとは?」

同級生2「・・・あっそ。なんも変わってないねあんたw」

「お前もなw」

同級生1「なになに?なにがあったの?」

「こいつもなwwww」

同級生2「そうだねw」

同級生1「え、なになに?」

「そんじゃ、仕事に戻るわ」

同級生2「うん、あ、この後どっかご飯でもいく?」

「あー、ごめんせっかくだけど会社にもどらなきゃいけん。また今度な」

同級生2「そっか。仕事頑張ってね」

同級生1「よくわかんないけど、盗撮は犯罪だからね!www」

「新聞に載ったらよろしくwwんじゃまたね」

そこで二人と別れ、編集をするため自分のPCがある部屋へと向かった

彼女にはあまり友達と呼べるような人はいなかった。

いや、いないわけではないのか。同級生1、2もいたし。

ただなんというか、彼女は一人でいる事が多かったんだ。

それは彼女が嫌われてるというわけじゃなくて、なんとなく一人でいる事が当然な感じ。

何と言ったらいいんだろうな。

いるよなそういうやつ?

別に仲が悪いわけではないんだけど、一人を好むような子。

彼女はそういう子だった。

2年生の文化祭の時、各クラスで出し物とか展示物作るんだけど、俺はその実行委員長みたいなのに選ばれたのね。

めんどくさいなーwwwとか言いながらまんざらでもなく、俺のクラスは、学校近くの地形をデフォルメして模型にしよう!みたいになった。

結果、なんだかよくわからない賞をもらったりした。

展示が終わって最後の片づけをする時に、皆帰ったかなんかで、俺一人教室で作業してたのね。

「やべーwww一人で片づけする俺かっこいいwwwwww」

なんて思いながら。

そうしたら、彼女がひょこっと教室を覗いていた。

「うおっびっくりしたw」

「・・・一人で片づけ?」

「そそww偉いっしょwww」

「ばーかw・・・手伝う」

「は?いいよ別に、ほかのクラス回ってみたら?」

「いい」

「いや、でm」

「いいの」

「・・・はい」

そういって片づけを手伝ってくれた。

すげー嬉しかったなあ。

いい匂いがするなーなんて思いながら、始終勃起してたけど。

「ありがとねw」

「喉乾いた」

「おごらせていただきゃす!」

「一番高いのね」

俺「」

「・・・文化祭楽しかった?」

「んー・・・全然。しょぼいし」

「まあなww」

「一緒に過ごす人もいないし」

「あー・・・同級生2とかは?」

「同級生1とかいるし」

「一緒に回れば?」

「団体行動嫌い」

「www」

1年2年とクラスが一緒で、おれがよくちょっかいかけてた事もあって、彼女の事は何となく分かってきていた。

成績優秀な事、頑張りやな事、極度の人見知りな事、意外と腹黒い事、前髪を伸ばしているのはコンプレックスな一重を隠すため、笑うとむっちゃ可愛いって事。

そんで、俺は彼女が好きなんだって事。

くさい?加齢臭のにおいがするって?

「俺はどうしてたの?」

「俺?男友達とずっと図書室でマンガ読んでたよwww」

「ばかww彼女はいないんだっけ?」

「募集中ですハイ」

「マンガ読んでたら無理だねw」

「うっせえww」

普段彼女はあまり笑わないほうだったと思う。

長い前髪に隠れてぶすっとした顔をいつも浮かべていた気がする。

それでも俺の前ではよく笑ってたとに思う。

少なくとも俺だけはそう思っていたし、そう思うだけでよかった。

「お前こそ彼氏どした?」

「いないしそんなもん」

「知ってるwww」

「しね」

「ごめんなさい!」

「・・・彼女作らないの?」

告白するならこの時だったのかもなと今となっては思う。

今も昔も相変わらずのチキンな事もあるけど。

「え・・・」

「・・・作らないの?」

志望大学はお互い全く違う場所で、夢も全く違ってて、どうせ離れ離れになるだろうという理由で

「あーまあ欲しいけど相手いないしww・・・お前はどうなん?」

「相手いないし」

「お前もかよwww」

「でも欲しいよね」

「・・・そうだね」

「うん・・・」

そんな言い訳をして、結局、

「まぁ大学いったらできるだろ!!遊ぶとこいっぱいあるし出会いもいっぱいあるぞ〜絶対wwwww」

俺は思いを告げる事をやめてしまった

「・・・うん、そだねw大学でいい出会いしよう」

「絶対俺のほうが早く恋人見つけるからなwwww」

「無理無理w数学で私に勝てない俺に負けるはずがない」

「関係なくね!?」

そもそも最初は同情だったのかもしれない。

最初は「一人でかわいそうだから」という理由で話しかけてたりしてた。

でも、頑張り屋で、負けず嫌いで、恥ずかしがりやで、実は結構腹黒い、そんな彼女の事がいつのまにか好きになっていた。

高校を卒業すると、俺は関東に、彼女は中部の大学にそれぞれ進んだ。

離れると諦めがつくだろwwwwと思ってたんだけどね。

結論から言うと諦めはつかなかった。

大学に入ってから、女の子と遊ぶ機会はあった。

でも、何というかつまらなかった。

それはその子たちがつまらないわけじゃなかったと思う。

それなりに楽しかったのだろうとも思う。

でも、彼女との楽しかった思い出が存在が、その子たちに重なってしまった。

彼女とは大学時代に連絡をとってお互いの街を行き来してたりもしてたんだけど、ゴタゴタがあって疎遠になってしまった。

その時彼女の連絡先もすべて消した。

それ以来彼女の存在がぼんやりと宙ぶらりんに忘れられないまま、今に至ってしまった。

動画をカメラからPCに取り込む。

その際、取り込んでる動画がずっとデスクトップに表示され続ける。

お互いに見つめあい幸せそうな顔を浮かべキスをする彼女と、身長の高い知性的な好青年が映っていた。

俺とは正反対そうな人だった。

誰が見てもお似合いのカップルだった。

そう思ったら、泣けてきた。

「おい!俺!?大丈夫か!?」

「へ?」

涙と鼻水でぐじょぐじょになって、嗚咽を漏らしながら、泣いていた。

泣きながら、動画を編集していた。

彼女を好きだった日々を思い出しながら涙が止まらなかった

「どした!?何かあったか!?」

「だいじょうぶでずだいじょうぶでずずびばぜん」

「おいおい、おま、ちょ後で話聞くけど、それできんのか?」

「やりまずだいじょうぶです」

たまたま通りかかったプロデューサーさんが話しかけてくれた。

「あとで聞く」

って言葉が、仕事の話より先に出てきた事が少し嬉しかった。

しばらくするとティッシュをひと箱もって天が来た。

「プロデューサーが持っていけって・・・どうしたの?」

「ありがどなんでもない大丈b」

「大丈夫なわけないでしょ!」

俺「」

「仕事中に泣くとか何考えてんの!?みんな心配してんだよ!」

「はい、ずみません・・・」

「・・・なんかあったのね?」

「・・・うぅ」

「もう!泣くのは後!とにかく今はそれをやる!わかった!?」

「は、はい!」

「あとで話きくからね!そん時泣くの!わかった!?」

「うん、ありがどw」

「まったくもう!世話がやける兄ちゃんだよ!・・・頑張ってね」

そう言って天は出て行った。

初めて天が怒ったとこ見たな〜なんてぼんやり思った。

ムービーが出来上がり、レンダリングから書き出し、DVDへの焼きこみが終わると、何か言いたげなプロデューサーの手に押し込めるようにしてDVDを渡し、タバコを吸いに外へ出た。

とても上映されているところを見る気にはなれなかったからだ。

『二人のために作った』映像を見る事も、それを観る彼女を見る事はとてもできそうになかったから。

タバコが5、6本目、缶コーヒーが3本目に差し掛かったあたりで、プロデューサーがタバコを吸いに外に出てきた。

「終わったよ」

「・・・ご迷惑をおかけしてほんとすんませんした」

「心配させるなあほww」

「サーセン」

「・・・よかったよ、ムービー」

「あー、ほんとっすか」

「なんか最近の中で一番感情入ってた気がする」

「入りすぎて泣いちゃいましたけどねw」

「www」

「・・・なんで泣いたんだ?話したくなかったらいいぞ」

「ああ、いやw実は・・・かくかくしかじかで・・・」

「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

「ちょwwそんな笑わんといてくださいwwww」

「だってお前wwwwwwwwwwwwwww何そのドラマwwwwwwwwwwwwwwwwww」

「嫌っすよこんなバッドエンドなドラマ・・・」

「いいじゃんコメディドラマでwwwwwwwww」

「うっせえわ!!」

「あー笑った笑ったwwwなるほどなwwwよし、風俗行くかwwwww」

「・・・いいっす」

「まあ、なんだ、いい事あるよ若人」

「もう三十路に片足つっこんでますよ俺・・・」

「多分お前、この仕事向いてるよww」

「何でっすか?」

「何となくなwwww」

「何すかそれ・・・」

最後に俺の背中をパンっと叩いて、プロデューサーは中に戻っていった。

プロデューサーは×1子持ちで、離婚する時に親権問題で色々あったらしい。

この人も大変だったのかな〜なんて思いながら少しくたびれた背中を見送った。

荷物をまとめ、スタッフ方にお詫びとあいさつをして逃げるように帰ろうとしてると

「お兄さん、時間あるかい?」

天に捕まった。

「・・・ありますがあなたはまだ仕事中でs」

「21時に○○駅でな…ぐえっへっへ」

「僕会社に戻らないt」

「知り合いを通り過ぎて片思い相手だったとはね〜こりゃたっぷり奢ってもらわないと」

俺「」

「それで感極まって泣いちゃうとかまだまだおこちゃまでちゅね〜wwwww」

「プロデューサァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

「・・・口止め料の受け付けは本日切れですがいかがいたします?」

「・・・あ、もしもし、会社ですか?はい、すいません。ちょっと親戚の不幸でこのまま帰りまsえええ!?」

「なんでそれをいやはい・・・すんません・・・笑わんとってください・・・はい失礼します」

「会社に伝わってる・・・死にたい・・・」

「へへw」

恥ずかしい話だけど、出来上がったものは今までで一番の出来だったと思うし素晴らしい作品ができたと思う。

その作品は彼女という素晴らしい被写体がいたからだと思う。

出来上がったDVDは納品用とテスト用の2枚焼くんだけど、最後にテスト用は貰える事になっている。

そのDVDは今でも大切に本棚の中にしまってある。

DVDのパッケージの中には彼女と好青年男性が映った写真が入っており、その後ろには「ムービーありがとうね」と高校時代と変わっていない筆跡で書かれている。

これまでに、自分の中でこの作品を超えるものはできていない。

しかし今度は被写体側に立ってこれ以上の作品を作ってみたいと思う。

あと数か月後に、二人がお世話になったあの結婚式場で、最高の作品を作ってみたいと思う

幸いな事に、被写体には恵まれているのできっと素晴らしい作品ができるだろう。

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天とのその日の夜、天に半ば強制的に飲みにつれて行かれた。

「俺さん今日は飲むよ!」

「何でお前が飲むんだよ!」

「俺さんの失恋記念に乾杯www」

「・・・うっせー」

「あ、なに?落ち込んでる?」

「見てわからんのかお前は」

「えへへwww」

「くそ・・・」

「まあまあ、飲もうよ今日はwww」

「くっそおおお言われんでも飲んだるわ!!!」

そうやって二人で飲み始めた。

会話は鮮明には覚えていないのだけど、片思いしてた時の事話していたのは覚えている。

ほとんど自暴自棄気味に、なんともやりきれない思いを吐き出すように、俺はそれまで溜まってきた思いを愚痴り続けた。

天は時々ちゃちゃ入れながらも、話をずっと聞いてくれていた。

それが嬉しいというよりも、誰かに聞いてもらうだけでいいという自己満にひたってたんだと思う。

そして、気がつくとベッドの上で朝になっていた。

そして、隣には天が寝ていた。

なぜか俺も彼女も裸で。

「は・・・え・・・?」

頭真っ白。

俺大パニック。

「やばいやばいやばいよこれはちょまってえ!?なんで!?え??」

「ん・・・あ、俺さんおはよう//」

なんで顔赤らめてんのこの子ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!

そして おれ 逃亡。

そう、俺は逃げた。

ベッドの下に散らばる衣服をかき集めるとパンツだけ履いて、半裸状態で外に飛び出した。

「ちょ、俺さんまって!!ねーちょっと!違うんだって!!」

後ろから天の声がする。

いや気がした。

だってパにくってたんだもんしょうがないじゃんね。

外に出ると階段の踊り場に飛び出た。

上と下に伸びる階段の間から、他のアパートやコンビニなどが道路に沿って並んでいるのが見えた。

その場所に見覚えはもちろんない。

わけもわからず階段を駆け下りる。

「やばいやばいやばいやばいやばいやばいさむいさむいさむいさむい」

季節は言い忘れたが1月の事だ。

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