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カロで女子◯学生を轢いてしまった

名無しさんからの投稿
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女子◯学生を轢いた時のお話。

人生の節目を迎えようとしている俺。

もしかしたらレスつかないかもしれなし、板違いかもしれないけど、ちょっと書かせてください。

轢いたのは今からちょうど5年前になる。

俺は某私立大学の医学部に通っていた。

大学2年生から3年生に進級する春だった。

私立の医学部と言ったら金持ちの行くところ、というイメージを持つ人が多いかもしれないが、確かに金持ちも多かった。

学生なのに外車に乗っているヤツもいたし、ブランドのバッグに解剖実習書を詰め込んでいるヤツもいた。

俺はというと、実家にあったダサいリュックを背負い、ギアもない自転車をこいで大学に通っていた。

その横をBMWとやらが通り抜けていく。

(くそ、俺も乗っけてくれ汗汗汗)

嫉妬やら羨望やらは無いといったら嘘になる……正直、嫉妬していた。

(くそ、なんで俺はこんなに貧乏なんだ)ゼェゼェ

俺の家は決して裕福ではない。

もともと俺には姉が2人いるが、その2人とも私立の文系学部に進学して出費があったし(4年前の時点で2人とも働いていたが)、俺の医学部進学は経済面で制約を受けていた。

高校の成績はまぁまぁ、進路担当の先生からは

「頑張り次第だが、不合格の可能性もあるんだからもうちょっと考えろ」

と現実的な事も言われていた。

しかし俺は医学部を諦めなかった。

センターは84%、国公立を受験したが見事撃沈。

滑り止め(と言っても行く気は無かった)私立に何とか引っかかった。

俺は浪人を親に申し出た。

しかし

「来年合格する保証はないし、せっかく合格させて貰えたんだから私立行きなさい、お金の事は大丈夫だから」

と、親に言われ、感謝しつつ大学生活を送っていた。

奨学金を利用し、アルバイトしながら学生生活を送っていたが、やはり生活が困窮する事もしばしばあった。

医学書というものはとても高価で、1冊数万円するものも珍しくない。

その教科書を買うのにさえ苦労する俺を横目に、金持ちーズは相変わらず金持ちだった。

しかし金持ちーズは性格は悪くなかったので、俺はコンプレックスを抱えながらも楽しい大学生活を送っていた。

そんな大学生活の中、突然親から連絡があった。

「○○(俺の名前)、実は車が手に入りそうなんだけど、必要か?」

どうやら父親の親戚が新車に買い替えるので、古い車を譲ってくれるとの事であった。

その車はカローラ、かなり古い年式だった。

カローラ購入当時は最新だったであろうカーナビの車載テレビも、砂嵐を写すのみで、海沿いの道を走ればカーナビでは海の上を走っていた。

保険やら燃料費やらで生活を圧迫するのは分かっていたし、かなり古い代物だったが、俺は

「欲しい!」

と即答した。

事実、大学があるのは田舎だったから車がないとかなり不便だった。

バイクに乗っている人も多かったが、事故が怖くて乗れなかった。

何より金持ちーズに対する嫉妬心があった。

(くくく、これで俺も金持ちーズと頭文字Dやってやるからな!俺の車、俺の車!)

などと意味の分からぬ厨房っぽい事を思っていた。

金持ちーズの外車とカローラなんて比べられるものではないが、肩を並べたような気がして嬉しかったのだ。

俺はカローラに乗る日を待ち焦がれていた。

前置きは長くなったがここで5年前の話に戻る。

春休みに俺はカロ(古いとは言っても車を手に入れたのが嬉しくてカロと名づけていたw)を手に入れ、実家から大学へと帰る最中だった。

ネーミングセンスなくてサーセン。

(頭文字Dとか笑いが止まらんぜwコップに水入れてカーブ練習とかテラウケルwwウヒヒwww)

なんて事を考えながら運転していた。

自宅まであと数分というところだった。

目の前に、黒い何かが猛スピードで飛び出してきた。

「(イニシャr)ディィィィーーーーーーー!」

俺はとっさにブレーキを踏んだ。

ガシャン!!

間に合わなかった。

急いで車の外に飛び出した。

もうパニックだった。

人を轢いてしまったかもしれない。

目に飛び込んできたのは自転車と、女子◯学生だった。

俺「大丈夫ですか!?」

女子◯学生に駆け寄る。

すると彼女はムクっと起き上がり

女子◯学生「へ?何があったんですか?!あなたは誰ですか!?」

俺「え、あぁ、私はあなたを轢いたんですか!?」

女子◯学生「す……すみません!ボーとして走ってたら……。とにかくすみません!失礼します!」

俺「待って!あなたを轢きました?!轢きましたから!」

女子◯学生「いえ、轢いていませんから!」

俺も女子◯学生も初めての交通事故で、2人とも相当キョドっていたらしい。

2人が言い合う事は意味を成さず、その事故を偶然目撃した友人が仲裁に入ってくれ、事態は収束に向かった。

友人によると、物陰から女子◯学生が突然飛び出し接触したが、本当にかすった程度で自転車がバランスを崩したとの事。

女子◯学生に怪我は無く、カロに自転車のペダルの跡がくっきり付いていた。

本当なら警察とか呼ぶべきなんだろうが、女子◯学生が

「いいですいいです!」

と言うし、幸いな事に大した怪我も無さそうだった。

しかし念の為に病院に行って検査を受ける事を言って、俺の連絡先を◯学生に渡して別れた。

(あー、俺のカロに傷が……)

桜が咲き始める季節だった。

数日後、俺はカロに乗って買い物に出かけようとしていた。

その時

「あっ!!!!!!」

振り返るとあの女子◯学生が立っていた。

コラコラ人を指差すんじゃないよ。

俺「あっ!!!」

俺は駆け寄った。

女子◯学生「ひっ!」

後ずさる。

俺「すまん、この前はごめんなさい、大丈夫だった?病院行って検査は受けた?」

相手が事故の相手、しかし◯学生という事で敬語が入り混じった会話になった。

女子◯学生「…はい、大丈夫です…」

俺「そうか、良かった。また何かあったら連絡ください、じゃあ」

女子◯学生「……」

さらに数日後、俺の携帯が鳴った。

俺「もしもし?」

女子◯学生「あの……私、事故に遭った○○ですケド」

この時俺は、初めて女子◯学生の名前と年齢を知った。

中◯2年生、ここでは雫としておく。

俺「あぁ、事故の時はごめんなさい。どうしたの?」

雫「もう大丈夫ですから……実は相談があって…」

俺「っえ……」

俺は慰謝料とか賠償金とか治療費とかの心配をした。

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