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【評価が高め】好きな子がハブられていたので勇気を出して遊園地デートに誘ってみた

投稿:2015-06-03 07:00:00

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なお(20代)

私の高校三年間の思い出話です。

あまり頭の良い方ではない私がなんとか高◯生になることができた。

入学式に向かう途中、友人のタカシの家に寄った。

(友人と言ってもその頃は話もあまりしたことがなかった。高校が一緒だったため一人で初日は抵抗があり一緒に行くことにした)

ピンポ〜ン!

すぐにお姉さんらしき人が出てきて

「タカシね、すぐに来るから待ってね」

「あっ、はい」

タカシのお姉さんは今思えば矢○美穂似で、小柄で可愛い感じがした。

タカシはすぐ出てきて、二人で自転車に乗り、高校へ緊張しながら体育館へと向かった。

もうクラス分けができており、ラッキーなことにタカシと一緒のクラスになった。

体育館ではそのクラス分け通りに並ぶと入学式が始まり、校長先生や色んな大人が壇上で話をし、もうそろそろ終わりに近づいた頃、何気に後ろにいたタカシに振り向いて目線を合わせようとしたところ、タカシの右後ろにすごい可愛い女子を発見!!

スレンダーで色白でパッチリした瞳。

今で言えばマ○ーみたいな感じの可愛い女子・・・並びの感じからいけば同じクラスに違いない。

小さくガッツポーズをした。

ラッキーは続くもので、教室での席はその女子の後ろになった。

その日の帰り道、タカシとその女子の話をし、そのノリでタカシの家に行くことになった。

朝は気づかなかったがかなりの大きな家で、間違いなくお金持ちという雰囲気がする。

「お前の家、金持ちなんだな〜」

と知らない内に声が出ていた。

その女子のこともあり、高◯生活が楽しみだななんて話をしていたらコンコンとドアをノックする音が聞こえた。

「タカシ君ジュース持ってきたわよ」

と、朝見かけたお姉さんが入ってきた。

「すいません、気を使わないでください」

「こちらこそ、タカシ君と仲良くしてあげてね」

「はい」

「いただきます」

「どうぞ」

するとお姉さんはその場に腰を下ろし、

「これからが楽しみね」

と話し始めた。

話をしていると、どうやらタカシは友達がいないようで、お姉さんは私が来たのが嬉しいらしい。

お姉さん「可愛い女子とかいた?w」

タカシ「うるさいな、向こうにいってよ」

「すごい可愛い女子いました」

「でもお姉さんの方が綺麗かも」

なんて冗談も言えるほど話しやすいお姉さんだったが、なんと

「やーね、タカシ君の母親よ」

「えー!?」

「実のじゃないけどね、タカシ君のパパの再婚相手なの」

「そうなんですか、ビックリしたな・・・。若くて綺麗だからてっきり」

「上手ね、もう36のおばさんよ。美幸って言うの、よろしくね」

タカシが嫌そうな顔をしたのに気づき、

「はいはい。ナオ君、これからタカシ君共々よろしくね」

と言い出て行った。

学校が本格的に始まり、みんな仲良くなりつつある頃、俺はそのマ○ー似の女子(玲子)に何かあるごとに後ろから肩を軽く叩いては話をして喜んでいた。

(◯学生の時は女子と話したり肩に触れるなどあるわけもなかったので最高の毎日でした)

ある日、クラスのまとめ役の女子沙也加(ギャル)が皆で遊園地に行かないかと提案してきた。

俺もタカシももちろん参加で、男女合わせて10人位で行くことになったが、玲子には声が掛からず不思議に思った俺は、クラスの何人かにそれとなく聞いてみた。

すると、予想はしていたが案の定玲子が綺麗だから女子はあまり話をしたりしないらしい。

沙也加に玲子も誘うよと伝え、玲子に言うと

「気を使わなくてもイイよw」

と何もかも知ってる感じの対応。

「俺は玲子と行きたいんだよ」

と思わず言ってしまった。えっ?と玲子の表情が変わったが

「行きにくいよ」

確かに玲子の言う通りだ。

「じゃ、その日俺とデートしよな」

またえっ?という表情を見せ、下を向いた。

「決定だからな」

と半ば強引に約束を取り付けた。

後日、タカシにこの事を話して当日家の用事で欠席すると嘘をついてもらうことにしました。

タカシは何だか嬉しそうに見えたのが少しひっかかりましたが・・・。

デート当日、待ち合わせ場所に玲子が先に来て待っていた。

彼女も色々気を使うところがありそうだったので

「今日は楽しもうよ」

と声を掛け、学校の話はなるべくしないようにし、おちょけてみせた。

みんなとは違う遊園地に行き、俺の嫌いな絶叫マシンなど、とにかく玲子に喜んでもらうように頑張ったが、1番楽しんだのは俺かもしれない。

玲子と色んな話をしていると、玲子の事を見た目だけではなく内面的にも引き込まれ始めてきた。

夕方になり、最後に観覧車に乗ることになり、二人だけの空間になった時、

「どうして私なんか誘ったの?みんなと居る方がたのしいんじゃないの?」

と寂しそうな顔で聞いてきた。

目が合った瞬間、思わずキスをしてしまい。

「玲子のこと、入学式の時から気になってた。玲子の事が好きなんだ」

(もちろん初めてのキスだし、勢い余って歯が当たったら・・・と思い、ほんとにかすったくらいのキスだった)

玲子の目はトロけていたが、

「ダメだよ、沙也加がナオのこと好きなんだよ」

「えっ?」

タカシが沙也加のこと好きだって言うのは知っていたので、タカシが喜んでた意味が分かった。

タカシも沙也加が俺のこと好きだと知っていたのだ。

「今日の事は忘れてね、ナオ」

「忘れられるわけないだろ、俺の初めてのキスだよ」

「・・・私もよ」

玲子に目線をやった瞬間に目が合い、

「私も好き・・・」

と彼女の方から顔を近づけてきたので、二度目のキスをした。

観覧車を降りる時は手を繋いで降りていた。

この話の続き

』先日投稿させていただきました。続編です。色んなことがあって玲子と付き合うようになったのですが、玲子の事も考え、タカシ以外にはもちろん秘密にしていました。玲子とはなかなか堂々と会う事ができず、こっそり会ってはキスをしたり抱き合ったりしていましたが、エッチまではさせてもらえずに悶々の日々が続いていまし…

-終わり-
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(2020年05月28日)

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