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投稿:2014-02-14(金)09:00

ずっと片想いしていた、高嶺の花だった女性と再会

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名無しさんからの投稿

俺にはずっと片思いしていた女性がいた。

中学の入学式で見かけてから、完全に一目惚れ。

芸能人で言うと、桐谷美玲みたいな感じかな。

名前は美玲としよう。

背が高くて綺麗な顔立ち、勉強もでき、そして性格も最高だった。

もちろん他の男子連中にも人気があった。

中1と中3は同じクラスだったが、高嶺の花すぎて当時は会話をほとんどした記憶はない。

何とか同じ高校に通いたくて、受験勉強を必死で頑張った。

そして、念願の同じ高校へ進学できた。

しかし高1・高2と別々のクラス。

会話どころか、顔を見る機会も少なかった。

美玲は高◯生になって一段と綺麗になり、校内でも有名だった。

高3になった時にようやく同じクラスになれた。

勇気を出して同中をネタに何度か話しかけた事を覚えている。

その時は本当に緊張しすぎて、何を話したかも全く覚えていない。

一度だけ席替えで、彼女の席が俺の前だった時があった。

たった3ヶ月の出来事だったが、当時は学校に行くのが楽しくて仕方なかった。

大学受験もあって忙しく、最後の1年はあっという間に過ぎていった。

また同じ大学に進みたかったが、美玲は女子大に進学すると聞いて諦めた。

卒業式に最高の勇気を振り絞って、これが最後だと思い告白した。

美玲は顔を真っ赤にして、凄く困った顔をしていた。

周りの同級生達もからかってヤジを入れてくる。

そして

「・・・ごめんなさい」

俺は走り去った。

正直辛かった。

その日は一晩中泣いた。

しかし後悔はなかった。

気持ちを伝えないままでいる方がきっと後悔していただろう。

大学へ進学してからは人並みに青春した。

何度か恋愛もした。

しかし、いつも心の片隅に美玲がいた。

大学を卒業し、就職してからもその気持ちは変わらなかった。

当時は職場の同期の春香と付き合っていたが、交際理由は

「美玲に似ていたから」

だった。

もちろん美玲ほど綺麗ではなかったが、雰囲気が似ている気がした。

そんな不純な動機で付き合ってしまい、いつも申し訳ないと思っていた。

それから2年経ったが、春香との付き合いはまだ続いていた。

不純な気持ちで交際スタートしたが、優しい性格に少しずつ惹かれていたのかもしれない。

ついに結婚の話も出始め、俺と春香は婚約した。

美玲の事を完全に忘れたと言ったら嘘になるが、春香となら幸せになれる気がしていた。

その時は…。

結婚に関して色々と進めなきゃいけない一方、仕事もかなり忙しかった。

当時は出張も多く、ゆっくり春香と話し合える時間が少なかった。

だけど、春香は俺の事を本当に理解していてくれて、

「仕事忙しいんだから、急がなくても良いからね!無理しないでゆっくり進めていこうね!」

と、いつも俺の事を考えてくれていた。

そんなある日、俺の地元方面へ出張へ行く事となった。

正直、地元には良い思い出がなく、あまり気乗りはしなかった。

仕事を終え、せっかくだからと実家へ泊まる事にした。

実家の最寄り駅についた時、事前に連絡していた中学時代の友達シゲと再会。

こいつは唯一心を許せる存在だった。

せっかくだからと近くの居酒屋で軽く飲む事になった。

くだらない昔話をしながら飲んでいたが、しばらくするとやはり美玲の話題となった。

シゲは地元に残っている事もあり、結構情報通で、彼女の現状も知っていた。

シゲの話によると、美玲は大学卒業後、彼女の父親が経営している会社で事務をやっているという事だった。

男関係の事は知らないが、結婚はしていないみたいという事。

それを聞いて、少しホッとしている自分が情けなかった。

酔っ払ったシゲは調子に乗って、

「美玲の家に行って見ようぜ!」

と。

俺は頑なに拒否したが、

「家の前に行くだけだから!」

と妙にしつこい。

仕方なく、家の前までは付き合う事にした。

時間は21時を過ぎていたので、辺りはもう真っ暗。

居酒屋から歩いて10分位のところに美玲の家はあった。

会社経営しているだけあって立派な自宅だった。

すぐ目の前に小さめの公園があったので、俺はブランコに腰掛けた。

シゲは酔い覚ましにコーヒーを買ってくると言い、近くのコンビニへ。

俺はタバコを吸いながら、コーヒーを待っていた。

しかし、しばらくしてコーヒーを持って帰ってきたのは憧れの彼女だった。

俺は動揺してしまって

「えっ?!えっ!?えっ?!」

くらいしか声を発せなかった。

美玲はそんな俺を見て

「驚かせてごめんなさい!」

と優しい微笑みで謝ってくれた。

彼女は変わってなかった。

いや、大人の魅力が加わってさらに綺麗になっていた。

再会するまでは自分の中で彼女の事を勝手に美化されているのでは、と疑った事もあったが、想像以上に綺麗だった事に逆に驚いた。

落ち着いて話を聞くと、全てシゲに仕組まれた事だった。

俺が地元に帰ってくる事を知ったシゲが、美玲に連絡して再会させてやろうと気を利かせたつもりだった様だ。

俺は美玲に謝った。

シゲが迷惑な事をお願いして悪かった、と。

しかし、彼女は予想外の返答をした。

美玲「違うの。"俺君がこっちに帰ってくる事があったら教えて"ってシゲ君にお願いしていたの」

「え?」

美玲「卒業式の時の事、謝らなきゃいけないと思って・・・」

「謝るって・・・?何で?」

美玲「せっかく告白してくれたのに、あんな感じになっちゃって・・・」

「…良いよ、俺が勝手に告白して、振られただけなんだから」

美玲「違うの、私も俺君が好きだったの。だけど、周りに人がいっぱいいて恥ずかしくって・・・どうしたらいいか分からなくって」

「でも、ごめんなさいって・・・」

美玲「それも違うの!恥ずかしくてハッキリ答えられなくって『ごめんなさい』って言ったつもりだったの!」

「え・・・」

美玲「でも俺君、あの後すぐに走ってどこか行っちゃったから…」

「じゃあ、あの後連絡してくれれば良かったのに…」

美玲「ごめんなさい、周りの子達からも色々言われて、あの時はもう何も出来なかったの。でもしばらくして本当に後悔して…本当にごめんなさい」

俺は何も答えられなかった。

"もう遅いよ…"と心の中で思っていたが、同時に心の奥に押さえ込んでいた美玲への想いが少しずつ蘇ってきた事を実感した。

「俺と付き合ってもらえませんか?」

気がついたら告白していた。

彼女は

「はい!」

と目に涙を浮かべて返事してくれた。

そして俺は彼女にキスをした。

体中に電気が走った。

ず〜っと憧れ、緊張して会話すら出来なかった美玲とキスをしている。

その時、頭の中には春香はいなかった。

その日は連絡先を交換して別れた。

実家に帰り、1人冷静に考えた。

春香への罪悪感がこみ上げてきた。

どうしたら良いか分からなかった。

しかし、憧れの彼女と付き合う事が出来た喜びが、春香への罪悪感よりも大きかった事を覚えている。

次の日、昼過ぎに実家を出た。

駅に到着すると、美玲が待っていた。

「ごめんなさい。来ちゃった…迷惑だった?」

昨晩、おおよその電車の時間を教えていたが、まさか来るとは思わなかった。

夜の公園ではなく、明るい日差しの下で見る美玲は昨晩以上に素敵だった。

「謝らなくて良いよ、嬉しい。ありがとう」

そう言うと、2人で手を繋いでホームに向かって歩いた。

人波溢れる駅構内を憧れの彼女と手を繋ぎ歩いている。

その状況がまるで夢の様に誇らしかった。

歩いている途中でポケットの中の携帯が一瞬震えた。

嫌な感じがした。

美玲はホームまで見送りにきてくれた。

そして

「今度、そっちに行っても良い?」

と自信なさげに聞いてきた。

俺は

「もちろん」

と笑顔で答え、軽く抱き締めた。

だが、心の中では喜びと不安が入り交じっていた。

電車が出発すると、見えなくなるまで美玲は手を振ってくれていた。

美玲が見えなくなると、急いで携帯を確認した。

やっぱり春香からのメールだった。

『お母さん達元気だった?今日は帰り何時頃になるかな?』

いつもなら何とも思わない文面だが、こういう時は疑われている様な気分になる。

とりあえず、

『皆元気だったよ。今日は遅くなると思うから、明日また連絡するよ』

とだけ返信した。

電車の中では美玲と春香の事で頭が一杯だった。

本当は仕事の事でも抱えている問題もあったが、それどころではなかった。

そして最寄駅につく頃には心を決めていた。

「春香と別れる」

と。

とはいえ、婚約までしている春香にどう言えば良いのか。

説明したところで納得してもらえるわけがない。

とにかく悩んだ。

その日から1週間程度経ったある日、仕事終わりに春香の家に行く約束をした。

春香には正直に伝えようと心に決めた。

春香の家に行くと、先に帰宅していた春香は手料理を作って待っていた。

「あっ、お疲れさま!もう少しで出来るからビールでも飲んでてね!」

と、いつもの様に明るく出迎えてくれた。

まさかこの後、重い話が待っているなんて予想もしていないのだろう。

俺はビールを飲みながらTVを見ていたが、TVの内容は全く頭に入らなかった。

"いつ言おう、いつ言おう"

そればかり考えていた。

少しすると

「お待たせ!ご飯できたよ!」

と春香の声。

春香はテーブルに食事を次々と運んできた。

春香は料理がとにかく上手。

いつもなら楽しみな食事なのに、その日は食欲が湧かなかった。

でも食べないわけにもいかず、箸を手に取ろうとした時、春香が

「ちょっと待って」

と。

春香「食事の前に話したい事があるんだけど、良いかな?」

「え?あ、うん」

春香「婚約解消しよっか!」

「え!?」

春香「俺君、好きな人いるでしょ?」

「…うん。実は、今日それを話しにきたんだ」

春香「うん、分かってた。ずっと好きだった人でしょ?」

「え?何で?」

春香「俺君、私と付き合う前に話した事あったもん、その人の事。ずっと憧れていたって」

「……」

春香「この間の出張の時に会ったの…?」

「…うん。でも会うつもりは無かったんだ!友達が・・・」

春香「もう良いよ。俺君の心の中にその人がずっといる事は前から分かっていたよ。でも私、俺君の事が本当に好きだったから言い出せなくって…ごめんね」

「何で春香が謝るんだよ!悪いのは俺だけだから!」

春香「ううん、でも今までホントにありがとう」

春香は目をまっ赤にして、必死で涙を堪えていた。

春香「じゃ、ご飯冷めないうちに食べよう!いただきま〜す!」

無理して元気に振る舞おうとしている春香を見て申し訳ない気持ちで一杯だったが、これで何とか悩みが解決したと安心している情けない自分もいた。

食事を終え、春香と2人きりの状況に耐えられなくなった俺はそそくさと帰り支度を始めた。

春香はそんな俺に気を遣ってか、静かに1人洗い物をしていた。

俺は

「じゃあ、帰るね」

春香「…うん。会社では会うと思うけど、いつもと変わらずにいてね」

「うん」

春香「今までありがとう…」

そう言うと春香は泣き崩れた。

俺は何も言えず、その場を立ち去った。

携帯に美玲からの着信があったが、その日はさすがに連絡出来なかった。

翌朝、美玲にメールした。

『昨日はゴメンね!仕事で立て込んでて』

すぐに美玲から返信があった。

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