体験談(約 21 分で読了)
高校1年生のバレンタインに小学校の同級生と運命の再会~oh my little girl KANA~(1/4ページ目)
投稿:2023-02-14 19:47:30
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本文(1/4ページ目)
今日は2月14日。
バレンタインデー。
僕には、忘れられないバレンタインデーがあります。
バレンタインデーとは、女性が男性に告白する日。
高校1年生の2月14日、僕は「もしかしたら、チョコ貰えるかも。」と淡い期待を抱いていました。
しかし、現実は甘くない。
「所詮世の中こんなもんか・・・。」
僕は、腹癒せにコンビニで成人向け雑誌を立ち読みしていました。
当時は、本売り場の端っこに成人向け雑誌が置かれていました。
それを、漫画雑誌に挟んで読んでいました。
すると、左肩の辺りから「こら!」と声が聞こえました。
ドキッ!ビクッ!
声の方を見ると、一人の女子高生が僕の肩口から本を覗き込んでいました。
「タクだよね?」
「18歳未満がこんなの読んじゃ駄目でしょ。」
その女子高生は、小学校の同級生の加奈でした。
加奈とは、6年間同じクラスでした。
加奈は小柄で、背の順でいつも一番前でした。
凄く大人しい印象で、髪がずっと短く、スカートを穿いた姿を見たことがありませんでした。
加奈がスカートを穿いた姿を見たのは、中学の制服を着た卒業式が初めてでした。「制服なんだから、加奈だってスカート履くよな。」と思いました。
スカートと靴下で脚の殆どが隠れ、脛の一部しか見えていませんでした。
その加奈がロングヘアになっていました。
それでも、すぐに加奈だと分かりました。
「あの加奈が髪伸ばしてる!!」と、凄く驚きました。
加奈は(いい意味で)相変わらずの小柄で、精一杯背伸びをして、僕の肩口から本を覗き込む姿が凄く可愛かったです。
僕は、本の位置を低くして、加奈に見やすいようにしました。
「おー。」
「凄い。」
「こういうの初めて見る。」
「なるほど、違う本に挟めばいいのか。」
視線を下に落とすと、加奈のスカートは超ミニでした。
ミニスカが当時のトレンドとはいえ「あの加奈がミニスカを!!」と凄く驚きました。
自分の高校の女子のスカートは、普通の紺色でしたが、加奈のスカートは、緑のチェックでした。
普段からミニスカを見慣れていましたが、凄く新鮮に感じました。
冬は、スカートの中にジャージを履く“埴輪ルック”の女子が多くいましたが、加奈は生脚でした。
僕は、思わず「そんな短いスカートで寒くないの?」と聞いてしまいました。
すぐに「“そんな短い”が余計だったな。」と後悔しました。
「寒いよ。」
「でも、少しでも脚を長く見せたいんだよ。」
「だから、靴下は下まで下げてるから、超寒い。」
「変かな?」
「いや、凄く綺麗に見えるよ。」
「お世辞でも嬉しいな。」
「いや、マジで魅力的だよ。」
すると、加奈が僕を見上げて「背が伸びたね。」と言いました。
「小学校卒業から20センチ近く伸びたかな。」
「いいな、私なんか全然伸びないよ。」
「また本見よう。」
また加奈と一緒に成人向け雑誌を見ました。
「こういうの一人で見てたってことは、彼女いないってことだよね?」
「彼女がいるんなら、実物が見れるんだから、こんなの見る必要ないもんね。」
「でも、彼女と一緒に見て“こういうこと一緒にしよう”ってのもいいかもね。」
「そうだね。」
「ねぇ、外でちょっと待ってて。」
「うん。」
外で待っていると、加奈が両手を後ろにして出てきました。
店内ではバレンタインフェアが行われていたので「よっしゃ!!チョコだ!!」と思いつつも「まさか、俺なんかに。」と思っていました。
加奈が僕の前に立ちました。
「今日、会えるって分かってたら、手作りを用意したんだけど。」
「受け取ってください!」
加奈が僕にチョコを差し出しました。
僕は「彼女にするなら、小柄な女子がいい。」と思っていました。
自分より彼女の方が背が高いとなったら嫌で「自分が彼女より背が高くないと、かっこ付かない。」と思っていたからです。
加奈は、正に僕の理想型でした。
「えぇ!マジ!メッチャ嬉しい!」
僕は、加奈からチョコを受け取ると、トロフィーを手にした選手のように、チョコを高々と掲げました。
「そんなに喜んでくれるなんて嬉しい。」
「嬉しいなんてもんじゃないよ!」
僕は、嬉しすぎて、スキップをしました。
そして、加奈とハイタッチをしました。
「イエーイ!」
「イエーイ!」
「ねぇ、マフラーしないで寒くないの?」
「大丈夫だよ。」
すると、加奈がバッグからマフラーを取り出しました。
「ほら、私のマフラーとお揃い。」
「彼氏とお揃いのマフラーをするのが夢だったんだ。」
「巻いてあげる。」
「屈んで。」
「うん。」
加奈がマフラーを巻いてくれました。
「あったかい、ありがとう。」
僕が長身な訳ではありませんが、身長差カップルが誕生しました。
記念に、通っていた小学校に行きました。
「それにしても、不思議なものだね。」
「何が?」
「自分が小学生の時は、ミニスカの女子高生を見て“はしたない”って思ってたのに、自分が高校生になったら、こうやってミニスカ穿いてるんだもん。」
「確かに、加奈はミニスカどころか、スカート自体穿いてなかったもんね。」
「中学時代は、制服だから仕方なくスカート穿いてたけど、毎日穿いてるうちに“高校ではスカート短くしたい”って思うようになった。」
「そうなんだ。」
僕は「それにしても短すぎる。」とは言いませんでした。
同じ膝上20センチでも、小柄な加奈のスカートは、より丈が短く、パンツギリギリを攻めている感じでした。
「逆に、髪は長くしたの?」
「やっぱり、私と言えば髪短いってイメージ?」
「そうだね。」
「短いのと長いのどっちが似合う?って言うか、どっちが好み?」
「俺の中にあるのは、加奈が彼女になって自分の目の前にいるって事実だけだよ。」
「嬉しいこと言ってくれるね。」
加奈が「あれやるから見てて。」と言って、丸太平均台の上に乗りました。加奈のスカートの裾の位置が高くなりましたが、パンツは見えませんでした。
両手を広げてバランスを取る姿が凄く可愛かったです。
丸太の端まで来ると、加奈がジャンプしました。
着地の体勢になると、加奈のスカートが捲れ上がりました。
「白だ!!」と思った刹那にスヌーピーが現れました。
加奈は体操選手のように着地をきめました。
パチパチパチパチ!!
「10点満点!!」
(現在では、体操競技において10点満点の採点方式は廃止されています。)
僕は、加奈が「スヌ様」と呼ぶほどスヌーピーが好きだったのを思い出しました。
「今でもスヌ様好きなんだな。」
「可愛いパンツだな。」
僕は「パンツ見えたよ。」と言いたくて言いたくて仕方ありませんでした。
並んでブランコを漕いでいると、校舎の窓からこちらを見ている人がいました。
「あれって、H先生じゃない?」
「そうだ、H先生だ。」
H先生は、僕と加奈の小学5・6年生の時の担任でした。
「お久しぶりです。」
「私達、今日から付き合うことになったんです。」
「ほら、お揃いのマフラー、私がプレゼントしたんですよ。」
「いいな、ラブラブで。」
「私達、6年間同じクラスだったのは、やっぱり運命だったんですよ。」
「ヒューヒュー!」
「すいません、トイレ貸してください。」
「いいよ。」
トイレの外で先生と一緒に加奈を待っていました。
「おい彼氏、彼女のスカート短すぎだぞ。」
「えーっと、それはですね。」
「私は教師として注意すべきか?」
「でも、今はあれが普通なんだよね。」
「私の学生時代とは随分変わったよ。」
「小柄な女子のミニスカって、なんか可愛いね。」
「でしょでしょ。」
「お待たせ。」
「ねぇ、これから二人で、共に学んだ教室に行ってくれば。」
「えっ、いいんですか?」
「うん、いいよ。」
二人で6年生の時に使っていた教室に行きました。
「懐かしいね。」
「ねぇ、先生はなんで“二人で教室に行け”って言ったと思う。」
「“久しぶりに”ってことじゃない?」
「鈍感だな。」
「“キスしてこい”って意味に決まってんじゃん。」
すると、加奈が僕の身体に触れて、僕を見上げ、背伸びをしました。
そして「届かない、屈んで。」と言って、目を閉じ、口吻をせがみました。
僕は、身を屈めて加奈の顔に自分の顔を近付けました。
そして、自分も目を閉じて、唇を合わせました。
鼻で息をしていると、加奈の鼻息がかかるのが分かりました。
目を開くと、加奈も目を開いていて、目が合った瞬間に、お互いに吹き出してしまいました。
僕は、加奈を抱き上げて廊下に出ました。
「そろそろ戻った方がいいかな?」
「そうだね。」
「先生、ありがとうございました。」
「末永く幸せにね。」
帰宅後に、小学校の卒アルを見ました。
髪が短かった頃の加奈のあどけない笑顔を見つめていました。
「加奈が俺の彼女になった!!」
「俺は加奈の彼氏になった!!」
「これからよろしく!!」
小学校時代の加奈の写真を見つめてたまま射精しました。
「もうオナニーする必要なくなるな!!」
僕は、惚気て勉強が疎かにはならず「加奈の高校は、自分の高校より入るのが難しかったはず、俺も負けてられない。」
と、勉強に身が入りました。
ある日、加奈が「ウサギにあげる。」と言って、ニンジンスティックを持参してきました。
ウサギとは小学校で飼育されていたウサギのことです。
二人で、また小学校に行きました。
加奈は、しゃがんで、金網の隙間からウサギにニンジンをあげました。
「ウサちゃん可愛いね。」
「そうだね。」
それは、とても微笑ましい光景でした。
それと同時に「ウサギからは加奈のパンツが見えてんだろうな。」と思いました。
僕が加奈の横にしゃがむと、横からもパンツが見えていました。
後ろにまわると、スヌ様が半分見えていました。
それは、初めて見る見え方でした。
「スカート短いと、こういう見え方もあるんだな!!」
3月14日のホワイトデー。
「バレンタインの時はありがとう。」
「はい、スヌ様。」
僕は、加奈にスヌ様の缶に入ったキャンディーをプレゼントしました。
「私がスヌ様好きなの憶えててくれたんだ。」
「嬉しい、ありがとう。」
「ねぇ、プリクラ撮りに行こう。」
「うん」
デパートの3階にあるゲームセンターに行く為に、加奈と手を繋いでエスカレーターに乗りました。
左回りのエスカレーターで、僕が内側になるように、駐輪場で右手を差し出しました。
彼女と手を繋ぎ、並んでエスカレーターに乗るのが夢でした。
それは、自分がエスカレーターでカップルに道を塞がれてムカついた事があったからです。
僕達を追い越そうとする人はおらず、自分がされて嫌だった事を人にせずに済みました。
加奈は、「タク以外にパンツ見られたくない!!」って感じで、下からパンツを見られないように、バッグでガードしていました。
その仕草が凄く可愛かったです。
「加奈のパンツを見ていいのは俺だけだ!!」
プリクラのフレームは、勿論スヌ様です。
新学期になり、暖かくなっても、僕は加奈から貰ったマフラーを巻いていました。
「そのマフラーをしてくれるのは嬉しいけど、さすがにもう熱苦しいよ。」
「真夏だって加奈がくれたこのマフラーを巻いてたいよ。」
「また嬉しいこと言ってくれるね。」
更に暖かくなった頃、加奈が「私もルーズソックス履いてみようかな。」と言いました。
「いいんじゃない。」
「でも、今じゃ熱苦しいよね。」
「あれは防寒にもなるだろうけど、履く人は一年中履くでしょ。」
「よし。」
加奈がバッグからルーズソックスを取り出しました。
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(2020年05月28日)
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